【咲-Saki-】須賀京太郎カプ総合スレ135
at ANICHARA2
[前50を表示]
100:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/08 18:08:28.37 lK3Qd7+z0.net
乙ですのだ！
101:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/08 23:29:15.38 /R93cDFH0.net
（前略）光ちゃんが京太郎にベタ惚れしたら その3
クラス合同の体育中
和「はっ、はっ、はっ、はっ…………」ﾀﾀﾀﾀﾀ
光「ほへぇー。思ってたよりも速いんだね、のどっち」ｹﾝｶﾞｸ
咲「いつの間にか呼び方がのどっちに……。でもそうだね。和ちゃん、成績優秀で運動も出来て、麻雀だって強いんだもん。まさにアイドルだよね」
光「あんなに重たそうなのをバルンバルンさせながらねー」
咲「…………光ちゃんだって、おっきくなってるじゃん」ｼﾞﾄ
光「むふふん。まぁ多少はね？ 普乳といえば普乳、巨乳といえば巨乳的な？ のどっちみたいな爆乳とはいかないけども」
咲「従姉妹なのに、なんでこんなに差が出来ちゃうかなぁ……」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ
光「うちはお母さんがおっきいからねー。高一の私もまだまだおっきくなるのだ」
咲「わ、私だってこれから！」
光「愛さん、今の咲とそんなにサイズ変わんなくない？」
咲「むきー！」
102:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/08 23:31:16.71 /R93cDFH0.net
優希「のどちゃんの乳の話をしてたか？」ﾋｮｺ
光「お、お前はタコスマイスター・ゆっきー！？」
優希「今はのどちゃんソムリエ・ゆーきだじょ。むっふっふ、何を隠そうのどちゃんの乳はこの私が育てたのだじぇ！」
光「な、なんだってー（棒）」
優希「そしてのどちゃんの乳を毎日堪能している私も、水着の季節には巨乳になっとるのだ！（暴論）」
光「いやぁ、無いかなぁ」
優希「なぜだじょ！？」
光「ゆっきーのキャラとか見た目的に、巨乳になったりしたらコレジャナイ感えげつないと思うんだよね。長○有希が巨乳になるくらいには」
咲「その前にツッコミ所あると思うけど……」
優希「うぬぬ、毎朝のどちゃんの乳汁を飲んでいるというのに……」
和「飲ませてませんし、そんなの出ません！」
光「あ、戻ってきた」
103:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/08 23:33:06.95 /R93cDFH0.net
和「集まって何をしてるかと思えば、人が短距離走してる間に何の話をしてるんてすか」ﾌｩ
光「のどっちはドスケベだよねーって話」
和「誰がドスケベですか！」
咲「そんな話だったっけ！？」
光「ゆっきーに毎日モミモミされて、そんなに育ったんだって？」
和「毎日は揉ませていません！」
光「あ、揉ませてはいるんだ？」
和「なっ、く………！ ひ、人をからかうのもいい加減にしてくださいアークタンデさん！」
光「あー。またそう呼ぶんだ」
和「うっ」
光「じゃあ次は、どんな呼び方に変えよっかなー。ちゃんのど？ わっちゃん？ いっそおっぱいちゃんって呼ぼうか？」
和「……光さん」
光「うんうん、それでいいんだよ」
咲「手懐けられちゃってる……」
優希「名字で呼ぶ度に、のどちゃんへの呼び方が酷くなっていく仕様。効いてるみたいだじょ」
和「いいですか？ 人の身体的特徴を槍玉に挙げて話すのは、一般的にセクハラと」
光「あ、京くんの出番みたいだ。いこいこ」ｶﾂｶﾂ
和「なんなんですか！？ なんなんですか！？」
咲「ど、どーどー」
104:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/08 23:34:39.36 /R93cDFH0.net
咲「京ちゃんは今、400m走みたいだね」
男子A「オラァ！ ずっこけやがれ須賀ァ！」
男子B「無様な姿を晒せ須賀ァ！」
男子C「末永く爆発しやがれ須賀ァ！」
男子D「俺らにも女の子お裾分けしやがれ須賀ァ！」
京太郎「うるせぇー！ 体当たりしてくるんじゃねぇお前らぁー！」
和「……なんだか、周囲の男子から攻撃を受けているような」
優希「のどちゃん始め、女子揃いの部だからな麻雀部。おまけに転校生の光に好き好きされてて、今や男子の嫉妬の的なんだじぇ」
光「京くんはなにも悪いことしてないのに……顔覚えとかないと」ﾒﾓﾒﾓ
咲「光ちゃん、なにそのノート……『ジャプニカ暗殺帳』？」
和「不穏にも程があるノートですね……既にビッシリ書かれているような……」
光「うん。日々の恨みつらみを記録しておくのだ」
優希「暗殺するのか！？」
光「しないしない。クラスの女子からの評判が下がる情報を流すだけだよ。もちろん本当の事を」
咲「鬼かな？」
105:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/08 23:37:17.73 /R93cDFH0.net
女子A「キャー須賀君頑張ってー！」
女子B「妨害に負けないでー！」
女子C「キャー須賀君はやーい！」
和「……須賀君にエールが送られてますね」
優希「黄色い声でキャーキャー言われとるじぇ。あ、男子共の殺意高まったじょ」
光「そだねー。私くらいベタベタしてるのはいないけど、クラスでも女子人気は高いって聞くね」
咲「京ちゃんって昔から運動神経いいから、体育の時間ではヒーロー扱いされてるんだ。運動会でもああやってキャーキャー言われてるんだよ」
光「負けてられないね」
優希「おう！」
咲「うん」
和「ええ」
光「私達も言おっか！」
優希「おう！」
咲「うん……うん？」
和「……え？」
………………
光「キャー京くん素敵ー！」
優希「キャー京太郎ファイトー！」
咲「き、きゃー京ちゃん頑張れー！」
和「きゃー須賀君負けないでー（棒）」
京太郎「チクショー！ やってやらぁーー！」ｷﾞｭﾝｯ
106:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/08 23:38:48.16 ywZjIYu90.net
KAPPEIに和の女優さん出てて嬉しかった
107:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/08 23:39:34.98 /R93cDFH0.net
男子A「な、なにぃ！？」
男子B「あそこから加速だとぉ！？」
男子C「くっ……だめだ追いつけねぇ！」
男子D「度重なる体当たりで、体力が……っ！」
先生「はい、須賀一着ー」ﾋﾟｯ
女子A「須賀君、お疲れ様ー」
女子B「あの人達酷い事するよねー」
女子C「はい。水筒とタオル」
京太郎「あ、ああっと……さんきゅ……」ﾊｧﾊｧ
108:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/08 23:41:17.90 /R93cDFH0.net
光「ああっしまった！ 頑張った京くんを労うアイテム持参するの忘れてた！」
咲「暗殺帳とか余計なもの持ってくるからだよ……」
光「こうなったらさっき体育倉庫でこっそり自撮りした私の体操服姿（微エロ）をご褒美とするしか……」
和「授業中になんてものを撮っているんですか！？」
優希「ちなみに、どんな写真だじょ？」
光「こんな感じなんだけどさー、どう？」ﾀﾌﾟﾀﾌﾟ
優希「ほ、ほほぅ……これは生唾ものだじぇ……」ｺﾞｸﾘ
光「ゆっきーもこういうの撮ってみる？ 構図は一緒に考えてあげよう」
和「ゆーきに変なこと教えないでください！！」
京太郎（なんだ？ 寒気が……）ﾌﾞﾙ
カン
109:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/09 11:08:05.54 9v60Cv9n0.net
素晴らしい
乙でした
110:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/09 15:10:57.98 SVZg8ARO0.net
