千早「四条さん……四 ..
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91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 20:59:44.27 AXRT+lYF0
「……う……ごめんよ、千早」
我那覇さんは、手をもじもじとさせる。
眉を八の字にして、私のほうを不安げに見つめる。

「……我那覇さん」
私の声に、驚いたように肩を震わせた。
さっきの春香の告白を聞いてしまった後で

……今さら我那覇さんを責める気にならないわ。

「ごめんなさい。私の方こそ、意地を張っていた」
私は、笑顔を作って言った。
今、思い起こせば我那覇さんは、私を思って言ってくれたのだから。
素直になれなくてごめんなさい。

「千早……!」
私の言葉を聞いた我那覇さんは、今にも泣き出しそうな顔を浮かべる。

……もう春香に私の気持ちを伝える事は、出来ない。
最初から、覚悟していたことだけどやっぱり、辛いものね。

─春香、あなたは今どんな気持ちでいるの?

……。そうだわ。

「千早?」
俯いてる私の前方から、我那覇さんの声が聞こえる。

春香の気持ちを、味わってみたい。
そんな、真っ黒な気持ちが湧き上がった。

92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:01:57.92 AXRT+lYF0
そう、春香の家に泊ったあの日から。
私は、自ら茨の道を選んだのだから。

……綺麗事で終わるワケが無いわ。

我那覇さんを、すっと見据える。
鮮やかな、オーシャンブルーの瞳に吸い込まれそうになる。
「我那覇さん、お願いがあるわ」
「……?」

我那覇さんは、不思議そうに首をかしげる。
「無理なら、そう言って」
「ううん、自分千早に許してもらえるなら、なんでもするぞ!」

……その答えが帰ってくることは、解っていた。
私は、我那覇さんの罪悪感を利用して、ひどいことをしようとしている。

……ごめんなさい。けど、あなたにしか頼めないことだから。

「我那覇さん、私にキスをして」
「えっ……」

確かめてみたい。
春香は、私にキスをされると、どんな気持ちになるのか。

93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:02:47.16 AXRT+lYF0
あまりに突然の出来事に、我那覇さんはとても驚いたようだった。
数歩、後ずさりして、目を見開く。視線が激しく泳ぐ。

「な、なんで……」
「ダメかしら」
「ダメもなにも……突然すぎるぞ……」

我那覇さんはそう言って、顔を床に向けて黙ってしまった。
……きっと断らないわ。
何故なら、我那覇さんはそういう人だから。

……。

鍵がかかっているのを、何度も確認して、ブラインドを下す。
昼下がりの眩しい日射しが、窓の隙間から微かに差し込む。
薄暗い部屋に、我那覇さんの困っている顔がぼんやりと見える。


壁に寄り掛かって、無表情を保つ私の、顔の数ミリ前で、我那覇さんの震えた声と吐息が届く。
「秘密、だからね」
「えぇ」
「後悔しないでよね」
……。
「後悔なんかするはず無いわ」

……そして、我那覇さんのひんやりとした、冷たい唇が、触れた。

94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:03:58.40 AXRT+lYF0
「ん……」
「……」

……。
我那覇さんの匂いがするわ。動物の毛のような、室内犬からするような匂い。
まぁ、イヤじゃないですけれど。

キスしているのだから当然だけど、我那覇さんの顔が近い。
瞼を強く、ギュッと瞑っている。緊張しているのね。

私は視線を斜め上へ滑らせる。
あれは、亜美がイタズラで壊した、壁の補修のあとね。
いつ治るのかしら。

我那覇さんの、冬の気温のせいで、氷のように冷たい唇が段々と熱を帯びてきた。
まるで、シャワーを浴びて火照った私の体温が、我那覇さんに伝わってるようね。

さて、これからどうしようかしら。そこで気づく。

……私、意外と冷静なのね。

私は、ひとつひとつ、キスの感触を確かめるかのように、唇を顔の向きを変えて擦らせる。
「んん……」
息苦しくなったのか、我那覇さんの切なそうな声が漏れる。


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:05:00.21 AXRT+lYF0
我那覇さんの唇はカサカサに乾いていて、上唇と下唇で挟みこむと、ささくれに引っかかった。
……このあと、リップクリームを貸してあげましょう。

もう記憶はおぼろげだけど、我那覇さんの唇は、春香よりも少しだけ厚かった。

「ふ……」
少し荒くなった鼻息が、私の顔にかかる。
思わず笑ってしまいそうになるのを、なんとか堪える。

「……」
長くキスすると、ちょっと格好が悪いかも。

大体わかったわ。
今度は、舌で我那覇さんの下唇をすくいとった。

ピリピリと舌先痺れる。……酸っぱい。
我那覇さん、何か食べたのね。

開いたままの瞳を、今度は右下へと向ける。
テーブルに、淡い緑色をした果物が置かれていた。
……あれは多分、シークヮーサーかしら。

「ん……んん……」
冷静な私とは対照的に、我那覇さんから漏れだす苦しそうな声はどんどんと激しくなっていった。

96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:05:41.50 AXRT+lYF0
「……」
呼吸をするスキを狙って、半ば無理やり舌を、唇の間へ挿入した。

