【産経】「一帯一路」は夢の計画か 日本参加は中国の「地政戦略」加担にも[7/08] at NEWS4PLUS
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1:ねこ名無し ★@\(^o^)/
17/07/08 22:16:13.61 CAP_USER.net
 中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」が活況を帯びている。5月、北京で開かれた国際会議には130カ国以上の代表が参加し、中国は約14兆円の援助を表明した。
 さらに6月末に「一帯一路」を資金面で支えるアジアインフラ投資銀行(AIIB)が、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスから最上位の「Aaa(トリプルA)」を取得し、計画に一気に弾みがつくことが予想されている。
 いささか古い話だが、今から20年近く前に駐在していた東南アジアの多くの国は、道路が貧弱で長距離を移動するのが大変だった。幹線道路すら穴ぼこだらけで、中古車がほこりを巻き上げながら、車体を上下左右に揺らして走っていた。港は寂しい寒村だった。
 そこに中国が巨大なマネーを注入してインフラを整備し、開発を推し進めるプロジェクトが提唱されたのが4年前だ。習近平国家主席は国際会議の演説で「道路インフラがしっかりしていれば産業も盛んになる」と意義を説いた。
 しかし「一帯一路」がユーラシア大陸に中華経済圏を形成し、軍事拠点化を目指す「地政戦略」であることに疑いはない。
 中国の道路建設で想起するのは、冷戦時代にラオス北部に建設した「ラオス中国友好道路」だ。1963年に竣工(しゅんこう)したこの道路は、ラオスを影響下に引き込む狙いで同国に無償供与され、ベトナム牽制(けんせい)を狙う中国のインドシナ戦略の一端を担った。
 習主席は「中国は地政学ゲームのような古いやり方は繰り返さない」と強調したが、真の狙いは米国主導の国際秩序への挑戦であろう。
 米紙『ウォールストリート・ジャーナル』は「インフラ整備は常に力の反映だ。ローマ時代の道路は貿易と文化のためだけでなく軍隊を進軍させるためにも使われた」と論評した。
 中でも注目されているのが、パキスタンのグワダル港と中国のカシュガルとを結ぶ「中国・パキスタン経済回廊」だ。約2千キロにわたり高速道路などを整備する計画で、急ピッチで建設が進んでいる。
 そのグワダル港には、インドに対する「勢力均衡装置」として、中国の海軍基地建設が検討されているという(『ニューズウィーク』日本版)。
 また昨年、中国が買収した地中海の要衝・ピレウス港(ギリシャ)も、将来の中国海軍の欧州進出の拠点になるとみられている。
 こうした動きは「中国式グローバル化」とよばれる。もともとグローバル化は米国がユーラシア大陸で覇権を確立するために、大国出現の阻止を目指した戦略だ。
 しかし、自国中心主義のトランプ政権が「内向き」姿勢を強める中で、逆に中国がグローバル化の「旗振り役」に転じた。米国が孤立主義的傾向を強めれば、アジアの国々の中国傾斜はますます進むに違いない。
 安倍晋三首相は6月、「一帯一路」構想への協力に前向きの姿勢を示したが、日本の参加は中国の「地政戦略」への加担にもつながる。構想の中に隠された狙いを見据えた慎重な判断が求められる。(論説委員)
URLリンク(www.sankei.com)
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