トマス・ピンチョン4 at BOOK
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450:吾輩は名無しである
11/02/04 00:45:50
エリクソンはその場その場のイメージが黒くて強いから大丈夫だと思う
その小説読んでませんが 申し訳ない

451:吾輩は名無しである
11/02/04 00:54:44
>>435
これに誰もつっこまないのか?

452:吾輩は名無しである
11/02/04 01:01:27
ピンチョンとは違ってエリクソンはまだ、
「とにかく最後まで読んだ(字を追った)」ことが自慢になる作家ではないね。

453:吾輩は名無しである
11/02/04 01:30:00
ピンチョンだろうがジョイスだろうが、
俺は読んでないうちから読んだことにして自慢しまくってたぞ。

454:吾輩は名無しである
11/02/04 01:41:55
俺なんて古今東西ガツガツ色々読み漁ってるが まだ漱石読んだこと無いぜ 村上春樹もな

455:吾輩は名無しである
11/02/04 01:48:04
俺なんてあらすじすら知らないのに
「小説語るならプルーストくらいは読んでからにしろよww」って
酒の席で100回くらい言ったことあるぞ
「重力の虹? ああ、あれなら原書で読んだほうがわかると思うよ」
とかも言ったことある。もちろん日本語訳ですら上巻途中で挫折したが。

そんなもんだよw

456:吾輩は名無しである
11/02/04 02:39:31
>>451
いやーめんどくさそうだからツッコミたくないんだよ
てか つっこんでやれば?

457:吾輩は名無しである
11/02/04 02:49:56
× めんどくさそうだから
○ 逆につっこまれそうだから

458:吾輩は名無しである
11/02/04 04:06:26
>>455みたいな馬鹿にはなりたくない
まあ俺がお前と飲んでたら「こいつ、読んでないな」と、一発で見抜くと思うが

459:吾輩は名無しである
11/02/04 04:31:35
>>250の正体が>>455ということか。

460:吾輩は名無しである
11/02/04 09:27:58
>>455
てか本の話を飲みながら出来る友達がいるのが羨ましいよ
ピンチョンやら読んでる友達は俺の周りではいない、、、、、


461:吾輩は名無しである
11/02/04 20:16:14
知り合いにピンチョン読みいるけどそいつと一緒に呑みたいとは思わんわけで
まー読む本の趣味が近いからと言って一緒に呑んで楽しいとは限らないし
本に限らず完全に趣味が違っても一緒に呑んで楽しいヤツは楽しいから
ピンチョンの話で盛り上がれる呑み友達ってのは幻想でしかないと思う

462:吾輩は名無しである
11/02/04 20:46:40
ところで 438>> はフォークナースレで『サンクチュアリ』を
勧められていたようだが、それで納得したんだろうかな。
そういや確か「エントロピー」の中にサンクチュアリへの言及があるはず。

463:吾輩は名無しである
11/02/04 21:47:11
サンクチュアリのほかに何かあるならば、知りたいです

inherent viceの次に読みます
最後のほう霧の話ですが、Pさん霧好きなんですかね

464:吾輩は名無しである
11/02/04 21:59:36
>>463 sage進行で
『サンクチュアリ』はインポ野郎にトウモロコシの軸でレイプされるっていう
センセーショナルな感じが最初の一冊向けなんだと思う。フォークナー
自身は金目的で書いたとか嘯いてるけど作品としてはよく出来てるよ。
作品のわかりやすさ重視なら『八月の光』がダントツだと思う、個人的に。
ただ、ピンチョン読んでるくらいだから、最初から大作読んでも全然平気
なんだとすると、それこそ『響きと怒り』からスタートしてもいいと思うよ。
ま、これはフォークナー読みではなくピンチョン読みの意見ね。
ところで Inherent Vice は原書で読むの? そんなに厚くないけど。

465:435
11/02/04 22:53:51
ピンチョンは全部読め人生は長い
と言っても人生で読める小説はタカがしれてる さぁなにを捨てるんだ?


466:吾輩は名無しである
11/02/04 23:12:06



467:吾輩は名無しである
11/02/04 23:17:12
Inherent Viceは、一日一章読めば、一ヶ月で読了という分量



468:吾輩は名無しである
11/02/05 01:45:50
全21章 369頁か・・・LAの地図でも眺めながら読んでみるかな

469:吾輩は名無しである
11/02/05 19:46:19
てか思ったんだが、>>438 は inherent Vice 原書で読んでるなら
エリクソンも原書で読めばいいんじゃないか?
ピンチョンより文章がきれいだぞ。オレの主観だが。
フォークナーは、ヨクナパトーファ・サーガものなんかはまるまる1頁ピリオドなし
みたいなことになるから(ピンチョンより酷い)どうだかと思うけど。

470:吾輩は名無しである
11/02/05 23:20:40
>>465
スルーせずマジレスしちゃってカッコワルイんだが
フツーそういう訊き方されても誰も答えないよな
単に話題提供のつもりかも知れないが、なんかめんどくさそうと言うか
誰かの答えにつっこみたがってるようにしか見えんわ
てか「捨てるもの」ってのを自分から提示してくれりゃいいのに

471:吾輩は名無しである
11/02/06 06:07:19
>>469
一回では分からず、二度読み
第一章でマシュマロと豆腐を間違えるシーンが

472:吾輩は名無しである
11/02/06 06:16:54
M&DとATDのどっちが読みやすい?
もちろん日本語訳での話し。

473:吾輩は名無しである
11/02/06 07:01:53
>>471
二度読みする方がふつうだと思う、特に前半は
翻訳で読むと気持ちいいスピードで読めるんだけどな
でもスルーしちゃうこともあるわけで
ま、どっちがいいとは言えないな

>>472
当たり障りなく言うならATDじゃないのかな
M&Dは漢字が多すぎてどうもねえ、ってところはある

474:吾輩は名無しである
11/02/06 10:54:26
M&Dは訳が信用できないのが困る。

475:吾輩は名無しである
11/02/06 13:25:48
>>474
「訳が信用できない」の内訳をもう少し説明してほしいな
煽りとかじゃなく普通に意見を聞きたいので、ヨロシク

476:吾輩は名無しである
11/02/06 13:45:01
>>305

477:吾輩は名無しである
11/02/06 15:22:57
>>476
ルビを多用したからチェックが甘くなったんだろうな
翻訳に100%はありえないからそれなりに信用しときますわ