>>106
すげぇイカレた映画だったわ……
111:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/09 21:41:58.35 yNn9ORfG0.net
まこ飯マジで終わるのか
もう生きて行けないわ
112:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/09 22:25:40.89 qmTgJmCC0.net
光ちゃん新作きてたー！ありがとうございます！
光は光でも某ゆうめいギャルゲー２のわんこ系爆弾魔だった・・？
男子Cはきっと俺。存分にヒロインたちと爆発しやがれ！
113:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/09 23:16:58.70 nOAo5mi30.net
>>110
短髪の上白石萌歌が咲ちゃんみたいで可愛かった(小並感)
114:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/10 02:51:41.17 d4v7T0UH0.net
まこ飯が無くなったら公式からの供給を受けられなくなるじゃないか
115:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/10 09:40:55.21 eKB4dgbz0.net
素数を数えろ
116:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/10 10:19:39.90 BgnfvccX0.net
>>110
評価は人によるだろうけど、あれだけ肩の力抜いて笑って見られる映画は大好きだわ
117:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/10 12:52:55.86 BgnfvccX0.net
男子「なァ須賀ァ」
京太郎「どうしたよ？」
男子「須賀は好きな女子とかいンのかよ？」
咲（！！）
京太郎「好きなってか、恋人はいるぞ」
咲（！？）
男子「ほォ、一体どこの女子を篭絡したんだヨ？」
京太郎「篭絡とは失礼な、相手から告白されたんだぞ？」
男子「………あァ、まァ須賀は“イイ奴”だからな。そりゃあモテもするか。で、どこの原村だ？」
京太郎「和じゃないぞ？なんで断定してんのかが聞きたいぐらいなんだが」
男子「お前が言ってたんだろォが。つっても、原村以外だと誰になるンだヨ？」
京太郎「遠恋でさ、三連休とかの度に会いたくなるんだよな」
咲（！！！？！？！？）
男子「そりゃあな、付き合いはじめはそんなもンよ。で、彼女サンはどんな人なんだ？」
京太郎「そう言われると思って、ほら写メだよ」
男子「…………………てめェ、これマジか？」
京太郎「マジだ。一つ二つ上だけど、間違い無しに俺らと同じ高校生だ」
男子「っかー…………信じらんねェな……俺もこんな女と結ばれてェぐらいだワ」
京太郎「……お前、まさか」
男子「勘違いすンじゃねェヨ。俺ァBSSもNTRも洗脳も大嫌いな、ハッピーエンド至上主義ヲタだぜ？後方腕組で須賀のハッピーエンドを見守るだけよ」
咲（私のほうが先に好きだったのに………）
京太郎「お前、オタクだったんだな………」
男子「最近の不良は殴り合いなんてしねェんだよ。二次嫁の推し合戦でケンカして、ケンカの後は和解としてアニメを一緒に見たりもするンだ」
京太郎「不良とは………オタクとは一体……」
男子「いや、いい話聞けたぜ。サンキューな、須賀。写メの巫女さんたちと仲良く“ヤれ”よ？」
京太郎「お、おう…」
翌日、清澄高校麻雀部で巫女装束を着用する部員が数名現れましたが無害です
カンっ
118:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/10 14:26:56.46 tPXruQ9E0.net
乙ん。
おっとこれは永水されてたか……？
オタクたるもの、推しの幸せを純粋に願える存在でありたいね
119:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/10 15:33:13.88 VYMRjV8O0.net
おっつ乙
なんか最近、京ちゃんのクラスメイトになって
一緒に馬鹿話しながら京ちゃんと女の子たちの絡みをにやにやしたい欲があがってきた。
２歳程度年上で信じて貰えなさそうな極大と極小巫女
120:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/10 19:34:41.24 znZUSSFs0.net
別ver
男子「よォ須賀ァ、ちっと話を聞きてェんだがいいかヨ？」
京太郎「話？何の話？」
男子「須賀は“理想の嫁”ってどう思うンだ？」
咲（！！）
京太郎「理想の嫁………そうだな、家事とかを協力してやっていけて」
男子「いいな」
京太郎「趣味や嗜好で一致するものがあって」
男子「確かにそういうのも欲しいわナ」
京太郎「一緒にいて癒やされるような、包容力があってさ」
男子「そりゃ、半生以上を共にすンだ。一緒にいて気が休まる相手のほうがいいに決まってンぜ」
京太郎「そんな相手と付き合ってんだよな、俺」
咲（！？！！！？！？！？！！？！？）
男子「へェ、流石は“清澄のハーレム王”手が早ェじゃねェか」
京太郎「誰がハーレム王だよ。麻雀部のことなら新入部員を求めてるぜ？」
男子「……………いや、やめとくワ。秋頃の須賀の叩かれっぷりを見てりゃ甘い夢も見れねェヨ」
京太郎「だろ？」
男子「しっかしなァ………須賀の恋人か。どこの姉ちゃんなんだ？」
京太郎「奈良の人だな」
男子「遠恋かよ、よく我慢出来ンなオイ。浮気とか不安にならねェの？」
京太郎「ならないと言ったら嘘だけど。それでも、親に学校行かせて貰ってる身だからな。好きだの何だのでバカは出来ないわ」
男子「式には呼んでくれよ？高久田と一緒に祝ってやンからヨ？」
京太郎「気が早いっての」
咲（！！？！？！！？！？……京ちゃんが結婚！？）
なおこの後、麻雀部が地獄の二丁目のような瘴気に満たされますが無害です
カンっ
121:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/10 21:39:08.22 LpAmS1YA0.net
乙です
いったい誰チャーなのか
122:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/10 23:29:42.76 n4kAxMBr0.net
和「須賀くん、お話があります」
京太郎「お？どうした、えらく畏まった感じだな」
和「胸の大きい私と付き合ってください」
京太郎「は？」
和「私のほうが胸が大きいから愛してください。それだけで私は幸せです」
京太郎「和？どうした？タコスでも食ったか？」
和「私にも嫉妬する心と、私のほうが須賀くん好みの胸だっていうことを忘れないでくださいね」
京太郎「咲にカンされまくった影響か……？」
和「言うことを聞かないときは、私の胸を愛でてくれていないっていう理由があります」
京太郎「旧友のほうが対処知ってたりするのかな……？」
和「私にいっぱい愛を囁いてください。他の娘の胸は千差万別だけど、私のほうが大きいことは分かっていますから」
京太郎「宥さんや霞さんより胸が大きいとか有りえないと思うんだが？」
和「他の娘を愛さないでください。本気になったら私のほうが淫乱ピンクなことを忘れないでください」
京太郎「ついにネットスラングまで……エゴサでもしたのか……？」
和「私が歳をとっても、私のほうが須賀くんを愛しています」
京太郎（急に普通なことを言い出したな………）
和「須賀くんには咲さんや優希みたいな同級生や、女子の友達もいると思います。でも、私のほうが胸が大きいです」
京太郎「身内制限にしてきたな」
和「私は90歳ぐらいまでしか生きられません。ですが、私が一番須賀くんを愛しています」
京太郎「えらく長生きだな」
和「私が死ぬとき、お願いです。どうか私を看取ってください」
京太郎「…………和………」
和「そして覚えておいてください。私が一番淫乱ピンクだったっていうことを！」
京太郎「全部台無しだよ！」
