トマス・ピンチョン4 ..
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640:吾輩は名無しである
11/02/17 22:11:16
やっと休みが取れたんでM&D読み始めたんだが
ベッドの上で読んだのが悪かったのか3頁と読み進まずに爆睡
っていうか漢字多すぎてなんか萎えそうな気分になった
でやっぱM&Dやめて Inherent Vice 読み始めてみたんだが
第1章、物語の始まりのワクワク感があってイイね
口語・俗語が多くて結構辞書ひかなきゃならないのが面倒だが

641:吾輩は名無しである
11/02/17 22:25:18
英語自慢

642:吾輩は名無しである
11/02/17 22:34:50
辞書ひきまくらなきゃ読めないんだから自慢にならないよ

643:吾輩は名無しである
11/02/17 22:47:28
>>639
先にATDにしなされ。
MDは来年の6月にしなされ。

644:吾輩は名無しである
11/02/17 22:54:51
>>643
ATD読了するのに来年の6月までかかるということか?

645:吾輩は名無しである
11/02/17 22:57:32
>>644
 >>639は3日で完読するんだってさ。

来年の6月には、あの日がやってくるんだよ。

646:吾輩は名無しである
11/02/18 14:36:04
MD
漢字だらけなのは別に気にならない。
「恰も」だらけなのが気になる。

647:吾輩は名無しである
11/02/18 19:04:56
冷蔵庫に牛乳が恰もしれない

648:吾輩は名無しである
11/02/19 00:43:35
鳶も、恰も飛んでいる。

649:吾輩は名無しである
11/02/19 07:44:51
その漢字って何て読むのん?はまぐりのはまによく似てるね

650:吾輩は名無しである
11/02/19 08:07:08
まるでぐりが別にあるような言い方だな

651:吾輩は名無しである
11/02/19 08:12:59
虫(はま)合(ぐり)

652:吾輩は名無しである
11/02/19 09:03:39
やっちゃった。変換したら一発ではまぐりは蛤になったよ、はずかしー。そもそもの疑問は本屋さん行って、何てルビ振ってるか確認してくる。

653:吾輩は名無しである
11/02/19 09:13:51
>>652
読み方の
スペシャル大ヒントが>>647なんですよ。

654:吾輩は名無しである
11/02/19 10:55:38
本屋にまで行かなきゃ確認できないって>>652の生活環境はどうなってんだ?
「あ、書棚の奥に漢和辞典が恰もしれない」だなんて環境じゃないんだろうな

655:吾輩は名無しである
11/02/19 11:27:02
「恰も」が読めないヤツがピンチョン読むの?
ちょっと厳しいんじゃないかなァ〜?!

656:吾輩は名無しである
11/02/19 13:47:26
>>654
今日も明日もお休みだから、いちいち遠まわりしたいんだよ。それ以前に漢字辞典なんか持ってないし。

657:吾輩は名無しである
11/02/19 14:12:19
新字源買えよ

658:吾輩は名無しである
11/02/19 15:12:11
てかここに書き込んでる時点でネットにはつながるだろうし、「恰も」をコピペしてGoogle検索すれば一発なのにな
つか、そんなくだらない理由で立ち読みすんなよ
お前のキタネー手で触られる本がかわいそう

話は飛ぶが、こないだ新宿の紀伊国屋書店で、文庫本の背に直に指で触れて横にタタタタ・・・とやってるヤツがいたから
「汚ない指で触るんじゃねえよ!」と怒鳴ったら驚いてたw
・・・ほんとうに関係のない話だな

659:吾輩は名無しである
11/02/19 16:03:59
殺伐としないで。IQ100ないけど手は、いつだって清潔にしてるよ。
手近のものだけで知りたい事を満たしたら、ぶくぶくに太るような気持ちがして個人的にイヤなだけなんだよ

660:吾輩は名無しである
11/02/19 16:27:42
>>649>>652>>656>>659 同一じゃないっぽい雰囲気もあるが
『メイスン&ディクスン』は立ち読みじゃなくて買ってこいよ
課題図書な
漢字の勉強になるぞ

661:吾輩は名無しである
11/02/19 18:46:32
>>660
メイスンディクスンはきっと買うよ、課題図書に認定!
177で「購入決定!」て気合い入れてからちょっと助走の練習してたけど、さっき遂に、あたかも清水から飛び下りて逆光を購入した!

662:吾輩は名無しである
11/02/19 21:54:29.58
ちょっと読んだ。
>>655
たしかにちょっと頭の中さっそく厳しいかも(脂汗)
でも1ページ目というか11ページ目だけどちょっとまとめてみた!




663:逆光011
11/02/19 22:04:34.45
あらすじ011:赤と白の縞々ブレザーに空の色したズボン!航空クラブ「偶然の仲間」に属する五人の若者が、水素の力で空に浮かぶ飛行船「不都号」を元気よく風に乗せ、風の街シカゴにて開催されている科学と芸術の博覧会を目指します。

ハッとした表現011:巡航高度、世界博覧会、商工業の神殿、驚異の事物、「風の街か、待ってろよ!」

これは伏線?011:
・不都号の行く先ははっきり書かれているけど、どこから出航したのか全く書かれていない。
・命令を受け博覧会に向かうとあるけど、誰からの命令なのかどこからの命令なのか書かれていない。

664:逆光012
11/02/19 22:59:01.86
あらすじ012:「偶然の仲間」は名高い航空クラブなのですが、若さゆえか乗組員のテンションが高い。
みんなのマスコット的存在ダービー君、わくわくにこらえきれず放った言葉の乱れをさっそく厳格副長のリンジー君に咎められてしまいます。
シカゴ目指して往く不都号のゴンドラの外、高度800メートルの空中で逆さに吊られて、こんこんとお説教を喰らいます。

ハッとした表現012:偏執狂、「全然わくわくしてきたぞ!」

これは伏線?012:
・飛行船の下に広がってる「緑の渦」って何?単に森とかをそういう風に例えてるだけ?
・みんなのマスコット的存在ダービーは、他の四人の中の「末っ子」。末っ子的な存在ではない。末っ子でもない。
「」付きで「末っ子」。
この「末っ子」表現の直前には、『私の忠実なる読者』うんぬん『ご記憶の通り』うんぬんの変な表現。

665:吾輩は名無しである
11/02/19 23:37:46.91
うーん>>662〜664がこの先ずっとこのテンションで読み進めるのかと思うと
なんだかなーとなるが、まあ心配するのはやめとこう、がんばれや

666:逆光013
11/02/20 00:35:06.62
あらすじ013:そこへ不都号船長ランドルフ君が登場。
偏執狂のごとき厳格さのリンジー君を短くたしなめ、ダービー君はお仕事に戻る事を許されたのですが─今度はゴンドラの反対側から、何かが派手に割れる音。
苦労性のランドルフ君、キリリと痛む胃をおさえます。
「偶然の仲間」の中で一番トロく、しかし一番思いやりのあるマイルズ君が、ピクニックかごに蹴つまずき、かごの中のワレモノをガシャーンと割ってしまったご様子。
さらにそこへ、最も新参にして最も乱暴な口をきくチック君が登場。
トロいマイルズ君を大笑いしながら馬鹿にします。しかしマイルズ君は思いやりの人、言い返したい言葉をグッとこらえます。

ハッとした表現013:「おまえ最高にどんくさいな! はっはっはっ!」

これは伏線?013:
・とくになかった。

667:逆光013
11/02/20 00:38:19.74
>>665
おうとも!

