この ..
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2:名無しちゃん…電波届いた?
11/03/09 02:32:42.62 .net
すんません。

3:名無しちゃん…電波届いた?
11/03/09 02:33:52.54 .net
こんばんは、おいらどあほ。よろすくね。

4:名無しちゃん…電波届いた?
11/03/09 02:35:00.20 .net
そして過疎。

5:名無しちゃん…電波届いた?
11/03/09 02:35:32.10 .net
きっと過疎。

6:名無しちゃん…電波届いた?
11/03/09 02:35:55.66 .net
多分過疎。

7:名無しちゃん…電波届いた?
11/03/09 21:45:54.85 .net
とてもkaso

8: ◆MICHY/qrJk
11/03/09 23:46:15.89 .net
かそか

9:名無しちゃん…電波届いた?
11/03/15 10:02:53.39 .net
URLリンク(ikemen.ni-moe.com)  このブログは私のお気に要りです

10:名無しちゃん…電波届いた?
11/03/20 20:16:00.62 .net
いやはや過疎。

11:名無しちゃん…電波届いた?
11/03/27 21:25:02.18 .net
過疎最強
こんだけ落ち着いたスレいまどきない


12: 忍法帖【Lv=7,xxxP】
11/03/29 04:59:59.04 .net
 

13:名無しちゃん…電波届いた?
11/03/31 13:18:26.89 .net
過疎リック?

14:俺は 忍法帖【Lv=1,xxxP】
11/04/02 10:09:08.04 .net
過疎忍者

15:俺は 忍法帖【Lv=2,xxxP】
11/04/02 10:16:40.24 .net
さらに忍者

16:名無しちゃん…電波届いた?
11/04/02 10:16:58.56 .net
御見逸れ致した

17:俺は 忍法帖【Lv=3,xxxP】
11/04/02 10:28:44.03 .net
さらに忍者

18:名無しちゃん…電波届いた?
11/04/02 10:31:48.32 .net
(´・ω・`)

19:俺は 忍法帖【Lv=4,xxxP】
11/04/02 10:40:15.54 .net
過疎忍者レベルアップ!

20:俺は 忍法帖【Lv=5,xxxP】
11/04/02 10:51:19.90 .net
ついにレベル5忍者!

21:名無しちゃん…電波届いた?
11/04/02 10:53:23.79 .net
過疎が好きなんです。連投はお控えくださいまし。

22:名無しちゃん…電波届いた?
11/04/02 10:54:17.50 .net
こんにちはどあほです。みなさんご協力ありがとうございます。

23:名無しちゃん…電波届いた?
11/04/02 10:57:03.47 .net
再び過疎。

24:名無しちゃん…電波届いた?
11/04/03 20:36:07.38 .net
過疎を後世につたえるために

25:名無しちゃん…電波届いた?
11/04/15 21:55:27.97 .net
過疎で在り続ける。

26:名無しちゃん…電波届いた?
11/04/16 02:36:49.79 .net
か過疎

27: 忍法帖【Lv=1,xxxP】
11/06/05 05:09:09.00 .net
おうお〜

28:名無しちゃん…電波届いた?
11/06/05 05:45:12.19 .net
あうえう〜

29:名無しちゃん…電波届いた?
11/06/05 06:19:10.45 .net
ワロタw

30:名無しちゃん…電波届いた?
11/06/06 05:56:04.40 .net
つーわけで過疎

31:名無しちゃん…電波届いた?
11/07/08 21:32:57.09 .net
時の流れに過疎をまかせ。

32:名無しちゃん…電波届いた?
11/08/24 22:55:45.15 .net
いい過疎っぷり。

33:名無しちゃん…電波届いた?
11/11/27 06:48:15.20 .net

 < シェアワールド作家さまの動揺 >


 >『就活戦線もう過熱…2か月短縮の短期決戦化が逆効果、焦る学生 - 大学のサポートも前倒しされ「学業に専念」からは程遠い実情』
 >
 >再来年の春に卒業する現・大学3年生の就職活動のスタートが、今年から2か月遅い12月となった。
 >学生が学業に専念できる時間を増やそうと、経団連が採用活動に関する倫理憲章を改定して申し合わせたためだ。
 >ところが就職活動の短期決戦化に焦りを感じる一部学生で就活塾は以前にも増して盛況となり、
 >大学のサポート活動も前倒しされるなど、かえって戦線は過熱。「学業に専念」からはほど遠いのが実情だ。
 >URLリンク(www.yomiuri.co.jp)

「・・・ど、どうしよう」
食卓で朝食をモグモグ食べていたシェアワールド作家さん。
ふと目にした読売新聞の当該記事を読んだ瞬間、心臓がキュッ!と締め付けられる思いがした。

そう、このシェアワールド作家さんは、現在、Fラン大学の二年生。
上記の記事によれば、いよいよ来年の今頃は就職戦線に突入するのだ。
だけど果たしてその時、シェアワールド作家さんはこの戦いに生き残れるのだろうか?
シェアワールド作家さんの中二病な脳味噌の中で、不安と恐怖がグルングルンと渦巻き始める。そして・・・、

>『大学新卒就職内定率が史上二番目の低水準』

>来春卒業予定の大学生の10月1日時点の就職内定率は59.9%で、
>前年同期に比べて2.3ポイント改善したことが18日、文部科学省と厚生労働省の調査で分かった。
>現在の方法で統計を取り始めた1996年度以降では最悪だった昨年度に次ぐ低い水準。
>2000年代前半の就職氷河期を下回り、厳しい環境が続いている。
URLリンク(www.nikkei.com)

「・・・・・・。」
シェアワールド作家さんは、沈黙した。

現役で上位私大を狙うという失策をやらかし、見事に全滅したシェアワールド作家さん。
親が老後の資金にとコツコツ貯めた定期預金を解約し、数十万もする予備校の授業料を支払い、
それでもシェアワールドの妄想世界で一円にもならない書き込みを繰り返し、
貴重な時間と労力を見事に浪費し、ようやく入学したFラン大学(文系)。

周りは中学生レベルの算数はおろか、アルファベット全部書けるかすら怪しい連中ばかり(もちろんシェアワールド作家さんも)。
そんなDQNだらけのキャンパスでは、シェアワールド作家さんみたいなヲタ系キャラはヒエラルキーの最下層。

もちろんシェアワールド作家さんにも特技がある。
例えばラノベチックな近未来アクションやら魔物やら異世界ファンタジーあたりの知識や技能は結構あるのだ。
それらはシェアワールド作家さんにとっての教科書といえるラノベとアニメと漫画とエロゲから学び取ったものだ。
もちろんこんな知識など、世の中では殆ど役に立ちそうにない。
それこそ本業の作家さんになれるなら別だが・・・なれるのかな?