『49』の最後の方の「中間の脱落」みたいに、作品の解釈の根幹
にかかわるようなとんでもない誤訳があると考え込んじゃうけどな
志村正雄がなんであんな誤訳したのか(しかも注釈まで付けた)
いまだにまるで理解できない

478:吾輩は名無しである
11/02/07 08:10:24
あんたも翻訳やればわかるよw
絶対に糞訳部分が混じる

479:吾輩は名無しである
11/02/07 10:04:01
志村正雄乙

480:吾輩は名無しである
11/02/07 10:06:30
>>478
確かに集中力の問題もあるだろうし
だから定期的に改訳されるのがベストなんだろう
>>475
俺は中国にいたことがあって 中国語しゃべれるんだが
M&Dの漢字表記って あれ中国語だよ 日本語では漢字がないから
むりやり中国語から持ってきて 意味にあてたんだと思うんだが
どうかな?俺的にはあそこまで漢字にこだわる必要がどこにあったんだと思う
柴田氏なりの文字ヅラの雰囲気作りだとは思うんだが

481:吾輩は名無しである
11/02/07 11:44:32
>>480
なるほど中国語の流用なのか。漢語って考え方をすれば
近代までの日本語と漢語の関わり方をふまえても
雰囲気作りとしてはデタラメな発想ではないのかもしれないけれど
ブレーン雇うとか辞書多用するとかで処理しちゃったんだろうな。
まぁ翻訳は難しいよな。佐藤良明のスペイン語→関西弁みたいに
不正解なの承知で処理しなきゃならない部分が出てくる。

482:吾輩は名無しである
11/02/07 12:01:46
>>478
あとから気づいても取り返しがつかないとか
なんでそんな訳にしたのか自分でも覚えがないとか
実体験としてあるよ
だから必要以上に訳者をバッシングする気はない

483:吾輩は名無しである
11/02/07 17:42:00
まあ私はピンチョンを村上春樹が訳すくらいなら
断然柴田氏佐藤氏志村氏に頑張ってほしいけどね

484:吾輩は名無しである
11/02/07 20:39:03
M&Dは東海道中膝栗毛的な雰囲気出すために
わざと漢字を多用したんだっけ

485:吾輩は名無しである
11/02/07 21:24:58
>>483
でも柴田元幸は村上春樹のアレっていうかいわゆる春樹訳の監修的なこと
してるわけでしょ、春樹の語学力で文学作品翻訳できるわけないんだから
ま、長いものに巻かれて春樹訳ピンチョン、みたいな話にならんでほしいわな
その意味でも新潮社全集の訳者陣にイロモノがなかったのは幸い

486:吾輩は名無しである
11/02/07 21:34:18
この流れで思い出したが、最初競売ナンバー49の叫びは寺山修司が翻訳してたらしいけど、
仮に完成してたらどんな感じになってたんだろう

487:吾輩は名無しである
11/02/07 22:06:32
>>486
『49』は寺地五一ってちゃんと大学教授までやってる人の下訳があった上で
まあ寺山修司が作品世界の感じが良く出るように日本語をいじって結局は
誤訳部分が増えるという理屈にはなる・・・寺山に原文は読解できない前提だが
ま、結果的に文学性が高まったと感じるか否かは読者の好み次第だからねぇ

488:吾輩は名無しである
11/02/07 22:25:58
作家にとっては箔になるのかなあ。
ピンチョンではないにしろ「翻訳したことがある」というのは。
でも下訳とかいろいろ面倒みてもらってるなら、そんなのゴーストライターみたいなもんじゃん
とも思うけど。

489:吾輩は名無しである
11/02/07 22:47:47
>ゴーストライターみたいなもん
だと思っておく方がいいだろうね、作家や有名人の翻訳は
箔の問題なのか出版社の販売増進戦略なのかは場合によるだろう
しかしカーヴァーやフィッツジェラルドなんかは作家のわがままだろうな
カーヴァーワールドやフィッツジェラルドの作品世界に浸りたいのに
春樹ワールドのフィルターなんかかまされるのはたまったもんじゃない

490:吾輩は名無しである
11/02/07 22:57:31
研究者目線での神訳って案外だめな感じになるよ

491:吾輩は名無しである
11/02/07 23:12:06
>>480
そこが難しいところなんだろうな
内容というか記されている情報は丁寧に提示してくれるんだけど
文体も雰囲気もないどころか世界観すら伝わらないような訳になる
でもまあピンチョンの作風は細かいガラクタを積み上げることで
異様な世界観が立ち現れるってのが最良のパターンのひとつだから
国書刊行会で出てたような翻訳でも読者的にはあまり不満がないんだよな
新潮社の全集はそのあたりバランスとろうとしてるんじゃないかと思う

492:吾輩は名無しである
11/02/07 23:13:12
村上春樹ですら語学力に難があるなんて言われるなら、あの作家やあの作家はどうなるんだろう。。。
いくつか翻訳した(ことになってる)小説を見たことあるんだが。
さらに言えば、初めて日本語に翻訳された海外の小説家の本の帯や批評で
「かねてから凄い作家だと思っていた。この翻訳によって日本の一般読者にも知られるのは喜ばしい」などと、
いかにも「俺様くらいになるととっくに原書で読んで注目してたんだぜ」と言うようなことを
書きたがるあの人とか。。。

493:吾輩は名無しである
11/02/07 23:19:53
エリクソン『ルビコン・ビーチ』島田雅彦訳くらいがビミョーなとこだろ
いちおうアカデミックなところでも耐える語学力だから
と言っても専門が露文で本当に独力でエリクソン訳せるかはビミョー

494:吾輩は名無しである
11/02/07 23:24:38
>>492
まーわれわれ読者はマーケティングの対象である消費者なんだからさ
作家先生に非があると思いたくなるのはわかるけれども
編集者とか編集部がブレーンとしていろいろ情報提示したり
新しく売り出す海外文学に知名度のある日本人作家の名前くっつけて
売りやすくしてることもわかろうよ
あんたはそうじゃないと思うけど権威主義に巻かれる人って多いんだから

495:吾輩は名無しである
11/02/07 23:34:36
>>492
後半はT.G.氏のことか?

