「日本の音楽が衰退したのは、やっぱり『ネット』の登場かもしれない・・・・・」 [321196972] at POVERTY
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1:番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です
20/09/25 03:06:15.85 c+OYTxC60.net BE:321196972-2BP(1000)
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なぜ日本の音楽業界は衰退したのか
音楽が大衆文化の頂から転落した要因として何があったのか。「本当に転落したのか」という所に異論があったとしても、
それまで業界が保持していた社会への影響力を、驚くほどの速度で失っていったのは誰も否定できないだろう。
結論としては一言で済む。このあとの文章を読む必要がないほどに簡単だ。
それは「ネットの登場」だ。
「あたりまえだ」「身も蓋もない」「面白みがない」という野暮なものではあるが、この直球ど真ん中を真正面から言い切っている言説は意外と少ない。この結論は結構ツマラナイ。
なので半歩ほど踏み込んで「ではなぜネットの登場で音楽業界が衰退したのか」を考える。
そしてできるだけ具体的な各論に分岐せずに考えていきたい。「具体的な各論」とは、上記にもあるように「youtube」や「違法コンテンツ」などのことだ。
「youtube」を例に取れば、これらは実質無料で音楽が聴けるため「売上が下がる」という主張になる。
「テレビの衰退」も視聴率が落ちて影響力が低下し、音楽プロモーションに触れる機会を失うと同時に、「趣向が多様化」して「売上が落ちた」という主張になる。
これらは具体的な現象としてもっともで、最有力なのは間違いがない。ただ、このような各論に分岐する前にもう少し根源的な理由を掘り下げたい。
ネット普及率と音楽ソフトの売上
ようやく本題。まずは国内のネットと音楽業界の関連を見てみる。下図の通り、音楽ソフトの売上は1998年をピークとして規模は右肩下がりだ。
これを見る限りは「衰退している」と言って差し支えないだろう。そしてそのころ、丁度ネットの普及が始まっている。
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一般にネットが手に届くようになったのはWindows95の登場からと言われている。日本での発売は1995年11月23日だ。
NTTのアクセスポイントの事情などもあり、実質的には1996年頃から普及が始まっているとされていて、グラフと合致している。
世界の傾向
このネット登場による音楽ソフトの漸減の傾向は日本だけの話ではなく、世界中で似たようなことが起きている。
世界の売上の推移は下図のとおりだ。
URLリンク(inseki.info)
ただ世界と日本で違うのは、近年の世界ではネット配信の伸びが大きく、産業全体をも押し上げるほどの売上となっている点だ。
2010年には下げ止まりを見せ、2015年からは回復基調となっている。このとこから楽観的な見方をすれば、
日本もどこかでネット配信が伸びて底を打つという期待はある。
言い換えれば、90年代もしくはそれ以前に音楽を楽しんでいた大部分の層は、「仕方なく」音楽を聴いていたとも言える。
90年代は「ネット以前の最後の牧歌的な時代」と言えよう。「仕方なく」はやや誇張した表現ではあるが、悪意があるわけではない。
音楽そのものに魅力があったからこそ、成し得た隆盛なのは間違いがないが、俯瞰してみれば他に選択肢がなく、時代がある程度強制していた側面がある。
いわば巨大なライト層を丸抱えしていた産業だったのだ。ネットのない当時では、一人で暇つぶしをするとすれば音楽鑑賞が手軽でありながら充実した選択肢だったはずだ。
90年代はライト層が多すぎたのだ。その意味で「大衆文化の頂きからの転落」は事実だろう。
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