34:名無しちゃん…電波届いた?
11/11/27 06:48:56.46 .net
台所で洗い物をしている母が、お皿を洗いながら言った。
「あんたも来年就職なんだから・・・いつまでもマンガやアニメの本(※ラノベのことらしい)なんかもう止めなさい」

チクリときた。それこそ今までシェアワールド作家さんが目を背けてきた辛い現実そのものなのだから。
Fラン大学文系卒のヲタで、実社会で役に立つ知識も技能もないシェアワールド作家さま。
そんな卑小な自分から逃げるために、ますますシェアワールドという仮構の妄想に世界にはまってゆく・・・実に寂しい青春。

すると向かいの椅子に座っていた父が言った。
「そう、母さんの言うとおりだぞ。お前もそろそろ進路をちゃんと決めなきゃならない時期に来てるんだぞ」

「・・・うっせーんだよ!」
気付いたらシェアワールド作家さんは大声で叫んでしまっていた。

驚いた顔でシェアワールド作家さんの顔を見上げる父。
洗い物をしていた母もまた、突然の息子の反抗に怯えるような表情を浮かべている。
食卓は沈黙した。テレビの音だけが虚しく部屋に響いた。

「何だよ!進路とか就職とか!どうだっていいじゃんかよ!」
いつもどおり、内弁慶を大爆発させたシェアワールド作家さん。
そのまま食べかけの朝食を放り出し食卓から離れ、自室へと逃げ込むと扉をバターン!と叩きつけるように閉めた・・・。

・・・部屋の中には、シェアワールド作家さんの現実逃避の世界が広がっていた。

本棚にはラノベ・・・電撃、富士見ファンタジア、スニーカー文庫。
それらの表紙には、パンツ見えそうなミニスカの美少女キャラが、実にカラフルに描かれていた。
実は最近、ハヤカワや創元文庫まで読むようになり、SFや幻想文学にもちょっと興味津々。
シェアワールド作家さんも、ちょっとだけ大人になってきたのだ(もち間違った方向だけど。就活の本でも読めばいいのにね)。

そして童貞のシェアワールド作家さんの最高の恋人は、長いことやってるエロゲ。
パソコンには海外サイトからダウンロードしたAVが増設HDDにみっちりと詰まっている。

このように、シェアワールド作家さんは、現実逃避の王道をひた走っていた。
そう、ここは天国なのだ・・・「現実」さえ押し寄せなければ。
シェアワールド作家さんにとっては悪夢であり絶望そのものである「現実」
この、虚構に満ちた天国を打ち崩す、恐怖そのもの。

シェアワールド作家さんの心に、一瞬、激しい自己嫌悪が現れた。

「おい、お前、シェアワールドでくだらねえ妄想こいてるヒマなんかあるのかよ」
心の中にいるもう一人の自分が、そう囁いた。

シェアワールド作家さんは、思わず目を閉じた。
その表情は、苦渋に満ち溢れている(ブサイクなのは仕方ないけど)。
そのまま一分ほど、沈黙する・・・。


   妄 想 世 界 で の レ ベ ル が 上 が れ ば 上 が る ほ ど 、
 
      現 実 の 自 分 の レ ベ ル は ど ん ど ん 下 が っ て い く・・・ああっ!


・・・そして一時間後。

シェアワールド作家さんは、ベッドの上に横になってラノベを読んでいた。
今日もまた、日が暮れてゆく・・・。(おしまい)

35:名無しちゃん…電波届いた?
11/11/27 06:50:16.41 .net

 < シェアワールド作家さまの絶望 >


「・・・では、こちらのグラフをご覧になってください」
Fラン大学の大教室で行われた、来年度に向けての就職ガイダンス。
大学の就職担当の職員の男が、プロジェクターで映し出されたグラフを指差した。

 >少子化なのに大学定員は増え続けてる
 >URLリンク(blogimg.goo.ne.jp)

Fラン大学の学生であるシェアワールド作家さんは、
プロジェクターで映し出された上記のグラフを食い入るように見る。

「ご覧のように、昭和25年以降、日本では大学の数が増加し、大学全体の定員も右肩上がりで増えています」
そう言って、就職担当の職員は、レーザーポインターでグラフに描かれた右肩上がりの曲線をなぞった。
戦後は僅か二万人ほどだった大卒者が、現在は五十万人超。これは確かに多い。

「一方、内定率についてですが、これは景気動向にも大きく作用されるので一概には言えませんが・・・」
職員はグラフの青線の部分をレーザーポインターで指し示した。
「大学生の増加にそれなりに対応してきたことはわかります。」
バブル景気が弾ける平成三年度までは、おおむね八割台で推移してきたことを説明した。

すなわち、戦後は大学および大学生の数が急増してきたものの、
戦後50年近くは日本は右肩上がりの経済成長を続けてきたので、
雇用市場はその大学生の増加に対応できだけの需要を生み出せてきたのだ。

「だけどですね・・・みなさん」
ここで職員は声を落とした。そしてほんの数秒、無言となる。
ガイダンスに参加した学生たちが、その突然の雰囲気の変化に、僅かに動揺する。
沈黙はしばらく続いた。空調の音が、大教室の中でやけに大きく響く。

シェアワールド作家さんもまた緊張した。職員が今まで話した話の、大体半分くらいは理解できた。
何せ普段からラノベとエロゲとアニメとマンガで鍛え抜かれた頭脳なのだ。
ヲタレベルという点では、自分の周りにいるFラン学生たちとはちょっと違う。

職員は、学生たちの反応を充分見計らった上で、ようやく口を開いた。
「もう、戦後の経済成長神話は終わったんです。バブル経済の終焉とともにね」
そして職員は、軽く机を叩いた。
「すなわち、今の大学生の多くは、就職市場にとっては余剰な人たちなんです」

いいですか、既に単純な右肩上がりの経済成長は終わってるんです。
さらにグローバリズム化が進んだ昨今、大企業を中心として生産拠点を人件費の安い海外へ移転させています。
特に製造業・・・人件費はじめインフラ等固定費が掛かってしまう産業は、現在積極的に海外へ事業展開してます。
つまりどういうことかというと、国内の雇用が空洞化している、ということです。
もっと解りやすく言えば、あなたがたの就職口はどんどん減っているんです。

語尾をピシリ!と叩きつけるように職員は言うと、グラフを再び指し示した。

大企業などでは大卒は原則、幹部候補生のみの採用にシフトしつつあります。
さらにグローバリズム展開を想定して、こうした幹部候補生たちも外国人を採用するケースが目立っています。

「・・・英語や中国語を話せないと、もうダメかもしれませんね」
と続けて、職員はちょっと笑って見せた。だが、学生は誰一人笑うものなどいなかった。
それはもうジョークにすらならないのだ。何せここはFラン大学なのだから。

36:名無しちゃん…電波届いた?
11/11/27 06:52:06.72 .net
そして、そんな話を聞かされているシェアワールド作家さんはというと、何故かもう呆然としていた。
就職とか結構ヤバイんだな、ということは話を聞いていて何となくわかるのだが、
それをよそに既にシェアワールド作家さんの脳内は現実逃避を始めていたのだ。

架空、仮構の世界は、現実逃避をした者たちのゆりかご。
そこはかりそめの甘い夢や、ぬるま湯のような妄想が交錯する社会的弱者たちの楽園。
現実に向き合わない、という一点において、決して揺らぎの無い世界。

非現実的な設定の数々・・・異世界、終末世界、破滅世界、基本女キャラは美少女、都合よく出てくる敵。
このシェアワールド作家さんのように他人性というものと渡り合えない弱者たちのために、過剰に守られた設定。
決して破られることのない予定調和の虚構の中では、現実と向き合うべき文学性が芽生えることなど当然なく、
現実社会から切り離された虚しい夢の中で、いつまでも醒めることの無いさらなえう夢の続きを紡ぎ続け、取り繕い・・・、