496:吾輩は名無しである
11/02/08 00:03:08
邦訳が出てない作品の原書をガチ読みしてる作家もいることはいる
それをわざわざ自分名義で翻訳して出すというのは別の問題
作家の翻訳に下訳とか監修をつけるというのは出版社の問題

497:吾輩は名無しである
11/02/08 00:28:50
こういうスレだと仏文中心主義だった時代の日本の文壇や翻訳事情は出てこないんだなw

498:吾輩は名無しである
11/02/08 01:19:21
>>497
スレ違いだからな

499:吾輩は名無しである
11/02/08 10:28:30
>>489
村上春樹はライ麦の新訳を出したよな ライ麦は好きだし一応読んだ
村上批判は不毛だからやめるが
ついでに柴田氏とのサリンジャーについての対談本を興味あって読んだんだが
>翻訳夜話2 サリンジャー戦記 (文春新書) [新書]柴田氏村上氏共著
村上春樹はこんなに子供っぽい人だったんだと驚いた と結局批判を言ってしまった
しかもスレチでごめんなさい


500:吾輩は名無しである
11/02/08 11:08:06
どのへんを子供っぽいと感じたの?
俺も読んだがそんな感想はもたなかった

501:吾輩は名無しである
11/02/08 11:09:43
>>494
出版社の姿勢はそれは言わずもがなだろ 会社は利益を追及するものだ
ただ今回のピンチョンの全集に関しては新潮社に感謝だよ 本の単価は高いけどな

502:吾輩は名無しである
11/02/08 17:59:58
>>501
494だが(ついでに491でもあるが)
もちろん新潮社の全集には感謝してるよ
この全集の企画はどう考えても柴田&佐藤の主導だと思うし
ついでに柴田の知名度や春樹と組んだヒットがなければ
こんな利益率の悪そうな全集なんて話はなかったはずだと思う
本の単価は高いが利益率を考えると良心的な方なのかもしれないな

503:吾輩は名無しである
11/02/08 18:36:19
無理に春樹と絡める必要ないから。

504:吾輩は名無しである
11/02/08 19:21:54
>>503
いや無理に絡めようってんではないんだが
むしろオレ自身はそっち方面に否定的って言うか現況を鬱陶しく感じている
ついでに言うと柴田元幸がピンチョンを訳す事にも違和感を感じなくもない

505:吾輩は名無しである
11/02/09 22:12:16
>>504
翻訳能力あるなら自分で打開しなされ

506:吾輩は名無しである
11/02/11 03:22:25
翻訳で『M&D』と『逆光』2作読破した人いる?
まじ尊敬するわ。

507:吾輩は名無しである
11/02/11 09:04:23
人に誉められたことのない私が初めて尊敬されたわあ

508:吾輩は名無しである
11/02/11 10:05:24
え? 量的長さ的に尊敬ってこと?

509:吾輩は名無しである
11/02/11 10:44:03
面白く読んでるから別に苦行でもないしな

510:吾輩は名無しである
11/02/11 11:13:36
しかしアメリカの純文学作家って半端じゃない
徹底ぶりだね。どう考えても売れない長大な小説を
えんえんと書き続ける。ピンチョンは生活はどうしてんのかな?
フォークナーもフランでの評価が逆輸入されるまでほとんどの
小説がアメリカで絶版だったらしいし。

511:吾輩は名無しである
11/02/11 13:54:53
金持ちの家に生まれたとか
奥さんの稼ぎがいいとか

そういうパターンが多いんじゃないの?

512:吾輩は名無しである
11/02/11 14:16:32
>>510
『GR』以降は印税で食えてるんだろ、なんせ『49』とかは英語圏の
大学で課題図書に指定しやすいサイズでよく使われるわけだから
趣味的な読書の範囲を超えて常時売れてるわけだし。
『GR』出版以前はローゼンタール基金賞で食ってたんだろ。
っつーか他人の生活心配するより自分の生活気にしたらどうだ?

513:吾輩は名無しである
11/02/11 14:41:31
年収2500万以上 ソースは本人のmyspace

514:吾輩は名無しである
11/02/11 21:15:49
>>513
あの myspace って研究者目線で見ると「へぇそうだったんだ」ってことが
なんにも書いてなくて笑っちゃうんだよな、興味・趣味のところとかね。
興味全般の最初に entropy とか、ほとんど冗談なんじゃないのというか
人からわかりやすいようにサービス/セルフパロディしてる感じなんだよね。

515:吾輩は名無しである
11/02/11 21:22:27
つまり本当のところは不明、>>512がオマヌケということか?

516:吾輩は名無しである
11/02/11 21:40:01
>>515
いや年収が円換算で2500万円以上はホントだろ研究者目線で見ても。
例えばいっときしか売れないヒット曲を出しても一時的にしか印税は増えないが、
いわゆる名作クラスのアルバムを出してしまうと延々と印税が入り続ける。
1960〜80年代に世界的に名をなしたロックミュージシャンとか、もはやツアーなんか
する必要ないくらいリッチになっちゃうんだとさ(それで音楽的に腐る)。
すくなくともピンチョンの初期3作品はポストモダンの名作扱いされてるわけで
いまだに毎年世界で何冊売れてるか考えてもごらんよ。
ロックの名盤ほどではないにしろ結構な数字なんじゃないか?

517:吾輩は名無しである
11/02/11 21:43:15
ジャンルが違う。流通方式もぜんぜん違うんだし。
説得力皆無。

518:吾輩は名無しである
11/02/11 21:45:14
研究者てのは他人の財布の中身を邪推する商売なのか

519:吾輩は名無しである
11/02/11 21:48:09
ロックミュージシャンってもう印税じゃ食えなくなってるらしい

520:吾輩は名無しである
11/02/11 21:50:27
諸説あるだろうけど、まあ、ピンチョンとしては
うんざりするほど訊ねられたことなんだろうな > ぶっちゃけ年収いくら?

そう考えると、ピンチョンがはぐらかし用の回答をいくつも用意してることはじゅうぶん考えられる。
そのうちのいくつかが適当に信じられて噂になってるだけだろ。

521:吾輩は名無しである
11/02/11 21:55:06
00年代前半だったかな? 巽孝之が何かに書いてたの読んだことあるんだが
アメリカの文学部での読書リストに挙げられるアメリカ作家の作品で
競売ナンバーがたしか3位だった たぶん1位はトニ・モリスン
重力の虹はさすがに学生に読ませてもわからんだろうということになるらしい

522:吾輩は名無しである
11/02/11 21:59:55
なんかアメリカ文学総合スレでも >>510 みたいな話が出て
レスが下世話な展開になってストップしてたな
年収なんていくらだっていいがな
オレらが買い支えてるんだからPさんは安泰だろう

ということで終了

523:吾輩は名無しである
11/02/12 00:13:31
ピンチョンもいい年だし貯金もあるし子供もいるし……って、

まだ子供に金がかかるのか。

524:吾輩は名無しである
11/02/12 00:31:37
昔なら作家も専業で食えていたろうが、これからは難しくなるだろうな

525:吾輩は名無しである
11/02/12 01:04:29
奥さんが誰か別の作家のマネージャーか何かをやってるんじゃなかったっけ?