668:吾輩は名無しである
11/02/20 02:06:17.46
がんばれ。
できればなんかコテハンつけてくれ。

669:吾輩は名無しである
11/02/20 02:20:13.17
おい3頁読むのにそんなに時間かけてどうすんだよ?
というかあらすじだが、まさか一頁ずつまとめる気か?
全部で何頁あるかわかってんだろな?
オレらを藁かすつもりなのかしれんが相当の長期戦になるぞ

670:逆光014
11/02/20 10:35:54.50
あらすじ014:そんなマイルズ君ですが、乗組員の共有財産を軽んじるようなチック君の発言には、丁寧かつ断固とした口調で反論するのでした。
こんな風な「偶然の仲間」の皆さんですが、実は彼らが操る飛行船不都号、トイレが備わっておりません。
では皆さんがどうやって便意を解消しているのかというと─何とゴンドラの風下の方へ行き、そこから地表めがけ直接やらかすのです。ひっかけられた人たちは、空から降ってきたものが何であるか判らず、驚くばかり。
中には自分が何らかの宗教的な神秘を体験したと勘違いする人たちもいました。
「偶然の仲間」の立派な一員である雑種犬パグナックス氏も、他のメンバーと同様にゴンドラの風下から便意を解消するのですが、今は尻尾ふりふり、何かに夢中になっています。
なんと鼻と前足を器用に操って、本を読んでいるのです。

ハッとした表現014:地表人、「自然の呼び声」、排便攻撃、『〈偶然の仲間〉と邪悪なうすのろ』

671:逆光014
11/02/20 10:37:01.02
>>668
コテつけた方がいいのん?


672:吾輩は名無しである
11/02/20 10:39:04.14
>>671
NGし易いだろ。

673:吾輩は名無しである
11/02/20 10:42:18.88
IVでやってくんないかな

674:吾輩は名無しである
11/02/20 10:57:03.90
マジレスするとツイッターでやれ

675:吾輩は名無しである
11/02/20 11:57:45.54
これ荒らしだろ
やめてくれ 意味無いよ

676:吾輩は名無しである
11/02/20 12:13:41.99
やるのは大いに結構だが自分のブログか何かでやってほしい

677:吾輩は名無しである
11/02/20 12:53:35.34
IVなら歓迎

678:腹だけメタボ ◆1q5xukD1QY
11/02/20 18:13:54.47
逆光をかみくだく:015ページ目

あらすじ:乗組員たちのマスコットであるダービー君が、何を読んでいるのかパグナックス氏にたずねますと、どうやら今はイタリアの恋愛小説に夢中のようです。
そこへ厳格副長リンジー君がやってきて、この恋愛小説のテーマが世界的な規模でおこり始めている無政府主義であること、今回の目的地シカゴでもその風潮が激しいことを語ります。
さて、ついさっきまでの追い風が向きを変えてしまいました。船長ランドルフ君の命令一下、乗組員たちは不都号の速度をアップさせる装置の準備を始めます。

ハッとした表現:『カサマシマ公爵夫人』

これは伏線?:
・ヒトの特徴(しるし)をそのヒトのにおいから探ることができる読書犬パグナックス。リンジー副司令官からは、においを感じとることができない。
・リンジー副長は、本をひどく軽蔑している。

679:吾輩は名無しである
11/02/20 19:21:39.97
うちら陽気な♪

680:腹だけメタボ ◆1q5xukD1QY
11/02/20 20:48:51.37
>>679
かっさましまっすめ?

逆光をかみくだく:016ページ目
あらすじ:「偶然の仲間」の皆さんは、この装置をスクリューと呼んでいます。発明者は彼らの昔なじみヴァンダージュース教授。今はコネチカット州はイエール大学のおひざもとで暮らしています。彼が考案したカラクリは、以下の通り。
飛行船の気球のようにふっくらふくらんだ部分には、飛行船を浮かばせる為に沢山の水素ガスが詰まっています。これの余りの分を取り出して、熱を加え、飛行船の速度に変えるのです。
よーっく考えると、おとぎ話のような装置です。口の悪いチック君とトロいマイルズ君が、このスクリューの操作担当です。
マスコットのダービー君は地上800メートルを往く不都号のてっぺんにスルスルとよじ登り、そこに設置された風速計の数値をメモします。
そして長い糸の先にくっつけたボールにメモを収め、ブリッジめがけてボールを垂らし、スピーディーに風速を伝えます。勇敢なダービー君は、このたいへん危険な役目を妖精のような身軽さで難なくやり遂げるのです。

ハッとした表現:クラカタウ火山、ペロタ、横静索、「国境の南」、ハイアライ、永久機関

681:吾輩は名無しである
11/02/20 21:37:17.36
このマンコ野郎
別のとこでやれ

682:吾輩は名無しである
11/02/20 22:20:27.31
>>681

スレタイ読み返せ
それも面倒ならば腹だけメタボならびお前のメタボおなかをNG登録


683:吾輩は名無しである
11/02/20 22:24:26.75
ピンチョンに関することなら一方的な長文垂れ流しでも構わないのか?
複数人が拒否感を示しているにも関わらず?