「んん!」
我那覇さんは、一度目を見開いて、唇を離そうとする。
私は、後頭部を引きこむように掴んで、逃れられようにする。

生温かい唾液のプールは、やっぱり少し、酸っぱい。
……もし、キスをするなら柑橘系はダメね。

舌で歯茎の裏や、頬の内壁を抉る。
我那覇さんの舌は、私から逃げるように動く。

……もうわかったわ。

「ぷぁ……!」
私は、我那覇さんの胸元を手の平でとんと押した。
離れる瞬間、私と我那覇さんの間に透明なねばつく橋が出来あがって、地面に垂れた。

「ありがとう、そして、ごめんなさい、我那覇さん」

暗闇の中、手探りで、ブラインドを引き上げた。
薄暗い部屋に、眩い光が拡がって、思わず目を細めた。

……好きでもない同性相手に、キスをされるとこんな気分になるのね。

「我那覇さん、怖かった?」

私が、そう聞くと、我那覇さんはひとつ、力が抜けたようにこくんと頷いて。
それから「……少し」と消え入りそうな声で呟いた。

97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:07:53.74 AXRT+lYF0
ルート分岐

春香√

千早「春香……春香……!!!」クチュクチュ
スレリンク(news4vip板)

響√

千早「我那覇さん……我那覇さん……」クチュクチュ
スレリンク(news4vip板)

こっから書き溜め無しノープラン遅いです

98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:08:44.19 8FHTFX3S0
OK

99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:09:21.84 wBM78/Dr0
そういう展開になるのか… これは期待できるぜ お尻ちんぺろぺろ…

100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:09:42.87 NhijbTj30
待ってる

101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:12:48.78 dPSfeNFG0
姫ちんルートやるんじゃないの?
やらないのは羊頭狗肉って言って怒られるんだぞ

102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:12:50.71 bz3obR500
支援

103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:12:52.47 AXRT+lYF0
それから、私は次のライブのためのレッスンを軽くした。
やっぱり、上手くいかない。

……私と、春香のライブはもうすぐなのに。
春香は、このライブをとても楽しみにしていた。

会うたびに、何枚ものパンフレットを私の目の前に広げて、楽しそうに言った。
「千早ちゃん!ドームですよ!ドーム!」

……あの頃の日々がもうはるか遠くにある気がするわ。

せめて、春香と会話できる仲にはならなくちゃいけない。
このままじゃ、絶対にライブは失敗する。

プロとして、アイドルとして、それだけは許されることじゃないわ。

……。

どうしても気分が乗らなかった。
陽が落ちる前にレッスンルームから出て、水を口に含む。

シャワー室の一件は、もう私だけじゃどうしようもならなかった。
春香にこれ以上拒絶されたら、どうなってしまうのだろう。

「……如月千早」
その時、私の背後で穏やかな声がした。

104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:14:45.11 38nbtrrx0
充分早いと思うけどね
支援

105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:15:31.84 BgNiRZJf0
しえ

106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:21:36.86 bz3obR500
遅くても気にしないから、ゆっくり書いてくれ。保守するよ

107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:21:38.96 FX4qMGKy0
ほんと良くネタが出るよね尊敬する

108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:26:11.32 AXRT+lYF0
「お困りのようですね」
「四条さん……」

振り返らずに、そのまま広げた荷物を雑にバックに放り込む。
「何でもないですから、心配しないでください」
「さて、そのようには見えませんが」
「どうして、わかるんですか」
「その飲料水は、わたくしのものですよ」
「あ……」

慌てて、ペットボトルをバックを漁って拾い上げる。
そのまま、くるくるとラベルを眺めるように手で回す。
どうしても、四条さんの顔が見れない。

─諦めなさい。

四条さんの言葉をまた思い出す。
柔らかく、物静かだけれど、どこか重々しいその声。

私は、背中を向けたまま傍のテーブルへ、勢いよくペットボトルを置く。
ドン、という音が二人きりの事務所に鳴る。
「あなたに、私の何がわかるんですか」
「……」

それをきっかけに、お互いに黙ってしまった。
オレンジの陽だまりに照らされて、水面の光が反射する。

……私は、自分自身も、四条さんも、もう何もかもわからない。

109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:31:33.45 bz3obR500


110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:31:49.29 EIB7aoyUO
追い付いてしまった

111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:32:22.97 wBM78/Dr0
貴音の張りのある桃尻が千早の卑猥な妄想の種に…ごくり…

112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:37:46.01 bz3obR500
スタイルの対比が凄そうだな

113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:38:52.69 AXRT+lYF0
「……」
そのまま暫く立ち尽くす。
四条さんは今、どんな顔をしているのかわからない。
怒っているのか。悲しんでいるのか。それとも、相変わらず無表情なのか。

何か言い出すのを期待していたけれど、沈黙が続く。

……時間の無駄ね。

「では、これで」
そのまま、ドアへと向かう。
ふと、下駄箱を見ると所々生地が解れている赤いハイヒールが揃って置かれている。

……まだ、いるのね、春香。

それは一緒に、休日に買い物に行った時に買った靴だった。
その日は、春香が私に靴をチョイスしてくれ、とせがんだ。
「……これとか、いいんじゃないかしら。春香に似合いそうだわ」
「うわ〜、可愛いね、うん、これにするよ」

帰り道、春香はまるで子供のようにはしゃぎながら、買い物袋を大事そうに両手で持っていた。

……。

「如月千早」
また、私の名前を呼ぶ声が聞こえる。

114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:44:09.16 017eKlkv0
こっちの貴音は、業のデパートの貴音っぽいな

115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:50:03.14 h752O/+n0
20話は春香と千早逆にしたらほぼ倒産だったな

116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:52:22.98 AXRT+lYF0
私は気にせず、バックからマフラーを取り出して首に巻く。
細かい繊維が、チクチクとした感触を与える。

……外は、寒そうね。

「あなたは、他人の痛みを知ることが出来る人です」
「……」

手が止まる。
この人は、いきなり何を言い出すのかしら。
ゆっくりと振り向くと……。

腰まで届く長い髪を手の甲で掻きあげて、四条さんは微笑んでいた。
夕暮をバックにして、銀髪がオレンジ色と混じって、キラキラと輝いて見える。

私は、思わず見とれてしまった。
この人には、銀色の女王というあだ名がピッタリね……。

まぁ、女王にしては、少し普段抜けている気がしますけれど。
四条さんは、目を伏せて、微笑みは保ったまま続ける。

「ですが、少々傷つくまで、無頓着すぎますね」
「……」
私は、黙って四条さんの言葉を待つ。
「天海春香と、もう一度話し合ってみてはいかがでしょうか?」

117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 21:59:27.94 017eKlkv0
友達がGしてるって考えるとね‥

