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164:非決定性名無しさん
19/12/18 13:45:09.77 .net
小島慶子、望月衣塑子、河合薫、伊藤詩織
勝訴、民事訴訟、民事裁判、傍聴
セカンドレイプ
桂田武実

165:非決定性名無しさん
19/12/18 13:47:29.03 .net
相模原、津久井やまゆり園、植松聖
ヘイトクライム、優生思想、優生保護法
差別主義、障害者差別、障害者雇用
障害者採用、沖縄オフィス
ナチス、ヒトラー
愛媛県警、誤認逮捕、女子大生
ドライブレコーダー、タクシー、盗む
アパート、自白の強要、二重人格、内定
ごめんと言えばすむ話、女子大生の人生をめちゃくちゃに
安倍晋三、安倍昭恵、菅義偉、官房長官
桜を見る会、名簿、シュレッダー
シンクライアント、サーバー
残っていない、復元は不可能
野党、芸能人、支持率、言い訳
望月衣塑子、公職選挙法違反

166:非決定性名無しさん
19/12/18 13:48:53.91 .net
 立憲民主党の初鹿明博議員(50)が、警視庁葛西署によって強制わいせつ容疑で書類送検されたことが分かった。
初鹿議員の容疑について、詳細をスクープした「週刊文春」2017年11月9日号の記事を再公開する。
この報道直後、初鹿議員は立憲民主党で6カ月間の役職停止処分を受けていた。なお、記事中の年齢や日付、肩書き等は掲載時のまま。
◆ ◆ ◆
「まっとうな政治。」を訴えて、衆院選で55議席を獲得し、野党第一党に躍進した立憲民主党。
だが、さっそく新人議員がセクハラ問題で党員資格停止を受け、「リベラル」の看板に曇りが生じている。そして、結党メンバーの一人にも重大疑惑が浮かび上がった。

167:Me,Too、全てのハラスメント撲滅を!
19/12/18 13:50:43.94 .net
「先生はタクシーで彼女と2人になると豹変し、いきなりキスを迫ってきたそうです。そして、言葉にするのもためらわれる行動に出たのです」
 小誌記者に、怒りを込めてこう語るのは、立憲民主党の初鹿明博衆院議員(48)から性暴力を受けた被害女性の友人Aさんだ。
 立憲民主党が揺れている。同党は、「まっとうな政治。」をスローガンに、衆院選で55議席を獲得し野党第一党に躍り出た。
 だが、小誌は先週号で、初当選した青山雅幸氏のセクハラ疑惑を報じた。
青山氏の元秘書が、詳細なメモなどを元に、抱きしめられたり、キスを迫られたことを証言したのだ。
 小誌報道を受け、福山哲郎幹事長は、次のように語り、青山氏の党員資格停止処分を発表した。
「性暴力の根絶を求めるわが党で、セクハラで女性を傷つけるような状況が発生していることは甚だ遺憾」

168:非決定性名無しさん
19/12/18 13:53:11 .net
 記事によれば、初鹿氏は舞台女優と個室で食事をした際、女性の胸を触り、自らズボンを脱ぎ始めることもあったという。
さらに別の日には、歌舞伎町のラブホテルに強引に女性を連れ込もうとしたが失敗。記事には初鹿氏のこんな“弁明”が掲載されている。

〈みんな奥さん以外に、はけ口求めていると思うよ。でも風俗はつまらない。あなたとイキたいと思われるから、こっちもイキたくなるわけ。〉

 だが、初鹿氏は不倫どころか性暴力事件まで引き起こしていたのだ。

 被害者は佐藤陽子さん(仮名)。事件が起きたのは、15年5月のことだったと明かすのは、陽子さんから当時、相談を受けていた冒頭のAさんだ。

「それまで陽子さんは初鹿先生と個人的に親しいわけではありませんでしたが、支援者の一人でした。
15年5月に、港区内で親しい知人らによる懇親会が開かれ、陽子さんも出席しました。政界関係者など、数十人が参加したそうです」

 一次会を約1時間で終えると、二次会は初鹿氏の知り合いの飲食店で行なわれたという。

169:非決定性名無しさん
19/12/18 13:54:00 .net
「初鹿さんは二次会を終えた時点で相当酔っ払っていて呂律(ろれつ)が回っていませんでした。
二次会は深夜にお開きとなり、タクシーに分乗して帰ることになりました」(同前)

 陽子さんは別の参加者と初鹿氏の計3人でタクシーに乗った。
この時、陽子さんの意識ははっきりしていた。車中では3人で世間話をしていたが、一人が先に降りると、初鹿氏は豹変したという。

「陽子さんも初鹿氏の女性にまつわる噂は聞いていたので、二人きりになった時に不安がよぎったそうです。
案の定、初鹿氏はいきなりキスを迫ってきたのです。
いくら拒否しても行動はエスカレートするばかりで、陽子さんはショックのあまりフリーズ状態になってしまった。
そして、初鹿氏は遂には無言のままズボンのチャックを下ろし、陽子さんの顔を引き寄せたそうです」(同前)

170:非決定性名無しさん
19/12/18 13:55:31 .net
「その際、初鹿氏は『帰るの?』と聞いてきたそうです。
日頃、女性や子どもの人権尊重や多様性のある社会を訴えている国会議員がそんなことをするとは、と陽子さんはひどくショックを受けていました」(同前)

 Aさんの告発を受けて、小誌は陽子さんに事実確認のため取材を申し込んだ。
当初は頑なに拒んでいたが、初鹿氏が国会議員という公人であり、国民は彼がどのような人物かを知る必要があるのではないかとぶつけると、逡巡しながら事実関係を語り始めた。

「タクシーの中でそうした行為があったのは事実です。何度も拒否をしましたが、先生も大変酔っていらっしゃったようなので……」

171:徹夜を強制された、桂田武実から
19/12/18 13:56:34 .net
「男性は国会議員という支配的な立場にあり女性は抗拒不能だったと判断され、準強制わいせつ罪に当たると思います。
またタクシー内で性器を露出すること自体、公然わいせつ罪にも当たる可能性があります」

 また、今年7月、強姦罪に代わって運用が開始された強制性交等罪の要件には、「姦通」に加え、「口腔性交」なども明記されている。

172:非決定性名無しさん
19/12/18 16:55:49 .net
ジャーナリストの伊藤詩織さんは4年前、元TBS記者の山口敬之氏との食事で酒に酔って意識を失い、性的暴行を受けたとして1100万円の賠償を求めました。

伊藤さんが記者会見を開いたり、著書を出したりして被害を訴えたのに対し、山口氏は、性行為は同意していて名誉やプライバシーを傷つけられたとして、逆に1億3000万円の賠償を求めました。

18日の判決で東京地方裁判所の鈴木昭洋裁判長は「伊藤さんは、友人や警察に被害を相談していて、性行為が意思に反して行われたことを裏付けるものといえる。
一方、山口氏の供述は、当時送信したメールと内容が矛盾し、核心部分について不合理に変遷していて信用性には重大な疑いがある」と指摘して、
合意が無かったと判断し、山口氏に慰謝料など330万円の賠償を命じました。

また、山口氏の訴えについては「伊藤さんが性犯罪の被害者をめぐる状況を改善しようと被害を公表した行為には、公共性や公益目的があり、内容は真実だと認められる」として退けました。