「・・・労働集約型産業、例えばですね、介護職など、具体的な資格を持つことも選択肢の一つなんです」
職員は相変わらず続けていた。最も、この種の仕事は所得は低くならざるをえないのですが、と付け加える。
周囲の学生たちは真剣な面持ちでメモをとったり、ガイダンス用に渡されたレジュメに目を通していた。

大学が増えすぎたことにより、かつては高校を卒業して就職したであろう人間すら、大学に行くようになった。
だが、先ほども申し上げたように、もう国内の労働市場ではこういった学生の受け皿はもうなくなってきているんです。
本来、高卒で就職すべき人材すら、増えすぎた大学に吸収されてしまったという現実があります。
(「うちのようなFラン大学にね」とは、さすがに言わなかった)

だが、もうそういった言葉は、シェアワールド作家さんの耳には届いていなかった。
都合のよい美少女との掛け合いが繰り返される、ぬるま湯のような物語世界へとジャンプしていたのだ。

・・・中小企業を中心とした就職ガイダンスが近々開かれます。みなさん積極的に参加してください。
実は中小企業全体の求人数を見れば、結構進路はあるんです。後は皆さんの決意と覚悟なんです。
名前だけの大企業を目指してもダメです。企業のブランド名に惑わされないでください。

そう言って中小企業就職ガイダンスのスケジュールを黒板に書き付ける職員。
くわしくはここにパンフレットがありますから、ガイダンス終了次第、とりにきてください、と告げながら。
Fラン大学ならFラン大学で、とりあえず学生たちの行く末を心配はしているのだ。

一方で・・・ツンデレやらヤンデレやらの美少女たちと、なにやらモンスターっぽい敵と戦う己がいた。
そこは実に都合の良い試練や、実に都合の良い危機が主人公に襲い掛かり、
実に都合よく苦しみながら、ついには勝利したりするのだ。そしてお決まりの、美少女キャラとの掛け合い。
それは文学でなく、商業小説にすら成り得ない、ただの下らない、瓦礫の山のごとき夢のおはなし。


   妄 想 世 界 で の レ ベ ル が 上 が れ ば 上 が る ほ ど 、
 
      現 実 の 自 分 の レ ベ ル は ど ん ど ん 下 が っ て い く・・・ああっ!


終わり無き日常を生きよ!(おしまい)

37:名無しちゃん…電波届いた?
11/11/27 06:57:52.30 .net

 < ファンタジー作家さま、いずこへ? >

「・・・・・・。」
ファンタジー作家さまは沈黙した。
たった今、ファンタジー作家さまは派遣切りを喰らったばかり。

「生産調整」というその魔法の言葉は、桁外れに強力な攻撃力を秘めているらしく、
ファンタジー作家さまを始め、同じ工場内に勤めていた派遣工たちのHPを軒並みゼロに減らして見せたのだ。
もちろん、この現実世界にはセーブポイントはない。
というか、セーフティーネットがないと言い換えるべきか?

だが、もう遅かった。
すでに「辛い現実」は「生産調整」と名を変え、ファンタジー作家さんの抱くファンタジーを見事に打ち砕いてしまった。
というより、ファンタジー作家さんの生活基盤そのものを根絶やしにしてしまったのだ・・・。


・・・実はかつて、ファンタジー作家さんの働いていた組み立てラインのライン班長さんが、
前にこの件に対して動こうとしたことがあった。
この班長さんは一応、請負契約という形で、この会社に直接に雇用されているシステムエンジニアである。

その班長さんが、ファンタジー作家さんら、ラインで働いている人たちを集めて、
会社の労組と掛け合って自分たちを組合に参加させるよう頼むべきだと言ったのだ。
その時、ライン工のみんなの顔に浮かんだのは、困惑の表情だった。
何だかめんどうくさい、と小声でつぶやく者すらいた。

そんな中、班長は必死にライン工たちに訴える。
我々は不当に搾取されているのだが、団結していないが故に、会社に対して労働環境改善を訴える手立てがない、と。
本当のことを言えば、我々のような立場の人間で団体交渉すべく、組合を作りたいのだが、法的根拠が現在無い、と。
それゆえ、我々は会社の正社員による労組に参加を打診し、彼らと共闘して自分たちの要求を訴えるべきだ、と。

ここにいるライン工たちは、実は契約関係は一様ではない。
例えばファンタジー作家さんのように、人材派遣会社という奴隷斡旋所に登録して働いている派遣工もいる。
これらの派遣工は工場との直接の雇用関係を持たず、経理上はあくまで「モノ(=労働力)」でしかない。
彼らはまさしく生産計画の変更に伴い、簡単に採用及び解雇が可能な、ある意味リスクを担う労働者なのだ。

その他にも「期間従業員」という形で、会社とは直接の雇用契約を締結しているライン工もいる。
これらの期間従業員たちの雇用契約期間は、最長で二年十一ヶ月。
三年間の直接雇用の事実があれば正規雇用にしなければならないので、一ヶ月減らしているのだ。
ただしその間、社保は会社によるものの適用があり、その経費その他も会社持ち。
さらにこの班長さんみたいな請負契約の人もいる。

もちろんラインには高卒で本社直接採用され、ラインに並んでいる正社員もいる。
主に地元の工業高校や高専からの採用(地元縁故枠)である。
地縁があるせいか、待遇その他は、ファンタジー作家さんのような奴隷とは桁違い。
そんな正社員ライン工たちは、当然ながらこんな馬鹿げた集会には参加していない。
第一、会社に内緒で待合室を勝手に占拠している違法集会なのだから。

ファンタジー作家さんもまた戸惑っていた。
正直、今の生活は辛い。ファンタジー世界に現実逃避して、己を慰めなければ恐らく潰れてしまう。
ギリギリの生活と絶望的な将来を見据えながら、それでも今まで必死に搾取的労働に耐え忍んできたのだ。
薄給に耐え、過酷なノルマに耐え、正社員たちの侮蔑の視線にも耐え・・・。

・・・しばらくすると、熱心に語る班長さんの熱意に煽られたのか、賛同するものも出てきた。
そうだ、こんなにきつい仕事をしてるというのに、こんなに給料が少ないのは可笑しいよな、そう言いだすものもいた。

「ならば、これから労務部に行って組合に参加させてくれるよう、訴えてくるよ」
班長はそう言うと、にこやかに笑った・・・。

38:名無しちゃん…電波届いた?
11/11/27 07:01:29.98 .net
・・・数日後、班長はいなくなった。

一体どうしたのだろう?とファンタジー作家さんは思った。
ライン班長には、地元採用の正社員の工員がかわりになった。
絵に描いたようなDQNで、ライン工を前に威張り散らし、時折携帯いじってサボっている。
何でも地元の工業高校からの採用で、実家は建設会社でそこの三男坊との話だ。

「班長、契約切られたらしいよ」
隣にいたライン工の男が言った。ちょっとイノシシっぽい顔をした、オタク系の男だった。
年齢は三十になろうか、というところか?年齢の割りに髪がかなり薄くなっている。

「・・・・・・えっ?」
ファンタジー作家さんは、作業の手を止めないよう注意しながら返事をした。
班長が契約解除って、結局労組への参加がダメだったってことか?

