【サッカー】<全国高校選手権はこうすべき! >流経大柏・本田監督が語る育成改革論「まず1次リーグを戦って、決勝Tを行う方式」 at MNEWSPLUS
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18/12/14 10:31:26.61 CAP_USER9.net
日本でもっともプロ選手を育ててきた流経大柏高校サッカー部の本田裕一郎監督が、真の“ジャパン・ウェイ”につなげるための改善すべき問題をあげながら1つ1つ提言していく『サッカー育成改革論』(カンゼン)。その提言を一部抜粋して公開する。(文:本田裕一郎)
●「プレーヤーズファースト」を最優先に考えるべき
 1年間のカレンダーを変えるという大仕事と同時に、見直さなければならないのが、大会運営でしょう。その顕著な例が、高校選手権です。
 流経柏が前橋育英と決勝戦を戦い、最終的に前橋育英が優勝した2018年1月の第96回全国高校サッカー選手権大会を振り返ってみると、12月30日から1月8日にかけての7日間に集中的に開催されています。決勝開催日の「成人の日」が8日になったこともあって、5日の準々決勝と6日の準決勝が連戦になり、過去にないほどの過密日程を強いられたのです。
 ベスト4に勝ち上がった前橋育英、上田西、矢板中央、流経柏はいずれも1月2日の2回戦から参戦したチーム。1回戦から出場した東福岡や神村学園といった強豪校が早い段階で敗退したのも、試合数の差が響いたのではないかと言われています。
 私も体育系大学を出て運動生理学を学んだから分かりますが、人間の体は試合から24時間以上経過しないと回復しない。もちろん24時間で100%回復するとも言い切れません。そういう知識はサッカーに携わる人間の大半が持っているのにもかかわらず、選手権になると平気で連戦させるというのは問題です。
 選手権を開催するにあたって、運営費やテレビ放映などさまざまな要素が絡み合っているのも分かりますが、やはり「プレーヤーズファースト」を最優先に考えるべき。そこは強く言っておきたいところです。
 現実的に考えられる選手権の改善案は、ワールドカップと同じようにまず1次リーグを戦って、勝ち上がったチームが決勝トーナメントを行う方式。全国48チームが出場するので、4チームずつ12グループに分かれて1次リーグを実施。各組1位と2位の上位4チームの合計16チームが決勝トーナメントに進み、ラウンド16、準々決勝、準決勝、決勝と戦えばいい。最大7試合でタイトルにたどり着くというのは、ワールドカップと全く同じです。
●選手権でW杯のシミュレーションをしておく
 もう1つ重要なのは、試合時間を45分ハーフに統一すること。2種の大会は全てそうすべきだし、日本サッカー協会に規定を設けてほしい。
「連戦だから選手権は40分ハーフ、高校総体は35分ハーフに試合時間を短縮する」とか「負担軽減のために交代枠を増やす」「給水時間を設ける」といった策は小手先でしかありません。世界のユース年代は45分で試合をしていることを忘れてはいけないと思います。
 1次リーグ3試合を戦うことになれば、各チームともに多くのメンバーを使えますし、多彩な戦い方にトライできます。高校生というのはパフォーマンスの波が大きく、1試合では本当の力は出し切れません。
 96回大会でも前評判の高かった大阪桐蔭や富山第一が早々に負けてしまった。番狂わせはトーナメントの魅力かもしれませんが、大会の質を下げることにつながりかねない。1次リーグを戦えばそういうことは起こりにくくなる。
 たった1回で全国大会が終わってしまうチームや選手側の空しさや徒労感を回避し、将来有望な人材を見落とすことなく発掘するためにも、1次リーグ導入は不可欠だと考えます。1次リーグにはドロー決着もありますから、勝ち点1を確保する戦い方を覚える絶好の機会にもなります。
「日本人は引き分けに持ち込むずる賢さを知らない」とよく言われますが、トーナメント中心の環境で育ってきた人間がそういう力を身につけるのは難しい。
 高校サッカー界から将来の日本代表を送り出したいのであれば、選手権でワールドカップのシミュレーションをしておくこと。それはやはり重要です。2010年まで行われていたプレミアリーグの前身の高円宮杯全日本ユース選手権(U-18)はワールドカップと同じ大会方式でしたが、それがなくなり、ワールドカップ方式の大会が高校サッカー界に存在しなくなってしまった。そこも問題視すべきところです。
つづく
12/14(金) 10:10 フットボールチャンネル
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)


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