伊藤さんは、性的暴行を受けたとして警視庁に告訴しましたが不起訴処分になっていて、刑事手続きと民事裁判で判断が分かれました。

173:非決定性名無しさん
19/12/18 16:57:12 .net
訴えや判決によりますと、伊藤さんは4年前の平成27年、就職先を紹介してもらおうと、当時、TBSのワシントン支局長だった山口氏と食事に行き、飲酒をしました。

伊藤さんは酒に酔って意識を失い、山口氏が泊まっていたホテルの部屋で性行為をされてから意識を取り戻したとして、合意が無かったと主張しました。

ホテルから出た伊藤さんは産婦人科でアフターピルの処方を受け、友人に被害を相談し、警察にも相談のうえ、性的暴行を受けたとして告訴したということです。

刑事事件については警視庁が捜査しましたが、東京地方検察庁は平成28年、山口氏について、嫌疑不十分で不起訴処分にしました。

平成29年、伊藤さんは顔や名前を出して記者会見を開き、性被害にあったと訴えました。

伊藤さんの会見は「自分も被害者だ」という意味の「#MeToo」という動きが世界で広がる中で注目を集め、日本での性被害をめぐる議論のきっかけにもなりました。

174:非決定性名無しさん
19/12/18 20:36:56 .net
ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之さんから性暴力被害にあったとして、
慰謝料など1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が12月18日、東京地裁であり、鈴木昭洋裁判長は330万円の支払いを命じた。

争点は、性行為の同意があったかどうかだった。
判決は、山口さんの供述について「不合理に変遷しており、信用性には重大な疑念がある」と指摘。伊藤さんの供述から、山口さんが合意のないまま性行為に及んだと認定した。

そのうえで、将来上司となる可能性のあった山口さんから、意識を失った状態で、避妊具をつけることなく強引に性交渉をされるなどし、
フラッシュバックやパニックが生じる状態が継続していることから、慰謝料300万円と弁護士費用30万円を認めた。

また、伊藤さんがおこなった記者会見などについて、山口さんは名誉毀損だとして慰謝料など1億3000万円と謝罪広告を求めて反訴していたが、
「公共性および公益目的がある」として棄却した。

175:非決定性名無しさん
19/12/18 20:38:51 .net
・山口さんと会食した4月3日、寿司屋のトイレで意識を失った
・トイレから戻った後は、同じ内容を繰り返し話す状態だった
・寿司屋を出た時は千鳥足で、並木に手をついて休む様子だった
・タクシーの車内で嘔吐した
・ホテルに到着し、山口さんに引きずられるようにして降車した
・ホテルの部屋に向かう間、足元がふらついていて、山口さんに支えられる状態だった

このことから、伊藤さんは寿司屋を出た時点で相当量のアルコールを摂取し、「強度の酩酊状態にあった」と認定。
「寿司屋においてトイレに入った後、ホテルの部屋で目を覚ますまで記憶がないとする伊藤さんの供述と整合する」と述べた。

また、伊藤さんがホテルでシャワーを浴びることなく、4日午前5時50分にホテルを出てタクシーで帰宅したことについて、
「合意のもと性行為に及んだ後の行動としては、不自然に性急」、
「むしろホテルから一刻も早く立ち去ろうとするための行動であったとみるのが自然」とした。

伊藤さんが4日に産婦人科を受診してアフターピルの処方を受けたことも
「避妊することなく行われた今回の性行為が、予期しないものであったことを裏付ける事情」とした。

176:非決定性名無しさん
19/12/18 20:42:56 .net
伊藤さんが7日と8日に友人2人に相談したこと、9日に原宿警察署に相談したことを踏まえ、
「行為があった時から近い時期に、合意に基づかずに行われた性交渉であると周囲に訴え、捜査機関に申告していた点は、
今回の性行為が伊藤さんの意思に反して行われたものであると裏付けるもの」と結論づけた。

山口さんがワシントン支局長を解任されたのは4月23日であり、伊藤さんが警察に申告した4月9日時点では、
就職のあっせんを期待し得る立場にあったため、「伊藤さんがあえて虚偽の申告をする動機は見当たらない」とした。

裁判所は次に、山口さんの供述について検討した。

山口さんは法廷での本人尋問で、「伊藤さんをホテルに連れて行くことを決めたのは、タクシーの車内で伊藤さんが嘔吐した時点で、
タクシーに乗るまでは伊藤さんの酩酊の程度は分からなかった」と証言した。

これについて、判決は、「寿司屋から恵比寿駅は徒歩でわずか5分程度の距離」であり、
寿司屋を出た時点でタクシーに同乗させた点について「合理的な理由は認めがたい」とした。

177:非決定性名無しさん
19/12/18 20:44:25 .net
加えて、伊藤さんが、タクシー運転手に「近くの駅まで行ってください」と言い、
自宅まで電車で帰る意思を示していたのに、山口さんは、タクシーが目黒駅に到着する直前に、運転手にホテルに向かうよう指示して同行させたと認定した。

また、山口さんは、伊藤さんが午前2時ごろホテルで目覚めた際に「私は、なんでここにいるんでしょうか」と述べ、酔っている様子は見られなかったと証言した。

これについて、判決は、伊藤さんの発言自体「伊藤さんがホテルの部屋に入室することについて同意をしていないことの証左というべき」とし、
伊藤さんが約2時間という短時間で酔った様子が見られないまでに回復したという点も「疑念を抱かざるを得ない」と指摘した。

さらに、性行為直前の伊藤さんの言動について、山口さんは2015年4月18日に伊藤さんに送ったメールで、
伊藤さんの方から山口さんが寝ていた窓側のベッドに入ってきたと説明していた。

178:非決定性名無しさん
19/12/18 20:45:59 .net
しかし、山口さんは法廷で、「伊藤さんに呼ばれたために山口さんが窓側のベッドから伊藤さんの寝ている入口側のベッドに移動した」と証言していることから、
判決は「性行為の直接の原因となった直近の伊藤さんの言動という核心部分について不合理に変遷している」、「信用性には重大な疑念がある」と評価した。

以上から、タクシー内のやり取りや、タクシーを降りた時、ホテルの部屋に入るまでの伊藤さんの状況から、
「伊藤さんが自らの意思に基づいてホテルの部屋に入室したとは認められない」と判断。

山口さんの供述は「重要な部分において不合理な変遷が見られる」、「客観的な事情と整合しない点も複数あり信用性に疑念が残る」とした一方で、
意識を回復した後の伊藤さんの供述は「客観的な事情や行為後の伊藤さんの行動と整合する」、
「供述の重要な部分に変遷が認められない」とし、伊藤さんの供述は山口さんの供述と比較して「相対的に信用性が高い」と認めた。

山口さんが、酩酊状態にあって意識のない伊藤さんに対し、合意のないまま性行為に及び、また、
伊藤さんが意識を回復して性行為を拒絶した後も、伊藤さんの体を押さえつけて性行為を継続しようとしたと認定。不法行為が成立するとした。

179:徹夜強要、深夜起こしの告発に公益性
19/12/18 20:47:38 .net
慰謝料額については、

・将来上司となる可能性のあった山口さんから、意識を失った状態で、避妊具をつけることなく性交渉をされた
・意識を回復し拒絶した後も強引に性交渉を継続されそうになった
・ベッドに顔面が押し付けられる形となって恐怖を感じた
・これにより、時折、フラッシュバックやパニックが生じる状態が継続している

