大日本帝国VSドイツ第三帝国  ラウンド4 at ARMY
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955:名無し三等兵
07/08/01 23:06:45
 日本のシンガポールとオーストラリア進出でイギリスはインド軍部隊
とアンザック(オーストラリア・ニュージーランド)部隊をとくに地中海から撤収
せざるを得ないし、合衆国はイギリスとソ連への兵器供給を削減しな
ければなるまい―こういった戦略的利益があるのに、ヒトラーがつぶ
やくのが聞かれた、「私は事態がこうなるのを全く望んではいなかった。
いまや彼ら」―つまりイギリス―「はシンガポールを失うだろう」と。
彼がヘーヴェルにこの言葉を語ったのは、“バルバロッサ”作戦が冬の
最初の危機に陥ろうとして彼が“狼の巣”に帰還したあとだった、
「日本の援助でわれわれが極東における白人の地歩を叩き潰す―そして
イギリスがボルシェヴィキの豚どもと一緒にヨーロッパと闘うというのは、
なんと奇妙なことか」。外相は冷静に戒めた、「アメリカの補給がムルマ
ンスクとペルシア湾を通ってロシアに到達しないようにするのにせいぜい
一年しかありません、日本はウラジオストックをなんとかしてくれるで
しょう。これがうまくいかず、合衆国の軍需潜在力とロシアの人的資源
とが一緒になったら、戦争に勝つのがむつかしい段階に入ることになり
ます」。これにヒトラーは答えなかった。

#デイヴィッド・アーヴィング「ヒトラーの戦争」より。

956:名無し三等兵
07/08/01 23:52:25
― 八月三十一日、
 ヒトラーは、外相J・リベントロップの覚書をうけとった。
 外相は、ソ連軍のルーマニヤ進攻によってドイツは最重要戦略物資である
石油の確保に支障をきたすことになった、これはこれまでに失った資源事情
をさらに極度に悪化させる、と指摘した。
 ドイツはすでにポルトガル、スペインのタングステン、ウクライナのマンガン、
トルコのクローム、南フランスのボーキサイトの入手をふさがれた。
 フランスでは、米英軍の進出でドイツ側が各地に配備した大量の工作機械
も放棄する結果になっている。
 いま、ルーマニヤをソ連にわたし、さらに他のバルカン諸国もドイツ陣営
から離脱する気配を見せはじめた点を考えれば、「終戦」の時期にさしかか
ったと判断すべきであろう。
「本職は、ここに総統が賢明なる決断を下し、本職に対米英和平交渉の権限
を与えられんことを要請するものである」
 外相リベントロップは、そうヒトラーに献言していた。

「第二次世界大戦 ヒトラーの戦い」(児島襄)

957:名無し三等兵
07/08/07 17:47:13
1945年4月初めまでに、ルフトバッフェは1,200以上のMe262を受領しました。
その月においては戦闘機用配備が最高になりますが、ピークでもそれらの
うちの200機以下で、生産機数の6分の1程度が戦闘部隊に供給されました。
実用性はお粗末なままで、60%あたりをさまよっていました。Me262の昼間
戦闘機で飛ばれたのは最大でも57機にすぎず、1945年4月7日のことでした。

By the beginning of April 1945 the Luftwaffe had accepted more than
1,200 Me 262s. The month saw the high point in the fighter's deployment,
yet at the peak fewer than 200 of these aircraft, or about one in six
of those built, served with combat units. Serviceability remained poor,
hovering around the 60 per cent mark. The largest number of Me 262 day
fighter sorties flown on a single day, only 57, was on 7 April 1945."
URLリンク(fm.greenhillbooks.com)

958:だつお
07/08/09 19:51:06 BzMoEMFR
独断と私見でルーズベルト評。

URLリンク(plaza.rakuten.co.jp)

上は国士系のサイトで、米共和党のルーズベルト批判も載せているが、
第二次世界大戦における各国の軍事的役割を考えればルーズベルトの決断
はかなり合理的だったと言えるのではないだろうか。そもそもソ連との
協調を拒否するのであれば主敵ナチスドイツ打倒はおぼつかない。
あくまでソ連との協調を拒否するのであれば、アメリカは不戦しかなくなり、
第一次世界大戦までに築いてきた大国アメリカとしての国際的地位を失う。
日本だって第一次世界大戦で日英同盟のために欧州派兵か否かが検討されてる。

