【サッカー】「満点に近い」。スペインサッカーの重鎮が豪州戦の日本を絶賛するわけ at MNEWSPLUS
[2ch|▼Menu]
1:YG防衛軍 ★@\(^o^)/
16/10/20 19:03:30.94 CAP_USER9.net
「日本はいいゲームをした。前半は戦術コンセプトで完全に試合を支配し、満点に近い。ラインをコンパクトに保ち、距離感がよく、相互関係を作っていた。そして攻撃のスピードと深さも文句なしだった」
 ミケル・エチャリは、日本が敵地に乗り込んだオーストラリア戦を称揚(しょうよう)している。
エチャリはレアル・ソシエダ、エイバル、アラベスなどで強化や育成やスカウトを歴任。プレミアリーグ、ウェスト・ブロムウィッチでスカウトを担当した経験もある。客観的で精緻な観察力は、欧州のトップレベルで高く評価されている。
「完璧すぎる」ともいわれる慧眼(けいがん)が見抜いた、日本代表のオーストラリア戦の真実とは―。
「すばらしいタクティクスゲームだった。前半30分まで、日本はオーストラリアに危険なゾーンへの侵入すら許していない。中盤の長谷部誠、山口蛍を中心に、選手たちがそれぞれゴムでつながれたように引っ張り合い、それぞれが補完し合い、ポジション的優位を作っていた。トレーニングの賜物だろう。各ラインがソリッドなブロックを作り、オーストラリアになにもさせなかった。
4−2−3−1の布陣(オーストラリアは4−4−2で中盤はダイヤ型)で、トップの本田圭佑はCB同士のパス交換を遮断。トップ下の香川真司はアンカーの選手をフタし、原口元気、小林悠の2人はサイドバックをはめ込んでいる。原口と小林はサイドよりやや内側にポジションを取りながら(攻撃時は大きくサイドに展開も)、インターセプトも同時に狙っていた」
 前半5分の先制点は、戦術の結晶だった。原口が自陣内でパスカットに成功し、長谷部に渡した後、長谷部は前線の本田に縦パスを素早く打ち込み、本田はそれをダイレクトで原口に流し、持ち込んだ原口は冷静に逆サイドに流し込んだ。
「『教科書に載っているようなカウンター』に成功している。オーストラリアの右サイドバックはパスを受けるために上がっており、原口は完全にフリーだった。日本の戦術的プレッシングが機能し、守から攻のトランジションも抜群。刻々と起きる変化によって生み出されるピッチの混乱を、秩序正しく使うことができた。数少ないタッチから目も眩むスピードでゴールを決め、監督学校のテキストにそのまま使えるだろう。
 もっとも、オーストラリアは少々無垢だった。パスの出しどころのないなか、無理に狙わず、CBのいずれかが持ち上がって、日本の守備に混乱を生み出していたら……。打開策に消極的。戦術的な動きはできていなかった」
エチャリは冷静に得点シーンを分析した。スペインの慧眼が注目したのは、本田と小林の役割だった。
「本田は抜け目なくサイドに流れ、パスを引き出していた。オーストラリアのSBは攻撃色が強く、前のめりで、本田は巧みにその裏に回った。そこに原口や小林が連係し、攻撃を生み出した。一方、小林はハイボールの競り合いで重要なパートを担っている。イラク戦でもそうだったが、空中戦に強さを見せ、日本代表では異色の存在だ。終盤には地面に叩きつけるような際どいヘディングシュートも放っている(GKに防がれた)。
 
 本田がサイドに流れ、槙野智章からのパスを前線でキープしたところから、この試合、最高の攻撃が生まれた。本田は自分を追い越していった原口にパス。原口は深いところまでドリブルで進入する。このとき、小林はニアポストに突っ込み、香川が迂回してファーポストで待ち構え、山口蛍が2人の間に入り、本田がペナルティアークの近くで待つ、万全の形ができていた。
 結局、本田の左足のシュートはGKにブロックされたが、論理的にサイドで展開を作り、バランスよく人がゴール前に入った点を、高く評価するべきだろう。小林、香川、山口でディフェンスを釣った巧妙な動き。それは特筆に値するほど、戦術水準が高かった」


レスを読む
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

2752日前に更新/80 KB
担当:undef