事実無根で犯罪者扱いされた上に国会中継とネットで自宅住所を晒され原英史、森ハラスメン子を提訴へ
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1:ロドシクルス(庭) [JP]
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森ゆうこ議員提訴と、それよりずっと大事な取組
2020年02月14日 20:00
原 英史
政策工房 代表取締役社長
新型コロナウィルスに関する森ゆうこ議員の国会質問は、良い質問だった。
1月30日予算委員会で、「指定感染症」政令の施行前倒しを安倍総理に迫り、結果的に翌日、前倒しの閣議決定につながった。もちろん、国会質問だけで政府が動いたわけではなかろうが、迅速な対応是正につながったことは間違いない。これぞ、国会でなされるべき仕事だ。
URLリンク(agora-web.jp)
1月30日の参議院予算委(参院ネット中継より)
しかし、だからといって、これまでの森議員の所業を帳消しにはできない。
昨年秋の臨時国会で、森議員は、私を名指しし事実無根の誹謗中傷を行った。私の自宅住所の掲載された資料を国会で配布し、ネットで拡散もした。繰り返し訂正・謝罪を求めてきたが、いまだに対応がない。
参議院に対し、森議員の懲罰を求める請願も行った。
国会議員の国会内での言論は、免責特権(憲法第51条)の対象で、「国会外」では責任を問われない。つまり、「国会内」で自律的に対処するのが本筋だ。
しかし、この請願も黙殺された。国会議員の多くは、6万7千人のネット署名に支えられた請願に無反応だった。
次のステップをどうすべきか、相当迷った。
私個人の名誉回復は、国政の諸課題に比べれば、ちっぽけなことだ。これ以上、無関係な国会議員を煩わせるのは気が進まない。
一方で、このまま放置・黙認すれば、同様の事案が繰り返され、ほかの人たちも被害にあう。
考え抜いた末、結論は二つだ。
第一に、私への人権侵害について、森議員を提訴する。訴状準備が概ね整ったので、速やかに東京地裁に訴状を提出する。
免責特権があるから、国会内での言論は原則、訴訟が難しい。
だが、森議員は、私の自宅住所情報を、ネットで拡散した。これは国会外での不法行為だ。
また、毎日新聞の誤報記事をパネルにして国会で掲げ、これもネットで拡散した。単に新聞記事を載せただけと思うかもしれないが、転載やリツイートも不法行為を構成する。しかも森議員は、記事中の私の顔写真を拡大し、私が犯罪相当の行為をしたとの印象をより一層強めてもいる。
森議員とはあとは、法廷で決着をつける。
第二に、私個人の事案とは完全に切り離し、より本質的な取組として、国会での言論を検証する独立機関を作ろうと思う。
本来、国会での言論は、国会内で自律的に検証するのが筋だ。しかし、実際上は限界がある。なぜなら、国会は政治の場であり、どうしても、真実か否かより、数の力、政治的な取引が優先されるからだ。
そこで、国会の外に、中立的・客観的な、事実に基づく検証を行う機関を設けたい。検証結果は国会に突きつける。いわば、“国会版BPO”だ。
あくまで、事実に基づく検証のみを行う。政治的立場には一切とらわれない。「保守系」「リベラル系」などとみられた途端、この試みは失敗に終わる。
(続く)
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