118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:00:10.99 JrMXWWHx0
自慰のことGって言う人はじめて見た

119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:07:05.39 YVEHZ/0Q0
ほしゅ

120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:08:18.59 AXRT+lYF0
「えっ……」
マフラーがするりと、首から落ちる。
私はそんなことに目もくれずに四条さんを見つめる。

「ふふっ」四条さんが静かに笑った。
コツコツと、足音を鳴らしてこちらへ近づいてくる。

私が春香のことが好きなのを知っているのは、四条さんだけ。

「天海春香は、おそらく恐れているだけです」
「……」
「あなたとの関係が壊れてしまうのを」
「……」
「だから、慎重になっているだけのように思えます」
そう言って、私の前で立ち止まる。

私は、背の高い四条さんを見上げて……
「あ……」
それから見下ろす。
四条さんが腰を曲げて、床に落ちたマフラーを拾っている。

……私は、体を強張らせながら言った。

「どうして、そんなことわかるんですか」
「……さて、何故でしょう」

そう言って、立ち上がり、私にマフラーをかける。
ふわりと、四条さんの冷たい指先と、毛糸の柔らかな繊維が私の首へ触れた。
四条さんは視線を、春香の靴へと向けて、また短く笑う。
……よくわからないけれど、ここは四条さんに従ってみましょう。

121: 忍法帖【Lv=8,xxxP】 【東北電 83.2 %】
11/11/18 22:09:25.60 sVLP8OKK0
追いついた

122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:12:41.98 97Qc+Qsk0
中卒シリーズの貴音と、チハニーの貴音のギャップがすごいな

123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:19:29.05 WoktmXTI0
ほしゅ

124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:19:42.61 AXRT+lYF0
スケジュールのビッシリ詰まった黒板を確認する。
春香は近くのレッスン場へ行っている事がわかった。
……そろそろ終わる頃だと思うけれど。

「ありがとうございます」
「行ってらっしゃい、如月千早」
向き直り、姿勢をただし、深くお辞儀をする。
そんな私にまた微笑んで、四条さんは胸の前で小さく手を振る。

……。

階段を下りて、一歩路へ出ると凍えるような風が、強く吹きつける。
一気に体の芯まで冷え切って、堪らず体をちぢこませる。
「くっ……」

今日の夜は冷え込みそうね。
早めにレッスンを終えて良かったかも知れない。
春香にも、伝えてあげよう。

「あ……」
その時、路の先に春香の姿が見えた。
やっぱり寒そうに、両手で肩を抱きかかえるように歩いている。

頬を両手で叩いて、笑顔を無理やり作る。
頬がヒリヒリした。

「はる……!」
その時、視界の先の春香が突然、前のめりに倒れた。

125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:20:40.90 h752O/+n0
倒産のお姫ちんはかっこよかった

126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:21:18.85 WoktmXTI0
中卒シリーズ?

127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:26:11.05 jAgs9qjo0
あ?

128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:31:09.84 l5XvcMeE0
ho

129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:33:21.90 gZDhcag60
救済ルートなのかな?

130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:33:49.65 AXRT+lYF0
「はるかっ!」
道ばたにバッグを投げ捨てて、春香の元へ駆け寄ろうとした。

─気持ち悪いよ。

頭の中で濁った声がした。
「えっ……」
不思議と、一歩進むごとに、春香が小さく、遠くなっていった。
どうして、近付いているハズなのに……。

─千早ちゃん、声全部聞こえてたよ。
また声がエコーがかかって、頭の中で反響する。
春香が目の前に倒れている。
私はすぐに助けなきゃいけない。

─私、プロデューサーさんのことが好きなんだよ。
また数歩走りよると声がする。
マフラーがまた首から落ちて、突風に吹き上げられる。

「あ……」
どうしてだろう。
勢いよく、つま先に力を込めて、全力で走ったハズなのに。

……どうして、私は今、歩いているんだろう。

「はぁ……はぁ……は、はるか……」
やっとの思いで、春香の前に立って見下ろす。
距離はそう遠くないのはずなのに、不思議と呼吸が苦しい。

131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:35:33.21 WoktmXTI0
千早…

132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:41:37.56 wV7BfcwC0
ほす、ほす

133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:46:47.07 vCJllxq40
支援

134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:50:03.23 AXRT+lYF0
春香は、霜が張るアスファルトに突っ伏して、動かない。
「はぁ……はぁ……」
背中が、荒い呼吸をする度に上下に大きく揺れている。

……とても辛そう。おずおずと、手を伸ばす。
……触れていいのかしら。

手の平にじっとりと汗をかいた。前は当たり前のこと、だったのに。

「……」
私は、すでに春香に嫌われてしまったかも知れないけれど。
やっぱり、あなたは大切だから。

背中にそっと触れる。
分厚いコート越しなのに春香の焼けるような体温が、伝わってきた。
「し、しっかりして、春香」
「ち……千早ちゃ……」
「……熱があるわ」

そのまま、ゆっくりと背中をさする。
「すぐに帰りましょう?」
「……」
春香は、苦しそうに顔を持ち上げて私の顔を見上げる。
久々に、目と目が合った。

「平気だよ、まだやっていくから……」
「だ、だめよ!すぐに─」
「まだ、『蒼い鳥』うまく歌えないから」
「えっ」
「コンサートに、間に合わなくなっちゃうから」

135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:52:53.64 DnTc5MP60
ちひゃああああああああああああ

136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:55:54.11 wV7BfcwC0
あれ?あれ?もしかしてはるちはルートなのか?

