【LGBT】田亀源五郎氏、岸田政権による性的マイノリティへの差別問題に斬り込む [おっさん友の会★] at MNEWSPLUS
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1:おっさん友の会 ★
23/06/01 10:12:02.88 gL29HeTg9.net
『GQ JAPAN』4月号(3/1発売)より転載。日本のゲイ漫画界の第一線で活躍し、海外でも高い評価を得ているゲイ・エロティック・アーティストの田亀源五郎さんが、岸田政権による性的マイノリティへの差別問題に斬り込んだ。

●お得意のやっているふり
1月26日、国会で岸田文雄総理大臣が同性婚制度の導入について「極めて慎重な検討を要する」と答弁したと報じられた。
それを読んで「やれやれ、またお得意の〝やっているふりして何もやらず〟か」と思った。
選択的夫婦別姓制度と同じである。もう30年くらい延々と〝慎重な議論〟を続けているが、未だ実現する気配はない。
同じやり方で同性婚も、ずるずると結論を引き延ばし続けるつもりなのだろう……というようなことを
この文章では書くつもりだった。原稿の依頼内容が、前述の「極めて慎重」発言
を受けて、ということだったので。

ところが文案を練っている間に、今度は2月1日に岸田首相が、同性婚に対して「社会が変わってしまう」という理由で否定的
というニュースが入ってきた。差別というものにはいくつかレイヤーがある。
例えば、同性婚ができないというのは、婚姻の権利が性的指向を理由に不平等だということで
つまり社会に構造的な差別があることを示している。社会の変化を理由に同性婚に反対するというのは
その不平等を解消する意思がない、現状の差別を温存するということである。
これは前述の〝引き延ばし〟とはまた別の問題なので、書く内容もいったん白紙に戻すことにした。

しかし今度は2月3日の夜、荒井勝喜首相秘書官が、同性婚について
「見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」と発言したと報じられた。
制度自体は目に見えないし隣に住んだりもしないので、これはすなわち
同性愛者もしくは同性カップルのことになる。構造的な差別とはレイヤーが異なる
日本ではちょっと珍しいくらいの、対人的かつ直接的な差別だ。これもまた別の問題なので、またもや
原稿プランを白紙に戻さなければならない。更に日付が変わる頃、今度は発言撤回の報が出た。
それも「誤解を与えるような表現で大変申し訳ない」という理由を添えて。これは言葉を発した自分は責任を
負わずに、相手の理解度のせいにするという卑怯な論法によるもので、差別問題ではお馴染みの〝謝罪になっていない謝罪〟だ。

ここまで来て、流石に疲れた。何だ、このジェットコースター的展開は。
「慎重な検討を要する」という、答えのようでじつは何も具体的なことは言っていない〝逃げ〟から始まり
たかだか数日のうちに婚姻制度の構造的差別の温存を経て、直球の差別発言へと至り、典型的なダメ謝罪もついてくるというフルコース。
これを一気に駆け抜けるとは、スゴいぞ、岸田総理とその周辺と自民党。
もちろん悪い意味でスゴいのだが。などと怒ったり呆れたりしていたが
流石にこれ以上引っ張ると締切がヤバいので、意を決して原稿を書き始めた。
しかし書いている間も、差別発言の秘書官が更迭云々といったニュースが入ってくる。
一連の流れの中、このスピードだけはちょっと感心したが、そんな状況なので、内容がいささかとっ散らかっているのはご寛恕願いたい。

●同性婚は単なるロマンスではない
世の中には勘違いしている人もいるが、そもそも同性婚というのはべつに特別な権利の要求ではない。
婚姻制度が異性カップルには開放され、同性カップルには閉ざされているという現状を改め、それを平等にしてくれという要望に過ぎない。

続きはGQ 2023年5月30日
URLリンク(www.gqjapan.jp)


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