石ノ森章太郎 7
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203:愛蔵版名無しさん
12/03/13 17:11:00.95
「天使編」や「神々との闘い編」は、実際の資料を下にして
「宇宙人は現実にいるんですよ」と読者に思わせようとするところにミソがある。
雑誌「UFOと宇宙」に掲載した前編後編の「天敵」によれば、
少なくとも石森は、大真面目に、UFOないし宇宙人の正体を009において、描こうとしていたらしい。
だが、それが009としての真の最終話として、相応しいものかどうかは分からない。
なぜなら、「ヨミ編」において、009はあまりに見事な終わり方をしたからだ。
悪から生まれたサイボーグ戦士たちが、小さな一粒の善でしかないことが明かされ、
しかし、その一粒は永遠であることを示して闘争に終止符を打ち、そして、流れ星となった。
姉弟が見上げる夜空は、流れ星が落ちた後も、たくさんの星がまたたいている。
すばらしい。これ以上の終わり方はないのじゃないか。
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