すると、イノシシぽいオタク男が続けた。
「ライン工全員の労組への参加を訴えたんだけど、その労組自体に突っぱねられたらしい」
オタク男はつぶやくようにそう言うと、ベルトコンベアに流れてきた製品に、部品を器用に取り付けて戻した。

「突っぱねるって、どういうこと? 労組って労働者の権利を守ってくれるんじゃないの?」
ファンタジー作家さんは、聞き返した。
正直言えば、班長さんの話の大半は理解不能だったのだが、
班長さんの言うことをきいていれば、今よりも仕事が楽になったり、給料が増えるんじゃないかと少し期待していたのだ。

「まさか。会社の正社員の労組は、機械連合って労組の連合の一セクトで、正社員の権利しか守らないんだよ」
オタク男は言う。オタク男もファンタジー作家さんと同じく派遣のライン工だ。
ただファンタジー作家さんよりも一年くらいキャリアが長い。

「じゃあ、僕らみたな非正規雇用のライン工は・・・?」
「守ってくれるわけないじゃん。第一、ラインで同じ仕事してても、正社員のが手取り上なんだぜ?

オタク男が言うには、正社員の雇用条件は派遣工に比べて格段によい。
手取りもさることながら、様々な経費や補助、福利厚生に至るまで、派遣工には得られない待遇が保障されている。
同業種同賃金の原則、という言葉があるのだが、それは日本の派遣労働においては完全に無視されている。

会社からみると、実は正社員一人に掛かる固定費よりも派遣工一人に掛かる経費の方が多いというのだ。
ファンタジー作家さんは、それを意外に思った。正社員よりも多くの金が掛かっているのに、何で僕らのところに回らない?

「・・・そんなの決まってるじゃんか。その分、全部、人材派遣会社がハネてんだよ」
つまり俺たちは奴隷さ、とオタク男は嘯き、尚も作業を続ける。
驚きのあまり手を止めたファンタジー作家さんに、おい、手を動かせよ!と声を掛けた・・・。

39:名無しちゃん…電波届いた?
11/11/27 07:02:04.93 .net
・・・その数日後。
ファンタジー作家さんは、派遣切りで工場から出てゆくことになった。

「生産調整」という言葉は、まさしく最強の魔法であった。
その大手機械メーカーの工場に勤務する50名ほどの派遣労働者の仕事を、一瞬にして奪い去ったのだから。

当然、寮として斡旋されたレオパレス21の安アパートは、出てゆかねばならない。
その猶予期間はわずか・・・・・・3日。

次の仕事はあるのですか?と派遣会社の担当者に電話で尋ねる。
だが、担当者は「最近は不況でね」と冷たく言い放ち、「あればそのうち連絡する」と言って電話を切った。
おそらくその電話は、永遠にやってこないであろう。

ファンタジー作家さんは、安アパートの己の部屋を見た。

最低限の生活必需品のほかに、ファンタジー作家さんの大好きなファンタジー系ラノベやエロゲが転がっていた。
それは辛い現実社会を生きるファンタジー作家さんの、殆ど唯一と言ってよい慰め。

将来もなく、結婚どころか女性との出会いもなく、金も無い。
完全に行き詰まったファンタジー作家さんの、最後の慰め。

そして決して満たされることのない、悲しい慰め。
現実の自分を何も変えることのできない、ジャンクの集積のような、悲しい夢。

カラフルなアニメ絵で描かれた美少女が、そこでは微笑んでいた。
ファンタジー作家さんも、こうした作品を書きたいと望んでいた。

だが、それも、今や夢の残骸。


   妄 想 世 界 で の レ ベ ル が 上 が れ ば 上 が る ほ ど 、
 
      現 実 の 自 分 の レ ベ ル は ど ん ど ん 下 が っ て い く・・・ああっ!


虚しい現実の波が、ファンタジー作家さんを侵し、壊してゆく。
今回は「生産調整による派遣切り」という、巨波だったというだけだ。

床の上にうずくまり、ファンタジー作家さんは泣いた。
大切にしていた美少女フィギュアを、思い切り壁に投げつけた。

窓からは初冬の日差しが柔らかく差し込んでいた・・・。

40:名無しちゃん…電波届いた?
11/11/27 07:14:08.67 .net

 < ファンタジー作家さまの崩壊 >


「・・・ああ、またも工場閉鎖なのか」
ファンタジー作家さまは求人登録票を握り締めながらそう思った。
ロビーの隅にあるテレビで流れているニュース番組は、以下のニュースを報道していた。


 どんどん進む 「職場消失」の恐怖! パナソニックだけでなく、ここへきて工場の売却や閉鎖、海外脱出が相次。
 URLリンク(news.infoseek.co.jp)


実に1000人規模のリストラ、とその記事にはある。
もはや国内の雇用市場は溶けている、と言ってもよい。

現在の雇用溶解の主因は急速な円高によるものではあるが、
そうでなくても、やはり企業の海外脱出という傾向は変わらなかったであろう。

受付は長蛇の列で、ファンタジー作家さんの順番は当分回ってこないだろう。
すでにファンタジー作家さんは疲れ切っていた。

今日はおそらく仕事はない、そう思ったファンタジー作家さんは、とりあえずロビーの長椅子に座った。
椅子の上には新聞があり、最近新聞を買う金すら惜しんでいたファンタジー作家さんは、何気にそれを手にとった。

最初に目に入った記事は、以下のようなものであった。


 非正社員の割合は38.7%と過去最高(昨年10月時点)

 >厚生労働省が29日発表した「就業形態の多様化に関する総合実態調査」(2010年10月時点)によると、
 >全労働者のうちパートタイムや契約社員など非正社員の割合は38.7%となり、過去最高を更新した。
 >企業の人件費抑制が背景にあり、07年の前回調査(37.8%)から0.9ポイント上昇。
 >厚労省は「景気の影響で非正社員の比率上昇はしばらく続くのではないか」とみている。
 >URLリンク(www.jiji.com)


「・・・・・・。」
確かに最近は、この非正規雇用の口すらおぼつかなくなっている。
円高のせいで輸出産業や製造業全般が低迷し、製造業派遣の口が急減しているのだ。

事に地方の衰退は激しく、所得の低いサービス業や介護などがやっと。
しかも自治体から補助金受け取りながら細々と雇用を支えている現状というありさま。

資格無し、技能無し、学歴無し、職歴はほぼ非正規派遣・・・
唯一といっていい能力は、アニメやラノベやマンガで培った異世界ファンタジーの知識。
正直、この過酷な現実社会の中では、全く役に立ちそうも無い。

既に絶望はファンタジー作家さんの精神を崩し始めていた。
かつてあれほど甘美で魅力的だった、ファンタジー作家さんの妄想世界が、何故か色あせて見える。

つい最近、役所に申請した生活保護は却下された。
寮を追い出されて以来、住所自体がないのだから、当たり前といえば当たり前だ・・・。


41:名無しちゃん…電波届いた?
11/11/27 07:17:00.26 .net
・・・受付では、自分と同じような風体の男が、担当者に怒鳴りつけていた。
「何で無いんだよ! お前ふざけんなよ! もう今月金ねえんだよ!」
担当者は顔を顰め、丁寧な口調でその男を宥めている。
男は手にした求人票と履歴書を、担当者の男の顔めがけて投げつけた。
それらは担当者の胸の辺りに当たり、そのままカウンターの上にハラリと落ちる。