数年後、無事に結婚することになる二人のプロポーズの光景です。
123:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/11 21:45:20.43 9WmGzC0U0.net
乙ん。
淫らさは霞さんも良い勝負しそうだけどなぁ……。
一番淫乱なの誰だろう？
124:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/11 22:22:18.37 eNumap3A0.net
>>123
霞さんはピンクじゃないから………
一回知ったらあっさり溺れそうとかなのは小蒔さん、シズ、クロチャー、キャップとかかな
125:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/11 22:26:02.00 n5+RSNwd0.net
前提としてピンクじゃないと土俵に立てない言い方は卑怯
126:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/11 22:48:29.83 NCdczG6s0.net
おもちなしどもは引っ込むですのだ
127:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 00:39:08.67 Gp/Hajw+0.net
おっつおつ
攻め和さんもいいものだ！
最近寝る前にチェックするとＳＳあるの多くてうれしい
俺も久しぶりに何か書きたいから考えてみよう
できればあまり接点ない子で
128:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 01:14:47.01 vsE5eqfg0.net
ポプラ「ピンク！！」
129:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 08:03:20.71 hiwom4q00.net
（前略）光ちゃんが京太郎にベタ惚れしたら その4
光「そういえばさー、今度の大会。京くんも個人戦出るの？」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
京太郎「ん？ そりゃ勿論。俺だって清澄の部員なわけだし。雑用だかマネージャーだかじゃねーし」
光「あ。クラスで麻雀部のマネージャー認識されてたの、気にしてる？」
京太郎「べ、べべべべつに気にしてねーし！」
光「分かり易過ぎだよ……。それじゃ、一緒に特訓しよっか？ 教えたげるよ？」
京太郎「え？ でも光は光で練習あるんじゃないか？」
光「私は成るように成ればそれでいいからね。それに、照ねぇ程じゃないけど麻雀で人を導くのは得意なんだよ私。さながらパイロットフィッシュのように」ﾑﾌﾝ
京太郎「それはよくわからんけど……」
光「他の人は団体戦の準備で忙しいし、個人戦組の私達は私達で大会に向けてってことで」
京太郎「そうだな、じゃあ頼むわ。つっても、部室に卓は一つしかないから牌だけだけど」
光「うちに卓のシートあるから、今度持ってくるよ」
京太郎「おう、頼むわ」
光「初めての共同作業だね！」
京太郎「それは違う」
まこ（相談はええんじゃが、自然と膝枕しながらは止めてくれんかのぉ……。みんなチラチラ気にしとって、身が入っとらん）
130:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 08:04:41.15 hiwom4q00.net
光「ところで、さ」
京太郎「うん？」
光「京くんもこう……お料理とかお菓子作りとか出来る女の子の方が好き、とかそういうのって、ある？」
京太郎「なんだよ突然」
光「まこ先や和ちゃんが料理出来るし、お弁当も作ってきてるって聞いたからさ。ふとどうなんだろうって思って」
京太郎「んー。まぁやっぱ、美味しい料理だったりお菓子だったりを作って、食べさせてくれる女の子っていいよなぁとは思うよな」
光「そっかそっか。京くんは家庭的な女の子が好き、と」
京太郎「男なら大体そういうの好きなもんじゃね？」
光「そだねー。女ならこうあるべき！ とかだと前時代的で嫌だなーって思うけど、そういうのが好きっていうのは全然アリだと思うよ」
京太郎「男でも料理が美味かったりすると、スマートだなぁって思うけどな」
光「分かるー。主夫っぽい男の子もいいよねー」
部活終了後、roof-topにて
光「というわけで私めに料理をお教えくださいまこ大明神！」
まこ「そのおかしな喋り方やめんか」
131:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 08:06:16.71 hiwom4q00.net
まこ「しかし、意外じゃったの」
光「私が先輩に頭を下げるのがそんなに意外ですか」
まこ「違う違う。いや、それもじゃがな。おんしは何でも器用にこなすようなキャラに見えたんで、料理もそれなりに出来ると思っとったんじゃ」
光「キャラで成功出来るなら、人生苦労しないんですよ先輩」
まこ「それもそうじゃの」
光「そも、私の出来ることなんてそんなに無いですよ？ ちょっと前までは病院でリハビリ生活してた身ですから、むしろ他の人より出来ること少ないかと」
まこ「その割には人付き合いは上手くいっとるようじゃが」
光「病院でも色んな人はいますからね」
まこ「……リハビリ前は、車椅子だったんじゃったな」
光「あんまり気にしなくてもいいですよ。好きだった水泳は出来なくなっちゃったけど、もう未練も残ってないですし」
まこ「ほうか……」
132:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 08:07:15.30 hiwom4q00.net
まこ「さて、気を取り直して教えちゃるとするかの」
光「わーい。流石まこ先、話が分かるー」
まこ「無駄に礼儀正しくしたと思ったらこれじゃ……まぁええか。まずは、エプロンを着けてから…………」
まこ「違う違う。包丁で切る時は、抑える手は猫の手にするんじゃ」
光「にゃん？」
まこ「そうじゃ。その手で食材を抑えれば、指を切ったりせんじゃろ？」
光「うむむ……」ﾄﾝ…ﾄﾝ…
光「うなー！ 殻がぐしゃぐしゃで気持ち悪いー！」ｳｶﾞｰ
まこ「どうどう。卵はの、こうやって軽ーく叩く所から始めるんじゃ。それを少しずつ強くして、力加減を覚えるんじゃぞ」ﾄﾝﾄﾝ ﾊﾟｶｯ
光「わぁー……片手で綺麗に割れるのスマートですね」
まこ「ほれ、もう一回じゃ」
光「かるーく、かるーく……」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ
まこ「慎重すぎじゃろ……」
光「お水、このぐらいでいいですか？」
まこ「む、それは多過ぎじゃ。ウインナーを入れる分もそうじゃが、余裕を持っとらんと沸騰の時に水が溢れるでの」
光「それじゃ、ちょっと捨てますか……具体的にどのぐらいですかね？」
まこ「ちゃんと聞くことはええことじゃ。そうじゃの、とりあえずこの辺りを目安に…………」
133:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 08:09:09.93 hiwom4q00.net
まこ「そいじゃあ、この調味料じゃな。これの通りに振り掛けるんじゃ。目分量でええぞ」ﾋﾟﾗｯ
光「目分量とかそんなのわかんないですよぅ……。訳も分からないままやって初心者が失敗するやつじゃないですか」
まこ「そういうと思って、用意しとったぞ。軽量スプーン」
光「おお！ 内側に何gとか書いてるタイプ！ これなら私でも出来る！」
まこ「そうじゃろう。しっかり確認して、分量を間違えんようにな」
光「はーい。えーと、醤油がこれで、塩胡椒は…………」
まこ「………………」
光「……？ どうしました？」
まこ「いや……本当に京太郎が好きなんじゃのぅ」
光「当たり前じゃないですか。まこ先まで疑ってたんですか？」
まこ「好きそのものを疑っとったわけじゃないが、そうじゃな……。改めて実感したんじゃ」
134:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 08:10:43.32 hiwom4q00.net