ことから、肉体的および精神的苦痛に対する慰謝料300万円(+弁護士費用30万円)を認めた。

伊藤さんは今回の事件について、行為の内容やその後の経過を記事として週刊新潮に掲載したり、司法記者クラブで記者会見を開いたり、著書『Black Box』で公表したりしてきた。

山口さんは、これらについて「名誉および信用を毀損し、プライバシーを侵害した」として、
慰謝料など計1億3000万円と謝罪広告を求めて反訴しており、併合して審理されていた。

判決は、「伊藤さんは、自ら体験したことやその後の経緯を明らかにし、広く社会で議論することが、性犯罪の被害者を取り巻く法的または社会的状況の改善につながるとして公表した」と認め、
「もっぱら公益を図る目的で表現されたもの」と判断。事実が真実であると認められることから、名誉毀損には当たらないとした。

また、プライバシー侵害についても、伊藤さんが自ら体験した性被害として今回の事件を公表する行為について「公共性および公益目的がある」と認め、
主張が対立する中で「合意があった」という山口さんの主張に反論すべく公表されたもので、その程度は「相当性を逸脱したものとはいえない」と退けた。

180:非決定性名無しさん
19/12/18 22:34:19 .net
 絹井弁護士が指摘する、強制性交等・準強制性交等罪が成立するための暴行・脅迫要件の立証の難しさ。
慶応大学特任准教授などを務めるプロデューサーの若新雄純氏は「法で運営されている国に生きる僕らにとって、司法の決定はものすごく強制力がある。
有罪判決を受けるといろいろな意味で制限を受けて、人生が変わっていく。
その結論を下すことに対しての慎重さは、被害者を助けるという面からはあまく見えるかもしれないが、
法は絶対ではないという考えは必要だと思う」と自身の考えを述べる。

 では、今回の判決によって今後、性犯罪は民事へ活路を見出せるのだろうか。
絹井弁護士は「伊藤さんが自分の名前を出したり著書を出したりして被害を訴えたのは、1人の女性として大変勇気のある行為。
そういったことをせざるを得なかった、そういう状況に追いやってしまったということも広く不法行為の1つとして捉えれば、
民事の請求はしやすくなるという活路はあると思う」との見方を示した。

181:非決定性名無しさん
19/12/18 22:36:17 .net
 伊藤さんが性的暴行を受けたとされるのは2015年のこと。
山口氏との会食後に意識を失い、性的暴行を受けたとして、準強姦容疑で警視庁に被害届を提出した。
しかし、逮捕状が発行されながら直前で逮捕が取りやめになったと、のちに「週刊新潮」(新潮社)に報じられた不可解な件もあり、16年7月に山口氏は嫌疑不十分で不起訴に。
伊藤さんは検察審査会に不服を申し立てたものの、同会からも不起訴相当との判断が下っていた。

 一方で、山口氏は安倍晋三政権について書かれた『総理』『暗闇』(ともに幻冬舎)などの著書を上梓しており、
“安倍首相と懇意にしている記者”として知られているだけに、「安倍政権が不起訴に持ち込んだのではないか」との疑惑も生まれていた。

182:非決定性名無しさん
19/12/18 22:39:55 .net
暴行や虐待、そして強姦について被害者が話をするのは、どのような状況だろうと辛く、困難なことだ。
警察や司法の手続きを通じて正義を獲得しようとしても、被害者がほとんど乗り越えがたい障害に直面する国もある。

日本もそうした国の一つだ。

「強姦」という言葉そのものを公の場で使うことさえ憚(はばか)られる日本社会は、根強い慣習や社会の規範によって、被害に遭った女性をほとんど、ことごとく沈黙させてきた。

しかし、1人の女性が今年5月、知り合いのジャーナリストに強姦されたと名乗りを上げて発言した。ジャーナリストの伊藤詩織さんだ。
相手の男性は、一切の違法行為を否定している。

183:非決定性名無しさん
19/12/18 22:41:50 .net
 伊藤さんがここまで頑張れた理由について、母は静かに語った。

「被害がなかったことにしたくなかった、昔から正義感の強い子どもだったのでそれを隠して生きていくことが彼女にはできなかったのだと思います」

 山口氏についてはこう感情をぶつけた。

「あなたにもし娘がいたらと、想像してほしい。わが子に性被害が降りかかったら、親なら胸が張り裂ける思いです」

184:望まない徹夜強要、桂田武実(強要罪)
19/12/18 22:44:15 .net
 望まない性行為で精神的苦痛を受けたとして、ジャーナリストの伊藤詩織氏(30)が元TBS記者の山口敬之氏(53)に損害賠償を求めた訴訟で、
東京地裁は18日、伊藤氏の訴えを認めて山口氏に330万円の支払いを命じた。
性暴力に対して「ノー」の声を上げる動きは広がっている。
2017年に米ハリウッドを震源に広がった#MeToo運動では、性被害が世界各地で告発された。
日本でも今月11日には全国31カ所で、性暴力に抗議する「フラワーデモ」が開かれた。

185:非決定性名無しさん
19/12/18 22:45:31 .net
 長野市で主催した女性(53)は伊藤氏の勝訴に「ほっとした」と話した。
「多くの女性たちが同じ思いで見守ったと思います。
声を上げた時の風当たりの強さを心配したけれど、だんだん応援する人が増えた。伊藤さんのぶれない姿勢に、あきらめちゃダメなんだと教えてもらった」

186:花王プロジェクトの関係者、いっぱいいます
19/12/18 22:47:22 .net
「性暴力被害者をとりまく社会的な状況を改善したいと思った」と当時を振り返った。
提訴後に自分と同じような境遇の人に会う機会が増えたといい、「自分の真実を信じてほしい。私もそれを貫いて今日の結果がある」と呼びかけた。

訴訟の終盤には、新たに当日の状況を目撃していたホテルの関係者から証言を得られたという。
「密室での出来事で、目撃者などの第三者の協力が大事。社会全体で自分事だととらえてほしい」と話した。

187:非決定性名無しさん
19/12/18 22:57:07.61 .net
例の「事件」が起きたのは、2015年4月3日の夜から翌4日の未明にかけてだった。
そして、詩織さんにたいする「準強姦罪」の被疑者となった元TBSワシントン支局長、山口敬之氏が成田空港で捜査員によって逮捕されるというまさにその瞬間の直前に、
警視庁上層部からの命令によって逮捕とりやめになった、つまり逮捕状の執行が見送られたのは2015年6月8日のことだ。
ちなみに、山口氏はそのおよそ1年後の2016年5月30日付けでTBSを退社し、東京地検は同年7月22日に嫌疑不十分としてこの件を不起訴処分とすることを決定している。
ついでにいえば、山口氏が安倍晋三首相の政権運営の内幕を取材した『総理』(幻冬舎)を出版したのは2016年6月9日であり、
同月22日には第24回参議院議員選挙が公示され、結果が与党の圧勝であったことは記憶にあたらしい。
このあたりから、山口氏はコメンテイターとして頻繁にテレビに出演するようになる。

188:非決定性名無しさん
19/12/18 22:59:12.30 .net
山口氏はジャーナリストをめざしているといったかの女にたいして好意的だったという。
名刺を差し出し、機会があったらニューヨーク支局を案内するからメールをください、とまでいった。
ほどなくして、ふたたびニューヨークに来た山口氏から連絡があり、TBSのニューヨーク支局長とランチをしているので、
よければ来ないかとの誘いを受け、ランチ場所の日本料理店に行って紹介してもらった。
「事件」のあった2015年の4月3日まで、山口氏と会ったのは2013年のこの2回がすべてだ。

