教職員の共済はかつて破綻したことがある

教職員の共済はかつて破綻したことがある at EDU

17:実習生さん
13/08/10 NY:AN:NY.AN RdVoc3Fa
いまから３年前、私は本紙で無認可共済組合の問題を報じたことがある。
当時、記事として掲載したのは、三重県四日市市にあった四日市商工貯蓄共済組合と四日市商工共済協同組合（共に02年５月に破綻）だった。
破綻してから、かれこれ５年も経過したというのに、組合員は別の問題に悩まされ続けたと訴える。

★共済組合ってなに？★
　
　さて、この問題を書く前に、皆さんもよく耳にする共済組合とは何かを記しておこう。
この共済組合とは、職場や地域の集まりでお金を出し合い、困ったときに集まった資金から保証金などを出す互助組織のことだ。
代表的なものに、ＪＡ共済や全労済、ＣＯＯＰなどがある。
これらの団体には農水省や経産省のような監督官庁があって、法令違反があれば行政が介入する。ちゃんと法律に沿って運営がなされているわけだ。
一方、無認可共済というのは、文字通り監督官庁がない共済組合である。組織の運営を縛る法律がないのだ。
ただ、だからといって違法というわけでもないのが、ややこしい。だが、破綻した場合は行政の救済もなく、会員は泣き寝入りするしかなかったのも現実なのだ。
そこで、昨年４月からは一定規模の無認可共済は保険会社になることが義務づけられている。
組合員が泣き寝入りする事件などが、あまりに多かったからだ。

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