684:吾輩は名無しである
11/02/20 22:53:13.10
不快すぎる 勘違いも甚だしい
頼むから 辞めてくれ
読書は一人でするものだ
その上での感想なり議論中をする場だろ此処は

685:吾輩は名無しである
11/02/20 23:11:38.89
読書会ってもんもあるけどな

686:吾輩は名無しである
11/02/20 23:48:31.56
それは合意の上で参加するものだ。
隣でいきなり独り語り始められたらたまったもんじゃない。

687:吾輩は名無しである
11/02/21 00:26:21.66
みんな厳しいな
おれはどんどんやってほしいが

688:吾輩は名無しである
11/02/21 00:29:25.95
あ、久しぶりに書き込めた。
ついでなのでこれおいとく。
URLリンク(ic.ucsc.edu)

689:吾輩は名無しである
11/02/21 00:34:29.77
未読の人にとっては興を削ぐことになり兼ねないので止めるべきだろう

どうしても書き留めたいのならノートなり、ブログ・ツイッターでやってくれ

690:吾輩は名無しである
11/02/21 00:38:48.30
>>686
いや読書は一人でするものだなんて言うから

今のまんまだと独りよがりすぎてアレだが、内容や元ネタの解明とかスレ全体の議論を促すような方向に
もうちょっと方針転換してくれたら有益だと思うけどね彼のやってる事は
ピンチョンって一人で読めるようなもんじゃないと思うし
環境的に一人で読むしかないから仕方なく一人で読んでるだけであって、
本当は自分とは異なる知識を持った人達とああでもないこうでもないって言いながら読み進めたい

691:吾輩は名無しである
11/02/21 00:46:54.55
Wiki(Wikipediaじゃないよ)とかでやったら、すごくいいと思うよ
試み自体は応援したい

692:吾輩は名無しである
11/02/21 00:59:43.23
>>690
背景的知識に関する質問や、解釈を要する箇所の読み合わせ、誤訳の指摘とかならわかるが、
彼のやっているのは只の自己満足。頁ごとのコメントに無理やり付き合わされるなんて、迷惑この上ない。
他の人も書いてるが、ブログで勝手にやってれば、その内に興味ある人間が来て相手をしてくれるだろう。

ちなみに自分の発言は>>686のみね。ミスってアゲて済まんかった。

693:腹だけメタボ ◆1q5xukD1QY
11/02/21 01:34:03.52
了解!ある程度読み進めてからウィキペディアじゃない方のウィキたてて、そこで続けてみる!アデュー!

694:吾輩は名無しである
11/02/21 01:55:53.91
>>693
がんばってくれ
すげー応援してる!

695:吾輩は名無しである
11/02/22 20:38:15.88
競売読んでるが、精読しなきゃついていけなくなるなこれ。
高校時代に初めて三島読んだ時みたいな感覚だ。
DJ夫は薬狂い→ロリ
あのマークは自殺者のための組織?
非合法郵便。あの役者弁護士の自殺も繋がる。
これは三回読まないと理解出来ない。
しかし、こういうのを待ってた。読みやすいフィッツジェラルドとかより好きかも。
ピンチョン読破したいけど、ピンチョン読破するのは時間がかかりそう。


696:吾輩は名無しである
11/02/22 21:28:58.67
速い人でどれくらいで読んじゃうんだろう。
本当に3日で一作品読めたりするものなの?

697:吾輩は名無しである
11/02/22 21:54:30.49
>>696
例えば↑の方で話に出てたM&Dは上下で約1100頁。
1頁を1.5分で読み進めた場合、読破には1650分=27時間30分かかる。

3日=72時間だが、睡眠他で毎日8時間はとられるとしても、残りの16時間は読書にあてられる。
16時間*3日=48時間。 

つまり余裕で読めるな。2日で足りる。

もちろん、集中の持続力があることが前提だが。

698:吾輩は名無しである
11/02/22 22:55:11.13
競売ナンバーは二回目読んで初めて面白いと思った。
初読時は何書いてあんだかわからなかったよ。

699:吾輩は名無しである
11/02/22 22:55:38.68
>>697
チーズケーキを食べる時間と
「ピンチョンを読んでるって何かいいなピンチョンピンチョン♪響きがいいな」


って斜め45度を見上げる時間が抜けてる。

700:吾輩は名無しである
11/02/23 00:44:45.25
一気に読めるならそれが一番いいですよね
俺は苦読してるからゆっくり読み進めてますよ
それにしてもMDが一番苦労してるなぁ



701:吾輩は名無しである
11/02/23 05:08:33.48
競売ナンバーに関しては二日三日でいちおう完読できるだろう
ただし二度三度再読しないとわかんない感を払拭できない

702:吾輩は名無しである
11/02/23 05:11:38.95
気づかずスルーしちゃったんだが >>661は「恰も」読めたんだな

703:699
11/02/23 05:45:57.14
俺のウィットをスルーするなんてあなたたち米文学の楽しみ方知ってるの?

704:吾輩は名無しである
11/02/23 08:16:19.39
つっこんでも誰も得しない感じだったから
みんなにスルーされただけ
いじられたいなら さらに何かかぶせれば良かったじゃん

705:吾輩は名無しである
11/02/23 20:11:14.55
中井恰って議員いたな

706:吾輩は名無しである
11/02/23 20:52:12.88
もしかして、英米人から見ると、
MDって歴史小説みたいなもんなの?

707:吾輩は名無しである
11/02/23 21:55:48.49
>>706
題材を歴史に取っているのは確かだし文面も古めかしくしてあるけど
歴史小説と思って読むヤツなんかいないだろうな
二頁目(p.6)で Reverend Wicks Cherrycoke なんて名前見て
マトモな歴史小説を期待するヤツがいるとしたらそいつは阿呆

708:吾輩は名無しである
11/02/23 22:06:54.95
史実とフィクションの割合やフィクション要素の登場順からいって、
司馬遼太郎と鬼平犯科帳の間くらいの感覚で受け取られるんじゃないかな。
ネイティブのピンチョンファンは「どの時代小説のバロディなんだ?」と、
いろいろ歴史小説を探したかも。

709:吾輩は名無しである
11/02/23 22:16:52.28
いずれにしろメイスン…は翻訳で読んでる日本人には楽しめるものじゃないよ。

アメリカ人なら、たとえ無知なバカでも日本人の数百倍は「わかる」ことが多いはず。
当時のアメリカ大陸の雰囲気とか、エンタメ時代劇(西部劇)などから十分に知っているからね。

日本人ならどんなバカでも万葉時代、戦国時代、江戸時代、幕末、の違いくらい雰囲気的にすぐ
察知するし、ニュアンスの違いをいろいろ楽しめるだろう。
それと同じこと。時代背景とか各宗派の関係性とか、日本人には無理だよ。

710:吾輩は名無しである
11/02/23 22:36:19.30
まあM&Dに限らずピンチョンの文章は元ネタわかってクスクス笑う
ような部分が多いから、英米の大学生あたりにもキツイわけでしょ
だから Companion が出版される(序論を読む限りでは文学部生向け)
>>709の言うように英語圏の一般読者の方がピンと来ることは多いはず
なんだけど、ピンチョン作品の「理想的読者」になるのは難しいだろな