弊害はあったにせよ、やはりルーズベルト政権はアメリカを世界的大国にした。
パックスアメリカーナ、アメリカングローバルスタンダードの布教に成功した。
共産勢力の台頭は、大祖国戦争における共産主義ソ連の勝利と大陸打通作戦に
おける反共国民党の大敗によるものであり、ルーズベルトの責任とは言えない。
強いて言えばアメリカは戦勝国であってもその役割は限定されるというだけのこと。

最強ドイツ軍を殲滅したソ連赤軍>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>超えられない壁>>>>>>>>>>>
>>>>97式中戦車チハにドツキ回されたエセ反共チンピラゴロツキ

・・・とまあ、歴史とはこう教えられるのが本質的に正しいと思うがどうか。

959:名無し三等兵
07/08/18 13:19:20
 イギリス軍の数字にも、驚くほど対照的なものがある。対日戦争における、
イギリス軍およびイギリス連邦諸国軍の損害は227,313人であったので、
ビルマにおける損害はこの3分の1になる。しかし極東における損害総数は
戦死者の数を増大させていることにはならない。この数字は公刊戦史の最終
巻の中で、「行方不明および捕虜となった者」とされている127,800人によって
さらに大きなものとなっている。もしイギリス本土の将兵に関する数字のみ
について見るときは、ビルマで戦死した本土の将兵の数は5,000人以下、
つまり、ビルマにおける戦死者総数の3分の1前後であり、インド軍の
戦死者数の3分の2に過ぎないことがわかる。イギリス本土においては、
この12倍の数の人々(60,595人)が空襲によって死んでおり、商船の乗組員
の戦死者もこの6倍(30,248人)に達しているのである。

URLリンク(www.amazon.co.jp)
ビルマ 遠い戦場〈下〉―ビルマで戦った日本と英国1941‐45年
URLリンク(www32.ocn.ne.jp)
表 第二次世界大戦における英帝国の兵力と損害

ビルマ戦線1942-1945 における損害
日本軍    戦死187500 戦傷4500         合計192000
連合側
英軍     戦死7500 戦傷24000  行方不明307
インド軍   戦死8235 戦傷28873  行方不明8786
アフリカ軍  戦死 858 戦傷3208  行方不明200
米軍     戦死3349 戦傷2177  行方不明1417  合計89110
中国軍             不明

URLリンク(www.regiments.org)
Burma 1942-1945 Forces and Casualties

960:名無し三等兵
07/08/19 09:32:09
 アメリカ陸軍参謀本部の計画作戦部長はアイゼンハワーであったが、
彼はこうした状況に直面してアメリカ独自の解決策を摸索していた。
一九四二年二月二八日に彼はマーシャル参謀総長に研究結果を報告した。
彼は分断された弱い方の敵から最初に撃破すべきであるとの軍事的な公理を
援用しつつ、次のような見解を主張していた。すなわちドイツは日本と比べれば
より大きな戦闘能力を持っているものの、独ソ戦によって日本よりも相対的に
弱くなっている。そしてドイツはイギリスから攻撃しやすく、太平洋にアメリカ
軍部隊を輸送して維持することは大西洋で同じことをする三倍から四倍の船舶
が必要である。そしてイギリス本土の基地機能は他のどこよりも優れている。
したがってアメリカの戦略の基本任務はイギリスを確保し、ソ連を戦争に
とどまらせ、ドイツと日本の結合を阻止することにあると論じていた。
<第二次世界大戦の政治と戦略 (赤木莞爾 慶應義塾大学出版会)>

In dealing with the first of these three points, the memorandum applied the
"strategic axiom" that the commander should first attack and defeat the weaker
force of a divided enemy. Eisenhower reasoned that although Germany and its
satellites were stronger in total combat power than Japan, Japan was still
"relatively stronger" since it was not at war with the Soviet Union and much less
accessible to attack by the main forces of the other Allied powers. Moreover, it
took three to four times as many ships to transport and maintain a given American
force in the Pacific as in the Atlantic. Therefore, Eisenhower concluded, "logistic
reasons, as well as strategic axiom, substantiate the soundness of the decision
to concentrate against the European Axis.
URLリンク(www.army.mil)