526:吾輩は名無しである
11/02/12 01:09:44
ピンチョンの実生活ってオマエらそんなに気になるのか?
隠されると(そんな必死に隠してるわけじゃないらしいが)
逆に知りたくなるって気持ちはわからなくもないけど
ホントのところどうなのよ? どーでもよくないか?

527:吾輩は名無しである
11/02/12 01:12:45
どうでも良くなかったら、繰り返しスレで話題になってるだろ。

528:吾輩は名無しである
11/02/12 01:17:25
ヴァインランドからの作風の変化には子供が出来たっていう要素が
関連していなくもないんだろうなと思ったりするがどうかな?

529:吾輩は名無しである
11/02/12 02:14:23
来月『V.』新訳刊行だな。25年くらい前、国書版を近所の図書館で借りて
読んで以来、手に取っていない。もう読まないかも知れんが、買っとこうかな。

530:吾輩は名無しである
11/02/12 02:55:25
>>528
男の場合、子供ができたからってあまり変らない例の方が圧倒的に多いと思うけど。

531:吾輩は名無しである
11/02/12 03:13:06
>>530
いや 一般論としてではなくピンチョンの作品についてはどうかと
うーん、一例を挙げると・・・
すくなくとも作品の結び方、物語の終わりが殺伐としてないというか
ヴァインランド以降は未来がない感じではなくなったように思うんだが

532:吾輩は名無しである
11/02/12 03:50:48
初読はやっぱ競売ナンバーがいいの?

533:吾輩は名無しである
11/02/12 03:56:10
そうね、短いし。

534:吾輩は名無しである
11/02/12 04:09:47
>>531
VもGRも、お先真っ暗ってわけではない気がする。
なんとなくダラダラ続く雰囲気を残してる。

535:吾輩は名無しである
11/02/12 04:28:21
どの作品にしろ愛する子供を住まわせたい世界ではないなww

536:吾輩は名無しである
11/02/12 05:46:06
>>532
オレの知る限りだと(と言ってもピンチョン読者の知り合いは少ないが)
Vから入った人はピンチョンにものすごくハマるみたい
競売ナンバーより呪縛が強いみたいだよ
池澤夏樹なんかもそうらしいんだけど、この人、V未訳の時代
本人もまだ作家になる前に、飲み屋で知り合った志村正雄から
ピンチョン面白いから読んでみなって勧められたんだと

537:吾輩は名無しである
11/02/12 06:20:57
>>534
そうかなあ・・・
GRは最後節の映画館(アメリカの謂い?)
にロケットが落ちてくるのを匂わせてるわけだから
アポカリプティックに感じるけどなあ
Vは最終章というよりその前の章で
ベニーみたいな善人(役立たずだけど)が
消失しちゃう世界、居られなくなるような世界でしょ
競売ナンバーはエディパにとっては
どっちにしろ正気でいられない世界なんだろね

538:吾輩は名無しである
11/02/12 07:21:30
ちょっと聞きたいんだけど、みんな読むとき
登場人物の名前や役職をメモしながら読んでるんですか?

僕なんか、登場人物一覧表でも付けてくれたらなあと思うんですが、
ちょっと記憶力なさすぎ(読書に身が入ってなさすぎ)なんでしょうか?

539:吾輩は名無しである
11/02/12 09:20:04
>>538
しおりとかに一覧表がついてるやつもおおいよね。
ピンチョンのはたとえ一覧表がついていてもやっぱり
分かりにくいだろうなw

540:吾輩は名無しである
11/02/12 09:25:36
>>516
ずいぶん自信ありげだが、どう考えてもそんな楽じゃないと思う。
>>510の疑問はもっともで、俺もいつもそう思ってるよ。
フォークナーは小説が全然売れなくて、長い間ハリウッドで
脚本書きのバイトしていた。ノーベル賞作家でその始末だ。
アメリカって国は、ヨーロッパや日本みたいな「文学信仰」がない。
だから純文学は思いっきり儲からないし、しかも尊敬もされない。
ピンチョンはフォークナー以上に一般読者を遠ざける作風なわけで、
アメリカでどの程度売れているのか、興味のあるところではある。

541:吾輩は名無しである
11/02/12 09:40:27
真に芸術的な作家イコール赤貧ってのは
俺たちの勝手なイメージじゃないのか?
まあそんなに気になるなら帝国データバンクの調査員を雇って
アメリカに派遣し調べてもらってやるよ
では結果が出るまでこの話しはおしまい


542:吾輩は名無しである
11/02/12 10:50:03
文学研究者って、他の芸術分野に比べるとゴシップ趣味が強いんだよな

543:吾輩は名無しである
11/02/12 11:10:02
>>526
フォークナー賞獲ったんだね。これ待つのもいいなあ。

544:吾輩は名無しである
11/02/12 11:11:15
あ、>>536だった。

545:吾輩は名無しである
11/02/12 11:31:05
昔、三島が渡米した時、誰かに言われたそうだ。
「君がヘミングウェイ、フォークナーと3人で肩を組んで
ニューヨークのメインストリートを歩いても
誰も近寄ってこないだろう」と。
つまり作家の顔なんて誰も知らないし、興味もないと。

546:吾輩は名無しである
11/02/12 11:33:02
顔を露出する商売じゃないからね。
でもピンチョンはちょっと別格。
三十年前の写真があるきりだからな。

547:吾輩は名無しである
11/02/12 11:33:57
>>540
確かにアメリカでは主流文学/メインストリームの作家はまるで儲からない
だろう(純文学ってのは日本的カテゴリでしょ?)。ただ第二次世界大戦後
〜1980年代あたりまではやや例外的な時期だったと言える部分がある
かもしれない。いわゆる読書クラブというか、毎月おすすめの本が登録会員
に届くという通販システムがあって、Vとか競売ナンバーはそのルートで
そこそこ販売されていたという事実がある。80年代のミニマリズム&
創作科出身作家ブームのころから、文学がパッケージ商品みたいになったが
この頃からふたたび作家が食えない時代になっている可能性がある。
80年代の文学商品化はイギリスも同じだが経済事情は違うだろう。
フォークナーは評価が遅れ、脚本書き等の不遇時代を過ごした確かだが
世代的に早かったせいで二次大戦後の経済的繁栄のおこぼれに
あずかれなかった節もあるかもしれない。確かなウラは取ってないけどね。