189:非決定性名無しさん
19/12/18 23:02:02.22 .net
成田空港で逮捕すべく所轄の高輪署の刑事が所持していた逮捕状の罪名は「準強姦罪」である。
この罪名は2017年7月13日に施行された改正刑法では「準強制性交等罪」と呼称されており、「強制性交等罪」(旧強姦罪)が暴行・脅迫を用いて姦淫や肛門性交、
口腔性交などの性交類似行為をおこなったときに成立するのにたいして、
暴行・脅迫によらずに、心神喪失や抗拒不能となった人にたいして、姦淫や肛門性交、口腔性交などの性交類似行為を行った場合に成立する犯罪である。
心神喪失や抗拒不能の状態とは、たとえば酩酊して抵抗できないとか、精神的な障害によって正常な判断力を失っているとか、心理的または物理的に抵抗できないといった状態のことだ。

190:非決定性名無しさん
19/12/18 23:03:54.43 .net
詩織さんは二合目を飲み終える前にトイレに立つ。席に戻り、三合目を頼んだ。
「そして突然、何だか調子がおかしいと感じ、二度目のトイレに席を立った。
トイレに入るなり突然頭がくらっとして蓋をした便器にそのまま腰かけ、給水タンクに頭をもたせかけた。そこからの記憶はない」(48-49ページ)。
次の記憶はこうである。
「目を覚ましたのは、激しい痛みを感じたためだった。
薄いカーテンが引かれた部屋のベッドの上で、何か重たいものにのしかかられていた。頭はぼうっとしていたが、二日酔いのような重苦しい感覚はまったくなかった。
下腹部に感じた裂けるような痛みと、目の前に飛び込んできた光景で、何をされているのかわかった。
気づいた時のことは思い出したくもない。目覚めたばかりの、記憶もなく現状認識もできない一瞬でさえ、ありえない、あってはならない相手だった」(49ページ)

191:非決定性名無しさん
19/12/18 23:05:01.24 .net
「私の意識が戻ったことがわかり、『痛い、痛い』と何度も訴えているのに、彼は行為を止めようとしなかった。
(中略)何度も言い続けたら、『痛いの?』と言って動きを止めた。しかし、体を離そうとはしなかった」(50ページ)。
このあと、『Black Box』の56ページまでの箇所に書かれていることは、引用にしのびないほどおぞましい男の行動である。
山口氏は、しかし、この性行為は合意のもとでおこなわれたものだ、と主張しており、成田空港での逮捕状執行が見送られた2015年6月8日のあと、
事件は同年8月26日に検察に書類送検され、検察による捜査を経て、翌2016年7月22日に不起訴が確定した。

192:被害者として告発したら、アビームから内容証明郵便
19/12/18 23:06:25.92 .net
2017年5月29日、詩織さんは司法記者クラブで記者会見を開き、この「準強姦罪」事件の不起訴処分を不服として検察審査会に申し立てしたことを報告し、
性暴力の根絶にむけて積極的な努力をかならずしもしているとはいえない日本の現状を、変革すべきだ、という意志をあきらかにした。
詩織さんは、あえて顔を出して訴えた。
すぐさま、かの女は北朝鮮のスパイであるとか、SM嬢であるとか、政治的な謀略の実行者であるとかの中傷がネットにあふれた。
また、かの女が住んでいたマンションの近くで不審な黒いクルマが頻繁に目撃されるようになった、と詩織さんと詩織さんの周囲はいう。
被害者として告発したのに加害者であるかのような心理状態に、かの女は追い込まれていった。

193:非決定性名無しさん
19/12/18 23:07:39.98 .net
「(記者クラブでの)会見をやろう、やらなきゃいけないと思ったのですが、でも怖かった。
彼(山口氏)には”右”のサポーターがたくさんいることがわかっていたし、家族を守れるのか、とくに妹のことが心配になりました。
じぶんはもう、どこかで死んでしまったとおもっているところもあったのですが、妹はなんで(会見をするのが)お姉ちゃんじゃなきゃだめなのって反対しました」
そして、遺書を書いたという。それも3度にわたって、だ。
「会見の前は身の危険を感じていたので遺書を書きました。
会見の後は、たくさんの誹謗中傷を受けて、ふつうに暮らすことができなくなって、死ぬことをかんがえて遺書を書いたし、3回目は本(『Black Box』)を出す直前でした」

194:非決定性名無しさん
19/12/19 05:28:01.47 .net
イギリスのBBCは、伊藤さんは、性的被害を発言しにくい国で#MeToo運動のシンボルになっていると伝えた。
証拠不十分で事件化されなかったことを指摘した上で、強制性交を取り巻く環境について触れた。
日本では強制性交の被害のわずか4%しか警察への被害届がでない(2017年)点をあげ、伊藤さんが警察へ相談した際に、
人形を使ってレイプの現場を再現させられ「セカンドレイプ」のような扱いを受けたことに触れている。
BBC TWOは、過去に伊藤さんを数ヶ月間密着取材し、
性的暴行をめぐる日本の刑事法制の問題点を取り上げたドキュメンタリー番組“Japan’s Secret Shame” (日本の秘められた恥)を2018年6月放映している。

195:おっさん支配による弊害、強制性交、徹夜強要
19/12/19 05:29:31.23 .net
ワシントンポストは、日本では女性が声を上げにくい環境であるものの、伊藤さんの活動は、日本の#MeToo運動を加速させ、全国に性暴力や性差別の撲滅を訴える「フラワーデモ」のうねりを巻き起こしたと、伝えた。
さらに、(男性が管理職に多く)男性支配が強く古典的な日本のメディアは、
伊藤さんが刑事では不起訴になったことから、彼女の訴えを積極的に擁護することはなかった、と指摘した。

196:非決定性名無しさん
19/12/19 08:12:31 .net
 9月26日、サントリーグループの自動販売機オペレーター大手であるジャパンビバレッジ社に対して、労働基準監督署が五度目の是正勧告を出した。
大手企業が短期間に五度もの是正勧告を受けるのは異例のことだといえる。

 これまで、同社は、労基法32条違反(長時間労働)で一度、労基法37条違反(残業代不払)で三度、是正勧告を受けていた。
今回は、新たに労基法34条違反(休憩未取得)で是正勧告を受けたという。

 一方で、労働相談の現場では「休憩労働」に関する相談が増えている。
労働時間を減らそうとする一方で、そのしわ寄せが休憩時間に及び、休むことができないというわけだ。

 そこで今回は、同社が休憩の未取得で是正勧告を受けるに至った経緯をみたうえで、休憩を削ってタダ働きをさせられている労働者が、働いた分の賃金を取り返すための方法を紹介したい。

197:非決定性名無しさん
19/12/19 08:13:10 .net
 ジャパンビバレッジ社(以下、JB社という)の従業員の一部を組織している労働組合・自販機産業ユニオンによれば、休憩を取れない原因は長時間労働や業務過多にあるという。

 JB社では、労働組合が結成される以前は、朝8時頃から夜8時頃までの約12時間、休憩を取らずに働くことが常態化していた。
1日12時間働いても終わらないほどの業務量があり、休憩をとる余裕などなかったという。

 ところが、JB社は、自販機産業ユニオンとの団体交渉で、一方的に「従業員全員が毎日休憩を1時間取れていたはずだ」と主張し、
休憩未取得分(実際には労働していた時間分)の賃金の支払いを拒否していた。