まこ「さっきの話じゃないが、おんしは努力せずとも大抵の事は器用にこなすタイプじゃと思っとった。それに、料理を始めようちゅうのも京太郎が切っ掛けじゃろ？ 経験のない事を頑張ろうと思うのは、大した行動力じゃなぁと」
光「好きな人の為に頑張るのは当たり前の事じゃないですか」
まこ「そうじゃな。その当たり前を当たり前に実践出来るおんしを見て、感心したんじゃ」
光「へぇー」
まこ「…………わしな、少し後ろめたく思っとったんじゃ」
光「え？ 私が器用で可愛い天才ちゃんだと思ってたことにですか？」
まこ「わしらはインハイに集中して、京太郎に構ってやれんことじゃ」
光「？」
まこ「一年達は目先の事に集中しとる。させとる。久も最初で最後のインハイに、心躍っとる。だから気付いてないのかもしれん。京太郎が打つ時間が減って、手伝わせる事ばかり増えとるのに」
135:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 08:12:07.47 hiwom4q00.net
まこ「あいつも優しく気の良いやつじゃけぇ、それを気にもしとらんかも知れん。じゃが気付いとらんあいつらも、分かってて何も言わんわしも、京太郎に甘えているんじゃなかろうかと思っとった」
光「…………」
まこ「じゃからの。インハイそっちのけで京太郎に構っとるおんしが来て、わしはむしろ安心したんじゃ。これで「まこ先」ん？」
光「そろそろ卵を箸でぐしゃぐしゃした方がいいですか？」
まこ「人が真剣な話をしてる時になんじゃ！？」
光「仕方ないでしょ！？ 焼き加減が重要だって言ったの先輩じゃないですか！ 私だって真剣に料理してるんです！」
…………
光「うーん、味が行き渡ってない……。不味いことはないけど、美味しくもないですね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
まこ「初めての料理でここまで出来るなら上出来じゃ。天才とは言わんが、筋はええと思うぞ」
136:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 08:13:20.31 hiwom4q00.net
まこ「まずは今日教えた料理を一人でも出来るようになることじゃな。簡単なものじゃが、手順を変えたりせんようしっかり身体に染み込ませんしゃい」
光「手順は変えない、と」
まこ「それが出来たら、他の料理も挑戦じゃ」
光「らじゃりました！」ﾋﾟｼｯ
まこ「……喜んでもらえるとええの、京太郎に」
光「はい！」ﾆﾊﾟ
まこ（ほんに、京太郎に関しては素直で可愛いやつじゃのぅ……。京太郎を狙っとる女子は、こいつを相手にせんといかんのじゃから大変じゃな）
カン
137:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 08:17:12.40 hiwom4q00.net
まこ飯見ると割とデフォルトでそれなりに料理できる人多いので、ほんとに一から学ぶ子もいて良いんじゃないかと思った次第
元から料理できて女子力高いのもいいけど、恋が切っ掛けで料理を始める女の子と良いよねって話
138:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 12:31:31.84 OuinXxLu0.net
おつおつ
料理に限らず、好きな人のために頑張れる子っていいよね
139:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 13:15:43 OuinXxLu0.net
小蒔「私も京太郎様のために、出来ることをやりたいのです。霞ちゃん、何かないかしら？」
霞「小蒔ちゃんが京太郎君のために………家事などは私たちがやるから………そうね、夜伽なんかはどうかしら？」
小蒔「夜伽………ですか？」
霞「そう、夜伽。愛し合う男女が睦事を交わし、次代の子を授かるべく行う──厳かでありながら幸せな、夫婦の交わり、情交のことよ」
小蒔「次代………情交………」
霞「愛なき交わりも世にはあるわ。金銭の授受を以て、金銭目当てで身体を委ねるようなことも。それを過ちだと、一概には言えないけれど………」
小蒔「霞ちゃん」
霞「小蒔ちゃん？」
小蒔「私は京太郎様にのみ身を委ねる覚悟です。清らかなこの身を、京太郎様の色に染め上げられたいと思うの」
霞「………そうね、私もそうよ。小蒔が正妻であるのなら、せめて愛妾として──」
小蒔「京太郎様は、そのように狭量な方ではないと思うの。私達二人ぐらい、いいえ、六仙女のみんなも一緒に愛してくれるはずです」
霞「小蒔ちゃん…………」
小蒔「京太郎様の妻として、霧島の姫として、そして愛しき子らの母として、恥じることのない姿を見せたいの。……一緒に頑張ってほしいです」
霞「……そうね、京太郎君のことを過小評価してしまっていたわね。彼が霧島に婿入りするxxx日後までに、小蒔ちゃんと、私達六仙女も、人の妻として誇れるように頑張りましょう」
小蒔「はいっ♪」
京太郎「…………………………」
咲「京ちゃん？どうしたの？顔青いよ？」
京太郎「うーん…………なんか嫌な予感がする」
優希「当たり牌でもツモったんじゃないのかー？」
京太郎「そんな生温いもんじゃない……俺の人生に関わる重大な事柄が、どこかで決まったような……」
和「そんなオカルト、ありえませんよ……」
なお小蒔と霞が我慢できなくなった結果、京太郎は翌日永水されますが無害です
カンっ
140:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 13:17:30 OuinXxLu0.net
一箇所、霞さんのセリフのところで「小蒔」になっててすいません
いつか永水編を書くんで許してください
141:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 14:10:10 nVFD9XmF0.net
乙ん。
まーた永水されてるよ京ちゃんってば……。
小蒔さんは周りに唆されてとんでもないことしでかしそう
142:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 18:32:25.88 OuinXxLu0.net
京ちゃん、何を怖がって顔を隠してるの？
咲には永水が見えないの？
おもちと人数を兼ね備えた永水軍が
京ちゃん、あれはただのオッパイオバケだよ
霞「素敵な旦那様、私と一緒に来てくださいませ
優しく癒やしてあげましょう
綺麗なな姫様もいて
養うためのお金もたくさんありますよ」
咲、咲！
霞さんのささやきが聞こえないのか？
落ち着いてよ京ちゃん
おもちが風で揺れているだけだよ
霞「素敵な旦那様、私と一緒に来てくださいませ
私の仲間たちが旦那様のお世話をします
朝となく夜となくご奉仕いたします」
咲、咲！
あれが見えないのか？
雌豹の顔をした巫女さんたちが！
京ちゃん、確かに見えるよ
あれはただの巫女さんたちだよ
霞「旦那様が大好きです。凛々しいその姿。
私で足りないのなら、姫様や明星ちゃんもいますよ」
咲、咲！
霞さんが俺を誘惑してくるんだけど！？
霞さんのおもちが俺の煩悩を直撃してる！
咲は呆れてしまい 帰路を急いだ
煩悶する京太郎を見ないふりして
足音が一つになり、家に着いたときには
最愛の幼馴染は、誘惑に抗えず永水されていた
143:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 19:40:25.54 gmjkh8+M0.net
乙
魔王は咲さんの方だろ！（お約束）
144:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 21:34:16.10 xUArLRSf0.net
乙
咲さん…洗脳されている…（画像略）
145:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 22:04:59 IGr3ye/Y0.net
多くのSS投下乙です
>>136
こんな強者相手じゃ雀鬼達が勝てるわけがないよ
>>142
たたのオッパイオバケだよで草
146:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 22:50:50 hiwom4q00.net
出来てたから寝る前に投下しよ
（前略）光ちゃんが京太郎にベタ惚れしたら その5
光（メイド服）「しゅき！！！（挨拶）」
久（メイド服）「はいはい。店の中で大声出さないの」ｺﾂﾝ
光「えへ。ごめんなさい、京くんの執事服が激マブだったもので」
久「激マブって今だと古くない？」
光「せやろか？」
久「せやせや、ってこれも古い」
京太郎（執事服）「部長ー。3番テーブル行ってきまーす」
久「はいはーい。……須賀君もすっかりここの卓に入るようになったわねぇ。これもあなたの指導のお陰かしら？」
光「京くん素直だから、吸収が早いんですよね。むしろなんで今まであんまり育ってなかったんです？」
久「いやぁそれは……その」
光「なーんて。先輩方は部活以外にも忙しいの知ってますし、一年は感覚派、感覚派、超デジタル派と、およそ教えるのに向いてない組ですからね」
久「気遣いのできる後輩で助かるわ」
光「私は京くん一人占めで一石三鳥ですし！」
久「それが本音？」
光「どれも本音でーす」
147:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 22:54:26 hiwom4q00.net
光「それにしても、まこ先の営んでる雀荘がこんないかがわしいなんて。人は見掛けに寄らないものですねぇ」
久「ねー？ メイン層は中年の方々なのに、女の子にこんな服着せてねぇ？」
まこ『聞こえとるぞおんしら！ くっちゃべっとる暇あったら卓に入っとれ！』
久「あらー怒られちゃった」
光「キッチンもキッチンで修羅場みたいですからね。さてさて、私達はどこに入りましょ」ｶﾂｶﾂ
「なら、こっちの卓はどうだ？」
光「およ？」
靖子「よっ」
久「あら、靖子。来てたの」
靖子「呼んどいて何だその言い草は」
光「呼んだ？ 部長、この人は？」
久「知らないの？ 女子麻雀プロの藤田靖子。うちのまこのご飯目当てに常連になってるお客さんよ」
光「あー成程。美味しいですもんねまこ先の料理」
靖子「元は出前のカツ丼だったがな。すっかり虜にされちまった。で、入るんだろ？ ちょうど二人」
久「そうね。私と光で埋まるし、入らせてもらおうかしら？」
光「えー？ プロの人相手ですかー？」
靖子「不満か？」
光「不満というか、気後れするっていうかー」
靖子「ハッ、そんな風には見えないけどな」
148:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 22:56:21 hiwom4q00.net
久「あ、光。ちょっといい？」ｺｿ
光「？ なんですなんです？」ｺｿｺｿ
久「オーダーが一つあるの」ｺｿｺｿ
光「オーダー？ 私まだお店で出せるようなお料理出来ないですよ？」ｺｿｺｿ
久「そゆんじゃないわ。この対局で、あなたには私を勝たせてほしいの」ﾋｿﾋｿ
光「勝たせる？」ﾋｿﾋｿ
久「そ。靖子にはいつも負かされっぱなしだからね。合宿前に鼻を明かしてやりたいの」ﾋｿﾋｿ
光「んー。でもそういうの、タイマンでやってこそ意味があるものでは？」ﾋｿﾋｿ
久「私もそうしたいところだけどね。私一人じゃまだ靖子には及ばないのは分かっている。でもあなたと二人なら……とにかく勝ってみたいのよ」ﾋｿﾋｿ
光「でもー、あまり買い被られても困りますよぅ。藤田プロさんがどれくらい強いかも分かりませんし」ﾋｿﾋｿ
久「もし私が一位で半荘を終えたら、一時間。執事服の須賀君に奉公させてあげるわ。もちろん二人共、その時間のバイト代も出るようにね。まこと須賀君の許可も取ってあるわ」ﾋｿﾋｿ
光「オッケーイ協力プレイで頑張りましょう部長！」ﾋﾟｼｯ
149:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 22:59:14.35 hiwom4q00.net
靖子「相談は終わりか？」
光「はい！ 胸をお借りしますね藤田さん！」ｶﾂｶﾂ
靖子「やけにテンション上がったな……」
光「あ、胸を借りるっていうのは比喩表現で、何も藤田さんのお胸を触らせてほしいとかは無いので……」ｽﾄﾝ
靖子「んなもん言われんでも分かっとるわ」
客A「おー、靖子ちゃんに加えて可愛いじょーちゃんが二人も。おじさん嬉しいねぇ」
光「やだぁおじさん。私は心に決めた男の人がいるので、そういうお世辞はご勘弁くださいな」
客A「そうかそうか。若いっていいねぇ」
久「じゃ……よろしく」ﾁﾗｯ
靖子「おー」ｸｸｯ
久（この子がうちに来て最初の一局）
久（考え難い想像だけれど、どうしても拭えなかった疑念がある）
150:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 23:01:52.02 hiwom4q00.net
久（この子は、あの局で須賀君に和了らせるつもりだった）
久（勝ちには行かなかったけれど、別に責められるような謂れはない。単に実力が足りないならともかく、右も左も分からない初心者相手に全力で当たる事の方が大人気ないってもの。気付かれないよう自然に、花を持たせてあげる。それくらいはしたっていい）
久（けどそれは、出来たとしてもテンパイしたのに対して危険牌と分かっていても切ってあげる、くらいのもの。全力で当たってる人間に、それも和に振り込まさせるなんて、普通無理でしょ）
久（けど、この子はそれをしていた。ほぼ間違いなく）
靖子「すまん、またあれ貰えるか？ カツサンド」ﾀﾝ
光「はーい、ロン。安めだけどもらっていきますねー」
客A「お、靖子ちゃんが振り込むか。やるねぇ」
靖子「おっと……。注文に気を取られちまったか」
151:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 23:04:06.52 hiwom4q00.net
久（まず不自然に思ったのが、あの時の捨て牌）
久（まるでもう手が出来ているか、かなり手が進められているかのような捨て牌、そして鳴き方だった）
久（けれどその実、この子の手牌はてんでバラバラ）
久（いや、バラバラにしていた。既に出来上がっていた順子のわざわざ真ん中を抜き取ったり、出来ていた形をわざと崩して）
久（ベタ降り？ いいえ、あんな数巡もしてない内から、しかも1位でも無いオーラスに、そんなことをする意味がない。しかも形を崩して捨てた牌は、須賀君に鳴かれる有様）
久（故に、自分が降りる為ではなく、須賀君の手を加速させる為に打っていたと考えられる）
久（そして、光の見せた捨て牌と鳴いた牌から見える、危険牌）
久（これだけでは何の意味も無いものだけれど、優希と和の手牌を見て話は変わった）
久（優希がテンパイした時の当たり牌と、光の幻の危険牌。形を崩さず、それらを避けて、和の手牌で恐らく最高効率で安全だと判断出来る唯一の捨て牌が）
久（須賀君の当たり牌だった）
久（綺麗に）
久（逃げ道を塞がれていたのだ）
152:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 23:07:27.46 hiwom4q00.net
久「リーチ」
光「ほい」ﾀﾝ
久「ロン」
光「ありゃ。一発で当たっちゃった」ﾃﾍ
靖子「おいおい。メイド同士で共謀か？ 感心しないね」
光「あ、そういえばメイドでしたね。奥方様に花を持たせた方がよろしかったでしょうか？」
靖子「フッ……いいわそういうのは」
久（スジの多かった優希のならともかく、捨て牌の少なかったあの時点で対々和の当たり牌を見切るのは、和でも難しい）
久（安全牌だと思ってポロッと零した捨て牌が、須賀君の当たり牌だった。そういうこともあるでしょう）
久（問題は…………見えなかった筈だ）
久（須賀君の求めている牌が、優希の狙っている当たり牌が、そして何より和の手牌が全て見えた、対局終わりだからこそ出てきた結論。対局中に見える牌で、そこまでの情報が出てくる筈がない）
153:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 23:09:57.05 hiwom4q00.net
久（有り得ない。それが、この子には有り得たとしたら？）
久（配牌時点で三人の手牌を見切り、誘導して、須賀君が和に直撃させる絵を、描いてたとしたら？）