548:吾輩は名無しである
11/02/12 14:02:10
MOMAもゴミ屋敷みたいなもんだし、芸術のない国ではある

549:吾輩は名無しである
11/02/12 15:37:44
>>545
> ヘミングウェイ
の顔は皆知ってるだろうけど、別に珍しい顔じゃないからな。

URLリンク(www.fla-keys.com)


ちなみにコレひ孫
URLリンク(www.youtube.com)

550:吾輩は名無しである
11/02/12 17:16:11
メルビィルも死後 何十年たって古本屋で

白鯨が発見され 評価され始めたんだよな
ボーも不遇のままドブに落ちて死んだ


551:吾輩は名無しである
11/02/12 19:55:19
そうそう、アメリカって国は

メルヴィル、ポー、フォークナーと
大作家に限って死屍累々。メルヴィルは
現在ではアメリカ史上最大の小説家。この
評価はもう揺るがない。どうせ認めるなら、
もっと早く認めてやればよかったのに。

552:吾輩は名無しである
11/02/12 20:00:08
>>540
まあようするにアメリカのシリアスな文学の作家って
極端に実験的だったり、難解だったりするわけだ。メルヴィルも
フォークナーもね。ポーはそれほどでもないが。
だから単純に考えてどう考えても売れない。ましてエンタの作家は
また極端にエンタに走るからね。今だってスティーブンキングなんかは
ものすごく売れてるし。売るための文学と一種の知的冒険としての文学が
日本の純文学とエンタ以上に極端に分裂している感じ。

553:吾輩は名無しである
11/02/12 20:07:07
アメリカは日本やヨーロッパのように貴族、公家といった有閑階級が
いなかったから、文学を観賞する社会的基盤がもともとないんだね。
だからまともな批評が自国から出てこない。偉大なアメリカ文学は
ヨーロッパで言及されて、その評価がアメリカに逆輸入される。

554:吾輩は名無しである
11/02/12 20:20:26
フォークナーは違うだろ。

555:吾輩は名無しである
11/02/12 20:29:07
フォークナーを高く評価したのはフランス。それがヨーロッパ中に広まり、
戦後すぐノーベル賞に決まってしまった。

556:吾輩は名無しである
11/02/12 23:20:39
>>553
ちっと待てピンチョンってそもそも有閑層に
好まれる芸術ではないだろ

557:吾輩は名無しである
11/02/13 00:42:33
現代の有閑階級とは言ってない。よく読んでくれ。
そういう歴史的背景があって、文学を観賞する社会的基盤が
ヨーロッパには根付いているということだ。

558:吾輩は名無しである
11/02/13 02:41:25
ピンチョン初期2作は、大学卒とかでない労働者が
爆笑しながら読む小説という扱いもされていたはず
今風に言う「ありえねー」ノリで笑う感じ?
これはマーク・トウェイン以来の伝統として米では「有り」
しかしそういう読まれ方が全てなわけではなく
他方で真っ当な批評家や学者(欧州のも含むI)も注目してくれた
というのが幸運だったんだろうな

559:吾輩は名無しである
11/02/13 02:56:08
>>552
エンタとシリアスという区分がどの時代から意識化されるようになったか
あるいは文学にシリアス/ゲージツという概念が適用されるようになったか
ポストモダンにおいてその区分は有効か
歴史的諸条件を無視してはならんぜ

560:吾輩は名無しである
11/02/13 04:59:08
>>559
で、どの時代から意識化されるようになったんです?
ご存知?

561:吾輩は名無しである
11/02/13 12:19:12
>>560
長くなるしめんどくさいから書き込むの億劫ッス
要点だけ出すと、・19世紀まで英米の小説は基本的に娯楽
・19世紀にも英米のマーケットの交流は比較的盛んにあった
・19世紀後半になんとなく「ジャンル」というものが発生した
・帝国主義期の植民地での語学教育に文学作品が用いられて
単なる娯楽より格上げする需要がなんとなく醸成
・ヘンリー・ジェイムズがフィクション/小説 art(技法・技巧・技術)
を強調して英米の小説のあり方に変化をもたらした
・自然主義期に「たのしくない」フィクションの雰囲気を後押し
・文学に「芸術」性を問う、言語芸術としての文学って概念が
浸透するのはモダニズムからではないの?
それ以前の文学&作家にシリアスネスがないとは言わないけれど
世界の側がそれを評価する概念も尺度も持っていなかったわけで
メルヴィルの評価が遅くなったのは歴史的必然とは言える

562:吾輩は名無しである
11/02/13 12:21:00
あーごめん
ジェイムズは フィクション/小説の art、ね

563:吾輩は名無しである
11/02/13 12:35:25
識字率の低い時代に「娯楽」で、国民教育の発展過程で「芸術化」

矛盾というわけじゃないけど、大雑把すぎるんじゃないかな。

564:吾輩は名無しである
11/02/13 13:00:19
>>563
はい、かなり大雑把です
アメリカの場合なんとも言えない部分もあるけれど
そもそも小説というジャンルの発生は中産階級の台頭と関係があって
参政権・選挙権を得るために読み書きできなければならないという事情と
文字文化による娯楽(教育的価値もある)の発生は大いに関係あります
映画もテレビもない時代にお父さんが子供たちに物語を読んでくれる
みたいな娯楽形態が中産階級の家庭では一般的だったことを無視しちゃ
いけないわけで、読書自体のあり方が現在と相当違ってる
現在の読み方ってメルヴィルの時代の作家同士が互いの作品を読み合う
のと同じような読み方(だから当時だったら特殊)だと思います


565:吾輩は名無しである
11/02/13 13:33:25
小説=娯楽の王道 → 「不倫の恋」 と 「犯罪」

自然主義でも浪漫主義でもこの点は同じ。
じつはポストモダンも……

566:吾輩は名無しである
11/02/13 13:33:46
ホーソンとか名家出身じゃね?
ボストンにずっといたエリート階層の存在とか忘れてるだろ?


