【野球】 球場からみたオーストラリアプロ野球の現在 at MNEWSPLUS
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19/01/13 10:42:25.06 sut6W3F09.net
今回、3度目のオーストラリアンベースボールリーグ(ABL)を取材した。今シーズンでリーグ発足9年目なのだが、発足初年度の2010-11年シーズン、MLB資本が離れる直前の20-14-15年シーズン、そして今回とこの国のプロ野球リーグを取材してきたが、なんとか「安定軌道」に入っているような印象を覚えた。
この国では、野球はマイナースポーツの域を出ない。スポーツ用品店で野球道具を見ることはないし、全国紙のスポーツ欄には、ABLの結果どころか野球の情報が出ることもない。リーグ初年度は2000人近い観客動員は珍しくなかったが、現在では1000人も入れば「大入り」で、規模としては、日本の独立リーグと同様と思っていいだろう。
入場料は自由席で20A$(約1600円)ほど。これはラグビーやサッカーのアマチュア地域クラブのそれとさして変わらない。そういう現状の中、ABLは決して背伸びをせず、身の丈にあった経営で、野球連盟、ベースボール・オーストラリア直属のトップリーグとして、ナショナルチームの強化を担いながら、安定軌道を維持しようとしている。
使用球場の変化
 そのことが如実に表れているのが、スタジアムだ。
 スポーツ観戦の盛んなこの国には、至るところに集客施設としてのスタジアムがある。各都市は町のシンボルとして市街地からさして離れていない交通至便な場所にフットボールやクリケット兼用のオーヴァルという楕円形のフィールドをもつスタジアムを建設し、それは数万の観客を飲み込んでいる。サッカー人気が年々向上している中、サッカー用のスタジアムも町中に建設されている。
このようなスタジアムに多くの観客を運ぶため、バスやトラム(路面電車)が整備され、観客はこれを利用して足を運ぶ。このような「第1級」のスタジアムは、試合がない時も、町を代表する建築物として観光名所にもなっており、それゆえ、各スタジアムは工夫を凝らした建築美を競い合っている。2014年にメジャーリーグ公式戦が行われたシドニークリケットグラウンドもこの部類に入るだろう。
 残念ながら現在のABLはこのような「第1級」スタジアムを利用する段階にはない。野球人気を考えると、そのことは発足当初からわかっており、だからこそ、各球団の多くはこの「第1級」に続く「第2級」の施設を使用した。
 オーストラリアの各都市には「ショーグラウンド」と呼ばれる多目的競技場がある。これは古くから様々な催しものや乗馬なども含むスポーツが行われていたのだが、ABL発足当初は、半数ほどのチームが、市街地の中心もしくはほど近いショーグラウンドや小規模のオーヴァルを間借りして使用していた。
しかし、現在、このようなスタジアムを間借りしている球団は、ABLにはない。球団発足初年度とあって今季は、郊外の公園に臨時のスタンドを設営したニュージーランドの新球団を除く全ての球団は、野球専用施設を本拠としている。ただし、これらは集客施設としてではなく、本来的にはトレーニング施設として建設されたもので、それゆえ、市の中心から離れたところにあるものが多い。しかし、この国でマイノリティである野球ファンを相手にしている現状においては、施設を間借りする費用を考えると、国からの援助も受けているリーグの運営母体、ベースボール・オーストラリアの施設を利用した方が現実的なのであろう。
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
続く


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