961:名無し三等兵
07/08/19 09:48:58
・・・・・一一月二四日、第六軍の補給係将校は一日に二〇〇トンの燃料
と二〇〇トンの弾薬および二七日以後はある程度の小麦粉を要求したが、
二五日国防軍総司令部の戦史係は、パウルスの「七〇〇トンの要求」は
明らかに誇張されていると書き、やがて三〇〇トンの数字が承認された。
十分なユンカースが手に入らないとのリヒトホーフェンの反対は信じられず、
第六軍は南西方向に脱出する以外にないとの彼の電話による勧告は無視された。
彼は日記にこう書いている。「総統は私のいうことによく耳を傾けてくれたが、
反対の決定を下した。軍が持ちこたえられると信じ、二度とスターリングラード
に到達できると思われないからだ」。ゲーリングに連絡しようとリヒトホーフェン
は試みたが、連絡できなかった、全国元帥はパリに行っていた。空軍参謀本部は
明らかに楽観的だった。というのは国防軍総司令官戦史係は二回こう記して
いるのである、ユンカース二九八機が動員できる、一日の能力六〇〇トンである、
わずかしか、一日二、三〇機しかスターリングラードにまだ到達していないが、
天候が良くなって空中輸送が始まったら、事態は変わる、と。それでヒトラーは
安心した。一一月二七日午後のヒトラーの戦争会議についての国防軍総司令部の
記録はこうなっている、「スターリングラード周辺の敵の配置は第六軍の意図にと
ってこの上もなく好都合である、スターリングラードの食糧事情は思ったよりよい」。
北西前線を撤退させるパウルスの計画はうまく進展していた。二九日の会議の記録は
フォン・マンシュタイン元帥の情勢判断にふれ、「総統と同じ結論に到達」といっている。

#デイヴィッド アーヴィング「ヒトラーの戦争」より

962:名無し三等兵
07/08/19 09:50:36
原註1 発見された国防軍総司令部の戦闘日誌に、スターリングラード
危機の絶頂における一九四二年一二月二一日のヒトラー、イェショネク、
ツァイツラーの決定的な議論が述べられているが、そこの「しかしいつも
のようにまたなんら大胆な決定は下されてない。総統はもはやそうする力
を持たないかのようである」との文章は一九四五年のでっち上げで、
一九四二年の原文にはなかった。

>パウルスの「七〇〇トンの要求」は明らかに誇張されていると書き

原註4 国防軍総司令部戦争日誌の著者グライナーは一九四五年に
この文句を削除し、のちに出版された原文には出ていない。

>全国元帥はパリに行っていた。

原註5 ところが一九四二年一一月二五日の「日記」にエンゲル少佐はゲーリ
ングが“狼の巣”にいることにしてなんとヒトラーと劇的会談をやらせている。

>ユンカース二九八機が動員できる、

原註6 グライナーはあと智慧で一九四五年に記録を「改竄」し、「第四空軍
は輸送機は二九八機しかない、約五〇〇機が必要である」と直している。

>総統と同じ結論に到達

原註6 この妥協的文句はグライナーの一九四五年の改竄された原文
からはすっかり削除された。

原註8 もとの文書が残っている。マンシュタインは出版された
回想録の中で、私の引用したのっぴきならない言葉遣いを「改竄」し、
第六軍は脱出の機会が失われた以上、救出を待つべきである、それも
適当な空中補給が行われるとの「条件」でである、としている。

963:名無し三等兵
07/08/20 16:24:04
1945年4月初めまでに、ルフトバッフェは1,200以上のMe262を受領しました。
その月においては戦闘機用配備が最高になりますが、ピークでもそれらの
うちの200機以下で、生産機数の6分の1程度が戦闘部隊に供給されました。
実用性はお粗末なままで、60%あたりをさまよっていました。Me262の昼間
戦闘機で飛ばされたのは最大でも57機にすぎず、1945年4月7日のことでした。

By the beginning of April 1945 the Luftwaffe had accepted more than
1,200 Me 262s. The month saw the high point in the fighter's deployment,
yet at the peak fewer than 200 of these aircraft, or about one in six
of those built, served with combat units. Serviceability remained poor,
hovering around the 60 per cent mark. The largest number of Me 262 day
fighter sorties flown on a single day, only 57, was on 7 April 1945."
URLリンク(fm.greenhillbooks.com)

