オランダでは野球はマイナースポーツで、野球人口が年々減少し、「運動量が少ない」「ルールが複雑」などの課題があったが、「BeeBall」が救世主に at MNEWSPLUS
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1:ラッコ ★
17/12/14 03:17:04.35 CAP_USER9.net
WBCで2大会連続ベスト4オランダ 競技人口減少の救世主「BeeBall」とは
■オランダで普及している初心者向け野球ゲーム
 筑波大学野球研究室は、野球の指導方法や、教育としての野球を広範に研究している。この研究室に学ぶ大学院生が、このほど、
オランダの野球について学ぶために現地に赴き、様々な研究を行った。なかには、今の日本の野球界にとっても、示唆に富むレポートがいくつもあった。
今回は、オランダで普及している初心者向けの野球ゲームについて、同研究室の大森雄貴さんのレポートを紹介する。
 なお、大森さんは桜美林大学硬式野球部の出身、もと巨人軍、大森剛選手のご子息だ。
――――――――
 オランダの野球連盟「オランダ王立野球・ソフトボール協会(KNBSB)」は、子どもたちに野球の楽しさを伝え、国内の野球人口の拡大を目指し、
2009年より「BeeBall」というベースボール型のニュースポーツを考案し、野球・ソフトボールの普及活動を行っている。
 オランダは、今年のWBCにおいて日本と同じベスト4という成績を残した。しかし、オランダ国内において野球はマイナースポーツとして考えられている。
さらに、2007年にKNBSBが行った調査では、野球の競技人口が年々減少傾向にあることがわかった。
 そこで、野球の問題点を明らかにするために、国内の各年代の選手、指導者、保護者などにアンケートを行った結果
「他競技に比べ、運動量が少ない」「専用のグラウンドが必要である」「ルールが複雑である」「人数を集めるのが大変」など数多くの課題が上がった。
これらの課題を解決するためにKNBSBは野球をより簡略化したスポーツ「BeeBall」を考案した。
 通常、野球は4つのベースを使用するが、BeeBallでは本塁、一塁、二塁の3つのベースからなる三角ベースのグラウンドを使う。これによりグラウンドの角度は60度となり、守備が守る範囲が2/3となる。
そのため、守備の必要な人数は5〜6人となり、少人数でも行うことができ、少人数ゆえに1つプレーに全員が参加できるようになった。
 また、グラウンドの範囲を狭くしたことにより、体育館などの室内や、狭いグラウンドでも行うことができるというメリットも生まれた。
少人数かつ狭い範囲で行うことで、全員がプレーに参加し、野球が持つ「捕る楽しさ、投げる楽しさ、打つ楽しさ」などの本来の楽しみを感じることができる。
■「大切なのは楽しむこと」
 KNBSBのBeeBall普及担当の方にインタビューを行った。その中で非常に印象に残っていることは、とにかく「子どもが楽しむこと」を重要視していることだった。
小学校低学年の間は、ほとんど技術指導は無く、子どもたちがいかに楽しい時間を過ごせるかを大切にしているとのことだった。
 また、試合においても、どれだけ一方的な試合内容になったとしても、最後の点数発表のときには「10-10の同点」となって終わる。
子ども達には勝敗を決めるという楽しみ方ではなく、BeeBallをプレイすることを楽しんでもらいたいということから、試合での勝敗はつけないという方針である。
このように、まずは子どもにBeeBallを楽しんでもらうことが野球人口減少を食い止めるカギとなると考えられている。
 2009年から実際にオランダ国内で小学校低学年を対象に普及を行っている。導入当初は、野球指導者などから多くの批判もあった。
しかし、現在は少年野球チームのほとんどがBeeBallのチームも所有しており、基本的には10歳以下の少年少女はBeeBallを行い、10歳になるタイミングで野球・ソフトボールへ移行していくという流れが構築されている。
>>2-5あたりに続く)
(大森雄貴 /yuki-omori,、加藤勇太 / yuta-katoh)
Full-count 2017.12.12
URLリンク(full-count.jp)
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