【話題】山口二郎 法政大学教授「自己中心主義という病気」[02/20] at NEWS4PLUS
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1:ダーさん@がんばらない ★
18/02/20 01:53:31.66 CAP_USER.net
[世界の窓]自己中心主義という病気/山口二郎
山口二郎
法政大学法学部教授
日本では憲法改正の議論が続いている。特に安倍晋三首相は、憲法第9条(平和憲法とも呼ばれる現行憲法の核心条項で、国際紛争を解決する手段としての戦争と、武力による威嚇又は武力の行使を永久に放棄するという内容を盛り込んでいる。このような目的を達成するために、陸海空軍とそれ以外のいかなる戦力も保有せず、国家の交戦権も認めないと規定している)を中心に改憲を実現することに対して強い意欲を見せている。
安倍首相と自民党の改憲派が憲法を改正したいのは、憲法自体に不十分な点があるからではない。安倍首相は北朝鮮の核・ミサイル開発などの安全保障環境の悪化を理由に、専守防衛(相手に武力攻撃を受けた時に初めて防衛力を行使し、その態様も必要最小限に限定するという原則)という安全保障政策の基盤を崩そうとしている。しかし、北朝鮮の脅威は昨日、今日に始まったことではなく、日本政府は既存の憲法の下でも日 - 米安保条約(米国と日本の軍事同盟を規定した条約で米 - 日の同盟の根幹と呼ばれる)適用の高度化と防衛力の整備を図ってきた。
憲法、特に第9条は日本という国の姿勢を示す象徴である。 1930年代から40年代前半まで植民地主義と侵略戦争でアジア人たちに大きな苦痛を与えたことに対する反省と謹慎が第9条の根底にある精神である。第二次世界大戦後、日本は軍事大国になってはならないというものである。日本が国際社会で低姿勢を取ることが、アジア秩序の一つの基盤であった。
戦後70年以上が流れ、そのような低姿勢が不満な人が増えた。 「弱肉強食の国際社会で各国が自国の利益を追求する中で、なぜ日本だけが低姿勢でなければならないのか。人類史上、戦争は数えきれないほど多いのに、なぜ日本だけが侵略者と呼ばれ続けなければならないのか。」このような不満が保守派に溜まってきた。
北朝鮮が日本人を拉致したことが発覚し、核・ミサイルを開発することは、日本が低姿勢を捨てなければならないという主張を正当化する根拠を提供している。 「日本は高度な武器を備えて自らを守らなければならない。米国が(北朝鮮の)核開発を止めるために北朝鮮を攻撃するとき、日本も協力しなければならない。」このような雰囲気が憲法第9条の改正を求める議論の背後に存在する。
日本の保守派に北朝鮮と対話をして平和を求めなければならないと主張する軟弱な輩は不快で目に余る。日本が低姿勢を捨てるためには、北朝鮮は常に悪役でなければならない。韓半島で常に緊張が存在しなければ困る。安倍首相が平昌冬季五輪のために訪韓してムン・ジェイン大統領と会談した際、韓 - 米軍事演習をするように要求したことにも、これらの発想が現れている。これは非常識であり、傲慢な内政干渉である。しかし、そのような傲慢が日本の政治指導者たちと外交官僚たちの間に蔓延している。
この種の自己中心主義がさらに広がることは、日本にとって大きな不幸である。平昌冬季五輪のボブスレー種目に出場するジャマイカチームのために東京の下町(日本の庶民たちの伝統商店街)の町の小さな工場がそりを提供するという「美談」は数年前から宣伝されてきた。しかし、日本製のそりは遅いうえに車体検査に合格できなかったため、ジャマイカチームはラトビア製のそりを使用したいと話した。すると、日本の工場は契約破棄による損害賠償を要求することにしたと新聞が報道した。性能が悪いから使用しないというのは当然ではないか。内容のない美談を派手に打ち上げたが、肝心の日本製のそりのレベルが低いという話を抜いてしまうことは、今後の日本を暗示するようだ。
日本人がわざわざ卑屈になる必要はない。しかし、間違いを明確に認識してこれを正す能力を放棄するのなら、日本はますます衰えるだけだ。
ソース:ハンギョレ 2018-02-18 19:18(韓国語)
URLリンク(www.hani.co.kr)


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