【サッカー】サッカーに生きる人たち この声でスタジアムをつくる|寺田 忍(水戸ホーリーホック スタジアムDJ) at MNEWSPLUS
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17/05/25 18:22:47.37 CAP_USER9.net
水戸ホーリーホックのスタジアムDJを務める寺田忍(てらた・しのぶ)さんに、スタジアムDJとして特に印象に残っている試合を尋ねると声が弾んだ。記憶はすぐ2010年10月31日にさかのぼる。
「思い出に残っているのは、初めてこのケーズデンキスタジアムに1万人の観客が入った時ですね。あの時は柏レイソル戦で、観客には柏サポーターも大勢いましたけど、今まで満員のスタジアムなんて見たことないですから、すごく感動しましたね。試合途中、僕、結構気合入っていまして、途中で声がつぶれるぐらいまでやっていました」
 試合には1−4で負けたものの、寺田さんは、サポーターと一緒に選手を後押しした。引く時は引き、しかるべき場面では気持ちを声に乗せる理想の仕事ができた。
 寺田さんの熱さは敵をもうならせたという。試合後、柏サポーターであり、試合に居合わせたミュージシャンのパッパラー河合さんが、自身のブログで寺田さんの“声”に称賛を送ってくれたのだ。
「パッパラー河合さんが、『すごく魂が入っていて感銘を受けた』というようなことを、書かれていて。相手のチームで、しかもDJについて言うことなんてあんまりないと思いますし、自分がそういうふうにスタジアムを盛り上げられていて、それに対して相手からも感銘を受けてもらったのはすごくうれしかったですね」
スタジアムDJはあくまでボランティア
 実を言うと、寺田さんの本業はスタジアムDJではない。本職は日立市のケーブルテレビ局、株式会社JWAY(ジェイウェイ)の社員で、様々な番組を制作する仕事を日々こなしている。水戸ホーリーホックのスタジアムDJはあくまでボランティア。つまり無償だ。それでも、多岐にわたる業務と向き合う一日はとても充実している。
「試合開始4時間前にはスタジアムに入りますね。まずは原稿や音声チェックなどをして、一度スタンドの外に出て、サポーターと情報交換をしたりイベントやグッズをチェックしたりしています。何か良い情報があったら、スタジアム内に戻ってその情報を紹介する。そして、試合が始まったら、選手交代時の選手紹介やゴールアナウンスという流れですね」
 スタジアムDJとの出会いは大学時代にあった。もともとはアナウンサー希望であり、大学に入学後、アナウンサー志望者が集まるサークルに入りアナウンスの勉強に励んでいた。すると2004年、不意に水戸ホーリーホックから、そのサークルに「サークルのなかにスタジアムDJとしてしゃべれる人はいませんか?」という話があった。「せっかくの機会だからやってみようか」と最初は軽い気持ちで始めたが、やがて水戸とスタジアムDJの魅力にどっぷりのめり込み、現在に至る。10年以上にわたり、スタジアムを盛り上げてきた。
少年時代にスタジアム観戦の素晴らしさを知る
 ボランティアとして水戸ホーリーホックを支える寺田さんは、地元、茨城県出身だ。そもそもは鹿島アントラーズのサポーターだったと話す。
「1993年にJリーグが開幕して、当時、僕自身は小学生でしたが、鹿島の試合があって名古屋に5−0で大勝してそれをテレビで見たら感動してサポーターになりました。ジーコやアルシンドが得点を決めて『すごい!』と思いましたね。初めてカシマスタジアムに足を運んだのが小学6年生の時で、湘南ベルマーレ戦でした。ジーコの引退試合でもあって、そのジーコがゴールを決めたんですが、あの時は本当に興奮しましたね。歓声はすごいし、小学生時代にはもう、スタジアムで見る楽しさにハマってしまっていました」
 スタジアム観戦という素晴らしいエンタテイメントの原体験を少年時代に持つ寺田さんは、常にこの原風景を胸にとどめている。少年時代に感銘を受けた光景、満員のスタジアムで、割れんばかりの歓声で選手たちを応援するスタジアム観戦の楽しさを水戸ホーリーホックサポーターにも伝えたいと考えている。
「深く考えず試合を見て盛り上がる。それだけでも楽しいと思いますよ。当然、試合以外にもグルメやイベントがあるので、そういった楽しみ方もあります。試合の後、何か楽しさを一つでも持って帰ってもらえれば僕としてもうれしいです。ぜひ皆さんにスタジアム観戦の楽しさを知ってもらいたいと思いますね」


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