137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:56:24.85 NhijbTj30
はるちはktkr

138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 22:57:50.86 gZDhcag60
エンダーーーー

139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:03:09.00 l5XvcMeE0
ho

140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:06:38.08 AXRT+lYF0
「えへへ……」
そう言って、春香は真っ赤な顔を歪ませて、無理に笑った。
背中をさする手に思わず、力が入る。

「はる……」
「成功させたいから……」
「はるか……」
「だから、ひどいこと言ってごめんね」

……四条さんの言うとおりだった。

「勝手だけど、仲直りしたい」
「ごめんなさい……春香……」
「ううん、でもちょっと、ビックリした、かも」

このときは、ただ私と、春香の関係が元通りになるのなら構わないと思った。
今度は、背中をさすっていただけの手を回して、抱きかかえるように肩を掴む。

「わわっ」
「へんなこと、しないから」
「も〜……」

真面目に言ったハズなのに、春香は冗談に聞こえたらしい。
春香は、苦笑いをする。私も恥ずかしくなって、思わず笑って誤魔化す。

そのまま、春香の肩を抱いたまま事務所に戻る。四条さんはいなかった。
代わりにプロデューサーが、書類を眺めながらペンで額をつついていた。

141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:11:15.48 wV7BfcwC0
このときは?


142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:18:25.60 wV7BfcwC0
保守

143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:18:39.65 AXRT+lYF0
「はぁ……次のライブ、大丈夫か……」
私たちに気づかないのかデスクに向き直る。
カリカリと、ペン先のはしる音が聞こえた。

「あ……」
二人同時に、声が出た。

「あ〜、千早と春香か。お前ら最近一緒に居ないけどな、デュオなんだから……」
そう言いつつ、椅子を回転させてこっちを向く。
いつも申し訳程度に整えた髪が、グシャグシャになっていた。

「お、お前らどうしたんだ」
見るなり、椅子を蹴飛ばしてこちらへまっすぐと、全速力で向かってくる。
ロッカーに肩をぶつけて、乗っていたダンボールが床に落ちた。

……。

「あ、あの、プロデューサーさ……」
「春香、顔真っ赤だぞ」
私のすぐ隣で、プロデューサーの手の平が、春香の額に触れた。

「あっ……」
春香の真っ赤な顔が、まるで熟れたトマトのように、これ以上ない程赤くなる。

「……くっ!」
気づくと、私は目を逸らしていた。
そう、やっぱりこの人が、春香の好きな男性。

144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:20:25.61 AXRT+lYF0
まだまだ続くよ!千早もオナるよ!
すまんちょっと風呂……

145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:21:23.77 DnTc5MP60
ここはオナニースレッドだもんな

146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:21:28.24 Rqj+7/T/0
ちはやんペロペロ

147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:21:32.34 NhijbTj30
いてらー

148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:22:01.15 Uoryh95R0
風呂代行の方いらっしゃいませんか!

149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:26:44.68 1jK4Jovx0
千早「よし!今日は四条さんでオナニーだ!」

150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:29:30.14 YVEHZ/0Q0
言ってくれれば風呂くらい俺が入ってきてやるのに・・・

151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:35:33.72 Uoryh95R0
まだかなー

152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:39:03.96 EIB7aoyUO
春香大好きになってきた ヤバイ

153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:46:46.29 vCJllxq40


154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:47:18.40 Uoryh95R0
しかし、ネタが豊富な作者だな。
すごいわ

155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:47:44.09 W6F3S99n0
んー、あずささんが1番好きだけど、淫乱ちはやんとちゅっちゅしたいよー!

156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:50:55.92 YSOimI950
>>145
すっかり忘れてたw

157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:51:44.03 +4ATkNYk0
多分これは四条さんが千早好き

158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:54:32.91 iU+4Qqnl0
歌の姫×月の姫

159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/18 23:56:26.00 1jK4Jovx0
ミンメイとディアナ様…

160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:05:49.18 F+HQLo1W0
響きはどうなることやら

161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:08:12.31 OQA7++wR0
春香と雪歩を腹黒にしない貴重な作者

162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:08:53.87 H11qmTeL0
響のフォローはあってほしいな

163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:11:14.91 dzIoZiLX0
千早「五条さん……五条さん……」シコシコシコシコ

164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:14:31.61 a1Rq7/1L0
共通ルート
 ↓
春香の告白イベント→自己解決→P NTLルート(失恋海外遠征でBAD END)
 ↓
ひびきす→さらに獣姦→響ルート(※ただし発熱イベント強制回避でBAD END)
 ↓
面妖な忠告→頼る→?  ←いまここ
 ↓


ちなみに共通ルートもいじめ描写詳しくなったり、ちはにーが多様になったりで微妙に違う


165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:16:20.66 H11qmTeL0
獣姦ってwあんた

166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:16:30.52 FwkXbEIj0
よし再開しますネタ詰まりしそうな気配プンプンだけど頑張る響は剛毛

167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:17:36.15 XxpL58sA0
な訳ねーだろ

168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:18:06.05 H11qmTeL0
おかえりー

169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:18:23.97 53dgTlyL0
>>50
なぜか下のとこが邪気眼に読めた

170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:25:49.71 JkyJbRvK0
全裸待機

171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:34:06.25 JkyJbRvK0
ほっしゅ

172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:36:33.66 FwkXbEIj0
「あ、ちょっと待ってくださっ」
「お、おい」
春香が突然、身をよじって暴れ出す。
支えていた腕が外れて、床にズルズルと滑り落ちた。

