【朝日新聞/社説】日韓の100年 歴史を誠実に見つめて[2/9] at NEWS4PLUS
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1:右大臣・大ちゃん之弼 ★
19/02/11 18:20:54.14 CAP_USER.net
100年前の2月8日、日本の植民地支配下にあった朝鮮半島出身の青年らが東京で、ひとつの宣言文を採択した。
 「2・8宣言」と呼ばれる朝鮮半島の独立を求める文章だ。
 現場にいた若者たちは、駆けつけた警察官らに検挙された。だが、この動きをきっかけに、翌月には最大の独立運動「3・1運動」が朝鮮半島各地で起き、さらに中国の民衆運動にも影響を与えた。
 宣言文には、民族の自決を渇望する悲願が記されている。日本による併合を「民族の意思ではない」とし、「新国家を建設するならば……わが民族は必ずや世界の平和と人類の文化にたいし貢献する」と訴えた。
 韓国併合は合法か否か―。この問題をめぐっては日韓国交正常化の際も主張が対立し、最後は玉虫色で決着した。関係改善を優先するため、あえて断定を避けた政治的判断だった。
 ただ、併合から100年の節目に閣議決定された当時の菅直人首相の談話は、朝鮮の人々の意に反した支配によって国と文化を奪った、と明記した。
 歴史問題は今も日韓関係を揺さぶり、双方の国民感情が波立つ。最近では元徴用工をめぐる韓国の司法判断や、慰安婦合意の履行問題などで再び摩擦がおきている。
 しかし見落としてはならない歴史のもう一つの側面がある。2・8宣言からの100年を見渡せば、その半分以上の歳月は協力の積み上げだった。
 1960年代半ばから国交をもち、社会・経済の絆を深めてきた。時々の出来事で国民感情の浮沈はあっても、人間同士が出会う場は、ビジネスで、スポーツで、学校で、観光で、暮らしの中で膨大に増えた。
 これまで積み重ねてきた和解の歩みが滞ったり、後退したりすれば、失望の念にかられるのは自然だろう。だとしても歴史には、あるがままに向き合いたい。過去の過ちに由来する問題に、日本は誠実に取り組む姿勢を絶やしてはなるまい。
 韓国の人々には、歴史の光の部分にも目を向け、今後の関係を考えてもらいたい。
 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は、節目を迎える3・1運動にあわせ、南北朝鮮共同で記念事業を開く構想を抱いている。南北融和の流れを受け、同胞の関係を確かめあうことは意義があろう。
 だが、いたずらに日本批判に走って民族意識をあおることは慎むべきだ。文氏が重視する北東アジアの安定には、過去から学ぶ教訓とともに、未来を切り開く協働の精神が欠かせない。
URLリンク(www.asahi.com)
朝日新聞デジタル 2019年2月9日05時00分


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