【テレビ】母の自己犠牲を描くとなぜ炎上するのか…のぶみ作詞「あたしおかあさんだから」を認知的不協和から考える★2
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1:サスケ ★
18/02/07 16:01:16.13 CAP_USER9.net
■Twitter「#あたしおかあさんだけど」で対抗
絵本作家ののぶみさんが、おかあさんといっしょの歌のお兄さんだった横山だいすけさんに提供した曲「あたしおかあさんだから」にTwitterなどで子育て中の母親父親、そして独身女性などからも批判が集まり、炎上しているようです。
歌詞を見ると、母親が子どもを産み育てるうえで、様々なことを我慢していることを書き連ね、でも「おかあさんになれてよかった」とまとめています。
批判の主なポイントは、【1】そんなに母親たちは我慢や自己犠牲ばかりしていないというもの、【2】これまでののぶみさんの絵本の作風などとも相まって、母親だけに我慢や自己犠牲を礼賛しているようで「呪い」に感じられるというもの、【3】母親になる前の女性のこともばかにしているように聞こえるというもの の3点に分けられそうです。
このうち、【1】についてはTwitter上で、「#あたしおかあさんだけど 」や「おとうさんだから」など様々な親の在り方が発信され、かえって従来型の規範に捉われない人たちがたくさん居て発信してくれる世の中に「いい時代になってきた」感を覚えました。
ただ、【2】については、昨年オムツのCMで炎上したデジャヴ感があり、「またこの手の炎上か」という感覚もあります。
のぶみさんは実際のお母さんたちの声を集めて作詞したと発信されていますが、どうしてこうやってある種のマーケティングリサーチをしたはずのものがここまで批判されてしまうのでしょうか。
■どうして現実を描いても「炎上」するのか
私は、のぶみさんやオムツCMが描いた世界というのは、一定程度「現実」であり、「事実」でもあると思います。
母親がワンオペで四苦八苦し、我慢も自己犠牲もたくさんしている。
ここまではもちろん現実としてあることですし、加えて、そのあと、「でも振り返ってみれば、あの日々も宝物」「それでもあなたを産んでよかった」「母になれてよかった」のように思う母親たちがいるということも、事実だと思います。
でも、それをありのままに描くと炎上するのはなぜか。
見聞きした人が、押し付けられているように感じられる、だからあなたも頑張ってね、母親だったらそのようにして当然でしょ、というメッセージを受け取ってしまうということもあると思います。
特に今回、絵本や元うたのおにいさんの歌ということですので、子どもに「あなたのためにこんなに犠牲になってるのよ」と恨み節を聞かせたくないという観点からも批判されているようです。
■「認知的不協和」と酸っぱい葡萄
それに加えて、私がおぼろげながら感じたのは、「現実」「事実」のほうが歪んでいるから、みんな反発するんだろうなぁということです。
絵本作家さんの話だからというわけではありませんが、「すっぱいぶどう」というイソップ寓話を皆さんご存知ではないでしょうか。
キツネが美味しそうなブドウを見つけるのですが、どうやっても手に入らないとわかると「あれは酸っぱかったに違いない」と思い込むという話です。
こういった認知のゆがみを、心理学では「認知的不協和」と言います。
認知的不協和というのは、(1)自分の信念やそれまでの行動と(2)矛盾した事実が出てきた(状態に陥った)とき、非常に不快感を覚えるというもの。
この解決策は(1)の信念や行動を変えるか、(2)の事実に対する認識をねじまげるかということになります。
母親たちが、自己犠牲を強いられているとき、私はこれに近いことが起こっているのではないかと思うのです。
本当はここまで我慢しないといけないのはおかしいと思ってる。
どうして母親ばかりが、と思ってる。
私だって母親になってからも自分らしく認められたい、と。
それで、実際に【1】であげたように、「おかあさんだけど」色々な自由を持てるひとはいいわけですが、持てない場合、あまりにもその状況が理不尽すぎると、「すっぱいぶどう」の逆のことが起こるのではないでしょうか。
つまり、「この自己犠牲こそ、素晴らしい」「母の我慢は愛であり、美しい」と思おうとしてしまう。
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
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