列の後ろの方から、おい、仕事無いんなら早くどけよ!後ろつかえてるんだよ!と、イラついた声が次々と上がる。
その声は返って男の気持ちをかき乱したらしく、ロビー全体に響き渡る声で怒鳴り散らし始めた。
担当者が押し留めようとすると、男は担当者のネクタイを掴み、「仕事ちゃんと紹介しろよ!」と叫ぶ。

すると入り口当たりに立っていた制服姿の警備員が駆けつけ、男を担当者から引き剥がす。
男は尚も抵抗し、喚き散らしながら「ふざけんな! 離せ、クソッ!」と暴れる。
暴れる男を取り押さえようとする警備員。職員の何人かがそれに加担し、男を押さえつける。
男はそのままロビーから外へと連れ出された。

そして、男が連れ出されて一分も経たないというのに、ロビーは再び落ち着きを取り戻した。
あれほどの騒ぎだったというのに、職員はネクタイを直して再び席に座り、次の求職者の対応を始める。
列に並んでいる人たちも、特に何事も無かったかのように、静かに順番を待っている。

それはまるで、機械仕掛けのように思えた。

諦観に満ちた整然さが、一つ一つ効率的に事務的に処理されてゆく。
その一連の所作の中に、ファンタジックな要素が入り込む余地など一切なかった。
それほど、現実は確かな存在であり、揺らぎも隙も無かった。
ましてやファンタジー作家さんのような、中二病的ファンタジー妄想など、入り込む余地などあるわけが無かった・・・。

ファンタジー作家さんは、思わず想像した。

今、ここに巨大なドラゴンか何かが現れ、灼熱の炎を吐きながら、この街を破壊してくれないだろうか?と。
別に宇宙人でも構わない、いや、世界が崩壊し、暗黒世界から何か魔物たちが復活してくれても構わない。
とにかく何でもよいから、今、目の前にあるこの現実を吹き飛ばしてくれないだろうか?と。

そう思いながら、ファンタジー作家さんはしばらく当たりを見つめていた。

だが、目の前の光景は、何も揺らがなかった。
事務的に、手際よく、淡々と全てが処理されてゆく。

その流れに乗れなかったものは、事務的に、手際よく、淡々と捨てられるのだ。
今の、ファンタジー作家さんのように・・・。


   妄 想 世 界 で の レ ベ ル が 上 が れ ば 上 が る ほ ど 、
 
      現 実 の 自 分 の レ ベ ル は ど ん ど ん 下 が っ て い く・・・ああっ!


・・・まもなく、日が沈む。


42:名無しちゃん…電波届いた?
11/11/27 07:28:33.96 .net

 < シェアワールド作家さまの・・・素敵な月曜日 >

 >・・"平均年収800万" 市職員、することないので勤務時間中に楽しく野球…神戸市・環境局
 >
 > 神戸市環境局北事務所(神戸市北区)のごみ収集担当職員らが勤務時間中、
 >事務所敷地内でキャッチボールやノックをしていたことがわかった。
 >
 > ※以下はスクープしたMBSの報道特集より。
 >   ・3mのフェンスで中が見えない駐車場で野球。
 >   ・現場を知る男性「朝のゴミ収集が終わると終業まですることがないので、時間潰し」。
 >   ・午後2時ごろから4時頃まで、ゴルフの素振り、サッカーのリフティング、
 >    ノックしてのフライキャッチ練習、ピッチング練習などで楽しむ職員たちの姿。
 >   ・4時半すぎに職員たちは車に乗り門の前に待ち構える。4時45分の終業チャイムと同時に発車、帰宅。
 >
 > ※神戸市職員の平均年収は800万円。
 >
 >URLリンク(www.yomiuri.co.jp)


「・・・やっぱ公務員最高だよな」
妄想ファンタジーという現実逃避ワールドをひた走るFラン大学生ことシェアワールド作家さまは、溜め息をついた。
平均月収800万円、なんと素晴らしい響きではないか。

何でも、ヲタをやっている人間は堅実な人間が多いらしい(※>>46さんの情報より)。
公務員とかしっかりとした仕事を持ってる人じゃないと、何だかんだで散財しがちなヲタを続けるのは難しい、とのこと。

ならば、と、シェアワールド作家さんは思った。

自分も公務員を目指せばよいではないか。
もうあんなきつい就活なんぞせずに、公務員試験を受けて自治体の職員になってしまえば・・・

「・・・年収800万円で、休み時間とり放題かあ。その間妄想ワールドで萌えとハーレムでファンタジーできるな」
パンツ見えそうなミニスカートを履いたアニメ絵の美少女が描かれたラノベの表紙絵を見つめながら、そうつぶやく。

確かにヲタ道は金が掛かる。

自分の作り上げた妄想世界・・・その現実逃避の揺り籠により都合の良いリアリティを与えるためには、
様々なアニメやマンガの伝奇モノや軍事モノや劣化ファンタジーから設定やネタをパクら無ければならないのだ。

ありもしない魔法や空想科学技術の設定を、とにかく無駄に細かく作り上げてゆく。
そのためにファンタジー系RPGやそのメディアミックス版のコミックやラノベ当たりを蒐集したり。
とりあえず美少女キャラとファンタジックな魔物相手に軍事モノをやってみるのもいいかな、なんて思ったり。
そんでエクソシズムや悪魔祓い、魔物退治みたいな異形の怪物を描きこむためには、やはり伝奇モノか。

んじゃとりあえず京極夏彦の本を数冊読んでみたり、でもやっぱり萌えとハーレム必要だよな、とラノベに戻ったり、
猫耳の萌えキャラと旅に出る妄想や、学園の中に魔物が現れて美少女と共闘して退治してみたり、
そんなこんなで就職活動のための会社研究やらず、採用試験のガイダンスの申し込みメールなんかもほっぽりだし、
まあどうせ出したところで「既に定員に達しております」なんて返事が来ることはわかりきってるわけだし、
大学の同級生(殆ど友達なんかいないんだけど)たちは、みんな就活に齷齪する最中にも、
シェアワールド作家さんだけ余裕ぶっこいて妄想世界で萌えキャラとハーレムパーティー組んで異形魔物退治・・・。

・・・てな具合で、ヲタはお金と時間が必要なのだ。
凄く勉強になった、ありがとう!とシェアワールド作家さまは、神こと>>46と上記のニュースに深く感謝した

43:名無しちゃん…電波届いた?
11/11/27 07:30:22.70 .net
・・・さてさて、都合のよい美少女キャラたちと異世界で冒険を繰り広げるために、
公務員を目指すことを決めたシェアワールド作家さま。
とりあえず公務員になるためには何をしたらいいのか、を調べなきゃならない。

でもそれは、就活という現実を直視しなきゃいけないわけで。
ひたすら現実から逃げまくっていたシェアワールド作家さまには、こんな簡単な作業すら苦痛だった・・・。


・・・さて、数時間ほどエロゲの世界に没頭して、デジタル情報でしかない美少女にうっとりしたシェアワールド作家さま。
ようやく重過ぎる腰を上げて、地方公務員の試験情報を探し始めた。