711:吾輩は名無しである
11/02/23 22:43:19.59
いや、あくまで同国人の読者にとっての話だけど、
その「理想的読者」へのハードルがヴァインランドで格段に下がってたから、
その勢いでメイソンディクソンもかなり甘く見られた(時代小説ニュアンス激濃)というのは
あると思う。

712:吾輩は名無しである
11/02/23 22:56:45.62
わかる-わからない の解釈ゲームにしてしまうと小説ってつまらない。
でも、そのゲームをなしにしたらピンチョンの小説って全くつまらない。

713:吾輩は名無しである
11/02/23 23:02:57.93
そもそもアメリカ人のなかでもピンチョンの読者なんてほとんどいないだろ

714:吾輩は名無しである
11/02/23 23:28:29.25
まあ町田康の小説とか、翻訳が出ても日本人と同じように「分かる」ことは無理だろうしな

715:吾輩は名無しである
11/02/23 23:46:37.42
俺様がもし文章力バリバリな日本ピンチョンだったら何を題材に百科全書的フィクション書くだろ。
いかん、俺様のありきたりな発想力だと信長とか幕末とかしか思い浮かばない。

716:吾輩は名無しである
11/02/24 00:17:08.04
大久保長安なんかどう?
戦国時代のマッドサイエンティストとして

まぁ半村良とか山田風太郎が題材にしてるけど


717:吾輩は名無しである
11/02/24 00:22:39.86
日本人が原書でピンチョン読む場合だけど
多量の固有名調べたり百科事典であれこれ調べたりして読むんでも
いちおう楽しめるんだよね、そこまでしても面白いのがピンチョン
でもそれって通常の読書のスピードとは全く別物なんだよな
翻訳の場合、なんだかんだと註がつくわけだけど、それって
通常の読書のスピードに近づけてくれていると考えてもいい

718:吾輩は名無しである
11/02/24 05:34:40.77
攻略法を参照しながらやるゲームが楽しいか否かという話に似てる

719:吾輩は名無しである
11/02/24 10:18:09.64
あ〜あ なんでこんな作家の書くもの好きになっちゃったんだろ?

720:吾輩は名無しである
11/02/24 11:15:06.91
頭悪い人が頭いい人に憧れるからじゃない?

そんなことよりピンチョンは娯楽じゃなく苦痛になってきた。
魔術的リアリズムの素材になるって嘘か

721:吾輩は名無しである
11/02/24 16:05:07.08
ピンチョンよく陰謀言うけど、これ読んだら、まあそういいたくもなるなと
このブログも、本当なのか分からないけど

URLリンク(kaleido11.blog111.fc2.com)
URLリンク(kaleido11.blog111.fc2.com)

722:吾輩は名無しである
11/02/24 17:55:51.49
>>716
日本に設定をなおすなら
M&Dはまんまだけと伊能忠敬でどう?
ただし話しは主に弟子目線で 伊能忠敬を酒飲みの女好きの設定にして
弟子は元忍者で 抜け忍の宿命で度々刺客が襲ってくるのをかわしながら師匠の面倒を見て測量して
日本を巡っていくという珍道中

723:吾輩は名無しである
11/02/24 18:07:45.70
長い付き合いの夢枕獏の魔獣狩りの最終章をさっき読んだら平賀源内がそんな感じだた

724:吾輩は名無しである
11/02/24 18:25:09.13
そういや伊能忠敬に関しては
井上ひさしが『四千万歩の男』で書いてたなぁ
まぁ俺は読んでないんだけどw

amazonの内容紹介をみてみると
話者の点は違うだろうが、>>722な感じだった

725:吾輩は名無しである
11/02/24 19:02:46.71
うむうむ
やたらと分厚いしな

726:吾輩は名無しである
11/02/24 23:59:54.74
この流れだと冲方丁の天地明察みたいな?
あくまでもエンタメの枠内におさまっているけども

727:吾輩は名無しである
11/02/25 11:48:59.76
出版社の者として言うと、
誤字脱字は編集者や校正者の責任なんだよ。
というか、作家さんや学者さんの原稿そのものは、
基本的に誤字脱字が多いものなんです。
校正者も編集者もサラリーマンみたいな者だから、
ピンチョンの本とて特別扱いはないので、
不幸が重なることもある。

728:吾輩は名無しである
11/02/25 12:04:55.16
>>727 はどれへのレスなんだ? >>305 >>474 >>476 あたりか?

729:吾輩は名無しである
11/02/25 13:49:26.15
新潮か?

730:吾輩は名無しである
11/02/25 15:51:53.84
仕事で読んでる人まで目がすべるくらい
退屈な小説なんだと言いたいのでしょうか。

731:吾輩は名無しである
11/02/25 18:10:36.85
いえいえ、ジェットコースターだから滑るんですよ。

732:吾輩は名無しである
11/02/25 20:03:41.31
頁をめくる手の動きすら気になるほど
スピード出まくったりとか夢中になったことはないよ >ピンチョン

733:吾輩は名無しである
11/02/25 22:46:28.09
雑誌以外のちゃんとした書籍の、誤字脱字誤植を発見して
はじめて読書家初級を名乗れると聞いたことがある。

734:吾輩は名無しである
11/02/25 22:52:14.80
俺はページを開いた瞬間に誤字があるな、と気付くことができる
もちろん、どの字、というのはちゃんと読まないと分からない
しかし、誤字のあるページには、なにか"匂い"がするんだ・・・!
こんな俺は読書家なん段?

735:吾輩は名無しである
11/02/25 23:00:39.22
俺は自分ではけっこうな読書家だと思ってるけど
未だかつてふつうの単行本で誤植を発見したことなんてないよ。
作家の誤字っぽいやつ(今だに、とか)はあるけど、校正漏れみたいな、
意図せずスルーされたミスは発見したことない。
文芸書なんて、慌しく製作されるもんでもないだろうし、そういうミスはまずないと思う。

だから初級云々はいいすぎ。

736:吾輩は名無しである
11/02/25 23:04:19.86
(比較できる原書が手元にある場合)誤訳は割と発見するけど、誤字脱字は無いな。

737:吾輩は名無しである
11/02/25 23:26:12.19
何度も版を重ねるような作家じゃないんだから
そういうのはしっかりしてもらいたい。
何十年もそれが古書流通するんだから紙質にも気を使ってもらいたい。

70年代の某作家の本を集めてたときに、まじで紙質って大事だと思ったよ。

738:吾輩は名無しである
11/02/25 23:28:54.20
>>734
誤植はひとつあると近くの頁に集中してるね。
編集者が疲れて集中力が切れてるんだろうな。

739:吾輩は名無しである
11/02/25 23:58:59.11
>>735-736
例えば池澤編集世界文学全集『ヴァインランド』の誤植。

56頁上段3行目  ゾイト → ゾイド
65頁下段註1行目  フランス国家 → フランス国歌
414頁下段7行目  〈 フレーム/s〉 → <24フレーム/s>  [山括弧と「フ」の間が空白]
466頁上段12行目  ケ_ブル → ケーブル  [長音符合の代りに縦線(ここではアンダーラインで示す)]

こういう単純なものほど腹が立つんだよね。読解の妨げにはならないものの
商品としての完成度の低さにがっかりさせられる。

ついでに256頁上段16行目の「俺」云々は、DLの発言をスレッジと間違えた誤訳だろう。
その直前のスレッジの一人称表記は「おれ」なんだが、こういう不統一なのもうんざりする。

740:吾輩は名無しである
11/02/26 00:04:29.60
読者も校正者も、あの大阪弁にイライラしてたせいで見逃されたのか?