567:吾輩は名無しである
11/02/13 14:06:00
ブラーミン・カーストね
そういうエリートサークル内での文学ってのもアメリカには存在する
わけだけれど(エマソンなんか誰が読むんだよとか)
ホーソーンなんかはそういうサークルとエンタメ提供の
両方に足をつっこんでた作家だろうな
メルヴィルは当初は海洋小説家でしょ、ジャンルもの
タイピー、オムーあたりまでは受けたけどマーディあたりから
わけわかんなくなってくる
モウビ・ディックとかガチ読みするとけっこうがんばってエンタメ
しようとしてるところとかもあるように感じるけどな
単にエリートサークル向けだけて書いたわけじゃないでしょ
初版はロンドンで出版したんだっけ?

568:吾輩は名無しである
11/02/13 16:42:18
>>567
いやそうじゃないよ。メルヴィルはもともとタイピー、オムーあたりまでの
海洋冒険小説で結構ヒットを飛ばしていた。あきらかにエンタだった。
モウビー・ディックもその系列上にあるのだが、なぜか書いている途中に
ドツボにはまって、楽しいエンタのはずが深遠な哲学小説に変わってしまった。
モウビー・ディックという小説の、ぎこちなさ、統一のなさはそういう経緯に
起因する。その後もメルヴィルは楽しいエンタを書くことができなくなってしまい、
ついにはまったく小説が売れなくなって、小説家廃業に追い込まれた。

モウビー・ディックはもともと単なる怪物クジラみたいな軽いキャラだったのに、
深遠な象徴に変わってしまった。

569:吾輩は名無しである
11/02/13 16:52:43
>>569
書いてる途中にドツボにはまって・・・ってのは
まあ読んでいてわからなくない感じがするな
1850年前後にホーソーンとの交流があったのが裏目に出たのかね
レッドバーンとかホワイトジャケットあたりまでは
よくわかんないアレゴリーも入ってくるけど
いちおう冒険小説なんだよなぁ

570:569
11/02/13 16:58:00
ごめんアンカー打ち間違った

>>568 だ

571:吾輩は名無しである
11/02/13 18:48:00
>>568
現在の白鯨が最初から企図されたような作品でない
のはたしかだな。章ごとに全然書き方が違うし。
長編小説といっても、戦争と平和とか罪と罰みたいな
一貫した文体やストーリーがまったくない。まあ、
それが、かえって現代的だという評価も受けてるんだが。

572:吾輩は名無しである
11/02/13 19:14:32
で話をピンチョンなんかの方に戻すと
ポストモダンの作家たちは軸足をハイカルチャーとしての文学の方に
置いといて、高級文化と大衆文化(エンタメ)の区分を意識的に壊すわけでしょ?
一貫性のある大きな物語の功罪もわかってるからそれも回避する
そうするとなんだか仕上がりの感じがモウビ・ディックと同じような
分裂症じみたものになるというかなんというか
おかげでポストモダンの時代にも白鯨の評価がいっそう高まっちゃうんだな

573:吾輩は名無しである
11/02/13 19:46:34
>高級文化と大衆文化(エンタメ)の区分を意識的に壊す

↑ の弊害であるところの

優柔不断
いいカッコしい
いっちょかみ

をごまかすのに有効なんです >過去の作品の発掘と評価

574:吾輩は名無しである
11/02/13 20:13:50
? >>573 が何言ってるのかわからないのはオレだけ?

575:吾輩は名無しである
11/02/13 20:19:07
関西弁でしゃべられても都民にはわからんわ

576:吾輩は名無しである
11/02/13 20:19:11
そう

577:吾輩は名無しである
11/02/13 20:19:59
ポストモダンっていつの流行語だよww

578:吾輩は名無しである
11/02/13 20:24:06
1980年代とかでしょ、30年前

579:吾輩は名無しである
11/02/13 20:28:50
最近のピンチョンスレのこの伸び方は
荒れてるということなの?

580:吾輩は名無しである
11/02/13 20:38:55
全小説絶賛好評発売中なのに
新規読了報告がないからねえ。

581:吾輩は名無しである
11/02/13 20:48:54
たしかに読了報告どころか大仰なレスばかりだよな。
かわいげがあるレスは>>538くらいなもんだ。その538もスルーされてるというw
少しは地に足のついたことを話せばいいのに。

582:吾輩は名無しである
11/02/13 21:00:00
>>581
>>538にはレスしてやらんのか?

ちなみにオレはメモ取りながら読んだことはないけど
まあ普段の生活と一緒で覚えてられないことは覚えてられない
というか、覚えてられないほど重要度低いのか
勝手に自分が重要でなく感じたんだろうと思うようにしてる
だから何十頁も戻って確認し直すなんてことは年中あるな

583:581
11/02/13 21:02:02
俺様は高踏的なレスしかしないことに決めてるから、
実際の読書のこととか野暮ったい話題は相手にしないんだよ。

584:吾輩は名無しである
11/02/13 21:12:40
へぇ じゃ他人に地に足のついたこと話せ
とか言っといて自分は高みの見物決め込むってかよ

585:吾輩は名無しである
11/02/13 21:17:12
そういうこと。
似合わない奴はそうしてろって話さ。

586:吾輩は名無しである
11/02/13 21:18:21
お前>>21だろ

587:吾輩は名無しである
11/02/13 21:44:39
>>21!ww

588:吾輩は名無しである
11/02/13 21:48:15
>>21のどこが高踏的なんだよ。
>>586には辞書を引くことをオススメしよう。

589:吾輩は名無しである
11/02/13 22:03:14

とりあえず誰か、登場人物一覧でも作成してくれんか?

多くの人の、頁を戻す手間を省く、むちゃくちゃ感謝される仕事だぞ。

我こそはと思うそこの君、白鯨だのホーソーンだの高踏だのはいいから、

専用ブログでも作ってください。

590:吾輩は名無しである
11/02/13 22:19:05
国書刊行会版の重力の虹は人物表ついてるじゃん
どの作品の一覧表が欲しいわけよ?

591:吾輩は名無しである
11/02/13 22:28:12
>>588
広辞苑には「ひとりよがりで尊大なさま」ってのもあるな
第一義じゃないけどな

592:吾輩は名無しである
11/02/13 22:28:23
>>590
VL
M&D
ATD
どこにも収録されてないのはこれだね。

593:吾輩は名無しである
11/02/13 22:30:52
>>592
じゃ人物一覧作成ヨロシク!

594:吾輩は名無しである
11/02/13 22:37:14
URLリンク(masondixon.pynchonwiki.com)
リンクたどっていけばありそうだな

595:吾輩は名無しである
11/02/13 22:41:36
>>594
見つけてから来い
いや
訳してから来い

596:吾輩は名無しである
11/02/13 23:06:47
MDはカバーに人物一覧付いてるけど
あれは違うの?