 >「教養試験」 
 > [必須:25問くらい]
 >   文章理解、英文理解、判断推理、数的処理、資料解釈、空間概念
 >
 > [選択:20問中から15問程度の選択。解るのをやればよい]
 >    ・人文科学(化学・生物・物理・地学)
 >    ・自然科学(日本史・世界史・地理・思想・芸術)
 >    ・社会科学、社会事情、社会政策
 >
 >「専門試験」 
 > [選択:50問中から40問程度の選択。これも解る問題優先で]
 >     ・憲法、行政法、民法、労働法
 >     ・経済原論(ミクロ・マクロ)、経済政策、経済史
 >     ・財政学、政治学、行政学、社会学、経営学、国際関係
 >      場合によって、会計学、刑法、商法 等々
 >
 >これらは5択のマークシートで、最低7割。安全圏なら8割くらい。6割だと厳しい。
 >それに加えて「教養論文」、場合によって「専門記述」

「・・・・・・。」
眩暈がした。

44:名無しちゃん…電波届いた?
11/11/27 07:31:16.04 .net
シェアワールド作家さまのご専攻なされてる文化創生コミュニケーションなんとか、なんて科目などどこにもない。
つか、その文化創造ディスコミュニケーションうんぬんという己の専攻分野だって、一体なんのことかわからない。
実はこんなのFラン大学が馬鹿学生相手に資金集めのために無理やり作った学部でしかないのだが、そんなことはわからない。
とらいえず大卒って学歴はやるが、学費はたんまりいただくし、卒業後の進路はまあがんばってね、ってやつね。

その金だけ吸い取られて何ら教養も身につかない四年間を、見事に無駄に浪費してみせたシェアワールド作家さま。
今更地方公務員なんて目指すとかほざいても、正直遅いって。
県庁や政令指定都市、県庁所在地の地方上級なんて、地方旧帝や早慶レベルUターン組の人間と争うことになるんだぜ?
大学生活の殆どを妄想世界に浸りきり、脳味噌が茹で上がっちゃったシェアワールド作家さまに勝ち目なんかねーよ。

教養試験出題例[一般知識(1) 社会科学・人文科学]
URLリンク(www.tokyo-ac.co.jp)
教養試験出題例[一般知識(2) 自然科学]
URLリンク(www.tokyo-ac.co.jp)
教養試験出題例[一般知能]
URLリンク(www.tokyo-ac.co.jp)
地方上級公務員試験の出題内訳
URLリンク(www.tokyo-ac.co.jp)

シェアワールド作家さんはだんだん気持ち悪くなってきた。
眩暈だけではなく、吐き気と頭痛が激しくなってゆく。

何か嫌な汗が額に滲んできている。こんなの嫌だ!こんなつらい現実なんてみたくない!と本能が訴えいている。
でも、妄想美少女たちと異世界ファンタジー世界を冒険するためには、こういう堅い仕事やらなくちゃ・・・
他にも中級職や初級職ってのもあるらしい。短大や高校卒業者を対象としているらしいけど。
もうそんなの関係ないよ、何でも良いから公務員に食い込めば楽な仕事で年収800万で、
そのお金でマンガとアニメDVDとラノベ全巻大人買いとエロゲ没頭の時間と、それから、それから!

地方初級公務員試験 年齢制限 17歳〜20歳
URLリンク(www.tokyo-ac.co.jp)

ああっ!
・・・。

・・・気付いたら、シェアワールド作家さんは、青年誌のグラビア(最近はAKBばかり)でオナニーをしていた。
高ぶる不安と恐怖を紛らわせるために、二次元ではなく三次元の女にトライすることにしたのだ。

猫耳美少女でもない、現実の女。
きわどいビギニを身にまとい、こちらにアンニュイな表情を向けてたたずんでいるアイドル。

たまには三次元の女もいいよな。
そう思いながら、シェアワールド作家さまは射精した・・・。(おしまい)

45:名無しちゃん…電波届いた?
11/11/27 14:39:31.15 .net

 < 第二千九百五十二章 シェアワールド作家さまとか、まあどうでもいいわw >



 r-、,___.,,r-‐-、_,.-‐一《        |.〕
 \〉\       `ヽ| ,.-‐''"´ ̄ ̄`゙''ー、|ノ
  `ゝ-ヽ       _,r''"           \
    `ν、     ./            、 ̄`゙''-、
    /ヽ>-、____/         ,     \ -、 .ヽ
   ./   `ヽ-,/       ,  / r   ヽ. ヽ \ ヽ
   |      ‖    / / ./  |     ',.  i  `、 ',
.   ',     ,'   ,r'  ‖ ‖  〉、   ,r-|‐‐|-、.  ', !
   ヽ.    | ., /   十‐‐!‐‐/‐ヽ  ' ., .|ヽ.|   .!/
    ヽ ,  | .| |.   ', /! ./   !  /,,ィ==rx   .i!
     〉.!  ', ! !.   ,,ィ=====x、 ! /'' J:iii:i|┃ ‖
    / ∧.  ', ', ',   ┃ .づiiii!:!| //  |l::lll:i|┃ / ヽ、
    ', l  ', ∧ 、 、   ゞ .|l::lllll::!|"   .辷!ク‖〈.   ',    私は二次元慰安婦。
     `'' ,ノ /  \ ヽ  !. 弋ェェク       .|  ヽ  /    
       ( (    \!  !        ’   ,ノ、  ヽ'  < 妄想世界で笑顔と色気を振りまく遊女。
       ヽ)    ‖   ',、    -- ‐  /  )   )     
        "    /   ./ `r.、     ./  /  /      現実逃避した男の、
            |   / ,,.rl  `  ̄ト、  (  .r'´         安っぽい願望のために尽くす女。
.            ',  .(,,ィ" ,ノ     ',! ヽ、 `ヽ)
             >-ゝ| ヽ.      ) ヽ\
          .,.-''"    \\    /  |  \

「・・・お前ももう、仕事を選り好みできる段階じゃないんだぞ」
父親は小声で、シェアワールド作家さまにそうつぶやいた。

「・・・・・・。」
シェアワールド作家さまは、絶句してしまった。

就職活動もままならなかったシェアワールド作家さま。

とりあえず一年留年して、就職は来年に先送りしてしまおう、と思った矢先、
そのことを知った父親に怒られ(うちはもう金がないんだぞ!)、
それを言われて逆ギレし(何だよ!俺のことが大事じゃないのかよ!)、
心配そうにオロオロする母親(もう大人なんだから、そろそろしっかりしなさい)に向かってついに内弁慶発揮。

「何だよ!だったらなんで、俺のことなんて生んだんだよ!」
家中に響き渡るような大声でシェアワールド作家さまは叫んだ。
それはもう、魂の叫びだった。とても大学(Fラン)四年生になる男のものとは思えない、幼稚さに満ち溢れた叫び。

目の前で母親が目から涙を浮かべている。
それを見た瞬間、シェアワールド作家さまは一瞬、心が痛む。
何か触れてはいけない傷に、思わず触れてしまったような、そんな痛みだった。