「えへへ……ごめん……」
尻もちをついた春香が、舌を出して無邪気に笑う。
さっきの私に向けた笑顔とはまるで違う。

自然体の笑顔。
それが春香の最大のチャームポイント。

喉が渇く。
頭が痛い。
胸が締め付けられる。

「千早ありがとな。後は俺が……」
「はい、失礼します」
「あっおい」
「どうか、春香をお願いします、それと春香、お大事に」

踵を返して、事務所のドアを急いで開ける。
階段を駆け下りると、、また凍てつく寒さが襲う。

「はぁ……はぁ……」
胸をギュッと、強く握りしめる。

私は、このまま本当に春香と友達に戻りたいの?それとも……。
私には、よくわかりません。教えてください、四条さん……。

173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:43:37.60 JkyJbRvK0
はるちはは来なかったか‥

174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:51:22.58 WV72vX5O0


175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:51:38.28 FwkXbEIj0
もう、今日はシャワーを浴びて早く寝ましょう。
何も、考えたくない。

……。

「ふぅ……」
水適が、私の顔をしたたかに打つ。
何分間そうしていたのか解らない。

ただ、頭の中の春香のイメージが消えるまで、ずっとそうしていた。

─天海春香は、おそらく恐れているだけです。
─あなたとの関係が壊れてしまうのを。

四条さんの低く、どこか含みのある声が聞こえた。
確かに、その通りだった。

私も、春香との関係が壊れるのが怖い。
春香とはずっと一緒にいたい。

シャワーのバルブを、キュッと閉める。
髪の毛の先から、白いタイルへ雫が落ちる。

「……」
そのまま、スポンジを泡立てて、体を擦る。
「仲直り……ね」
それは、私も願っていることなのだけれど……。

「んん……」
不意に、私の乳首が固く尖っているのに気づいた。

176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:56:27.61 yM6Q8lLS0
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. ONE 〜輝く季節へ〜 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司を主人公にして、
中学生時代の里村茜、柚木詩子、南条先生を攻略する OR 城島司ルート、城島司 帰還END(茜以外の
他のヒロインEND後なら大丈夫なのに。)
5. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
6. ファーランド サーガ1、ファーランド サーガ2
ファーランド シリーズ 歴代最高名作 RPG
7. MinDeaD BlooD 〜支配者の為の狂死曲〜
8. Phantom of Inferno
END.11 終わりなき悪夢(帰国end)後 玲二×美緒
9. 銀色-完全版-、朱
『銀色』『朱』に連なる 現代を 背景で 輪廻転生した久世がが通ってる学園に
ラッテが転校生,石切が先生である 石切×久世
10. Dies irae

SS予定は無いのでしょうか?

177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:57:21.88 JkyJbRvK0
キャー

178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 00:59:49.24 CEv8Z9Ks0
タカニーくるー?

179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 01:02:50.90 +bw4YPQR0
1. 筋肉バレンタイン監督 スペシャル
2. ルージュ(Bランクのあれ)
3. セメンタルグラフティ 弐
4. キリコのお料理教室
6.サンサーラ サーガ1 牛の肝が高く売れるRPG
7. そこは地雷原だ by ディープスロート
8. キャンタマモミモミ
9. 銀色の女王 お姫ちんらーめん紀行
10. MAD GEAR SOLID

SS(そんなことよりオナニー しようぜ!)

180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 01:09:57.80 +bw4YPQR0
Fo

181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 01:12:03.01 FwkXbEIj0
「……」
スポンジを、胸へと押し当てる。
胸の形へと、変わっていって、肌へ埋まっていく。

そのまま、くるりと円を描くように撫でまわす。
キメの細かい繊維が、突起を優しく刺激する。

手でするのとはまるで別の感覚……。

「んぁ……」
回す手を、段々と速くしていく。
「ふっ……ん……ふっ……」
擦るごとに白い泡が湧いて、乳首の色が摩擦で赤くなる。
その形と色は、事務所で食べたラズベリーにそっくりだった。

「あっ……あっ……」
泡をすくい取って、私のささやかな陰毛へと塗りたくる。
そのまま、手のひらをスライドさせて、お尻の割れ目あたりまで撫で上げる。

ピリピリとした刺激が全身に駆け抜けて、鳥肌がぷつぷつと立つ。

「んぁぁー……」
スポンジで乳首の刺激は緩めずに、手のひらで下腹部やへそに手を這わせる。
泡が潤滑油になって、気持ちいい。


タイルに背中を押しつけて、乳首を指先でくりくりと捏ねる。
「ふっ……っ!ん……」
思わず立っていられなくなって、尻もちをついた。
全身がぬるぬると滑る。そのまま、力が抜けて倒れ込む。

182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 01:18:35.43 soJ6ef070
面妖な文章だな、まったく

183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 01:24:01.91 CEv8Z9Ks0
んあー

184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 01:26:27.94 FwkXbEIj0
止まらない……。
シャワーを手探りで探し当てて、股間へと当てる。
「ふっ……!」

震える手で、バルブをひねった。
「くひっ……!」
勢いよく飛び出す水流が、私の秘部を叩いた。
私の入口を強烈にノックする。
歯を食いしばって、その快感に耐える。

「んんっ……」
愛液が溢れて、泡と一緒に排水溝に吸い込まれる。
顔を向けると、水流に押しのけられて、紅色のひだが覗いていた。
当てる距離を遠ざけると、更に強い刺激が私を襲う。

「ん……くうううううっ……!」
き、気持ちいい……。
だけど、まだ足りない。私は、二本の指で秘部をぱっくりと広げた。
その瞬間、膣穴にお湯が一気になだれ込む感覚がする。

も、ダ……ダメ……!
─えへへ
……っ!

