室蘭の美少女失踪事件104

室蘭の美少女失踪事件104 at ARCHIVES

503:ﾈのであろう。単に後ろにいたってだけの者を無造作には出せないんだろうし。千田さんの方がストカしてたって方がまだしもだ。バイトに向かうバスに乗った千田さんは、突如として出勤を放棄し、サティを彷徨し、出会った友達とは手を振って挨拶だけで会話はせず、彼氏クンからの電話を振り払う、といった特異行動に及んでいる。友人に挨拶だけはして、彼氏クンの電話は受けるだけはした千田さんは、特異行動の時点では、何らかの遭難状態には無かったと、断言せざるを得ないんだよ。ひき逃げ事件の目撃者だった千田さんは、バスの中でひき逃げ犯に出くわして、追跡したのだから、ある意味では千田さんの方がストカとも言える。むろんこの時点では遭難状態という訳ではないが、追跡に気付いたひき逃げ犯により白鳥台の人気のない公園に誘い出されて襲撃されてしまった。 >>320後段で書いた次第で、ひき逃げ・襲撃犯もまた、白鳥台に棲んでるヤツだ。バスの中での遭遇は偶然なのだから、犯人の方も襲撃の後始末の準備なぞ無く、取りあえずは繁みの中にでも放置したのだろうな。雪なんかも残る季節で人気は無く、移動手段を繰り出しての後刻の後始末も可能だった。という事なんだろうな、変死事件ではなう、失踪事件になってしまったのは。

次ページ