だがそれを振り切るように、シェアワールド作家さまは叫んだ。
「誰も”生んでくれ”って頼んでねーよ。なのにあんたらが勝手に俺を生んだんじゃねーか!責任とれよ!」
もちろん言ってる自分も、これが馬鹿げた暴論だってことは重々承知なのだ。
だが、叫ばずにはいられなかった。そうやって無茶を叫ぶことで、現実に向き合うことを必死に拒絶しているのだ。
そうしなきゃ、ちっぽけな自分のプライドが潰れてしまいそうなのだ。

46:名無しちゃん…電波届いた?
11/11/27 14:46:04.88 .net
「・・・か、かあさんに、何てことを言うんだ!」
父親が、ついに怒鳴った。
最近、老いが目立ち始めた父。髪に白いものが混じり始め、頬には確実に皺が刻まれている。
気苦労とストレスをぐっと耐え忍ぶことで、父は若さと精気を確実に奪われている。
その気苦労の要因の一つが、間違いなくシェアワールド作家さまこと自分自身なのだ。

父はシェアワールド作家さまを睨んでいる。だがその瞳は、怒りの色ではなく、悲哀が浮かんでいた。
何とか、この息子をちゃんと社会に送り出してやりたい、というそういう思い。

マンガやアニメやライトノベルに興じ、エロゲの萌えキャラとの虚構の恋にはまる馬鹿息子。
ヒマさえあれば妄想でしかないシェアワールドに逃げ込み、そこでありえない夢を見続けるダメ息子。
そんなどうしようもないFランの息子でも、息子は息子なのだ。

恐らく父の中の何かも、もはや限界に近いのだろう。
それは、シェアワールド作家さんもうすうす察しがついている。

だが、・・・だが。

シェアワールド作家さんには、その現実と向かい合う勇気はなかった。
非現実世界(シェアワールド)に逃げ込み、美少女たちと一緒に冒険して魔物と戦ったり、
ファンタジックな妄想世界の中で二次元娼婦たちとご都合主義のドラマに興じたり、
とにかく現実逃避のありとあらゆるジャンクを詰め込んだ甘き夢の世界に逃げ込み、
そこで己を徹底的にスポイルし続けてきたのだ。


   妄 想 世 界 で の レ ベ ル が 上 が れ ば 上 が る ほ ど 、
 
      現 実 の 自 分 の レ ベ ル は ど ん ど ん 下 が っ て い く・・・ああっ!


もはや、目の前の小さな現実を受け入れるだけの強さは、シェアワールド作家さまに残っていなかった・・・。

・・・気付くとシェアワールド作家さまは、母親を足蹴にしていた。

年老いた母親の体は、とても小さく弱々しい。
かつて自分を抱きしめてくれた母親の、そのやわらかい肉は、既にしぼんできていた。
だが、シェアワールド作家さまは、母親に暴力を振るわずにはいられなかった。
もちろん何かを叫びながら、泣き喚きながら、振り上げた拳を母親に向かって振り下ろす。

母が自分に抵抗できないことを、ちゃんと悟った上で。
それをわかった上で母を打ち据えることが、途方も無い甘えであることを、シェアワールド作家さまは悟った。
だが、もう、どうすることもできなかった。妄想世界に逃げ込むことでスポイルされた自分に、強さは残ってなかった。
もはやシェアワールド作家さまは、泣き喚き甘えることでしか、己を支えられなくなっていた・・・。

・・・父が自分を押さえ込んでいる。

その父の、かつてより腕力を失ってしまった父の腕の中で、シェアワールド作家さまは喚き散らしていた。
「やめてくれ!もうやめてくれ!」
父は叫ぶ。すぐそばで叫んでいるにも関わらず、どこか遠くから響いてくるように聞こえた。
目の前で母は床に突っ伏していた。母の背中が震えているのが見えた。
その母の背中の小ささに、シェアワールド作家は慄然とした・・・。

47:名無しちゃん…電波届いた?
11/11/27 15:00:01.32 .net
・・・ようやく、正気を取り戻した。
そして、今、自分がやってしまったことへの恐怖が、一気にシェアワールド作家さまの精神に襲い掛かる。
母は泣いていた。くぐもったようなか細い泣き声が、シェアワールド作家さまの耳に届いた。

「・・・わああーっ!」
一際大きな声で、シェアワールド作家さまは叫んだ。
それと同時に、自分を羽交い絞めにしようとしていた父を振りほどき、食卓から駆け出した・・・。


   ・・・ところでシェアワールド作家さま、貴方は一体どちらへ向かわれるのですか?

   目指すは・・・そう、決まってる。

   シ  ェ  ア  ワ  ー  ル  ド

   全てが都合よく作られた妄想世界の中に、再び逃げ込むのだ。
   辛き現実から目を逸らし、甘き夢だけが虚しく漂う、あの虚構の世界。

   シェアワールド作家さまと同じような人間たちだけが集う、現実逃避者たちのパラダイス。
   ネットという仮想空間のみでつながった逃避者たちの、切なく儚い集い。

   そこには、卑小な自分を決して傷つけない都合のよい虚構が待っている。
   そこには、卑小な自分を脅かさない都合のよい冒険が待っている。
   そこには、卑小な自分を決して裏切らない、二次元の美少女たちが・・・待っているのだ。


┏━━━━━━━━
┃・二次元キャラ達はお前に微笑んではくれない。
┃・二次元キャラ達はお前に語りかけたりはしない。               ほらね!
┃・二次元キャラ達には温もりが無い。                        こうやって誤魔化せばいいのよ!
┃・二次元キャラ達はいざというときにお前を助けてもくれない。
┃・でもそれってリアルの女も同じじゃね?                  -―- 、
┃  だったら二次元キャラでいいじゃね?               , ‐'´         \
┃                           人          /            、 ヽ
┃                          .<. 。>         |l l /〃 ヽ ヽ} |  l  ',
┃                      バシ!! 彡V \          ljハ トkハ  从斗j │ ハ
┗━━━━━━━━━  彡 \         .l∧}ヾソ V ヾソ !  ! ヽ \
                                 \ __  __ リ.人  v‐┐ /" ト、  ヽ ヽ
                                   {心下ヽ /"  >ゝ-'<{   Vl   } }
                                   ゝ<}ノ \  (:::::Y Y:::::!   ヽヘ  { {
                                      7´ ̄ )   )::∨::__::ヽ   }::\ \丶、
     シェアワールドだって                   /  /  /ィ'´ヽ:::::::::ノ  /:::::::::ヽ ヽ `ヽ
        同じような誤魔化しなんだしw           ! ≦∠__ノ:::| /ハ::::/   ゝ、:::::::::`、 リ ノ
                                      |   .:.:::::::::::l  __ヾ\    ≧:::::::::'、ヽ {
                                     l_ .:.:::::::::/ >v'  l \::ヾ  ̄::::::::::::::::', }>

