【作家】三島由紀夫「 ..
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834:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 08:38:20.74 o2wlwUNe0.net
橋川文蔵の日本浪漫派序説読んでるわ
これを日本人の基礎教養本としてもっと広めておいたらよかったのにね

835:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 08:43:15.85 nvIEKR630.net
「三笠・長門見学」

船は横須賀の波止場へ着いた。ポーッと汽笛が鳴る。私達は桟橋を渡つた。薄曇りで、また酷い暑さの今日は、海迄だるさうだ。
併し、僕達は元気よく船から飛び出す。三笠の門の前に集合し、そして芝生の間の路に歩を運ぶ。艦前に来て
再び集まり、三笠保存会の方から、艦の歴史やエピソォドを伺つた。
お話が終ると私は始めて三笠を全望した。
見よ! 此の勲高き旗艦を。そしてマストにはZ信号がかゝげられてゐる。
時に、雲間を割つて出でた素晴らしき陽は、この海の館を愈々荘厳ならしめた。艦頭の国旗は、うすらな風に
ひるがへり、今にも三笠は、大波をけつて走り出さうだ。一昔前はどんな設備で戦つてゐたのか、早く見たくなつた。
やがて案内の人にともなはれて急な階段を上り、艦上に入る。よく磨かれた大砲が海に向つて突き出てゐる。
こゝで日本の大きな威力が世界に見せられたわけだ。伏見宮様の御負傷の御事どもをお聴きして、えりを正した。
其処此処に戦士者の写真が飾られてあるのも哀れだ。
私達は最上の甲板に登つて東郷大将の英姿を想像してみた。手に望遠鏡、頭上には高くZ信号。……皇国の興廃
此の一戦にあり、各員一層奮励努力せよ……。とは単なる名文ではなくて、心の底から叫んだ愛国の声ではないか。
士官の室が大変立派なのにも驚いた。又会議室へ行つて此処でどんな戦略が考へられたかと思つた。艦の全体に
ペンキで戦痕が記されてある。こんなに沢山弾を受けたのに一つも艦の心臓部に命中しなかったのは畏い極み乍ら、
天皇の御稜威のいたす所であらう。艦を出て、暫時休憩し、昼食を摂る。休憩が済むと、再び海に沿うた道を歩く。
そここゝにZ信号記念品販売所等と看板があるのも横須賀らしい。さうする中に海軍工廠の門内へ入つた。
クレーンや、色々の機械の動く音と、金槌の音が、あたりを震はせてゐる。「今造つて居る戦艦は、十一月に
進水式をするのです」と案内の人が言つた。あちらでは古い旗艦を保存してゐるのに、こちらでは新しい軍艦が
どんどん生れて来てゐる。一寸面白く思つた。
(続く)

平岡公威(三島由紀夫)中等科一年、12歳の作文

836:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 08:44:09.05 nvIEKR630.net
「三笠・長門見学」

其の内にランチへ乗る。さうして五分も経たないで長門につく。先づ此れを望んで、さつきの三笠と較べて見ると、
余りにその設備の新式なのに驚いた。艦上には四十糎(サンチ)の素晴らしい大砲がある。其の太い砲口から
大きな大きな砲弾が出たらどうであらうと思ひ乍ら、案内の人にともなはれて下へ行く、水兵さんの頭を
刈つて居る所、色々な室、何も彼も物珍らしく面白い。時間が無かつたので、ゆつくり見学することが出来ず
残念であつたが、記念撮影をして再びランチに帰つた。あゝ日本の精鋭長門、こんな軍艦があつてこそ、
日本の海は安全なのであらう。ランチが着き菊丸まで歩いて、かうして今日の有益な見学を終つた。

平岡公威(三島由紀夫)中等科一年、12歳の作文

837:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 08:47:01.89 nvIEKR630.net
「支那に於ける我が軍隊」