 そこで、自販機産業ユニオンの組合員が、労働基準監督署に通報したところ、
労働基準監督署は休憩を1時間取れていなかったことを認め、その分の賃金を支払うようJB社に指導したというのだ。

 JB社では、自販機産業ユニオンが長時間労働・残業代不払いの改善を訴えてストライキを起こすなどした結果、以前ほどの長時間労働は無くなっているという。

特にユニオンの組合員は、大幅に残業時間を減らし、休憩を1時間取れるような環境に改善している。

 しかし、多くの従業員がいまだ休憩を取れていない状態にあるという。
その理由は、会社が「早く帰れ」と指示する一方で、それに見合うだけの業務量削減を行わないことにある。

198:非決定性名無しさん
19/12/19 08:13:34 .net
 定められた時間内に業務を終わらせるために、いっそう強度の高い労働が求められるばかりでなく、休憩時間をカットせざるを得なくなっているというのだ。

 これはJB社に限ったことではない。そもそも、国が推奨する「働き方改革」は、長時間労働の改善を打ち出しているが、一人当たりの業務量の削減については触れていない。

この「業務量の削減なき労働時間の短縮」が、問題の温床になっている。

 たとえば、これまで10の仕事を10時間の労働でこなしていたのが、「働き方改革」によって10の仕事を8時間の労働でこなさすよう指示されるということが起こっている。

こうなれば、仕事はきつくなるが、持ち帰り残業のような「サービス残業」が増えざるを得ない。

 つまり、休憩を取れずに働かざるを得ないという問題は、「サービス残業」の一種なのだ。

このように、一人当たりの業務量の削減に手をつけない中途半端な「働き方改革」が、休憩を取れずにサービス残業をするという結果をもたらしている。

199:セクハラ、パワハラ、性暴力、過去の犯罪告発しよう
19/12/19 09:44:35 .net
 セクシャルハラスメント(性的嫌がらせ)告発運動「#MeToo(私も)」が世界的に広がった中、セクハラや性的虐待に抗議する動きがなかなか根付かない日本において、伊藤氏は自ら被害を名乗り出た。

それによって日本の#MeToo運動の中で伊藤氏は象徴的な存在となり、裁判は大きな注目を集めた。

200:桂田武実、富田真紀、大谷俊英、木村成利
19/12/19 11:37:14 .net
中村格、警察、捜査、不起訴、逮捕
裁判、勝訴
安倍晋三、控訴、小川榮太郎、Hanada

201:だから、部下に徹夜を強要し、深夜に起こします
19/12/19 11:48:03 .net
私が「プロ意識」を持つことの重要性をあらためて痛感したのは、アビームコンサルティングに新卒で入社した2年目のこと。
クライアント先でデータを扱う仕事をしていたときに、判断を誤ってネットワークを止めてしまったのです。

幸い社内のイントラだったため、大事には至りませんでしたが、復旧を手伝ってくださった多くの人に迷惑をかけてしまいました。

報酬をもらう以上、現場に立った瞬間からプロとして報酬以上の対価を提供できるよう、全力で成果を出すことが求められます。

このことは配属直後から常に心がけていましたが、この経験であらためてプロとして働く重要性を認識しました。

大切な現場を任されているのだから、一つひとつの判断や指示には責任を持たないといけない。

プロ意識を持って責任ある行動をとらないといけないと、強く心に誓い、最後までしっかりとミッションを遂行。

これはアビームの文化でもあるのですが、どんなに苦しい状況になっても絶対にフェードアウトしません。
最後までやり切る、結果を出すまで逃げないという考え方があるのです。

202:非決定性名無しさん
19/12/19 11:49:13 .net
安倍総理おかかえ記者、レイプもみ消し
中村格、山口敬之、伊藤詩織、ホテル
裁判、証拠、ドアマンの証言、酩酊

203:非決定性名無しさん
19/12/19 12:46:08.49 .net
 「お前は寄生虫だ」
かんぽ生命保険の不適切販売問題に関する特別調査委員会が18日公表した報告書では、
営業目標(ノルマ)を達成できなかった社員へのパワハラが横行していた実態が明らかになった。
成績至上主義で郵便局長が不適切行為を黙認していたほか、こうした営業手法を共有する勉強会まで開くなど、
組織ぐるみと受け取られかねない実情も浮き彫りになった。
 ノルマ未達者には「どう喝指導」が繰り返された。
朝礼など他の社員がいる場でののしられ、その場で泣きだす女性社員もいたという。
「土日休んで平気だったのかと詰問された」「部長から職場全員の前で謝罪させられ、精神的に追い詰められた」との証言も得られた。
 調査では不適切営業で高い成績を挙げる社員を厚遇していたことも明らかになった。
ある社員は「(好成績の)不適切販売は黙認され、局長は問題行為に気付いても注意できなかった」と指摘。
見て見ぬふりする企業風土が醸成されていった。好成績を挙げていた別の社員は「営業手当欲しさに不適切な契約を多発させた」と告白した。
 さらに、営業担当者らは不適切な手法を共有する勉強会を開催。
かんぽや日本郵便の経営陣はこうした事実を把握できておらず、野放し状態だった。
役員の一人は「情報が上がってくる時点で『既に解決策を取っている』と下から説明がされ、そのまま受け取っていた」と悔やんだ。
 報告書は、再発防止策として営業時の録音・録画、不適切営業をした社員や上司への処分の徹底などを求めたが、
病巣は根深く、信頼回復への道は極めて厳しい。 

204:桂田武実、徹夜強要、深夜起こし
19/12/19 13:37:46 .net
 告発の相手が著名ジャーナリストであったため、告発すれば日本ではジャーナリストとして活動できないのではないか、
というリスクを覚悟の上で、詩織さんは被害を「なかったことにしたくない」と被害を告発しました。
しかし、一度は山口氏への逮捕状が発行されながら直前で逮捕が取りやめになった挙句、不起訴という結論を突きつけられました(伊藤詩織氏「ブラックボックス」より)。

 検察審査会に判断の再考を求めたのに、結論は「不起訴相当」
普通であれば心が折れてしまう、襲いかかる試練の数々にも関わらず、彼女は諦めないで戦うことを選び、民事訴訟に挑みました。
しかも、実名、顔出しで被害を訴え、本まで出版して社会に問題提起をしました。
日本で初めて#MeTooの声を上げた女性として注目を浴び、彼女は戦ってきたのです。

 様々な苦難に屈しない彼女の勇気あるひたむきな訴えは、多くの人の心をゆすぶり、
性被害を体験し苦しんできた人たちに希望を灯し、彼女の事件はメディアも無視できない社会問題ー個人的な問題ではなく社会の問題ーとなったのです。

 彼女の訴えを認めた今回の判決は、同様の被害にあいながらも「なかったこと」にされてきた被害経験を持つ人たちをも励ます結論となりました。

 被告側が控訴すると伝えられていますが、詩織さんも言う通り、この判決は彼女の戦い、そしてそれを応援してきた人々や被害当事者にとっても貴重なマイルストーンと言えるでしょう。

205:加害者を擁護し、被害者を攻撃するアビーム
19/12/19 13:42:16 .net
 詩織さんには、「仕事が欲しくて自分から山口氏に接近した」ひどいものでは「ハニートラップ」「枕営業」などという非難がされました。

 しかし、若い意欲のあるビジネスパーソンが同業の先輩に教えを請うたり、
就職の相談に乗ってもらうのは普通のことであり、男性であれば何ら非難されないし、そのために性被害にあうことも稀でしょう。
そうした機会に地位を利用して同意のない性行為やセクハラをするのは加害者側こそが責められるべきであり、被害者を責めてはならないのは当然のことではないでしょうか?