久（最初から……須賀君を一位にさせるつもりで、オーラスで逆転出来るよう局全体の点数を調整し、平らにしていたとしたら？）
久（あの盤面は、何もかもこの子の掌の上だったことになる）
久（……考えたくないわね。だってそんなの、麻雀という競技が成立しない。咲みたいな豪運ではなく、相手の手牌も打ち方も透けて見えるなんて）
久（だから、靖子にも確かめてもらうことにした）
久（私の疑念が確かなものなのか。間違っているのか。或いはそれ以上の何かなのか）
久（靖子相手にも、プロ相手にも同じことが出来るのか）
154:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 23:10:59.03 hiwom4q00.net
久（……さっきは内緒話で光だけに協力策を伝えたけど、本当は私達二人が協力してることを靖子にも事前に伝えている）
久（一応知ってる事に気付かせないようには言ったけど、態度が露骨になってるわね……。知ってることに気付かれた？ それなら光の方にも反応があっていいと思うけど……）ﾁﾗ
光「あっという間にオーラスですねー」ｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗ
久（……さっぱりわからないわ。ポーカーフェイス上手すぎでしょこの子。まるで本当に何も気付いてないんじゃないかと思うわ）
久「そうねぇ。今の所私が一位で調子良いみたい。このまま勝っちゃうかしら？」ﾀﾝ
靖子「へぇ。私相手にそんな啖呵切るの」ﾀﾝ
光「チッチッ。勝負は最後までわかんないですよー？ あ、ポンで」ﾁｯﾁｯ
久（……そう、ここからが靖子の一番怖い所）
久（一位と言っても直撃で十分落とせる範囲の点数。まくられるというこの状況で、「まくりの女王」藤田靖子を抑え込めるビジョンがまるで浮かばない）ﾀﾝ
155:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 23:13:02.89 hiwom4q00.net
久（私の手も重い……。ベタ降りするにも、手元にある現物はほぼ0。靖子の手も読み辛い）ﾀﾝ
光「チー」
久（……光も光で、何考えてるのかしら。鳴いたりしたら、靖子のまくりを躱す選択肢が減って）
靖子「…………」ﾀﾝ
光「ポン」
久（…………えっ、ちょっとまさか）
客A「ほい」ﾀﾝ
光「ポン」
久（……この状況で、裸単騎！？）
156:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 23:15:38.64 hiwom4q00.net
靖子（……何考えてるんだ、こいつは）
靖子（久を勝たせる為に共謀してるんじゃなかった？ お互いサインやらは決めないって話だったけど、久の方が困惑してるじゃない）
靖子（まぁいい。こっちの手はこれで完成したんだ。リーチ無しでも、久から和了ればダマ聴でまくれる）ﾀﾝ
久（……これにも何か仕掛けがある、と思うのは買い被り過ぎかしらね）
久（靖子の手は依然として読めないまま。どれも怖いところだけど……これかしら？）ﾀﾝ
靖子「ロン」
久「うげ」
靖子「3200。まくった」
久（……ま、そうなるわよね。靖子には咲も勝てなかったんだし、この子だって）
光「？ えーと、聞こえませんでした？」
靖子「は？」
久「え？」
光「私もロンです。上家優先だから私の和了りですよ。役牌のみの安手ですけど」
157:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 23:19:08.41 hiwom4q00.net
靖子「…………」
光「はい、部長。1000点くださいな」
久「え、ええ……はい」ｽｯ
光「えーと。これで4位はギリ回避しましたけど、結果は部長の一位ですね。おめでとうございます！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
客A「いやぁまさか靖子ちゃんが負けちまうとは！ 転落しちまったが、珍しいもん見れた！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
久「あ、ありがとうございます……」
客A「ふーっ、そろそろ疲れたな。おじさんは帰るとするよ。まこちゃーんお会計ー」ｶﾞﾀｯ ｽﾀｽﾀ
光「はーい、またのお越しをー。それじゃ、私も京くんの所に」ｶﾞﾀ
靖子「待った」
光「？」
靖子「……狙ってたの？ 裸単騎の地獄単騎で、私の両面待ちと被った久の捨て牌を」
158:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 23:21:35.34 hiwom4q00.net
光「えー？ そんな、わざわざ役牌のみのゴミ手でする訳」
久「光。真面目に答えて」
光「うん？」
久「騙したのは悪かったわ。あなたが私を一位にさせようとしてたのは、最初から靖子も知ってたの。謝る。だから、今何が起こったのか教えて」
光「…………まぁ、そこまで言うなら」
靖子「…………」
光「と言っても全部を一から説明するのは面倒なので詳細は省きますが、とりあえず藤田さんが私達の共謀を知ってたのは気付いてました。これは途中でですけど」
光「それで、藤田さんはプロであるにも関わらず、高校生の部長に点数的に押されてても余裕綽々だったから、オーラスでまくる事に自信があるんだろうなぁって思いましてね」
光「あとは部長を押し上げつつ観察して、オーラス。藤田さんが狙ってる牌の中で、部長が出すと見てる牌はこれだろうなぁっていうのがちょうど手元にあったので」
光「藤田さんが手を完成させる前にっていうのと、私が部長をまくったりしないように、鳴いて安手に仕上げた後、部長から頂くという寸法です。地獄単騎も藤田さんとダブロンだったのも偶然ですよ偶然」
光「言ってみればそれだけです。それでは」ｶﾂｶﾂ
159:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 23:22:51.86 hiwom4q00.net
靖子「……それだけ？ は、ははっ」
久「ふ、ふふ、ふ」
久（分かる訳ないでしょうがそんなの！）
久（靖子の手牌！ 私の手牌！ 靖子と私のの打ち筋！ そして靖子から見た私の打ち筋の傾向！ このどれもを完璧に把握しなきゃ成立しない！）
久（それを、観察？ たかだか半荘の間の観察で、私達二人を見切ったって！？）
靖子「…………フゥーーー」ﾌﾟｶ
久「……靖子」
靖子「確かめてほしいって話だったな、あいつを」
久「…………ええ」
靖子「正直言って、分からなかった。あいつ、まだ何かを隠してるようだったから」
久「隠してた？」
靖子「一つ言えるのは、お前の疑念は確かだったってこと」
160:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 23:25:07.47 hiwom4q00.net
光「京くーん！」ﾀﾞｷｯ
京太郎「のわっ！？ ちょ、仕事中だって！」
光「私疲れたもぉおおん！ 早速ごほーしして！ お姫様抱っこで休める所に連れてって！ スイーツをあーんで食べさせて！ お嬢様って呼んで！ あ、お姫様がいいかな！？」ｷﾞｭー
京太郎「はぁ！？ それは光が条件達成したら云々って話で」
まこ「……いや、ええぞ。光はちゃんと言われたことをやり通しとった。京太郎、光。休憩室が空いとるから、そこで休むとええ」
光「京くーん……」ｳﾙｳﾙ
京太郎「……あー分かった分かった。とりあえずこの食器戻してからな？」
光「うんっ。京くん大好きっ！」ﾆﾊﾟｯ
靖子「あいつは……超人だ」
靖子「神でも悪魔でもなく、人間ではある」
靖子「人間的な打ち方、戦い方であるにも関わらず、それがあまりにも超越したものであるが故に、神や悪魔でさえ討ち滅ぼす」
靖子「光・アークタンデってのは、そういう存在だ」
カン
161:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 23:35:55.57 hiwom4q00.net
光ちゃんが雀鬼でないと誰が言った？
