千早「四条さん……四条さん……」クチュクチュ
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500:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 01:03:48.18 WwILVEIM0
お姫ちん報われてよかった
501:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 01:06:18.83 XxbAfEPe0
我那覇さんの恋は、そのまま蓋が開かずに埃を被っている。
些細な思春期の過ちとして、いつか忘れてくれればいい。
「いやー!千早、頑張ってほしいさー!」
「ありがとう、あの時はごめんなさい」
「なんくるないさー!きっと、千早の言うとおりだったんだ」
……もし、あの告白を承諾したらどうなっていたのかしら。
……考えても、仕方ないわね。
私は、もう後ろは振り返らないことにしたのだから。
それを教えてくれた人は……
もう一度、事務所をぐるりと見回す。
だけど、あの遠目からでもすぐ分かる髪は、見当たらない。
「ねぇ、それじゃ最後に歌って?」
「えぇ」
呼吸を正す。胸に手を当てる。
この歌が終わったら、私は空港へと向かわなきゃいけない。
……頭の中で、春香と優の後ろ姿がまた浮かぶ。
「ねぇ、みんな見つめているよー……」
四条さんは、アイドル活動は無期限休業中。
人気アイドルの突然の結婚は、今もなお巷を賑わせている。
そしてあの日以来、私の前に一度も現れない。
502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 01:06:21.61 bA2bT1S10
締めだな。ホテルの話が出たとき、スキャンダルになって話がややこしくなるんじゃないかと、
ヒヤヒヤしたわ
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11/11/20 01:15:02.95 IH1fvF8XO
貴音さん……
504:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 01:15:04.63 XxbAfEPe0
歌声が、事務所にこだまする。
また、音の海に飛び込む。
─離れていてももう涙を拭って笑って
歌っている私の、座っているみんなの、笑顔が浮かぶ。
こうして、歌えているのは四条さんのおかげです。
─一人じゃないどんな時だって
そして、あの雪が降る日の答えを私は、確かに見つけました。
─夢見ることは生きること
それは……
─悲しみを越える力
目を閉じる。
頭の中のイメージの春香と、優がゆっくりと振り向く。
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11/11/20 01:20:42.11 WwILVEIM0
保守
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11/11/20 01:21:40.88 3PW/U9swO
追い付いてた
こんなに読み耽ったSSは初めてだ
507:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 01:24:12.72 vX5qSyIV0
朝まで残ってることを期待して寝る
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4147日前に更新/155 KB
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