741:吾輩は名無しである
11/02/26 00:09:22.64
「ヴァインランド」はな、アレだし。

742:吾輩は名無しである
11/02/26 00:16:27.34
大阪弁バージョンと通常バージョンを別々に売るくらいの工夫をしないでどーすんだと思った。

今回だって全集が出るなら別人の新訳だと思ってたんだが。
「俺がやれば少なくともあれよりはマシ」と思ってる若手はいくらでもいるんじゃねえの?

743:吾輩は名無しである
11/02/26 00:21:43.77
>>739
誤植というより誤変換だね。

リコールでも認められるといいんだけど。

744:吾輩は名無しである
11/02/26 00:33:54.63
昔「誤植大王」という異名を持ち、2ちゃんでスレまで立った雑誌があった。
今は廃刊している。

素晴らしい雑誌だっ。

745:吾輩は名無しである
11/02/26 00:36:08.31
誤植誤字脱字もふくめて文学だろ

746:739
11/02/26 11:36:00.06
× 長音符合  ○ 長音符号
「〈〉」と「<>」が混在

誤字脱字の話をしてる時に
このザマ orz

747:吾輩は名無しである
11/02/26 13:49:39.78
2chはそれでいいんだよ
あほか?

748:吾輩は名無しである
11/02/26 22:34:25.96
>>739
ロールプレイングゲームみたいにエリア全部で一歩ずつ移動しながら
全コマンドをやってみてバグを探すってわけじゃないんだから。
ただ一通り通読すればいいだけなのに、それすらやってないってことか。

読者の立場にたった版組や注釈配置なんて期待してもダメなんかな。。

749:吾輩は名無しである
11/02/27 01:20:07.78
結局 >>727 が何者なのかはわからんのだが
釣りだったとか、ないよな?

750:吾輩は名無しである
11/02/28 14:36:31.57
これだけはぜひ記憶にとどめてもらいたい、
たしかな地面という閉じた円周なしには湖はありえないのと同様に、
消尽点なしには蜃気楼もありえないということを。―『透明な対象』

751:吾輩は名無しである
11/02/28 14:45:19.00
>>750
なんのこっちゃ意味がわからんけど
それでも記憶しといたほうがええの?

752:吾輩は名無しである
11/02/28 15:46:09.05
スルーしろ

753:吾輩は名無しである
11/02/28 18:11:24.04
ナボコフか。
ピンチョン、一応コーネル大学で教わったらしいけど、どれくらい影響受けてるんだろう

754:吾輩は名無しである
11/02/28 18:43:27.54
ナボコフ出してピンチョンをくさすのは、この板に常駐している若島正信者の基本

755:吾輩は名無しである
11/02/28 21:40:46.53
「V.」3月31日だってー。早く読みターイ。

756:吾輩は名無しである
11/03/01 01:51:03.32
軍資金用意しとくぜ。

757:吾輩は名無しである
11/03/01 02:00:49.61
"全病連"→"ヤンデルロ"

やめて・・・

758:吾輩は名無しである
11/03/01 07:59:05.29
l>>757
は、ははは、さすがにそれはw

URLリンク(sgtsugar.seesaa.net)

「ヤンデルノ」「ヤンデルレン」だとよ orz
誰か止める奴はいなかったのか‥。

759:吾輩は名無しである
11/03/01 11:34:04.21
極端だよなピンチョンの訳業は
柴田は凝り過ぎだし佐藤はポップさを出そうとして空回り気味
意図は汲んであげたいが
案外「海外文学」然としていた旧訳の方が良かったのかも知れない
志村さんの訳が個人的にベストだった

まあそれでも俺は買うけどね全小説
柳瀬訳『フィネガン』がアリかナシかみたいな話で
俺は佐藤訳ピンチョンも十分アリだと思うのでね

760:吾輩は名無しである
11/03/01 11:42:15.78
木原が一番無難ってことか。

761:吾輩は名無しである
11/03/01 12:37:24.87
>>758
うわ・・・なにこの痛さ全開のブログ・・・。サトチョンて・・・。

762:吾輩は名無しである
11/03/01 13:00:54.27
岩波臭いピンチョンは

763:吾輩は名無しである
11/03/01 16:40:01.05
サトチョンwww

764:吾輩は名無しである
11/03/01 17:39:12.78
>>758
引くわぁ なんか怒りを覚えてきた
カタカナでいいよ カタカナで るびアルファベットで
英語の意味はこっちだってとれるんだから

無理に日本語に直すの楽しんじゃってるじゃん 最悪だよー
だんだん腹立ってきた


765:吾輩は名無しである
11/03/01 18:59:44.13
こいつが訳するなんて誰得なんだ・・・・

766:吾輩は名無しである
11/03/01 20:16:51.28
そういえばVってスペイン語とかイタリア語とか(マルタ語も)
ちょいちょい出てくるんだが、まさかそこは・・・

767:吾輩は名無しである
11/03/01 20:28:30.20
でも、『全病連』が、『全学連』のニュアンスを生かしたとのことなら、
『ヤンデルノ』の方が、時代的背景をそれほど含んでいない分いいような気がする。

ポップって、60年代70年代でしょ。『ヤンデルノ』が、ポップかどうかは判断しづらいけど。


768:吾輩は名無しである
11/03/02 03:06:27.72
なんかなあ。まさに団塊の痛いセンス、という感じがしてすごくイヤだ。

"The Whole Sick Crew"って、すごいかっこいいのにな。

全病連のほうが1周して今風じゃない?