詳細はまだ語りませんが、咲、照、光の三人で三竦みになるようなオカルト設定にしました。個別スレを立てるには最後まで続ける自信が無いので、今しばらくここで叩き込ませてもらいますん。
162:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/12 23:51:30.07 sTOzeUzy0.net
乙
光ちゃんは存在するんだ…きっと
たとえどうなろうとここにいる
163:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/13 02:09:53.91 C6f9v/1G0.net
おつん
卓上の戦鬼と人の言う……
玄「ASMRというのが流行っていると聞いたのです」
京太郎「見たり聞いたりして脳がゾワッとするやつですね」
玄「残念なことにおもちでASMRは体験できないんだよね……いつか人はおもちを耳で体験できるようになると思うんだけど」
京太郎「目で味わっても、触感は分からないですしねぇ」
玄「それでも、流行りを逃して京太郎くんに失望されたりはしたくないのです！そこで今日は！」
宥「京太郎くんの背中、あったかーい……♪」
玄「スペシャルゲストのお姉ちゃんと二人で、京太郎のお耳にいっぱい息を吹き掛けてみるよ！」
京太郎「え、ちょ、玄さん！？宥さん！？」
宥「京太郎くんのお耳、あったかーくしてあげるね♪」ﾎﾞｿｯ
玄「私達の吐息を味わってほしいのです♪」ﾎﾞｿｯ
京太郎「うひっ！？なんだこれ？！」
宥「ふぅ〜♪ふぅ〜♪ふぅ〜♪」
玄「ふぅ〜っ♪ふぅ〜っ♪ふぅ〜っ♪」
京太郎「」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
この後数時間に渡り、松実姉妹による全身全霊のリアルASMRを体験した結果京太郎が野獣になりますが、合意なので無害です
カンっ
164:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/13 02:12:00.50 C6f9v/1G0.net
なんか文字化けしとる
玄「ASMRというのが流行っていると聞いたのです」
京太郎「見たり聞いたりして脳がゾワッとするやつですね」
玄「残念なことにおもちでASMRは体験できないんだよね……いつか人はおもちを耳で体験できるようになると思うんだけど」
京太郎「目で味わっても、触感は分からないですしねぇ」
玄「それでも、流行りを逃して京太郎くんに失望されたりはしたくないのです！そこで今日は！」
宥「京太郎くんの背中、あったかーい……♪」
玄「スペシャルゲストのお姉ちゃんと二人で、京太郎のお耳にいっぱい息を吹き掛けてみるよ！」
京太郎「え、ちょ、玄さん！？宥さん！？」
宥「京太郎くんのお耳、あったかーくしてあげるね♪」ﾎﾞｿｯ
玄「私達の吐息を味わってほしいのです♪」ﾎﾞｿｯ
京太郎「うひっ！？なんだこれ？！」
宥「ふぅー♪ふぅー♪ふぅー♪」
玄「ふぅーっ♪ふぅーっ♪ふぅーっ♪」
京太郎「」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
この後数時間に渡り、松実姉妹による全身全霊のリアルASMRを体験した結果京太郎が野獣になりますが、合意なので無害です
カンっ
165:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/13 16:55:52 xQHdvPTa0.net
乙ん。
松実姉妹サンドでリアルASMRとか、最早犯罪だろ……
166:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/13 23:50:58.85 hBgdC7oM0.net
姉妹丼は最高のシチュエーション
乙でした
167:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/14 03:45:24 Jhs3Xb4p0.net
興奮しちゃうじゃないか……
168:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/14 08:15:21 uMkxc2SV0.net
乙ッ！
169:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/14 08:55:52 X3RaUV4i0.net
玄「お姉ちゃんはおもちで下が見辛いから、京太郎くんの耳掃除は私のお仕事になったのです！」
京太郎「下が見辛いのか………（困惑」
玄「私のおもちはお姉ちゃんみたく大きくないんだ………ごめんね？」
京太郎「でも！そんな！玄さんも！大好きです！」
玄「嬉しいのです！大好きだよ、京太郎くん！」
──一時間ぐらいイチャつきます──
玄「まずは濡れ綿棒を使うね」
京太郎「王道ですね」
玄「濡れた綿棒で柔らかくした耳垢を、耳かき棒でこそぎ取ります」
京太郎「擽ったいな………誰かに耳掃除してもらうなんか、親かハギヨシさんにされたのが最後ぐらいだから、気持ちいいですよ」
玄「あ…………」
京太郎「どうしました？」
玄「耳垢が少しだけ耳の中に落ちちゃったのです」
京太郎「そういうときは、落としたほうの耳を下に傾け──」
玄「私の舌で舐め取るね？」
京太郎「え、ちょ、流石にそれは汚いですって」
玄「京太郎くんの身体で汚いところなんて、どこもないよ？少なくとも私は、京太郎くんの全てを受け止めて、愛することが出来ますのだ！」
京太郎「玄さん………勿論、俺だって玄さんの全てを受け止めますから！」
玄「嬉しいのです！あ、そうだ！良いことを思いついたんだけど」
京太郎「はい？」
玄「お姉ちゃんは耳掃除は出来ないけど、京太郎くんのお耳を舐めるのは出来るよね？」
京太郎「玄さん？あの？」
玄「お姉ちゃんと二人で、京太郎くんのお耳を舐めて清めるのです！おねーちゃーん！」
京太郎「」
その日から、松実姉妹にやたらと耳を舐められるようになって癖になりますが無害です
カンッ
170:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/14 14:50:29 g2KitL5c0.net
乙ん。
この頃SSが多くていいね。やはり流れを生むのは一歩目よ（自画自賛）
171:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/15 11:28:58 BArK38V70.net
確かにありがたい
172:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/15 23:33:34.35 NB/KyFDn0.net
これで公式から供給があれば更に良いんだけどなぁ
173:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/16 00:29:00.47 9nw/ML/N0.net
京太郎インタビュー後日談
超新星・阿知賀、強豪・臨海、そして王者・白糸台を下し、団体戦優勝を果たした清澄高校。
栄光を手にした清澄の影には、献身的に彼女達を支え続けた一人の少年がいた。
その少年は今ーーー
淡「ねーえーまーだー？ 早く高鴨穏乃のベジッ○をボコボコにしてやりたいんだけどー？」ｺﾞﾛｺﾞﾛ
京太郎「そう言うなよ。二人共初心者なんだし、練習する時間はやろうぜ」
穏乃「わっ、今のコンボ上手くいったよね！ ドラゴン○ールお馴染みの高速移動カッコイイ！」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ネリー「もー！ このゴジー○超4ってゆーの、強いって話だったのに全然じゃん！ 詐欺だよ詐欺！」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
咲「…………ちょっと」
174:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/16 00:32:15.65 9nw/ML/N0.net
淡「はぁーーー！？ 自分の経験と技術不足をゴ○ータのせいにしないでもらえる！？ 私が操作したら天下無敵なんだから！！ 京太郎のバー○ックだろうと相手にならないし！！」
