千早「四条さん……四条さん……」クチュクチュ
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400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 20:57:04.02 +bw4YPQR0
オナニストとして覚醒すればあるいは
401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 20:57:34.58 QbjElIID0
付き合うだけならまだしも未成年とやっちゃうような奴に信用しろって言われてもなぁ…
402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:01:25.69 a9/F/c6e0
どっちから誘ったんだろ?
403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:03:46.52 yJwqKxHQ0
淫行Pを信用しろと言われてもw
404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:05:07.63 FwkXbEIj0
アイドルの活動は、しばらく休止になった。
「……」
事務所に置いてある荷物をまとめる。
青のトレーニングウェア、気に入っているCD、音楽プレーヤー。
「あら……」
ふと、ロッカーの高い位置に見慣れない布がかかっていた。
手を伸ばして、引っ張ろうとする。指先だけが触れる。
薄くて暖かい。
「あれは……」
あの日、春香が倒れた時に風で飛ばされたマフラー……。
一体、誰が……。
その時、突然私の顔の横から手が伸びてきた。
マフラーを掴んで、私の首に優しく巻く。
「あなたは、自ら歌を失うつもりですか?」
「四条さん……」
もしかして、四条さんはこれを探していたから……。
だから、あの日事務所に戻ってもいなかったのだろうか。
405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:13:38.26 a9/F/c6e0
出て来た!
406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:18:28.98 i2hy6DkQ0
し
407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:18:32.59 FwkXbEIj0
「歌うつもり、ですね」
「んくっ……」
私に一歩近づいて、喉を手の甲でさすられる。
冷たい指先が、熱を持った体の奥底を冷ます。
そして、また不快感が込み上げてくる。
「げほっ……あなたに何が……」
「如月千早、あなたの考えていることを当ててみせましょうか?」
「えっ……」
四条さんが、眉をひそめる。
「歌を歌っている間だけは、春香のことを忘れられる」
「……っ!」
思わず、唇をかみしめる。顔がカァと熱くなる。
図星だった。
だけど、四条さんは、目を瞑って更に続ける。重い口を開く
「……というのは建前」
「えっ」
408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:19:38.99 a9/F/c6e0
ほう
409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:25:43.12 bxxfXCaK0
ほ
410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:26:52.58 FwkXbEIj0
「本当は、自ら喉を潰すことで春香の気を引ける……」
「なっ」
今度は、顔が一気に青ざめる。
四条さんの眉が八の字になる。
「プロデューサー殿も責任を感じる……」
「そんなこと、考えて……」
そして、眉間にキツく皺が寄る。
「そして、春香は私だけのものにな─」
「そんなごとっ!考えてま゛せ゛ん゛っっ!」
四条さんのマフラーを握る手を乱暴に振りほどく。
「はぁ……はぁ……げほっ……」
そんな事、考えていないわ……!
だけど、どうして私はこんなにも胸が苦しいんだろう。
脈打つ心臓の鼓動が止まらない。
「……」
四条さんは、振り払われた手を居直そうともせずに、そのまま固まっている。
そして、言った。
「わたくしが、なんとかします」
「えっ」
「3日ほど、時間をください」
そう言って、四条さんはまた姿を消した。
……一体、なんなの。
411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:28:17.16 i2hy6DkQ0
四条岡さん・・・究極の解決法を探しに行ったのか
412:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:30:44.56 a9/F/c6e0
倒産の逆か?
413:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:32:38.89 QhOdqMQTi
絶対に落とすな
414:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:40:09.68 i2hy6DkQ0
じゃぁ保守だ
415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:41:15.83 FwkXbEIj0
─プロデューサーさん、えへへ
「……」
真っ暗な部屋で、ひたすら膝を抱えて座り込む。
目の前には、春香と優のこちらを心配そうに見る姿が、消えない。
……忘れたい。
「あ゛お゛……」
─本当は、自ら喉を潰すことで春香の気を引ける。
「……っ!」
四条さんの言葉を思い出して、止まる。
私は、歌をそんな風に利用していたのだろうか。
「優、だから゛あなたは笑ってくれなくな゛ったの?」
……写真立てに向かって語りかけても、返事は無い。
もし、春香だったら、何て言うんだろう。
そして、私は何もせず3日が過ぎた。
416:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:45:19.40 at/Hnc5nO
落ちる
417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:45:29.34 bxxfXCaK0
ほ
418:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:47:52.08 l0Y4mI2/0
しゅ
419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:48:20.17 OveSCF+X0
ほ
420:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:50:12.13 i2hy6DkQ0
保守間隔短くね7分おきくらいでいいんじゃないのか
421:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:52:01.00 FwkXbEIj0
「おはようございます」
喉は大分回復したみたい。
「あー千早ちょっといいかしら」
律子が私に向かって手招きする。
……。
「へっ……?」
開いた口が塞がらなかった。
律子が続ける。
「だから、またあなたに海外活動の話が来たの」
「そんなわけ……」
「今度は、条件が妙によくってね〜」
「……」
「目的なスキルアップ。最新鋭の機器完備で、半年間の契約、みたいよ。」
プロデューサーの方を振り向く。
ワケが解らないといった風に、首を左右に振る。
「今度は、どうするの?」
「……」
もしかして……これは四条さんの仕業なの……?
422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:53:28.85 a9/F/c6e0
この描写ヤバい
423:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:53:52.65 o5S/DHCMO
うっうー!?
424:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:54:32.50 7Ffjpocv0
まさかの尽くす女の貴音
425:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:56:45.96 +bw4YPQR0
ムーンレイスのコネを使ったか
426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:57:29.94 a9/F/c6e0
富豪だったら泣く
427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 21:59:35.08 FwkXbEIj0
「行きなよ、千早ちゃん!プロデューサーさん。私、応援するから」
春香の嬉しそうな笑顔が輝いている。
「……」
そして、私が希望するなら春香も一緒でも良い。
そんな条件までついていた。
いくらなんでも、おかしい……。
……。
428:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:04:34.38 bxxfXCaK0
ほ
429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:04:46.35 FwkXbEIj0
……。
ソファに座り、ラーメンを美味しそうに眺める四条さんの対面に座る。
「四条さん」
「ふふっ」
私を見るなり微笑みを投げかける。
そして、箸を顔の前で割る。
パキッと、心地よい音がした。
「おめでとうございます、千早」
「……あの」
「決定するのは、あなたの意思です」
そう言ってラーメンを啜る。
醤油の香りが部屋に充満する。
430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:06:42.66 a9/F/c6e0
どーゆうこった
431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:11:35.97 a9/F/c6e0
保守
432:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:13:35.11 FwkXbEIj0
「千早、あなたには─」
スープを飲むと、四条さんの口からはぁ、とため息が漏れる。
「歌しかない、私にはそう思います」
「……」
「きっと、春香も、あなたの弟もそれを望んでいるのではないでしょうか」
「……」
「そして」
「……」
「わたくしも、それを望んでいます」
そして、次の日に四条さんの新聞記事が小さな記事を飾った。
見出しは……
銀色の女王、電撃結婚。
写真には、私のコンサートの、メインスポンサーが映っていた。
駅前で、新聞紙をクシャクシャに握りしめる。
「……!」
だから、四条さんは私の海外活動を知っていたのね……。
いつも、行き先も告げずにいなくなるのも……。
「四条さん……!」
433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:15:44.12 CEv8Z9Ks0
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
434:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:17:18.65 a9/F/c6e0
おいおい。訳が分からないよ
435:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:17:31.75 TiyN5rMhO
やめろよおおおおおお!!!!!!!
436:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:21:04.09 a9/F/c6e0
救いはあるのか…
437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:27:12.06 D4WsMOaB0
なんなんだよ…
438:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:27:35.14 +bw4YPQR0
なんなんだよこれぇ!