769:吾輩は名無しである
11/03/02 08:12:01.31
とにかくひどすぎる これは文学の私物化だよ
原作をもっと尊重して欲しい

770:吾輩は名無しである
11/03/02 09:33:32.33
でもピンチョンを岩波臭くされるのも嫌なんだよなぁ…

771:吾輩は名無しである
11/03/02 10:49:05.28
洋画にたまにあるそれ原題のままのほうが良かったんじゃね?に似てるとこあるな

スーパーマンを超人にしたり
ジョーズをあごってしたり スターウォーズを星間戦争ってしないだろ
やっぱセンスだよセンス センスがないならそのままカタカナかアルファベットでいい

772:吾輩は名無しである
11/03/02 12:16:26.35
ヴイ

773:吾輩は名無しである
11/03/02 13:43:34.88
訳文は期待してないが、問題は註だな。
『ヴァインランド』は二言目には「ネット検索しる」でウザかった。
当たり前すぎることを得々と書かれても
こいつにとっての前提が古すぎることを露呈するに過ぎないのになあ。

774:吾輩は名無しである
11/03/02 15:17:36.22
一番痛いのは訳者も芸術家ヅラするところ
あくまで研究の一環として訳して欲しい
あと中庸を行けるセンスが大事だと思う

775:吾輩は名無しである
11/03/02 15:31:16.00
いっそ山形浩生の個人全訳とかならよかったな

776:吾輩は名無しである
11/03/02 17:31:42.74
ノリとセンスが大切な現代

777:吾輩は名無しである
11/03/02 18:27:30.61
MDの理解の助けになるような地図ないですか?
地名同士の位置関係はわからないし、西起点だのもわからない。

そもそもなぜ付録になってないのか。

778:吾輩は名無しである
11/03/02 19:28:15.89
新潮の新訳V. 楽しみにしてたけど国書版にしようかなあ・・・。

779:吾輩は名無しである
11/03/02 22:11:32.94
>>777
それは思った。他の作品ならともかく、MDは地図があったほうが遥かに楽しめる。
地図を付けてないという一事だけでもこの全集の手抜き具合を見せ付けられた思いがしたよ。

780:吾輩は名無しである
11/03/02 22:33:31.04
>>779 原書についてないなら 付けなくてもいいと思うけど

781:吾輩は名無しである
11/03/03 00:08:37.72
>>779
>>この全集の手抜き具合を見せ付けられた思いがしたよ。
>>この全集の手抜き具合を見せ付けられた思いがしたよ。
>>この全集の手抜き具合を見せ付けられた思いがしたよ。

ゆとり乙

782:吾輩は名無しである
11/03/03 00:54:54.51
>>771
この場合、英語そのままのカタカナ表記なんてやったら翻訳家としての
仕事放棄だと思うけどな。
センスがないと言ってる句読点なしの人、どんな訳語ならセンスいいの?

783:吾輩は名無しである
11/03/03 01:07:23.02
元のまま「全病連」で良いだろ。

V. の表紙
URLリンク(www.art-it.asia)

784:吾輩は名無しである
11/03/03 01:16:07.96
表紙いいね!後は中身が伴ってくれれば・・・。

785:吾輩は名無しである
11/03/03 02:06:47.02
ルビにしてくれればヤンデルノも受け入れられる気がするー

786:吾輩は名無しである
11/03/03 07:47:35.28
>>782
そのままカタカナかアルファベットで
注で何々のもじりでいいと思う
無理矢理 造語で訳を当てはめることが職務責任とは思えない
過ぎたるは及ばざるに如かず




787:吾輩は名無しである
11/03/03 08:04:44.21
>>783
あらオサレ

788:吾輩は名無しである
11/03/03 08:20:57.18
>>781
虚勢乙

789:吾輩は名無しである
11/03/03 09:10:32.44
スローラーナーの表紙もよかった

790:吾輩は名無しである
11/03/03 10:01:42.72
ヤンデルレンとヤンデルノか。センスの良し悪しはひとまず
判断を留保するけど、「ホール・シック・クルー」とカタカナ書きのあと、
細かい字でどうたらこうたらの註がつくっていうのもなんだかな。

それにまあ、「全病連」は「全学連」という日本国内の現象に
引っかけた訳なわけだし、これだって「無理矢理 造語で訳を当てはめた」と
言えなくもないと思うが。


791:吾輩は名無しである
11/03/03 10:08:05.92
>>790
> これだって「無理矢理 造語で訳を当てはめた」と
> 言えなくもないと思うが。

「それを言うならそもそも日本語に置き換えること自体が」
って毎度おなじみの話になるからやめとこうぜ

792:吾輩は名無しである
11/03/03 11:20:55.22
>>786
レスありがとう。まあ、翻訳文に対する考え方のちがいですな。

こっちはルビや注を極力減らして訳語を考えてほしいと思う方だからね。
それがある方がいいって人もいるのは知ってるが、自分はこの二つが
やたら多いとスムーズに読めなくて正直萎える。
とくにV. みたいな長編でそれやると、かなりうっとうしいことになると思う。

ヤンデルレンも全病連も賛否両論あるけど、そんなわけでともかく日本語に
してくれた方がありがたいよ。

793:吾輩は名無しである
11/03/03 12:01:39.74
代替案がないどころか、英語も満足に理解出来ないのに偉そうで恐縮だが、
もうちょっと現代的で、熟れた訳語はなかったんだろうか
実際のところ、ピンチョンの原文を現代のアメリカ人が読むと
俺らがヤンデルノを目の当たりにしたときと同じ感想になるのかもしれないけどさ

あと、サトチョンのせいで印象が5割増で悪くなってる

794:吾輩は名無しである
11/03/03 12:10:43.70
メンヘルでよかったんじゃないの?

795:吾輩は名無しである
11/03/03 13:40:21.73
重力の虹もサトチョン・・・新潮のアホー

796:吾輩は名無しである
11/03/03 15:08:17.58
>>792
それは読者に訳者がどう考えて訳したか
感じ取ってもらいたいってこと?
それはちょっとおこがましいんじゃね

797:吾輩は名無しである
11/03/03 15:21:02.57
ほんとだメンヘレンとか良かったかも。

798:吾輩は名無しである
11/03/03 16:00:35.41
>>796
>それは読者に訳者がどう考えて訳したか
>感じ取ってもらいたいってこと?