597:吾輩は名無しである
11/02/13 23:17:01
>>596
あれ不便。
出来ればその人物の初出時と主な活躍時だけでいいから
索引形式にして欲しい。

598:吾輩は名無しである
11/02/13 23:41:55
俺もどこかにないかと検索しまくって探したんだが、見つからなかった。
抽象的な感想ブログはあるんだけどね。読まなくても書けそうなのばかり。

もしかしたらろくに読了した奴がいないんじゃないかと思えてきた。
なんだ、みんな俺と大差ないのかってね。

599:吾輩は名無しである
11/02/14 00:48:16
597自分でやればいいじゃん
>>572 俺のイメージだが、アメ文学の作家は昔から大衆を意識してたんじゃないの?
白人の識字率は高かった筈だし

ポストモダンの作家達はそれにいい意味でナンセンスな感覚を加えて
今までの小説ではあり得なかったストーリー設定を持ちこんだんじゃないかな

セックスしたらミサイル落ちてくるとかさ
あとSF文学からの影響もあるんじゃないかな?

600:吾輩は名無しである
11/02/14 01:02:27
ほらまた
読了しなくても書けそうなことが。。

601:吾輩は名無しである
11/02/14 01:08:30
>>599
20世紀以降で言う「大衆」が昔から読者であったわけじゃないんじゃ?
19世紀はまだ書籍が高級品だったはずだよ、革装とかしてるし
ペーパーバック版とか文庫本の時代と同じに考えるとズレがあると思う

最初期のSFはポーとか言い出すときりがないけど
SFはジャンル小説(主流に対してジャンル、大衆文化扱いね)
なわけで、ピンチョンとかは意識的に取り入れてるはず
処女作Vからして、探偵小説の要素とかスパイ小説の要素とか
ポルノとか、文体面まで含めてかなり取り込まれてる

602:吾輩は名無しである
11/02/14 01:20:12
SF絡みで読了してなけりゃわからんように言おうか?
重力の虹の第4部ってスロースロップがどこにいるのか
もういないのかはたまた偏在しているのかなんだかわからなくなるが
あれはわかりにくい比喩表現として考えるべきではなく
SFみたいに字義的に考えるべきなんだろうとオレは思ってる
つまり、例えば「彼の顔はみるみる崩れ始めた」というフレーズは
フツーに純文学の文脈だったら泣き出したり顔をしかめたりだが
SFの文脈だったらホントに顔が崩れるわけだよな
すくなくともピンチョンの作品にはSF的に読まなきゃならんところがある

603:吾輩は名無しである
11/02/14 01:25:08
で?っていう

604:吾輩は名無しである
11/02/14 01:33:32

それは1940年代までの主流文学の中では御法度
とまでは言わないけれど、フツーはないわけでしょ
異端的・幻想的な作風の作家でもないかぎり
いちおうリアリスティックな表現に傾斜してたわけだから
でも写実主義的である事が必ずしも物事を的確に表現できるような
時代じゃないんだよな、現代って

で・・・何の話だったんだっけ、忘れた


605:吾輩は名無しである
11/02/14 01:43:44
スレが賑わってると思えば。。
うーん。
哲学板なんかだと1ページずつ読解していくスレがあるんだけどね。
まあ、ピンチョンくらいだったら根気さえあれば読めるわけで。
そりゃ、適当な能書きより人物のプロフィール一覧を示すのが何より読破の証拠になるし、
またそれが他人の役に立つというのも事実だろうが、それだってただの手間省きにすぎない。
ゲームの攻略本みたいなもんだ。

606:吾輩は名無しである
11/02/14 01:44:59
ウィリアムギブソンとかヴォガネットのが
文面的には近い気がするな
MDは白鯨ぽいけど

話があっち行ったりするけど
スローラナーの短篇はビートニクっぼいと思ったんだけど
ビートニクの影響って言われてるの?
世代的にはビートニクの少し後だよね

607:吾輩は名無しである
11/02/14 01:53:51
>>606
ケルアック『地下街の人びと』のサンフランシスコの描写と
競売ナンバーでエディパが彷徨う夜のサンフランシスコの描写は
オレの中ではわりとシンクロする
スローラーナー読んでビートっぽく感じたことは……ない

608:吾輩は名無しである
11/02/14 02:00:16
いや待てよ
エントロピーの乱痴気パーティの感じとか
ビートっぽいって言えばビートっぽいかな
ただズッコケてるんだよな、あのパーティの話の中身って

609:吾輩は名無しである
11/02/14 02:21:16
ジャズの即興演奏を積極的に文学に取り込んだのが
ビートニクでしょ(だよね?)
エントロピーはもろ即興的小説だよね
長編もストーリー作り込んでから書いてるとは思えないんだよな
ケルアックの地下街はピンチョンの小説に
雰囲気が似てる気がする
だからやっぱりビートからの影響はあるんじゃないかな

610:吾輩は名無しである
11/02/14 02:24:30
そんなの何とでもいえるよww

611:吾輩は名無しである
11/02/14 02:27:23
Vの具体的な発売日って来月のいつか告知されてる?

612:吾輩は名無しである
11/02/14 02:27:53
エントロピーのどこが即興的なんだ?

ついでに言うとケルアックが即興的ってのも誤認だぞ
何日間だかで路上を書いたっての、あれ作り話だよ

613:吾輩は名無しである
11/02/14 03:03:36
何日かで云々というのは嘘かもしれないけど
即興性を大事に小説を書いたのは事実でしょ
ピンチョンが即興的に小説を書いてるとしたら
ビート以前に即興性を持ち込んで小説を書いてる作家がいなければ
それは影響を受けていることになるんでないの?

614:吾輩は名無しである
11/02/14 03:14:52
いや「即興」というのがどうも誤解みたいなんだよ
オレは Tim Hunt, Kerouac's Crooked Road っていう研究書で
目を開かされた思いをしたんだが、口からでまかせをまくし立ててる
みたいな (あくまで「みたい」に感じる) 臨場感を
ケルアックは文で表そうとしてたっていう研究なのね
もはやけっこう古い研究書なんだけど説得力あるよ
ちなみにケルアックがタイプの早打ち名人だったのはホントで
数日間で路上をというのは清書のタイプ打ちを誇張したものらしい

615:吾輩は名無しである
11/02/14 03:18:49
ピンチョンの文章のどのあたりが即興的なのか
ピンチョンの小説のどのあたりが即興的なのか
まったくわからんのだが
わかんないのはオレだけ?