439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:27:43.43 FwkXbEIj0
人通りの少ない公園で、待ち合わせをした。
空を仰ぐと、粉雪が微かに舞っている。
銀髪が風に揺れている。
雪と混じって、月灯りに照らされて、光り輝く。
やっぱり、綺麗。
「好きでした、千早。心から」
……。
いつも、傍にいないから気づかなかった。
「だから貴方の気持ちはよくわかりました」
私は、春香を知りすぎた。
「あなたと、同じです。はじめは天海春香に嫉妬していました」
そして、四条さんを知らなすぎた。
「ふふっ、あなたはやはり、傷つくまでは無頓着すぎますね」
四条さんは、いつもと同じように、柔らかく微笑む。
……。
「……ぅ」
涙が、目の端に溜まる。
こんなことになるなら……。
440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:27:52.35 tqsQzJj/0
救いはあるんですか!
441:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:28:53.65 7Ffjpocv0
リセットボタンどこだよおおおおおお
442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:30:06.49 TZuMyxhT0
せっかく本編で回避したのにやめろよぉ……
443:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:30:31.95 D4WsMOaB0
誰も幸せにならないよ…
444:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:34:27.93 cy+WkIj60
保守
445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:38:48.29 at/Hnc5nO
跳べよぉおおおおおぉおお!!!!
446:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:39:52.62 D4WsMOaB0
忘れてたよ。時々投げっぱなしジャーマンするんだっけな…
447:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:39:59.84 7Ffjpocv0
海よりも激しくな
448:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:44:03.02 FwkXbEIj0
「泣くことーならたやすいけれど……」
えっ……
俯いていた顔を上げる。
「恋したことこの別れさえ、選んだのは自分だからー」
四条さんの歌声だった。
目を伏せて、胸に手を当てて……。
月光が、四条さんの顔に陰影を落とし込む。
「あおいいいとりいいいいい」
四条さんの『蒼い鳥』は、清らかだけど、見た目に反してとても、力強い。
だけど、その中にどこか脆さを感じさせる。
……私とも、春香とも、また違った歌のカタチ。
「わたくしとあなた、どこか似ていると思いませんか?」
「えっ……」
そして、満足そうなため息を一つ。
「自由と孤独、二つの翼で羽ばたくのでしょう?千早」
そう言って、くすくすと四条さんは笑う。
449:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:48:25.47 bxxfXCaK0
ほ
450:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:49:57.59 8ON78y/u0
この作者のssって他にもあんのかな?おもしれーからもっと読みたいんだが
451:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:50:10.46 D4WsMOaB0
うーん
452:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:53:57.83 7Ffjpocv0
倒産シリーズ
笑ってはいけないシリーズ
ぼっちチャレンジ
なめこシリーズ
ちはにー
後何があったっけ
453:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:54:51.40 XF0h7J1r0
ジュピターが765プロのアイドルとのセックス妄想するやつ?
454:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:56:11.68 D4WsMOaB0
>>450
牛丼
チハニー
中卒
海老蔵
なめこ
笑ってはいけない
腹筋
俺の知ってるのはこれくらい
選べ
455:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 22:56:19.71 FwkXbEIj0
自由と……孤独……。
四条さんがゆっくりと近づく。
私は、私をこんなにも大切に思ってくれる人にどうして気付けなかったんだろう。
春香と優が、また私を不安そうに見ている。
「くっ」
でも、ダメね。
私は、やっぱり変わってしまった。
もう戻れない。
「千早、あなたが変わった所は、たったひとつしかありませんよ」
「えっ……」
教えて欲しい。
「教えてください、四条さん……!」
「それは……」
口元に指を当てる。
「トップシークレットです」
「えっ……」
「ふふっ、いずれ、おのずから答えが出るでしょう、必ず」
456:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:00:10.72 XF0h7J1r0
腹筋くわしく
457:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:06:58.79 D4WsMOaB0
>>456
春香「プロデューサーさんってこんなエッチな本見てるんですかぁ」
スレリンク(news4vip板)
これ、違ったけ?
458:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:07:33.47 YBHfIdx50
>>452
>>454
ありがとう検索してみるわ
459:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:10:36.00 FwkXbEIj0
そう言って、髪の毛についた雪を片手で払う。
「わたくしは、あなたを照らす月になれて光栄です」
「……」
私は、そのまま動かない。
ただ、四条さんを見つめる。
「わたくしは、汚れてしまった身ですが……」
整った顔立ちがすぐ近くに迫る。
「ずっと、あなたを見守っています、これまでも、これからも」
私は、春香と決別しなければいけない。
きっと、今がハッキリさせるときなんだと思う。
─四条さん、今まで気づかなくて、ごめんなさい。
「わかりました、私は海外に行きます。一人で」
「そうですか、あ─」
マフラーを四条さんの首にかけて。引き寄せる。
「んん……」
四条さんの唇は、氷のように冷たかった。
「……何故です、千早」
「……」
せめて、最後のキスを思い出に。
460:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:12:22.33 FwkXbEIj0
あとちょっと……この峠を越えたら……
ちょっと風呂
461:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:13:04.82 7Ffjpocv0
これってArcadiaの意識して月欠かした感じ?
それより貴音がたかにーしてる場面を
462:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:14:12.44 czR7p33v0
追いついたが、なんか凄い展開になってるな
463:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:14:41.47 TZuMyxhT0
もう心が折れた
464:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:16:45.06 jgJTNwI80
後半スピード展開じゃないかって思ったが
そうか貴音のエピソードへ繋げるためだったのか
響ももっとだしてあげてほしいぞ!
465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:24:17.35 at/Hnc5nO
落ちる?
466:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:24:49.78 GJbaLKQt0
春香ルートだと響が報われない
響ルートだと春香が報われない
貴音ルートだと貴音が報われない
467:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:25:57.06 7Ffjpocv0
つまりハーレムルート最強
468:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:31:17.28 XF0h7J1r0
結局何分で落ちるんだ
469:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:36:10.99 LAid9WgpO
貴音ルートで貴音が報われないってのも不思議な話だ
むしろ貴音が報われるルートがまだ無いな
470:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:39:17.07 oFXHzbC1P
むしろ誰かひとりでも報われるルートがあったか?
471:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:40:29.69 FwkXbEIj0
テープで補修された写真立てが、水平に見える。
窓の傍の四条さんが、カーテンを閉める。
月が消えて、暗闇と静寂が広がる。
そして、ゆっくりと私の隣に腰掛ける。
ギシッ……と四条さんの重みでベッドが軋む。
ベッドに寝転がる私の頬を優しく擦って言う。
「本当によろしいのですか?」
「はい……」
そのまま、顔が近づいてくる。
「ん……」
四条さんの唇がまた触れる。
ヒーターは付けているのに、やっぱりビックリするぐらい冷たい。
四条さんが、私の体を支える。
唇に合わせてお互いの衣服の擦れる音が、鳴る。
「ふぅ……」
いきなり、唇の隙間から舌を割りこませてくる。
「んん……!」
思わず、舌を引っ込めてしまった。
だけど、それを気にも止めようとせずに、私の口内を抉るように舌を這わせる。
……四条さん、上手ね。
だけど、その手慣れた行為の意味を知った時、私は体が強張って、四条さんの舌を噛みそうになった。
472:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:42:13.93 TZuMyxhT0
ギギギ
473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:43:43.98 7Ffjpocv0
社長さんといたした後に携帯の千早との写真をボーっとみてるお姫ちん考えたら一部元気になってきた
474:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:49:13.37 l0Y4mI2/0
ほ
475:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:49:28.48 GJbaLKQt0
ほんと、シリアスは心抉ってきやがる
476:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/19 23:58:05.04 FwkXbEIj0
「ふっう……」
呼吸がままならず、鼻で息をする。
おずおずと舌を突きだすと、四条さんの舌が巻きつく。
……すごい。
「んん……」
ねぶるように、私の口で四条さんの柔らかな舌が暴れる。
一度、舌が引き抜かれて、唇の表面を丁寧になぞってくる。
混じり合った唾液が、顎まで滴り落ちる。