どこをどう読めばそういう解釈になるんだろう・・・。
読む側としては、楽してすいすい読みたいってことに尽きるよ。
工夫すればなんとか日本語に置き換えられそうなところが原語の
カタカナの表記のままだと、「あ、訳者手え抜きやがったな」って思う。

799:吾輩は名無しである
11/03/03 16:20:14.17
>>798
ごめん 確かに誤読した 訳者目線で読者に訳語を考えて読んで欲しいと読んでしまった

スイスイ読めるほうが大事というのは俺も同意
やっぱり楽しんで読めるのが一番だもんね


800:吾輩は名無しである
11/03/03 23:57:20.15
やっぱりM&Dに地図は必要だよ。
実際に「サスケハンナ」がどこなのか脳内地図で示せる日本人なんているとは思えん。
そもそもメイスン・ディクスン線の位置や沿線地名すら知らない人が殆どのはず。

801:吾輩は名無しである
11/03/04 14:34:13.58
>>800
原書にないなら付けるべきではない以上
付けるかつけないかは作者本人が決めるべき

802:吾輩は名無しである
11/03/04 15:42:29.20
>>801
翻訳が縦のものを横のものに置き換えるだけのものでなければ、そこは「べき」と言う言葉で語られるべきではないと思う。
もしそうならば、原著でなければ著者の意図は伝わらないので翻訳すべきではないと言う話しになってしまう。


803:吾輩は名無しである
11/03/04 16:40:51.23
文庫版にはきっとつくさ。何十年後になるかわからんが・・・。

804:吾輩は名無しである
11/03/04 16:45:37.10
文庫は永遠に出ないとみた。

805:吾輩は名無しである
11/03/04 16:55:24.59
>>801
君、本の制作過程を調べてからレスしなよ。

なにが作者だよww しかもべきって何だばかww

806:吾輩は名無しである
11/03/04 18:21:46.28
>>801
アメリカの小説なんて、同じ作品でも版によってデザインから付録から様々じゃん。
見たことないのか?

807:吾輩は名無しである
11/03/04 18:40:45.59
都内の書店でATDのハードカバーの原書をはじめて見たときは本当に驚いた。
むちゃくちゃカッコよかった。

808:吾輩は名無しである
11/03/04 18:50:34.00
URLリンク(against-the-day.pynchonwiki.com)
これが?

809:吾輩は名無しである
11/03/04 18:56:36.01
>>808
あのデカさと質感は画像では伝わらないと思う。
インテリアになりそうなモノだった。

810:吾輩は名無しである
11/03/04 21:09:07.99
新潮の全集、訳者と中身と値段はアレだけど、装丁はいいね!

811:吾輩は名無しである
11/03/04 22:13:07.20
まあ他に褒めるところがないからな。

812:吾輩は名無しである
11/03/04 23:35:24.18
低レベル

813:吾輩は名無しである
11/03/04 23:54:05.24
よく知らんけど、18世紀の英語で書かれた文章を雰囲気込みで日本語に訳すなら
漢字の過剰使用じゃなくて、普通に擬古文調にすべきだったんじゃないの?

814:吾輩は名無しである
11/03/05 00:23:24.30
みんな地図が欲しいんだね、分かったよ地図があればいいんじゃないの
でもそれでMDが理解でき安くなるとは思えんよ

815:吾輩は名無しである
11/03/05 00:25:41.55
>>814
日本語に訳してみて > でき安く

816:吾輩は名無しである
11/03/05 10:56:34.44
しやすく

817:吾輩は名無しである
11/03/05 11:04:20.45
>>813 に一票

818:吾輩は名無しである
11/03/05 13:35:07.42
新聞とかの書評でも誰も言ってなかったな >漢字より古文体
天才翻訳者の偉業だとか、誉めてばかりだった記憶がある
あれ宣伝文だったのかなあ

819:吾輩は名無しである
11/03/05 13:40:59.41
新聞書評は原則けなさず褒めるでしょ。
数多ある本からわざわざ選んで載せる以上、読む価値のある本を紹介する。

820:吾輩は名無しである
11/03/05 14:14:24.58
>>819
>新聞書評は原則けなさず褒めるでしょ。
それが馴れ合いを生んでるんだよな
もっとガンガン批判も載せるべきなんだよ
だから新聞ではどんなものも無難に褒めるヤツが重宝される

821:吾輩は名無しである
11/03/05 16:04:19.24
M&Dの訳はいい味をだしてると思う
漢字多用は、はじめ本屋で手に取ったときはなんだこれは!?と思ったけどわりとすぐ慣れた
擬古文調だったら・・・読みにくくてしょうがなかったんじゃないかな
柴田氏に、Pのこれはどれくらい18世紀の作家たちの文体に似てるのかって聞いたら、
んーまあやっぱりあればPの文章。っていうよくわかんない答えだった。

822:吾輩は名無しである
11/03/05 16:07:34.19
ネイティブが原書で読んだときと同じ読みにくさならその方がいいよ。
同様に、ピンチョン由来ではない「いい味」は不要。

823:吾輩は名無しである
11/03/05 17:23:29.22
18世紀のアメリカの作家って、思い浮かばない。
誰かいる?

824:ストチョン
11/03/05 18:24:30.48
739の指摘箇所、本当かと思って原文を見たが、訳文の間違いはなかったようだ。
"You don't think they know when we go in on those meters and tie points and shit?
Someday they'll be waiting for us," predicted Sledge.
"Part of this business, Sledge," form DL.
"Uh-hun, but I'm the one gets y'all's ass out of town when it happens." 
                         (Viking p. 202)
"Uh-hun"と言って同意しているのだから、3番目のセリフはやはりスレッジのもの
だろう。スレッジも、格闘家だよ(河出訳本 251上段10行)。

825:吾輩は名無しである
11/03/05 19:15:24.12
教えてください!!あるクイズに答えるべく調べています。

『メイスン&ディクスン』の中で、一章まるまる別の本(作中に出てくる本)の一章文そのもの
という章があるそうなんですが、それは何章のことなんでしょうか?そして、それは何という
本(もちろん架空の書名)であるという設定なんでしょうか?

上・下巻とも借りてきました。
お願いします。

826:吾輩は名無しである
11/03/05 20:17:04.27
53 と 54 を読んで見るべし。52まで舞台前面にいたメイスンとディクスンがひっこんで、53でいきな
り「彼女」を主人公にした話が始まる。54にいくと、その彼女が「あたし」として喋りだし、下巻210
ページで「ブレーはセルマーの部屋で。その淫らな書物を見付けたのだった」となる。しかし、その
先を読んでいくと、もっと不思議に捻れてくるんだ。こういう捻れに出会うと、さすがピンチョン
と思わずにはいられない。タイトルは自分でチェックしてくだされ。
ところでいま柴田訳で、ここのところを読んでみたが、絶品だね。去年の日本翻訳文化賞がこれだった。
いままで100冊くらいは訳していて、はじめてだろうこういう章は、それに値する訳文だ、たしかに。

827:吾輩は名無しである
11/03/05 20:19:17.28
>>825
ここはYahoo知恵袋ではないよ
ゆとり乙

828:吾輩は名無しである
11/03/05 20:22:01.46
>>826
ありがとうございます!
とりあえず読んでみます。

あと、絵画や音楽部門でも質問すると思うので
どこかのスレで見かけたらお願いしますww

829:吾輩は名無しである
11/03/05 20:33:06.36
>>822
ネイティブが原書で読んだときの読みにくさを再現しようとしてあれなんだろ
おれはそれがまあまあ上手くいってるという評価。
擬古文にしたらたぶん失敗してただろう。
現代の日本人が18世紀の日本語読むのと、
現代のアメリカ人が18世紀の英語読むのは同じじゃないだろうし。

830:吾輩は名無しである
11/03/05 20:38:49.35
>>823
小説家ならフェニモア・クーパーとか?
それしか知らんけど

831:吾輩は名無しである
11/03/05 20:52:14.04
>>829
ネイティブにとっての18世紀英語観を知ってるの?
本当に?