 すでに日本ではセクハラが違法行為であると90年代から議論され、
1999年に雇用機会均等法に雇用主のセクシュアルハラスメント防止の配慮義務が導入され、2007年には「措置義務」というより重い責任が課されています。
それなのに、いつまで被害者を責める風潮が続くのでしょうか?

206:非決定性名無しさん
19/12/19 14:03:54 .net
詩織さんは警察に行くのと同時に、山口氏とメールのやりとりを続けていた。

何事もなかったかのように連絡してくる山口氏に対し、最初は「自分さえ忘れてしまえば、すべて元通りになるかもしれない」とも考えた。
「彼は著名な方々ともお付き合いがあると知っていましたから、言ったら何が起こるのか、すごく怖かった。

レイプ被害は顔見知りから受けるケースが多いことはあまり知られていませんが、会社の上司や同じ業界の人など、
声をあげたら仕事ができなくなるかもしれない、夢を諦めなければならないかもしれない、と考えて言い出せない人は多くいるでしょう」

「ただ一つクリアだったのは、私は真実を伝える仕事をしているのに、自分の中で真実に蓋をしてしまったら生きていけなくなるだろう、ということでした。

たとえ仕事ができなくなったとしても、真実は一つしかないし、その真実と向き合って生きることが、私には大切なことだったのです」

207:もし、アビームのコンプライアンスが機能していたら
19/12/19 14:04:58 .net
「もし司法がちゃんと機能していたら、私がいま、ここまでする必要はありませんでした。捜査や司法のシステムを変え、声をあげられる社会にすること。私が声をあげるのは、このためなんです」

208:非決定性名無しさん
19/12/19 14:10:55 .net
性暴力被害にあったとして、伊藤詩織さんが元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之さんを訴えていた裁判で、12月18日の東京地裁判決は、山口さんに330万円の賠償を命じる判決を言い渡した。
記者会見や法廷での尋問に毅然とした態度で臨んでいた伊藤さん。

だが、判決後に開かれた報告集会で、支援者を前に、被害から4年たった今もPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされていると打ち明けた。

2019年7月、伊藤さんと山口さんの本人尋問が実施される10日前のこと。伊藤さんはじさつ未遂をし、1〜2日入院したという。その時のことについて、こう振り返る。

「計画していたことじゃなくて、ふわっと足元を取られた。そんな感じだった。自分でも自分が理解できませんでした。急にそんな行動を起こすなんて」

「あなたは強いから」
支援者からはそんな言葉をかけられることがあるというが、伊藤さんは「いくら元気に見えていても、急に襲いかかってくる。
それがやはり、トラウマ。特に性暴力のPTSDでなかなか理解されないところなんじゃないか」と話す。

209:非決定性名無しさん
19/12/19 15:59:43 .net
 群馬県草津町の黒岩信忠町長(72)と町長室で性交渉をしたと電子書籍で告白し、町議会が可決した懲罰動議により除名され、
失職した新井祥子元町議(50)が9日、処分の取り消しを求める審決申請書を山本一太知事宛てに提出した。

 新井氏は同日会見し、「近日中に県警と相談した上で(黒岩町長から)暴行を受けたことについて被害届を提出する」と明らかにした。
町長は書籍の内容は事実に反し、名誉を傷つけられたとして、名誉毀損(きそん)の疑いで県警長野原署に告訴状を提出し、受理されている。

 新井氏は2日の町議会で議案になっていないのに書籍の内容に言及。「議会の品位を傷つけた」として除名され、失職した。

210:非決定性名無しさん
19/12/19 16:37:06 .net
元TBS記者の山口敬之さんから性行為を強要されたとして民事訴訟を起こしていたジャーナリストの伊藤詩織さんが12月18日、勝訴した。
山口さんは330万円の支払いを命じられ、控訴する意思を示した。
判決の翌日の12月19日、日本外国特派員協会で記者会見を開いた。
その会場には、ジャーナリストとして取材するために出席した伊藤さんの姿があった。【BuzzFeed Japan / 瀬谷 健介】

伊藤さんは2017年9月、山口さんを相手取って提訴した。

2015年4月、当時、TBS・ワシントン支局長だった山口さんと就職相談のために会った。
東京都内で食事をすると、2軒目の寿司屋で記憶を失い、痛みで目覚めた。

そして、山口さんが宿泊していたホテルのベッドで、
避妊具をつけずに性行為をされていることに気づき、その後も体を押さえつけるなどして性行為を続けようとされたという。

これに対し、性行為は「合意のもとだった」などと反論した山口さんは、名誉毀損やプライバシーの侵害を訴えて反訴。

しかし、18日の判決では、裁判所は伊藤さんの供述が、山口さんの供述と比較しても「相対的に信用性が高い」とし、
山口さんが伊藤さんに330万円を支払うよう命じ、山口さんの反訴を棄却した。

211:非決定性名無しさん
19/12/19 16:37:49 .net
伊藤さんがこの日、山口さんの会見場に姿を見せると、海外メディアを中心に、多くのメディアの記者たちと一緒に取材席に座った。

予定通り始まった会見では、山口さんや代理人の北口雅章弁護士がマイクの前に座った。

そして、山口さんは「裁判所の判断は極端に一方的で偏っている。私は無実です」と主張し、北口弁護士は「昨日の判決は間違っている。山口さんは絶対にレイプ犯ではない」などと語った。

伊藤さんは真剣な眼差しでパソコンでメモを取り続けた。その表情は変わらず、時折、山口さんと北口弁護士の方向を見つめていた。

会見の前、伊藤さんはBuzzFeed Newsに対し、「ジャーナリストとして山口さんの話を聞きたいと思っています。体調次第ですが、出席する予定です」と話していた。

212:アビ友、もとい、安倍友の山口、必死だなw
19/12/19 18:18:34.61 .net
【ハフィントンポストへの公開質問状】
ハフィントンポスト社主
ハフィントンポスト日本版 編集長
生田綾記者
中村かさね記者
昨日10/7に配信されたハフィントンポストの記事(添付リンク参照)は、係争中の案件において、片方のみの主張を一方的に伝えるものであって、全く看過する事が出来ません。
伊藤詩織氏と私が相互に名誉毀損で訴えた民事訴訟は、昨日の最終弁論を持って結審しました。これについて、ハフィントンポストの生田綾記者は、伊藤詩織氏側だけを取材し、私には一切の取材を試みる事なく、極めて一方的な記事を配信しました。
記事は私の読んだ書式で76行ありますが、私の主張に関しては、わずか1行。しかも伊藤氏弁護団の西廣陽子弁護士からの又聞きという、客観性公平性の全くない引用。
私は29年にわたり記者をしていますが、主張が対立する案件を記事にするのであれば、双方を取材するというのは、公平な報道のための鉄則であり、記者のイロハのイです。
生田綾記者は、なぜ私に取材しないまま記事を配信したのでしょうか?さらに伊藤詩織氏の主張だけを60行以上にわたって太字で強調し、私の主張は細字で1行だけなのしょうか?(添付した共同通信の記事は、双方の主張を同じボリュームで載せています)
私の連絡先がわからなかったという言い訳は成り立たない。ハフィントンポスト同僚の中村かさね記者は、毎日新聞時代から累次にわたり私に連絡をしてきている。
生田綾記者とハフィントンポストは、伊藤詩織氏の主張だけが正しいという客観的証拠を持っているならば、それを記事中に示すべきです。
もし独自の客観的証拠のないまま、私に一切取材せず、私の実名を出して、伊藤詩織氏側の主張を圧倒的な質と量で伝えたのであれば、著しく偏向した報道であるばかりでなく、私の名誉を不当に毀損する記事と断じざるを得ない。
今後法的措置を検討するが、その前にまず、
ハフィントンポストと生田綾、中村かさね両記者に、下記の質問に対する回答を48時間以内に私に寄せるよう求める。