京太郎「そりゃ原作の戦闘力考えたらなぁ……」
穏乃「でも仮に負けても、バーダッ○ならなんか盛り上がるとこあるよね」
淡「それは同意！」
ネリー「ネリー、次はキャラ変えよ。キョウタロ、何がいいかな？」
京太郎「そうだなぁ。このジ○ンとかいいんじゃないか？ 結構難しいキャラだけど、ネリーのプレイスタイルに合致してる気がする」
ネリー「オッケー。じゃあそれをお試しにね。でもこのゲーム、キャラを3体選ぶからなー」
淡「キョータロー！ もー待ち切れないし、おすそ分けプレイで対戦しよーよ！ その方が効率いいでしょー？」
京太郎「あー、わかったわかった。じゃ穏乃とネリーはしばらく二人で」
咲「ちょっと！！」
175:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/16 00:33:11.12 9nw/ML/N0.net
淡「ん？ なに？」
咲「なに？ じゃないですよ！ なんでいるんですか！？」
穏乃「え。なんでって、遊びに来たから？」
咲「私言いましたよね！？ 京ちゃんにはもう近付かないで下さいって！ 優勝してから！」
ネリー「言ってたね」
咲「なんで約束破ってるんですか！？」
淡「はぁ？」
穏乃「え？」
ネリー「は？」
咲「……うん？」
淡「なんでサキーの言うこと聞かなきゃいけないわけ？」
穏乃「約束、はしてないと思うけど……？」
咲「え、だって、優勝した人の言うことは何でも聞くって」
ネリー「それは私達とキョウタロの賭けで、宮永は何も賭けてないじゃん」
咲「………………あ」
ネリー「まさか、何も賭けてないけど勝ったから言うこと聞けって？」
176:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/16 00:34:26.79 9nw/ML/N0.net
京太郎「ん？ 二人も賭けしてたのか？」
ネリー「そうそう。キョウタロとのやつと同じ条件でね。……そういえば、ネリーは言われた通り清澄に謝ったけど、二人はまだ何もしてないよね？」
穏乃「あ、そういえば」
淡「えー？ いやーん。キョータローにめーれーけん与えたら、淡ちゃんのせくしーぼでぃーが穢されちゃうー」ｸﾈｸﾈ ﾁﾗﾁﾗ
京太郎「俺をどんな悪漢だと……チラリズム出すな！」
咲「ぬぐぐぐ……」
照「あ、淡。ここにいた」
咲「！？ お姉ちゃん！？」
淡「あ、テルー！ どうしたの？」
照「急に『遊びに行ってくる！』って言って飛び出したから、みんな大慌てで探してたんだよ。私は動画の事を参考に、どこに行きそうだなって思いついたから良かったけど」
淡「メンゴメンゴ！」
照「うん。それで、そっちの男の子がSくん？」
京太郎「へ？ ああ、確かに俺がSこと須賀京太郎ですけど」
照「早速だけど私の専属マネージャーにならない？」
京太郎「ナンデ！？」
177:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/16 00:35:29.76 9nw/ML/N0.net
照「ほら、君が淡にあげてたお菓子。あれを食べて、これからいつでも食べられるようになりたいなって」
淡「ねー？ あれ美味しかったもんねー」
京太郎「えー……」
咲「ちょ、ちょっとお姉ちゃん！」
照「……咲」
咲「この前はすれ違っただけだからまだしも、同じ部屋で堂々無視して大星さんや京ちゃんに話しかけるって酷くない！？」
照「いや、その…………話すにもなんて言えばいいかが分からなくて……」
咲「だからって」
憧「しず！」ﾊﾞｧﾝ
穏乃「あ、憧」
憧「こんな所にいた！ 一体何を」
京太郎「あ、新子」
憧「ふきゅ」
京太郎「？」
178:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/16 00:38:04.65 9nw/ML/N0.net
穏乃「いやぁごめんごめん。私も行き先伝えてなかったね」
憧「ハッ！？ ま、全く、人騒がせなんだから。私達が寝てる間に出ていくなら、書き置きなり残していきなさいよ」ﾊﾞｯ
京太郎「あー、悪いな。それなら俺の方からも連絡入れといた方が良かったな」
憧「す、須賀君は何も悪くないでしょ」
穏乃「憧もやる？ ド○ゴンボール！ 原作再現がすごくて楽しいよ！」
憧「それは……いいかもだけど」
玄「憧ちゃん！ しずちゃん見つけた！？」
宥「あっ、須賀君……」
灼「騒がし……」
179:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/16 00:39:16.69 9nw/ML/N0.net
玄「あ、きょ、京太郎くんだ」
京太郎「こ、こんにちは」
玄「えっと……この前はごめんね？ 考えなしにおもちを触らせたりして……」
京太郎「い、いえ。大変有り難い感触でしたので……」
玄「そ、そっか。それは良かった……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ
憧「…………」ﾋﾞｼｯ
玄「あいたっ！？ な、なんで蹴るの憧ちゃん！？」
憧「べっつにー。逆セクハラ娘がモジモジしてるのにイラッと来ただけー」
玄「わざとじゃないって言ったのに！？」
智葉「ここにいたかネリー」ｶﾞﾁｬ
ネリー「あ、サトハー」
智葉「どうして勝手に」
明華「あらぁ。京太郎君ではありませんか」ｽﾞｲ
180:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/16 00:40:20.50 9nw/ML/N0.net
京太郎「あ、こんにちは明華さん」
明華「何をやっているのですか？」
京太郎「ゲームですよ。例のドラ○ンボール。今みんなで対戦しているとこで」
明華「成程ー。京太郎君の好きな作品、興味ありますね。私も観戦していいですか？」
京太郎「どうぞどうぞ。今から淡と対戦するとこですから」
淡「キョータロー、はーやーくー！」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
明華「では、失礼して」ｽｯ
ハオ「私も隣で観戦しますね」ｽｯ
京太郎「うおっ！？ ハオいつの間に！？」
ハオ「智葉と一緒にですよ。気付きませんでした？」
智葉「…………」
咲「…………」
ダヴァン「ヘイ京太郎！ お湯とトッピングありまスカ！？ またあのラーメンお願いしたいデス！」
181:名無しさん＠お腹いっぱい。
22/04/16 00:42:43.97 9nw/ML/N0.net
西田「なんとかクビは回避したけど、しばらくはS君追っかけかー……」ｽﾀｽﾀ
西田「あの子は面白い人材だけど、しょーじき団体戦終わった今じゃネタ切れなんじゃないかなー」ｽﾀｽﾀ
西田「今日はここの部屋にいるって話だけど……」ｽｯ
咲「卓につきましょう……久々に、キレちゃいましたよ……」ｺﾞｺﾞｺﾞ
ネリー「今日はそういう気分じゃないからパース」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
穏乃「久々って、昨日の団体戦でも本気で怒ってたような……？」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
淡「うらぁー！ ビッグバンかめ○はめ波ー！！」ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ
京太郎「ナメんじゃねぇー！」ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ
ハオ「おお。良く分かりませんが、相手の後ろに回りましたね」ﾑﾆﾑﾆ
明華「そこからコンボ……というんですかね？ あ、今度は後ろに回られて、あ、また後ろに」ﾑﾆﾑﾆ
京太郎「身勝手にチェンジ！ これで、おしめぇだー！」ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ←操作に夢中で両腕の感触に気付いてない
淡「ぬあぁぁぁ！？ けどまだこっちにはブルーがいるもんね！」ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ
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