「んあぁぁぁ!んあぁぁ!」
私のだらしない声が、お風呂場にエコーがかかって響いた。

「はぁ……はぁ……」
そのまま倒れ込んで湯気が立ち込める体を冷ます。
天井の水滴がぽたりと落ちて、頬に流れ落ちた。

185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 01:29:13.51 CEv8Z9Ks0
んあーやめろwwww

186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 01:30:53.42 XxpL58sA0
棒さんの悪口は辞めろ!!!111

187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 01:31:36.95 soJ6ef070
クリボーさんもドン引きの酷さだな

188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 01:41:50.42 FwkXbEIj0
「はぁ……」
そのまま、脱衣所で安物のショーツを膝にかけながら考える。

「……」
今日は、しないハズだったのに。

このところ、毎日自慰をしている。
しかも、もう指だけの快感だけじゃ飽き足らなくなってきてしまった。

私は、このまま春香に隠れてし続けるのかしら。
モヤモヤとした煙のような何かが私の体中を巡る感覚がする。
このところ、この感覚がまとわりついて離れない。

ショーツを腰まで引き上げて、シャツを首にかける。
「あら……?」

ふと、脱衣所に放り投げていた携帯電話が点滅している。
拾い上げてボタンを押す。髪の毛から滴る雫が液晶に落ちた。

「あ……」

春香だった。久々の、メールだった。
『今日は本当にありがとう。また事務所でいっぱいお話しようね』

……こういう時はいつも電話だったけれど、それでも嬉しかった。
私は何度も文面を考えたけれど、結局ありきたりな文章を返すことにした。

また明日。春香、どうかお大事に。

189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 01:43:45.54 2pyhJf7s0
俺は怒ってるけど続けて

190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 01:44:41.17 a1Rq7/1L0
>>1の方が先だし20話が怒られる心配をすべき

千早は天使だから何してもかわいい

191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 01:47:40.74 soJ6ef070
安物ってのがなんかリアルだなw

192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 01:53:38.45 FwkXbEIj0
そして次の日、我那覇さんに事務所に会うなり告白された。
思わず、肩に下げていたバックが落ちた。
この時の私の顔は、きっと見れたものじゃないと思う。

「デートしてくれますか……?」
「……」

理解できない。
私は、我那覇さんにあれだけの事をしたのに。

「ごめんなさい」
そう言うと、俯いている我那覇さんが大きく震えて……。

「ヒドイ事をしたのは本当に謝るわ。ごめんなさい」
「……」
「だけど、それはきっと勘違いよ、我那覇さん」

そう言うしかなかった。責任を取るわけにはいかなかった。
嫌われてもいい、そう思った。

「そっか……勘違いか、そうだよね……」
我那覇さんは、それだけ言って去って行った。
その後、その場所へと戻ると、不自然に水滴が落ちていて、我那覇さんの涙だと気付いた。

「……」
私は、やっぱりどうしようもなく春香が好きなんだと思う。

193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 01:55:06.82 TZuMyxhT0
響ぐちゃぐちゃだな

194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 01:55:42.77 soJ6ef070
報われないなぁ。響

195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:00:51.50 XF0h7J1r0
ほしゅぅ

196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:01:15.92 a1Rq7/1L0
響踏んだり蹴ったりだなw
しかもこれで自分が千早にしたことがわかっちゃうっていう

197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:01:39.50 2pyhJf7s0
響、ツライなぁ…

198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:06:27.96 FwkXbEIj0
「あるこおおおおおおおおお」
その日は、ボーカルレッスンをした。後は特に何も無い。

あるとしたら、眠っている美希がソファで
「いちごババロアおにぎり……」と呟いたのがむしょうに面白かったこと。

他には、高槻さんのゴシックロリータ衣装が可愛くて、写真を一枚貰ったこと。

……それと、春香が、突然ソロの仕事が入って不在だったこと。
赤いハイヒールが無くなっている。

私はコンサートまで、なるべく面倒事を起こさずに、淡々と日々をこなすことに決めた。
春香への想いは、心の奥底にしまっておくことにした。

メールはちゃんと来るし、電話もする。
四条さんにお礼を言いたかったけれど、最近いつも居ない。
プロデューサーとは、態度を変えずに接している、つもりですけれど。


コンサートを成功させるのは、私と春香。
両方の願いだから。

……だから、このまま何も起きないでほしい。

199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:07:31.08 aX6TWLG20
ろす

200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:18:06.37 CEv8Z9Ks0
あ?

201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:23:44.78 FwkXbEIj0
次の日は学校だった。
コンサートが近いから、休もうと思ったけれど……。
春香に「学業をおそろかにしたらいけないよ、千早ちゃん!」と電話で言われた。

机に座って、一人、ぼんやり譜面を眺める。
意識が集中していくのがわかる。
周りの喧騒が鎮まっていく。

「……ねぇ、今…見つめて…」
歌詞をリズムをつけて小さく口ずさむ。
周りに聞こえないようにそっと……。

─はるか

「……っ!」
突然、名前が呼ばれた。
一気に、雑音ばかりの教室へと意識がスイッチする。
辺りをキョロキョロと見回す。

見ると、数人のクラスメイトが、輪を囲みながら談笑している。
聞き耳を立てると、どうやら同名の女子らしかった。
ホテルがどうのこうの、卑猥な言葉を並べている。


……私は、何をこんなに焦っているんだろう。

202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:25:22.93 IBVbJ2JX0
もうやすんでいいのよ
俺もねるから

203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:26:12.40 soJ6ef070
マジ?キリの好いところでせめて終わって

204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:30:36.55 XxpL58sA0
おい
響の扱いオカシイだろ
あんなに純粋無垢な娘他にやよいくらいしか居ないってのに