STRATEGIC OPERATIONS (Eighth Air Force): Mission 931: 1,314 bombers and 898
fighters are dispatched to hit airfields, oil and munitions depots and
explosive plants in C and N Germany; all primary targets are bombed visually;
they meet 100+ conventional fighters and 50+ jets; the German fighters attack
fiercely and in the ensuing air battle down 15 heavy bombers; the AAF claims
104-13-32 aircraft including a few jets:

URLリンク(paul.rutgers.edu)
SATURDAY, 7 APRIL 1945  EUROPEAN THEATER OF OPERATIONS (ETO)

964:名無し三等兵
07/08/25 03:15:34 zWsrapXc
英語わかんね

965:名無し三等兵
07/09/03 20:43:39 ufoXTLsy
日本軍の酸素魚雷は世界一ぃぃぃぃ!!
…なんか迫力ないな

966:名無し三等兵
07/09/04 20:00:28 hjks6Y4f
紫電改よりは運用実績ありそうだな、Me262。

967:名無し三等兵
07/09/09 11:12:49
誤解してる香具師も多いが、ドイツ海軍の通商破壊戦が効果を上げた
のは専ら1943年3月までのイギリス商船に対してのみ。
また太平洋やインド洋でも、大東亜戦争開戦から1年くらいの
あいだはかなりの米英船舶が日本海軍によって沈められている。

Merchant Ship Losses (1939 - 1945)
(Ships over 200 tons)
Britain    3194
US       866
Neutral    902
Japan     2436
Other Allied  1467

URLリンク(www.100thbg.com)
Merchant Ship Losses (1939 - 1945)

期間   大西洋  地中海   インド洋  太平洋
1939.9- 5605449  84394   210005   99531
1941.3  (1533)   (17)     (31)    (15)
1941.4- 8631521  1032733  838511  1043328
1943.3  (1727)   (271)   (231)    (467)
1943.4-9 744507  246889   322080  84341
      (130)    (55)     (54)    (16)
1943.10- 497895  371012   417938  120023
1945.8    (88)    (69)    (68)    (16)

URLリンク(www.geocities.co.jp)
連合国の海運の損失 (単位:トン、(隻数))

968:名無し三等兵
07/09/10 15:23:08
インド洋には多分ドイツ潜水艦の戦果も含まれてるぞ

969:名無しさん三等兵
07/09/12 17:31:13
大日本帝国VSドイツ第三帝国 世界史板2
スレリンク(whis板)


970:名無し三等兵
07/09/17 00:36:17
保守

971:名無し三等兵
07/09/21 02:16:25
ドイツが…ロシアの東に北海道や中国方面を睨む形で移転。
日本とドイツはイギリス、オランダ植民地から取れる地下資源と物資を得れる。
その場合ドイツが勝つのは明白。
中国や朝鮮方面の日本陸軍は負けるであろう。
海軍は日本が勝つが致命的ではない。
後々Me262やv-1ロケット等で日本は苦しめられるであろう。
故に長期戦になればなるほどドイツの勝ちは揺るぎない。

972:名無し三等兵
07/09/21 10:37:09
全然明白じゃないだろ。
その条件だと後々Me262やv-1ロケット等が開発されるまで、ドイツ側に日本を
攻撃する手段が皆無。
海軍は歯が立たないし、航空機の航続距離は短すぎるからな。
短期間で日本が勝利するよ。

973:名無し三等兵
07/09/21 12:43:02
十分だ。
日本ではドイツを落とせない。
時間が有ればドイツが余裕で勝つ。
海軍はただ時間を稼いで時期を待てば良い。
陸軍は朝鮮半島を制圧。
空軍も届く範囲で戦ってれば良い。
それに列車砲とかUボートで打撃を与える事も可能。
つまり兵器等を見ればドイツの方が勝算が高すぎる。
それはドイツの場合は海軍を失おうと十分に戦える。
日本の場合は海軍を失うと完全に敗戦濃厚。
故にドイツが日本を直接攻撃出来る手段が有る限り負けない。
つまり海軍の無効化する事で勝つ。
例え日本海軍が海上を制圧して陸軍を送り込もうと揺るぎの無い事だ。

974:名無し三等兵
07/09/21 12:57:09
時間があってもドイツにそんな国力はない。
よってドイツの勝ちはありえない。

975:名無し三等兵
07/09/21 13:36:35
日本の方が国力が無い。


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