【週刊朝日】北原みのり「日韓合意、国際社会的に終わっているのは日本のほう」「性暴力問題にどう向き合うか問われている」[01/18] at NEWS4PLUS
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1:ろこもこ ★
18/01/18 18:02:41.65 CAP_USER.net
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 作家・北原みのり氏の週刊朝日連載「ニッポンスッポンポンNEO」。今回は、慰安婦問題にについて。
*  *  *
 韓国の文在寅大統領が「『日韓合意』は真実と正義の原則に反する」と、元「慰安婦」の女性たちに謝罪した。
 さっそく産経新聞は「新方針などありえない」と韓国批判をしてるけど、2015年の合意の時は、妥協すべきでない、と一番苛立っていたのに一貫性がないというものよ。一方、合意を「新しい日韓関係」と好意的に語っていた人は一様に沈黙していて、メディアも「国どうしの正式な合意は守られるべき」みたいな政府方針をそのまま伝えている。それを言うなら安保法だって、違憲だという専門家の声をねじ伏せ、大規模なデモを無視して強引に成立した「正式な法律」でしょ。問題は、国の「正式」に対し、自浄作用があるかどうかだ。文在寅は大統領就任直後から慎重に日韓合意を精査してきた。この問題は、日韓関係どころか日米韓同盟に響く問題だなんて韓国政府が一番分かってる。それでも「内容、手続き、いずれも間違った(合意)」という決断を出すしかなかったことの意味は重たい。
 いつまで謝ればいいのか。そんなふうに「慰安婦」問題を煙たがる人がいる。中には、将校と恋愛したり、お金を貯めたりと、逞しく生き抜いた「慰安婦」もいた、だいたい当時「日本人」だった朝鮮人「慰安婦」は、他の国の「慰安婦」より高く値段がつけられ、「帝国の慰安婦」として誇りがあったと主張する人もいる。産経新聞系だけでなく、フェミニストも言う。
 産経系とフェミが違うのはその先で、「だから『慰安婦』はお商売だった、日本に責任なし」と言うのが産経系で、「だから、多様な『慰安婦』像を認めるべきだ。韓国の『支援団体』は被害だけを強調し、『慰安婦』を政治利用するナショナリストだ」と韓国の女性団体を批判するのが日本のフェミだ。「慰安婦」問題がここまでこじれたのは、決して安倍さんをはじめとする保守なオッサンたちのせいだけでなく、日本のフェミのダメさもある。
「慰安婦」にも楽しい時間があった、笑いもあった、待ち遠しく感じる軍人もいただろう。だって、生きていたのだから。でも……。
 ここでも何度も書いているけれど、1991年に金学順さんが声をあげた時、それは本当に小さな最初の一歩だった。韓国国内でも「恥」「売春婦のくせに」という批判の声があがり、日本大使館前で行われるデモは本当に小さいものだった。その声を大きな声、性暴力を受けた女性たち全ての声にしていき、国際社会まで動かしてきたのが当事者の女性と支援者たちだ。日韓合意は、そんな彼女たちの頭越しに交わされた。正式な文書がない合意や、電話での謝罪を見直す力が日本社会にないのだとしたら、国際社会的に終わっているのは日本のほうだ。
 産経新聞によれば、安倍さんは「お金を払っておいてよかった」ともらしたそうだ。札束を投げつけた「合意」だったことを自ら暴露したことになる。性暴力問題にどう向き合うか、日本社会が問われている。


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