205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:35:37.19 FwkXbEIj0
それからまた765プロの日常が流れて……。
その日は、電車が珍しく遅れた。

腕時計を何度も確認する。
「……このままじゃ」
春香とのレッスンに間に合わない。
久々に春香と会える日だったのに。

事務所の階段を駆け上がる。
乱れた髪のまま、ドアの前に立つ。

数十分も遅刻してしまった。

「ふぅ……」
深呼吸をひとつして、ゆっくりとドアを押す。

どんな話題を話そうかしら。
今日は、春香のお菓子作りの話にとことん付き合ってあげるのも、悪くないかもしれない。
クラシック音楽の話は、眠そうな顔をするからやめておきましょう。
それでも、一生懸命聴こうとする春香がまた、可愛らしかったりするのだけれど。

「はる……」
言いかけて、目の前の光景に言葉を失った。

「んん……」
私の視界のすぐ先で……春香は、プロデューサーと唇を重ねていた。

206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:36:30.33 FwkXbEIj0
今日は……ここ……まで……

207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:36:41.16 soJ6ef070
バットエンドどころの騒ぎじゃねえw

208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:38:07.35 TZuMyxhT0
まだ新規オナニーパートが少ないな

209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:40:37.23 WV72vX5O0


210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:40:56.45 soJ6ef070
春香とPのそれをドアの隙間から覗いてのチハニーですね!
わかります

211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:43:00.60 918zE4B20
乙!

212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:43:15.90 a1Rq7/1L0
寝てる春香に顔騎した輝いていた千早はどこにいった

213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:45:33.46 i2hy6DkQ0
乙!保守した方が良いんだろうか

214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:45:53.73 rjL64hRG0
クソッ!上手いこと焦らしやがって!
続きに期待して、あえてまだ乙とは言わないでおくよ

215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:48:19.97 URZnWuXr0
この>>1は焦らすのがうまいな。

乙!しかし話がドロドロし出してきたな

216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:49:48.57 FwkXbEIj0
やっとこれで導入終了

起きてて残ってたら書きます
落ちたらまた後で建てるかも

久々にシリアス書いたからなんか勝手がわからんくなってきた
ここまで読んでくれた人ありがとうございました響は剛毛

じゃあの

217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:50:56.53 XxpL58sA0
「響は剛毛」
この>>1は信用できん

218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:53:53.62 URZnWuXr0
保守するべきか?

219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 02:53:56.61 i2hy6DkQ0
響の剛毛を引き抜いて涙目パイパンにしたい

220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 03:07:56.17 a1Rq7/1L0
千早は間違いなく爪美人

221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 03:14:15.08 i2hy6DkQ0

00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内3レス
04:00-09:00 40分以内7レス
09:00-16:00 15分以内12レス
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

大体22レスくらいで御昼時まで持たせられるのか

222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 03:18:12.16 URZnWuXr0
結構しんどいな

223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 03:23:31.33 Vc4BvrI30
このシリーズに限ってはレスしすぎは心配しなくても良いな

224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 03:33:55.11 Dqk+it3E0
未だに倒産を越えるSSに出会わないほ

225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 03:44:11.13 URZnWuXr0
倒産は、ちゃんとアイマスしてる感じが好きだ。

あと、Pがハレームになるのは苦手だな。

226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 03:44:29.16 XxpL58sA0
お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではな

227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 03:55:19.42 sGx8J3nY0


228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 04:07:31.23 91OKVO1r0


229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 04:25:54.43 c7cqhW430


230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 04:36:48.99 6IfBsi900


231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 04:42:57.81 AJENkGh60
きのおっぱいペロペロ

232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 04:52:59.85 XxpL58sA0
させるかよ

233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 05:13:17.54 i2hy6DkQ0
貴音ぺろぺろ!

234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 05:34:11.29 kpEa5Wl30
響prpr

235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 06:12:53.92 aeBnBpd/O
ほし

236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 06:18:59.08 PBMcmkzN0


237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 06:38:59.49 Wv1Rm+IK0
生殺しかよ!

238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 06:46:10.08 6IfBsi900
ほす

239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 07:10:53.49 6IfBsi900
保守

240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 07:23:34.22 5T+/C1UfO
らぁめん

241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 07:36:36.46 Vc4BvrI30
つけめん

242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 07:59:25.92 6IfBsi900


243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 08:20:17.72 v3+iZ1v20
お姫ちん!

244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 08:42:18.50 o5S/DHCMO
確かに親友が自分でじいってたら怖いな

245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 08:48:14.47 6IfBsi900
支援

246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 09:05:48.95 Pw+fkajR0
あふぅ

247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 09:07:17.88 usIVuUUm0


248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 09:14:18.55 6IfBsi900
二十郎

249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 09:28:50.43 dE33NV150
支援

250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 09:42:41.28 XF0h7J1r0
ほしゅ?

251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 09:49:23.31 Gnz5f/lCO
はるか×ひびき
平仮名だとアイマスかアマガミかわからんな

252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 10:03:04.49 i2hy6DkQ0
ラブリーか…
響ちゃんに限っては漢字一緒だしな

253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 10:14:37.93 niSt4Eia0


254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 10:14:39.07 dE33NV150
保守

255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 10:27:32.41 2pyhJf7s0


256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 10:41:59.88 XF0h7J1r0
ほほ

257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 10:52:05.16 dE33NV150


258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 11:06:21.19 usIVuUUm0


259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 11:11:16.23 InBBOISS0


260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 11:18:05.80 o5S/DHCMO
うっうー!

261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 11:36:21.60 eT15wtJB0
面妖な!