213:非決定性名無しさん
19/12/19 18:18:55.16 .net
【質問】
(1)ハフィントンポストは報道機関か
(2)私と伊藤詩織氏の民事訴訟が係争中の案件であり、互いの主張が真っ向から対立しているという認識はあるか
(3)伊藤詩織氏の主張は、検察と検察審査会によって2度にわたって退けられているという認識はあるか
(4)ハフィントンポストは今年4月以降だけで少なくとも下記5本の記事を配信した。
・4/10 伊藤詩織インタビュー(ハフィントンポスト日本版編集部)
・4/18伊藤氏支援団体発足(署名記事・中村かさね)
・7/12裁判傍聴記(署名記事・小川たまか)
・9/10伊藤氏動画紹介(署名記事・中村かさね)
・10/7結審後伊藤氏報告会(署名記事・生田綾)
一方、係争相手である私の主張や私の立場からの報道は皆無だった。これは係争中案件の扱いとして平等・公平という認識か。
(5)この間、私には一切の取材依頼も連絡もなかったのはなぜか。
(6)10/7配信記事について、
・伊藤氏の主張が60行で全て太字強調フォント、
・私の主張が1行で細字通常フォント
である事について、係争中の案件を伝える記事として公平公正であるとの認識か。
(7)特に10/7の記事について、裁判に関する記事であり、私の連絡先は御社中村かさね記者が保持しているにもかかわらず、私に一切の取材をしなかったのはなぜか。
(8)ハフィントンポストには係争中案件の報道に関するガイドラインはあるか。あれば全文を示して下さい。

214:非決定性名無しさん
19/12/19 19:19:13 .net
「どんな結果になろうと、民事でのピリオドが打てましたら、次は(セカンドレイプへの)法的措置を考えています。
というのは、こういう措置を行わなければ、同じことがどんどん続いてしまう。
私に対するコメントですが、それを見た他の(性被害)サバイバーたちも『同じように攻撃されるんじゃないか』と思ってしまう。
いろんな人を沈黙させてしまうので、法的措置を取りたいと思います」

215:桂田武実、富田真紀、大谷俊英、木村成利
19/12/19 19:41:59 .net
「そのときに思ったの。
『ほら、被害に遭って公にしたら、いろんな批判をされて結局潰れてしまうんだって』って思われるかもしれない。
だから、たとえ、起き上がれなくなっても、前に出る時は大丈夫にしていなきゃって」

「『詩織さんは強いから』『詩織さんだからできるんだよ』ってよく言っていただくんですけれど、私はそうじゃないんです。
弱いところがたくさんあります」。そう語りながら、目からは涙がこぼれた。

伊藤さんは、日本での性暴力被害者への支援体制がまだまだ充実していないと考えている。自身がこういった経験をし、改めてその必要性を痛感したという。

「#MeTooに関しても、被害を公にしなくてはいけないという強制はなくて。
何が一番その人を守れるか、その人が生活を続けれられるかってことが、一番重視されなくちゃいけないと思う。
それがなくては、人は助けを求められないから」

216:非決定性名無しさん
19/12/20 07:16:41 .net
 ジャーナリスト伊藤詩織さん(30)が、元TBS記者山口敬之氏(53)から性暴力を受けたとして、
千百万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は十八日、「酩酊(めいてい)状態で意識がない伊藤さんに合意がないまま性行為に及んだ」と認定し、
山口氏に三百三十万円の支払いを命じた。
勝訴判決までには、「#MeToo」の高まりなど、性暴力被害者を巡る国内外の変化があった。

217:非決定性名無しさん
19/12/20 07:17:26 .net
 二〇一七年の伊藤さんの告発会見は、大勢の被害者を勇気づけてきた。
翌一八年、テレビ朝日の女性社員が、当時の財務事務次官のセクハラを告発。
東京都内では若者が性暴力に「私たちは黙らない」と訴える街頭行動を始めた。
性的対象として女子大学生をランク付けする雑誌の特集に、当事者の大学生らが編集部に抗議し、対話を求めた。

 今年三月に相次いだ性犯罪事件を巡る無罪判決が、さらに世論を動かした。
嫌がる娘をレイプした実父が無罪となるなど、被害実態を反映しない司法への抗議から、四月に東京駅前で花を持って被害者に思いを寄せるフラワーデモがスタート。
毎月一度のデモは各地に広がり、今月は全国の三十一都市で開催された。
デモでは一般の参加者がマイクを握り、震える声で被害体験を告白している。

218:非決定性名無しさん
19/12/20 07:19:06 .net
 二年前に職場の上司から性暴力を受けた関東地方の女性(36)は、今回の判決のニュースを知り「勇気づけられた」と涙ぐんだ。

 自らの被害の数カ月後、伊藤さんの会見が報じられ、会社に訴えようと決意。
加害者は事実関係を認めたが、口頭注意だけで処分は終わった。
「詩織さんがいなかったら、私も泣き寝入りしていた。(判決が)日本社会の転換点になってほしいです」と話した。

219:徹夜強要、深夜起こしは密室
19/12/20 07:19:53 .net
 性犯罪の現場は多くが密室で、立証が難しい。
だが判決は、伊藤さんの供述や事後の行動を、被告の主張と比較して丁寧に検討し、一貫性や合理性を認めた。
裁判を傍聴してきた作家の北原みのりさんは「詩織さんの闘いの意味を認め、被告の言い分を完全否定した強い判決。
社会が被害者の声を聞き取ることが重要だと感じる。この判決が来年の刑法見直しにつながってほしい」と期待を込めた。(出田阿生)

220:非決定性名無しさん
19/12/20 07:27:31 .net
「強姦罪」と「準強姦罪」
字面だけ見れば「準強姦」の方が罪が軽いような印象を受けますが、
この両者に罪の軽重の差はなく、法定刑はどちらも同じです。
これは一昨年の刑法改正で「強制性交等罪」「準強制性交等罪」に改められた後も変わりません。

ざっくりいえば、
意識がある相手をレイプしたら「強姦」
意識がない、あるいは意識朦朧で正常な判断ができない相手をレイプしたら「準強姦」
この違いを表しているだけです。
被害者に意識のある状態だろうとない状態だろうと、レイプ被害の深刻さや罪の重さに違いがあろうはずがなく、だからこそどちらも法定刑は同じなのです。

誤解を受けやすいので名称を変えた方がいいとは思うのですが、
あくまでも「強姦」も「準強姦」も罪の重さは変わりません!!