832:吾輩は名無しである
11/03/05 21:17:44.90
それを聞いてやるなよww
二行目が哀れになるだろw

833:吾輩は名無しである
11/03/05 21:30:17.23
クーパーは18世紀末に生まれ、作家として活躍したのは19世紀前半だから、
18世紀のアメリカ作家とはいえない。18世紀当時作家はいたのだろうが、
今日まで残る古典的な作家はいないようだな。

834:ストチョン
11/03/05 23:16:37.81
『スロー・ラーナー』の志村訳と佐藤訳、読み比べたやつはいるか?
最初のパラグラフから解釈が正反対になっていて面白い。
中年のピンチョンが若造の自分と出会ったところを想像しているところだが、
志村「なんと安らいだ気持ちで彼に金を貸してやったり、それどころではない、通りへ出
て行ってビールを飲みながら昔の話をすることだろう。」
佐藤「そのとき私は気持ちよく金を貸してあげることができるだろうか。ビールでも
どうだ、むかし話をしようぜとか、気楽に誘うことが……。」
原文は how comfortable would I feel about . . . ? で、これは感嘆文ではない、疑問
文だから、佐藤が正解だろう。
二番目のパラグラフを読み比べれば、どちらがまともな翻訳かは一目瞭然だ。


835:吾輩は名無しである
11/03/05 23:28:08.40
どっかの文学雑誌が>>834みたいな、こういう特集をやれば売れるのにと思うよ。
両方買って読み比べたり原文調べたりする時間がない人も多いだろうし。

俺はいちども文学雑誌なんて買ったことないけど、
「特集:新潮ピンチョン全集はこれまでの訳とここが違う!」だったら絶対に買うね。

もちろん違いの羅列だけじゃなく、各箇所ごとにどちらが正しいか多数の人間に質問してみることも必要。
英文学の専門家数名、英語学、翻訳家、出版編集者、ピンチョンさん本人など、
それぞれの見解も並べて欲しい。

836:吾輩は名無しである
11/03/05 23:50:09.48
それはユリシーズのときにもやって欲しかった

837:吾輩は名無しである
11/03/06 00:00:01.47
佐藤訳の意味だったら Would I feel comfortable...? にならない?
志村訳のほうがしっくりくるのだが

838:吾輩は名無しである
11/03/06 00:20:55.71
訳文は人の好みによるから、絶対的評価は難しい。

839:吾輩は名無しである
11/03/06 02:07:53.05
舞台裏でも翻訳家にダメ出しってできない雰囲気があるのか?
新聞書評ノリと変らないのかよ。

840:ストチョン
11/03/06 07:12:42.85
そうではない How comfortable would I feel? で「どのくらいコンフォタブルに感じるだろうか
……?」→「いや、全然だろう」という反語なんだよ。
だって、頭から読んでみろよ。「こんな、下手なフィクションかいてるガキを、どう対面したらいい
んだ」っていう慌てぶりを読み取らなかったら、読んだことにならないでしょ。

841:吾輩は名無しである
11/03/06 11:07:43.91
何にしろ先行者のことをわかっててやってんだから
後発組の方が正しいと思ってりゃ間違いないんじゃね?
素人的にはそう信じる。

842:吾輩は名無しである
11/03/06 11:54:46.97
>>841
つ「光文社古典新訳文庫」

843:吾輩は名無しである
11/03/06 13:28:41.39
ピンチョン好きな人ってパワーズとかも読んでるの?

844:837
11/03/06 17:27:22.71
>>840
手元に原文ないからamazonのlook insideで見てみた。

勘弁してくれ書き直してえ!っていう状態から、中年特有の平静さがとってかわり、
ある種の明晰さに到達した(ふりをしてる)ってあるから、
まあ、くつろいで金を貸したり、ビール奢ってやったりできる心境になったんだろうというのが今までの志村訳を読んでた解釈。

でも原文みたら、たしかにon the other handって入ってる。だからあなたが言うとおり、
「とはいっても、どれほどくつろいだ気分でそうできるかは微妙だなあ」って訳の方が正しいかもね。

845:ストチョン
11/03/06 18:29:06.10
志村: 部分部分、語句を訳して、つないでいる。
「同時に、ぼくが望むぎりぎりのところは、以下の作品がときどきうぬぼれの強い、思慮
の足りないものになるのしても、そうした欠点をそのままにしておいてなお、駆け出しの
小説が当然含んでいる諸問題の例として、また年少の作家にとって避けたほうがよい
実際例への戒めとして、役には立つだろう。

Pynchon: At the same time, my best hope is that, pretentious, goofy and ill-
sonsidered as they get now and then, these stories will still be of use with all
their flaws intact, as illustrutive of typical problems in entry-level fiction, and
cautionary about some practices which younger writers might prefer to avoid.

佐藤:この文全体が文脈の中でどんなはたらきを担っているか、意を汲んで、同じこ
とを日本語でやろうとしている。これはウザイか、アリガタイか。
「虚勢と阿呆と無策が散りばめられたこれらの書き物をここに公刊するにあたって、私は
どんな申し開きをすればよいのか。これは駆け出しのライターが犯しやすい失敗の諸例で
す、どうぞみなさん同じヘマを犯しませんようにと声を大にして訴えることしか、どうも
手はなさそうである。」

846:吾輩は名無しである
11/03/06 23:14:28.83
上の方の、18c英語を雰囲気そのままで訳す場合の話なんだけど、
擬古文だと難しすぎで漢字多用だとニュアンス違いとのことだが、
だったら
漢字をちょっと少なめにして、でも全漢字を旧体字にするという方法もあったんじゃない?
もう、パッと見が古そうでいいじゃん。

847:吾輩は名無しである
11/03/06 23:23:17.09
福田恒存かよw

848:吾輩は名無しである
11/03/06 23:28:56.31
それなら訳者の手を煩わせずとも
編集部の方で、旧字原理主義者みたいな人が作ったソフトでも探してきて
一気に置換できるだろうから不可能ではなかったろうな。


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