616:吾輩は名無しである
11/02/14 03:21:19
原人の頃から人間は即興で音楽を奏でたんだが。
ジャズが発祥のわけがない。

無文字時代から人間は即興で物語ることなどいくらでもあった。
ビートなんちゃらが始めてなわけがない。

もうバカらしいから影響云々は

617:吾輩は名無しである
11/02/14 03:25:56
>>615
ただの法螺だよ。

「細部まで創りこんだ精緻な作品」と言ってみたかと思えば
「即興性のリズムを存分に取り入れた野心作」とほざいてみたり
「無尽蔵なコラージュのめまぐるしさ」とやりつつ
「明らかに○○の強い影響がうかがえる」なんてやりだす。

いちいち真に受けることはない。

618:吾輩は名無しである
11/02/14 03:28:43
ピンチョン本人がケルアックや路上を賞賛してるわけだけれど
もしピンチョンがケルアックや路上から引き継いでるものが
あるとすれば、>>609以降で言ってるようなものじゃないぞ
表面的な影響とかでは語りえないような事だよ

619:吾輩は名無しである
11/02/14 03:33:24
>>614
まじか?それ英書?和訳はなさそうだな
ケルアックが即興をうそぶいてたってこと?
そういう研究もされてるのか?知らなかった
もうそれが定説なの?

620:吾輩は名無しである
11/02/14 03:41:39
>>619
バロウズ研究やギンズバーグ研究と比べると
ケルアックはイロモノ扱いで伝記の類ばっかだったんだけど
2000年前後から真面目な研究が始まってる
そういった一連の研究で必ず参照してるのがティム・ハントかな
URLリンク(www.amazon.co.jp)
ケルアック作品をあくまで実験文学として解釈する好著(1981初版)

621:吾輩は名無しである
11/02/14 04:34:47
ピンチョンをケルアックとかそっちに引き付けて語る奴ってたいていアレ
サブカルに引き付ける奴の次にアレ

622:吾輩は名無しである
11/02/14 04:38:51
いまだにビートジェネレーションにかぶれてるヤツらの大半はアレだが
ビートかぶれの頓珍漢がわからずにレッテル貼って
ビート文学の最良の部分をわかろうとしないオマエもアレだな

623:吾輩は名無しである
11/02/14 04:43:22
ビート文学(失笑)

624:吾輩は名無しである
11/02/14 04:48:21
>>622
ビート文学について語っちゃってる奴と、「ビート文学の最良の部分」とやらの間に
どれくらい哀れな溝があるか虚心に考えてごらんよ

625:吾輩は名無しである
11/02/14 04:56:58
ビートと言えばきよし師匠のアンビバレンツ
 象徴的な標語が「ヨシナサイ」
 その一方で代表的なモーションがうなずき
深いぞよ

626:吾輩は名無しである
11/02/14 09:19:08
ピンチョンも歴史になりつつあるということだよな。
「全小説」なんて企画が出ること自体。そういえば
ガルシアマルケスも「全小説」が出てるし。

もうポストモダンもマジックリアリズムも過去の
文学になりつつある。

627:吾輩は名無しである
11/02/14 09:22:16
登場人物リストの話が出てるけど、
本のオビについてるあれでも十分だと思うよ。
まだMD上巻了だけど、かなり助かってる。

<人物紹介>と<注釈はその頁内>の二つは本当にありがたいよ。

628:吾輩は名無しである
11/02/14 09:24:53
>>624
哀れな溝、ね
なんかいわゆるビート信奉者みたいな人たちの言動見てると
ビートって頭悪い文学みたいに見えて悲しくなるんだよな
ジャズとかドラッグとかと結びつくような方ばっか強調されたり
佐野元春とか辻仁成とか?ビートとか言わないでくれよって、ね
ビート作家・詩人たちも (作風バラバラだけど) 方法論について
もっと言葉にしててくれてりゃ誤解も少なかっただろうに
実際にはポストモダンの方法のヒントになるような事とか
いろいろやってるし、決して阿呆な反逆なんかじゃないのにな
オレの理解では、カウンターカルチャーの醸成期という
時代ゆえにアウトロー的にならざるをえなかったのではないか
もちょっと遅ければアウトローにならずに済んだのではないかと

629:吾輩は名無しである
11/02/15 00:28:56
>>629
『スロー・ラーナー』の序文を読むと、ピンチョンは
ビート作家やソール・ベローなどがフィクションの言語を拡張した
ということがわかっているみたいだね。

630:629
11/02/15 00:35:14
すません>>628でした。

631:吾輩は名無しである
11/02/15 01:22:20
URLリンク(unreals.org)

1周目に作った奴だから、登場人物の分類やリストの順番は適当だが、そこそこ揃えたぞ。
登場頁は「ソースを表示」で見られる。

632:吾輩は名無しである
11/02/15 01:23:49
>>631
あんた慈善活動家か?!!





MDもお願いします

633:吾輩は名無しである
11/02/15 01:34:58
>>632
MDは無理。触手もとい食指が動かない。

634:吾輩は名無しである
11/02/15 01:37:32
>>631
あんた書店員か?!!

MDもお願いします。

635:吾輩は名無しである
11/02/15 01:38:33
リロードせずに頼んじゃった ごめんなさい
もお…いやん

636:吾輩は名無しである
11/02/15 02:00:22
VL以降は認めないって人はいるだろうと思うけど
ATDがアリでMDがダメって人がいるとは。

637:吾輩は名無しである
11/02/15 02:21:49
重力の虹を超えないなら新作出しても意味がない〜 そんなこと言う奴いっぱいいたなあ

638:吾輩は名無しである
11/02/15 03:17:28
>>631
ありがとう

639:吾輩は名無しである
11/02/17 21:48:37
来週やっと3連休がとれるから
そこで一気に読破しちゃいたいんだが、
メイスンと逆光ならどっちがいいだろう。
>>473の言うとおり逆行を買ってこようか。

640:吾輩は名無しである
11/02/17 22:11:16
やっと休みが取れたんでM&D読み始めたんだが
ベッドの上で読んだのが悪かったのか3頁と読み進まずに爆睡
っていうか漢字多すぎてなんか萎えそうな気分になった
でやっぱM&Dやめて Inherent Vice 読み始めてみたんだが
第1章、物語の始まりのワクワク感があってイイね
口語・俗語が多くて結構辞書ひかなきゃならないのが面倒だが


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