弁護士がそのことを知らないはずがなく、総理ベッタリ記者の弁護人は知ってて被害者本人に
「準強姦は意識のない間に受ける被害だから強姦より被害が軽いのでは?」
などと質問しているのです!
こんなの、法律家の風上にも置けません。

さらにひどいのは小川榮太郎です。
小川は「強姦」と「準強姦」の違いも、両者に罪の軽重の差がないことも一切知らずに、詩織さんが「『強姦』から『準強姦』に主張を『後退』させた」などと思い込み、それを鬼の首でも取ったかのように書いているのです。

詩織さんは意識のない状態でレイプされたから、刑法上は「準強姦」に当たると言っているだけで、これは主張が「後退」したわけでもなんでもありません。

小川榮太郎という人は、物事を論じる際に必要な基礎知識を一切欠いたまま、自分の間違った思い込みだけでモノを書き散らすのです。
「新潮45」を廃刊に追い込んだ記事でも、LGBTを本人の意思で変えられる「趣味・志向」の類だなどという、完全に誤った認識のままで差別と偏見をまき散らしていました。。

221:非決定性名無しさん
19/12/20 07:30:25 .net
西アフリカ・シエラレオネ。およそ90%の女性が、少女から女性への通過儀礼としてFGM(女性器切除)を受けるこの国で、カメラを回した日本人女性がいる。

ジャーナリストの伊藤詩織さんだ。

意識を失った状態で性行為を強要され、重大な肉体的・精神的苦痛を被ったとして、
元TBS記者と民事裁判で争っている伊藤さんは、2017年にロンドンに拠点を移し、ドキュメンタリー制作会社「Hanashi Films」を共同設立。
主に海外メディアで映像ニュースやドキュメンタリーを発信している。

222:非決定性名無しさん
19/12/20 07:31:24 .net
いとう・しおり / 1989年生まれ、ジャーナリスト。ドキュメンタリー制作者。
国際的メディアコンクール「New York Festivals 2018」では制作したドキュメンタリー『Lonely Death』(CNA)と『Racing in Cocaine Valley』(Al Jazeera)が2部門で銀賞を受賞。
性暴力被害についてのノンフィクション『Black Box』(文藝春秋社)が第7回自由報道協会賞大賞となり、5言語で翻訳される。
2019年ニューズウィーク日本版の「世界が尊敬する日本人100」に選ばれる。

223:非決定性名無しさん
19/12/20 07:33:28 .net
伊藤さんが最初にシエラレオネを訪れたのは、2018年6月。
エボラ出血熱の流行で学校が閉鎖されている間に、少女たちがレイプ被害に遭っていたこと、妊娠して学校に行かせてもらえない子が増えていることを取材した。

病院に併設されたレイプクライシスセンターにいた女の子は、8割以上が18歳以下。話を聞いたサバイバーの5人は、上は14歳、下は3歳だった。

「幼い少女がターゲットにされることに衝撃を受けて話を聞くうちに、
5歳から15歳くらいの間に、ほとんどの女の子たちがFGM(女性器切除)を受ける慣習のことを知り、取材を始めました」

伊藤さんがカメラで追ったのは、当時19歳のファタマタと、17歳のアジャイ。

ファタマタは5歳のときに「夜中に連れて行かれ」てFGMの儀式を受けた。
13歳で妊娠、14歳で出産。母親に家を追い出され、幼い娘をひとりで育てている。

アジャイはFGMの儀式を拒否したが、そのために「ボンド」と呼ばれる女性だけのコミュニティから疎外されている。

2人は、FGMをなくすために声をあげた。

「性器を切ることだけがFGMの儀式ではありません。
切ってから数週間から数カ月間、ボンドと呼ばれる女性だけのコミュニティで、最も有力な女性から、
良き妻や良き母になるための教えを受けるのです」

伊藤さんは、シエラレオネのFGMの現状についてこのように語る。

「儀式を受けないとお嫁に出せないという共通認識があり、政府系の仕事にも就けないと聞きました。
農村部では、95%の女性がボンドに所属しています。つまり、FGMを経験しなければ、将来に大きく影響するということ」

「FGMは喜ばしい通過儀礼とされています。
おいしい食事が出て、きれいなドレスを着てダンスを踊る。一方で、通過儀礼を拒否したら、ボンドには入れず、村八分にされてしまいます」

224:非決定性名無しさん
19/12/20 07:34:33 .net
による非衛生的な執刀で、大量出血や感染症を引き起こし、命を失うケースもある。

伊藤さんは、2018年12月にFGMの儀式で亡くなった10歳の少女の両親にも取材した。

「FGMに連れて行かれるまで、娘は元気に遊びまわっていた。他の友達も一緒にFGMに行ったけど、娘だけが帰ってこなかった」

また、FGMの執行リーダーをつとめる女性のインタビューにも成功した。

「"完全な女"になりたいのなら、切って仲間に入らないといけない。FGMは何もいいことなんてない。でも伝統なんだから」

225:非決定性名無しさん
19/12/20 07:36:08 .net
、娘を学校には入れられないけどFGMを選ぶという家庭もあります」

FGMは村で生き延びるための慣習であり、女性の貞操を守るため、
女性が性的快感を得られないようにするため、といった性差別的な価値観に基づいていることへの認識は、当事者の女性たちにもほとんどない。

それを日本で伝えたいと思った理由を、伊藤さんはこう語る。

「日本ではFGMは聞き慣れないでしょうが、アジアでも起きていることです。
根底にあるのは、女だったらこうあるべきという固定観念の枠にはまらなければ、社会で生きづらいということ。
体の一部を切り落とす行為でなくても、日本にも存在する価値観だと思います。
身近なことについても、考えるきっかけになればと思います」

「FGMを拒否しよう」
ファタマタとアジャイは、学校やコミュニティで少女たちや大人たちに訴える。
シエラレオネでは特に女子の識字率が低いため、ラジオを通して訴えられないかと模索する。

226:非決定性名無しさん
19/12/20 07:37:28 .net
、伊藤さんは今後も活動を追い、ドキュメンタリー映画を制作する考えだ。

伊藤さんが初めてファタマタと会ったとき、13歳で妊娠して学校に行けていない彼女は、言葉がなかなか出てこなかった。

活動を通して、どんどん積極的、自発的に行動するようになったファタマタは、動画の中での表情にも変化がみられる。

閉ざされたコミュニティの慣習に反対する2人は、女性の中でも、若く、立場が弱く、圧倒的なマイノリティだ。

声をあげる女性がどんな目に遭うか、身をもって知っている伊藤さんは、「2人が実際にどんな脅しを受けているのかと考えると、すごく怖い」と話す。

「彼女たちは周りから世間知らず呼ばわりされます。
新しい世代なので、いい意味で前例を知らないから、恐れもない。
彼女たちだから発信できることがたくさんある、と感じています。ただ、リスクはできる限り減らせるようにと考えています」

伊藤さんは9月、スウェーデンに滞在していた。気候変動の緊急対策を求めてたった一人で行動してきた、
16歳のグレタ・トゥーンベリさんの姿に「何歳であっても社会に対して発言していいんだ」と改めて感じたという。

「日本で学生からインタビューを受けたとき、『社会人になってから学んだことは何ですか』と質問されて、
『社会人』という言葉に違和感を覚えたんです。人はみんな社会の一員だから社会人なのではないかなと。
『社会人』とくくって『一人前』とみなすような言葉には疑問を感じました」

「一個人として、この世に生を受けた時点から、主張する権利があるし、それを誰にも止められないし、子ども扱いして意見を小さくしてはいけない。
彼ら彼女らだからこそ知っていることがあるし、その可能性を誰もつぶしてはいけないですよね」


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