262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 11:49:42.24 XF0h7J1r0
アニマス20話見終わった、これで一応個人回終了?
約束DCLで配信希望

263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 11:52:32.10 eT15wtJB0
保守

264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 11:55:17.53 i2hy6DkQ0
まだ残ってた良かった
四条が千早に諭す態度取ってたから響とは反対に、千早を慰めて籠絡する展開なんだろうか
それもいいけど、千早が四条の弱味を握って立場逆転ごろにゃん依存する貴音も見てみたい…  

265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 12:01:18.84 QbjElIID0
このなんか振られた感じの切なさがリアルだな

友達から好きな人に彼氏が出来たってことを聞いたときみたいな切なさ

266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 12:17:10.41 i2hy6DkQ0
切なさに付け込んで傷を舐め合う百合展開…ふぅ…

267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 12:17:42.79 VzqyG9K10
千早「五条さん……五条さん……」クチュクチュ

268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 12:20:04.18 eT15wtJB0
響はもう出ないのかね

269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 12:34:26.17 yIHy+3ZJ0
千早、貴音の優しさに依存、貴音、響を弄んだことをしり激怒!

千早、より深い絶望へ。
みたいな展開希望。

270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 12:47:32.35 GiEAhlTr0
ほしゅ

271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 12:50:40.56 cmNfCBBr0
うーっす

272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 13:06:37.81 kpEa5Wl30


273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 13:07:42.86 Dqk+it3E0
なんかこのシリーズ、エロゲー見てる感覚にとても近いんだけど

274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 13:14:35.83 Vc4BvrI30
貴音が諦めるようにたしなめるも諦めキレない千早に「代わりになるかはわかりませんが、私でしたら…」と秘めた思いを隠しての提案、ちょめちょめにゃんにゃんするはデートするわ。でも忘れられない千早は一人の夜はちはにーしちゃうの!
雪の降る夜、倒れる春香を家に連れ帰るとそこには「来ちゃった♪」状態の貴音が・・・

そんなんで

275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 13:25:21.93 rjL64hRG0
寒いんだけど続きまだー

276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 13:38:16.51 i2hy6DkQ0
百合まだか…

277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 13:51:46.24 i2hy6DkQ0
mada-!

278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 13:52:48.60 GiEAhlTr0
まだー?

279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 14:08:45.80 Dqk+it3E0
千早はマグロ

280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 14:15:38.17 GiEAhlTr0
んあー

281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 14:29:12.61 rjL64hRG0
保守

282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 14:39:03.10 i2hy6DkQ0


283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 14:55:32.78 FwkXbEIj0
おはよう
寝すぎましたごめんなさい

284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 14:56:12.65 usIVuUUm0
キターーー

285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 14:56:37.05 XF0h7J1r0
おはよう
だがしかし俺は今からバイトだ、夜まで残ってることを祈る

286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 14:58:03.71 i2hy6DkQ0
来たか…
貴音とのねっとり濃いエロ描写を期待してる

287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 15:01:40.59 GiEAhlTr0
おはよー

288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 15:06:34.94 FwkXbEIj0
「あ……はぁ……ぁ!」
苦しい。息が出来ない。

後ろ手で、アパートのドアの鍵を力任せに閉める。
靴を乱暴に脱ごうとして、バランスを崩して倒れ込む。

「はるかっ……」
拳を強く握る。
灯りのない真っ暗な玄関で、しばらくそうしていた。

……春香は、慎重に言葉を選んで、何度もつかえながら言ってくれた。

あの、風邪をひいた日にプロデューサーと恋人同士になったこと。
コンサートまで、黙っておこうかと思った。

「くっ……」
あの日、春香がそっけないメールしか送ってこないワケがわかった。
そして、返信がこなかったことも。

「……っ!」
倒れ込んだまま、私はジーンズのボタンを外す。
腰を浮かせて、くるぶしまで捲りあげた。冬の外気がヒヤリと露出した太ももを刺す。

─忘れたい、全部。
「ん……あ……」

289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 15:13:45.01 GiEAhlTr0
千早…

290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 15:20:34.50 i2hy6DkQ0
貴ちはぺろぺろ!


291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 15:24:13.10 aqOTNRyI0
貴音なにしてんの!千早のガード薄いよ!!

292:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 15:25:13.37 FwkXbEIj0
「ん……」
肌に直接触れるコンクリートが冷たい。
身をもたげるようにして、転がる。

「あ……!はぁ…はるかっ…!」
ショーツの上から指の腹でぐりぐりと刺激する。
爪先が秘裂を割って、めり込む。
「痛っ……」

血がにじむくらい、秘部を指でまさぐる。
目を強く瞑って、唇をキュッと結んで。

春香、あなたは私のことを知りすぎた。
そして、知らなすぎた。

……私は、貴方が思っているほど強くないのだから。

「ん……ふぅ……!」
いくら指で秘裂を擦っても、潤ってこない。
ショーツを膝のあたりまで、親指を引っかけてずり下す。
下半身だけ露出して、玄関で秘部を触る私が、全身鏡に映っている。

……どうして私は、自慰行為をしている時に、こんな哀れな顔をしているんだろう。

293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 15:26:30.72 aX6TWLG20
フヒヒヒヒ

294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 15:29:15.78 aqOTNRyI0
NTR属性はなかったか

295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 15:39:12.96 FwkXbEIj0
直接、秘部を指の腹でタテにさする。
緩急をつけて、ゆっくりと、時折間接を折り曲げて。

─千早ちゃん、そこもっと弄って。

「ん……ん……!」
頭の中で、裸の春香が誘惑的な笑みを浮かべている。
その瞬間、私の指にぬるぬるとした感触が伝わった。

「あっ……はるかっ……そこ……」
粘つく愛液が溢れてくる。
摩擦がなくなってきて、ゆるやかに秘裂に蜜を滑らせる。

「ふっ……ぅっ……!」


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