・・・二時間後、シェアワールド作家さまは、妄想ファンタジーの甘き夢を見ていた。

現実社会の時間は確実に流れてゆく。
だが、その確実に刻まれる時の流れは、シェアワールド作家さまの妄想には届かなかった・・・。

夜が更けてゆく。

48:名無しちゃん…電波届いた?
11/12/09 17:09:00.94 .net

            %ヘ、
           ≦/::::::\
           ≦/:::::::::::::ヽ__
          ≦/::::::::::::::::::\ ̄ ` >-‐''"´ ̄!≧
          ,r''"~ ̄`゙''ー-、/ ̄`〉´::::::::::::::::::::/≧
        /         ヽ、,ノ::::::::::::::::::::::/≧
       / / ̄`       - 、ヽ:::::::::::::::::::〉≧
      ./ /    ,r   ,r   ヽ`ヾ 、:::::::::::::!≧',
     / /    /   /`ヽ   `、 `、\::::/≧. ヘ
     / /  /  .|.  , .|  `、  ト、_ヾ`゙''、〈  ヘ
    /./  |  ̄/!`''ト、|  ,.t‐'"7"\ ヽヽ \   ハ       ねえ、妄想に逃げ込んでないでさ、
    /./   |  / |_/| .|   | /_  \! \ `、! |   < 
   //.   |  r====x、|   ,,r=====ゥ| /'\ヽ、.|       現実見ようよ。
  ∠.|  | i! .《 |!::::i|レ    |!::::::::::i|. ‖! /、.  ト、ヽ
    .|  ii ll lヾ、!::’:|     l!::::’:‖././/9 !  ,' .\ヽ
    .|  ∧ |.! ! !弋;;ノ     弋;;,ノ "./〆./  /  .| \ヽ
    .|  | .! ! ト、| |    `       //,ノ'!  /  |  ヾ 、
    ! .! .!.l |  ヽ、          /::::/ /  ,イ   ヽ、
    ∨l レ |. ....:::丶、  ´`   ,,r''´!:::::/ /:::   |    ヽ、
     ∨、  /  .....:::::::::`>-r'' ´   |::::/ ./:::::::   |     `、
     ヾヽ,/ ::::::::::::::::::::::,.r‐|     |>' /:::::::::::   .|      \
      \、:::::::::::,.-‐一'ハ'/    //'、_:::::::::::   |



 r-、,___.,,r-‐-、_,.-‐一《        |.〕
 \〉\       `ヽ| ,.-‐''"´ ̄ ̄`゙''ー、|ノ
  `ゝ-ヽ       _,r''"           \
    `ν、     ./            、 ̄`゙''-、
    /ヽ>-、____/         ,     \ -、 .ヽ
   ./   `ヽ-,/       ,  / r   ヽ. ヽ \ ヽ
   |      ‖    / / ./  |     ',.  i  `、 ',
.   ',     ,'   ,r'  ‖ ‖  〉、   ,r-|‐‐|-、.  ', !
   ヽ.    | ., /   十‐‐!‐‐/‐ヽ  ' ., .|ヽ.|   .!/
    ヽ ,  | .| |.   ', /! ./   !  /,,ィ==rx   .i!
     〉.!  ', ! !.   ,,ィ=====x、 ! /'' J:iii:i|┃ ‖
    / ∧.  ', ', ',   ┃ .づiiii!:!| //  |l::lll:i|┃ / ヽ、
    ', l  ', ∧ 、 、   ゞ .|l::lllll::!|"   .辷!ク‖〈.   ',
     `'' ,ノ /  \ ヽ  !. 弋ェェク       .|  ヽ  /     卑小で冴えない現実の自分から逃げてるだけでしょ?
       ( (    \!  !        ’   ,ノ、  ヽ'  < 
       ヽ)    ‖   ',、    -- ‐  /  )   )      それで、気持ちいいの?
        "    /   ./ `r.、     ./  /  /
            |   / ,,.rl  `  ̄ト、  (  .r'´
.            ',  .(,,ィ" ,ノ     ',! ヽ、 `ヽ)
             >-ゝ| ヽ.      ) ヽ\
          .,.-''"    \\    /  |  \


49:名無しちゃん…電波届いた?
11/12/09 17:09:58.25 .net

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  ./:.:.:.:.:.:.:.:∧:.:.:l〃ひ!ミ'''"   .〃,ひiiミkx、 "/.:.:.:.:.:.:/.:.:.|lllll/ \ ',_./
 /_,.-‐一'' /∧:.:|i li;;iii;;il      li:::;iiii;;::l| i!./.:.:.:.:./.:.:.:.:|ll/
 "    ./:.:.:.:ヾ:|弋;;;;ン      l!::::lll::::!l‖.:.:/.:.:.:.:.:.:.:/:|         現実の女にも相手にされてないんでしょ?
     ./:.:.:.:.:.:.:.:|     ,    `''ー‐''´//.:.:.:.:.:.:.:./.:.:|      <  だから私みたいなキャラを慰みにしてるんでしょ?
     /.:.:.:.:.:.:./ヽ '''        ''''  ."/.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:|         
    .‖.:.:.:./.  〈\   |\      ‖.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:l、         それで本当に気持ち・・・良い?  
   .‖.:.:./     〉、`:.、.  ̄    _,r'/.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:_,ノノ、
   ‖.::/      /゙''===/>t.--< ,,/.:.:.:.:./、`゙''、==''".:.:.',
   ‖/      〈.:.:.:.:.:.:.:!r''/|   ./,イ.:.:./ /ー-',.:.:.:.:.:.:.:.|
  ./''        〉.:.,r''´i / |_,.-'',.-''‖'´ ./    `ヽ.:.:.:.ヽ、
           /.:/ //!'~`ヽ/  /  ,ノ       ヽ、.:.:.:.|
           ヾ!‖| //>''"´  /.-''" !        \.:.:\


            %ヘ、
           ≦/::::::\
           ≦/:::::::::::::ヽ__
          ≦/::::::::::::::::::\ ̄ ` >-‐''"´ ̄!≧
          ,r''"~ ̄`゙''ー-、/ ̄`〉´::::::::::::::::::::/≧
        /         ヽ、,ノ::::::::::::::::::::::/≧
       / / ̄`       - 、ヽ:::::::::::::::::::〉≧
      ./ /    ,r   ,r   ヽ`ヾ 、:::::::::::::!≧',
     / /    /   /`ヽ   `、 `、\::::/≧. ヘ         ねえ・・・
     / /  /  .|.  , .|  `、  ト、_ヾ`゙''、〈  ヘ         私は現実の女の代わりってわけ?
    /./  |  ̄/!`''ト、|  ,.t‐'"7"\ ヽヽ \   ハ    <  
    /./   |  / |_/| .|   | /_  \! \ `、! |       現実の女に構ってもらえず、
   //.   |  r====x、|   ,,r=====ゥ| /'\ヽ、.|         その代わりに、
  ∠.|  | i! .《 |!::::i|レ    |!::::::::::i|. ‖! /、.  ト、ヽ        私みたいな萌えキャラを慰み者にしてたの?
    .|  ii ll lヾ、!::’:|     l!::::’:‖././/9 !  ,' .\ヽ
    .|  ∧ |.! ! !弋;;ノ     弋;;,ノ "./〆./  /  .| \ヽ
    .|  | .! ! ト、| |    `       //,ノ'!  /  |  ヾ 、
    ! .! .!.l |  ヽ、          /::::/ /  ,イ   ヽ、
    ∨l レ |. ....:::丶、  ´`   ,,r''´!:::::/ /:::   |    ヽ、
     ∨、  /  .....:::::::::`>-r'' ´   |::::/ ./:::::::   |     `、
     ヾヽ,/ ::::::::::::::::::::::,.r‐|     |>' /:::::::::::   .|      \
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