鼻の舌や頬まで、舐められて、少し恥ずかしかった。
甘い、花のような匂いが鼻孔を微かにくすぐる。
春香は、太陽のような匂いがした。
我那覇さんは、小動物のような匂いがした。
……これが、四条さんの匂い。
「んん……!」
舌で、舌をすくいとる。
唾液をからめとるように。
感触をひとつひとつ確かめるように。
やがてどちらからともなく離れると、透明な橋が出来て、シーツに垂れた。
477:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:00:51.03 txxclgi90
大人な貴音
子供な響
乙女の春香
ごちそうさまでした
478:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:06:24.77 7L/+CJWa0
このへんで危ない
479:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:12:09.98 igbFfhbtO
ほ
480:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:13:19.51 XxbAfEPe0
「ふぁ……」
キスだけで、私の視界は揺らいで……。
秘部がじんわりと熱を持った。
「ふふっ……」
また、どこかから怪しげな声がする。
それから、布がこすれる音がして。
四条さんの、白くきめ細かい背中が見えた。
無意識に、そこに手を這わせると、ピクンと体を震わせた。
「ん……千早……」
……この冷たい肌に触れられるのも、今夜限り。
私は、背中から抱きしめる。
精一杯の、力を込める。
試しに、目を瞑っても、プロデューサーと春香を思い出そうとする。
……。
「……大丈夫」
「千早……?」
四条さんも、私と同じ気持ちを抱えている。そのことにわかったから。
だから、今、目の前に確かにるこの人を、私は精一杯慰めなくちゃいけない。
481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:20:20.61 bA2bT1S10
ほ
482:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:23:29.86 XxbAfEPe0
覚束ない手つきで、四条さんのブラジャーのホックを外そうとする。
……うまくいかない。
「やはり、想い人とするのは、少々気恥かしいですね……」
そう言って、四条さんは微笑みを私の方へ向けて、私の手を握る。
……冷たい。
重ねた手が、私の指を折り曲げて、ホックが弾けた。
ふくよかな乳房が露出する。
まるで、スイカみたい……。
「くっ……」
「どうかいたしましたか?」
「何でもないです……」
そのまま、私の手が吸いつくような肌に、直に触れる。
まるで、スポンジのように指がやすやすと埋まっていく。
私は、その感触を愉しむように、揉んでみる。
「ん……」
四条さんの吐息が漏れた。
私の手のひらの紅色の突起が、硬度を増していく。
483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:29:16.74 txxclgi90
保守
484:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:29:18.07 mkmxYqVq0
落ちるぞ
485:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:30:10.28 3AshBUcv0
やばいな落ちるかも
486:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:32:20.70 XxbAfEPe0
「はぁ……」
暫くそうしていると、満足したのか、四条さんの口から一つ、ため息がもれた。
「ふふっ……」
「なんですか?」
……。
「んぁぁ…ぁ…!」
気づくと、いつの間にか、私と四条さんは全裸になっていた。
意識が飛んでいる間に、何回、達したのだろう。
シーツはもう、唾液や汗や愛液でぐしょぐしょに湿っていた。
私のお尻の穴に、四条さんの細く長い指が入り込んでくる。
私は堪らずキツく、締め付ける。
「力を抜いてください、千早」
右手は、私の肛門に、左手は乳首を優しく捏ねる。
そして、舌が私の背中を這う。
ゾクゾクとした痺れが、3か所から襲ってきて、体の中心で弾ける。
「んあー!んあぁぁー!」
頭が真っ白になって……。
また、秘部から噴水のように蜜が飛び散る。
……ひ、一人でしている時と、全然違う。
487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:36:23.35 vX5qSyIV0
ほ
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11/11/20 00:37:35.25 bA2bT1S10
秋の嵐
489:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:40:32.51 3rW0lIua0
しえん
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11/11/20 00:42:57.01 XxbAfEPe0
「んあー!」
……。
「はぁ……はぁ……」
全てが終わって、私はままならない息を整える。
四条さんは、裸のままカーテンを開ける。
汗一つ無い、肢体がぼんやりと目に映る。
「外から、見えますよ……」
「申し訳ありません、どうしても月が見たかったのです」
……きっと、後悔してない。
私は、ベッドに正座する。
そのまま、大きく息を吸って、四条さんを見据えて言った。
「四条さん、私、これからは前だけを見つめていきますから」
お礼も、謝罪も言い尽くせないほど湧き出るけれど。
それは、今さら私が言うには都合がよすぎるから。
言える言葉はこれしかないわ、そう思った。
四条さんは、私へ向き直る。
そして、ニッコリと笑って穏やかな声で言った。
「約束、してください、千早」
「約束……?」
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11/11/20 00:46:45.03 3AshBUcv0
んあー!
492:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:48:34.10 uCqZnZmr0
んあぁあああああお姫ちんうああああああああああああああ
493:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:52:52.65 N2R8MwL10
ほ
494:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:53:16.56 fTZhaAbO0
ん
495:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:53:50.28 XxbAfEPe0
それから……
この日の765プロは、いつもとは少し……。
いえ、かなり違うわね……。
クラッカーの音が、軽快に鳴り響く。
花束の甘い香りが心地よい。
そう、今日は私の送別会の日だった。
一人一人、私に言葉を述べていく。
男泣き……いえ、号泣する真の次は……。
……。
私の顔のすぐ目の前で、春香のクシャクシャの泣き顔が浮かぶ。
「千早ちゃん、頑張ってきてね!」
「は、春香……痛いわ……」
千切れそうなほど、握った手を振られる。
「う……うぅ……千早ちゃぁん……」
「たった半年でしょう、春香」
「このままお別れなんて……」
だけど、そう言う私の瞳も、潤んでくる。
私は、泣きじゃくる春香に向かって言った。
「私と春香は、親友でしょう?」
「うん……うん……」
プロデューサーと、春香は順調に交際を続けているみたい。
……私は、春香が笑顔でいてくれれば、それでいい。
496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:56:13.65 aQhTib+U0
響は不憫
497:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 00:57:17.30 ivNf2Txo0
男泣きと獣の鳴き声が・・・
498:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 01:01:11.97 gRDO3iOQ0
とりあえずシーツは私が洗っておきますので
499:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 01:03:17.49 tiYdlnnc0
>>498
貴様、じっくり出汁とって雑炊にしてズゾゾッ!っといくつもりだな!?
500:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 01:03:48.18 WwILVEIM0
お姫ちん報われてよかった
501:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 01:06:18.83 XxbAfEPe0
我那覇さんの恋は、そのまま蓋が開かずに埃を被っている。
些細な思春期の過ちとして、いつか忘れてくれればいい。
「いやー!千早、頑張ってほしいさー!」
「ありがとう、あの時はごめんなさい」
「なんくるないさー!きっと、千早の言うとおりだったんだ」
……もし、あの告白を承諾したらどうなっていたのかしら。
……考えても、仕方ないわね。
私は、もう後ろは振り返らないことにしたのだから。
それを教えてくれた人は……
もう一度、事務所をぐるりと見回す。
だけど、あの遠目からでもすぐ分かる髪は、見当たらない。
「ねぇ、それじゃ最後に歌って?」
「えぇ」
呼吸を正す。胸に手を当てる。
この歌が終わったら、私は空港へと向かわなきゃいけない。
……頭の中で、春香と優の後ろ姿がまた浮かぶ。
「ねぇ、みんな見つめているよー……」
四条さんは、アイドル活動は無期限休業中。
人気アイドルの突然の結婚は、今もなお巷を賑わせている。
そしてあの日以来、私の前に一度も現れない。
502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 01:06:21.61 bA2bT1S10
締めだな。ホテルの話が出たとき、スキャンダルになって話がややこしくなるんじゃないかと、
ヒヤヒヤしたわ
503:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 01:15:02.95 IH1fvF8XO
貴音さん……
504:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 01:15:04.63 XxbAfEPe0
歌声が、事務所にこだまする。
また、音の海に飛び込む。
─離れていてももう涙を拭って笑って
歌っている私の、座っているみんなの、笑顔が浮かぶ。
こうして、歌えているのは四条さんのおかげです。
─一人じゃないどんな時だって
そして、あの雪が降る日の答えを私は、確かに見つけました。
─夢見ることは生きること
それは……
─悲しみを越える力
目を閉じる。
頭の中のイメージの春香と、優がゆっくりと振り向く。
505:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 01:20:42.11 WwILVEIM0
保守
506:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 01:21:40.88 3PW/U9swO
追い付いてた
こんなに読み耽ったSSは初めてだ
507:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/20 01:24:12.72 vX5qSyIV0
朝まで残ってることを期待して寝る
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4146日前に更新/155 KB
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