七月八日―其の日、東京はざわめいて居た。人々は号外を手にし、そして河北盧溝橋事件を論じ合つてゐた。
昭和十二年七月七日夜、支那軍の不法射撃に端を発して、遂に、我軍は膺懲の火ぶたを切つたのである。
続いて南口鎮八達鎮の日本アルプスをしのぐ崚嶮を登つて、壮烈な山岳戦が展開せられた。懐来より大同へと
我軍はその神聖なる軍をつゞけ、遂に、懐仁迄攻め入つたのである。我国としても出来得る限りは、事件不拡大を
旨として居たのであるが、盧溝橋事件、大山事件に至るに及び、第二の日清戦争、否! 第二の世界大戦を
想像させるが如き戦ひに遭遇した。
        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
飲むは泥水、行くはことごとく山岳泥地、そして百二十度の炎熱酷暑、その中で我将兵は、苦戦に苦戦を重ねて
居るのである。その労苦を思ふべし、自ら我将士に脱帽したくなるではないか。たとへ東京に百二十度の炎暑が
襲はうとも、そこには清い水がある。平らかな道がある。それが並大抵のもので無いことは良く解るのである。
併し軍は、支那のみに止らぬ。オホーツク海の彼方に、赤い鷲の眼が光つてゐる。浦塩(ウラジホ)には、
東洋への銀の翼を持つ鵬が待機してゐる。我国は伊太利(イタリー)とも又防共協定を結んだ。
併しUNION JACK は、不可思議な態度をとつて陰険に笑つてゐる。
噫! 世界は既に動揺してゐるのだ!
        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
支那在留の将士よ、私は郷らの健康と武運の長久を切に切に祈るものである。

平岡公威(三島由紀夫)中等科一年、12歳の作文

838:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 08:47:46.10 y+KcN3x10.net
文化防衛論読み返さないと

839:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 08:52:32.00 CSTDPHTx0.net
作家としてなかなかなのに、大衆扇動家になったのは惜しいよな。

840:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 08:59:43.47 nvIEKR630.net
「菊花」

渋い緑色の葉と巧みな色の配合を持つた、あの隠逸花ともよばれるつつましやかな花は、自然と園芸家によつて
造られた。
園芸家達の菊は、床の間に飾られるのを、五色の屋根の下に其の艶やかな容姿を競ふのを誇りとし、自然の
造つた菊は、巨きな石塊がころがつて痩せ衰へた老人の皮膚の様な土地に、長い睫毛の下から無邪気な瞳を
覗かせてゐる幼児のやうに咲き出づるのを誇つてゐる。
前者は人の目を娯ます為に相違ないが、野菊の持つエスプリはそれ以上のものである。
荒んだ人の心の柔かな温床。
荒くれ男どもを自然の美しさに導く糧。
それが野菊である。
《鬚むじやらの人夫などが、白と緑の清楚な姿に誘はれて、次々と野菊を摘んで行き、山の端に日が燃え切る頃、
大きな花束を抱へて嬉しげに家路に着く》それは美しい風景ではあるまいか。
        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
時は霜月。
木々が着物を剥がされかけて寒さに震へる月であるが、彼の豪華な花弁が野分風も恐れずに微笑む時である。

平岡公威(三島由紀夫)中等科一年、12歳の作文

841:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 09:02:33.27 nvIEKR630.net
「大内先生を想ふ」

ヂリヂリとベルがなつた。今度は図画の時間だ。しかし今日の大内先生のお顔が元気がなくて青い。
どうなさッたのか? とみんなは心配してゐた。おこゑも低い。僕は、変だ変だと思つてゐた。その次の図画の時間は
大内先生はお休みになつた。御病気だといふことだ。ぼくは早くお治りになればいゝと思つた。
まつてゐた、たのしい夏休みがきた。けれどそれは之までの中で一番悲しい夏休みであつた。
七月二十六日お母さまは僕に黒わくのついたはがきを見せて下さつた。それには大内先生のお亡くなりになつた事が
書いてあつた。むねをつかれる思ひで午後三時御焼香にいつた。さうごんな香りがする。
そして正面には大内先生のがくがあり、それに黒いリボンがかけてあつた。
あゝ大内先生はもう此の世に亡いのだ。
僕のむねをそれはそれは大きな考へることのできない大きな悲しみがついてゐるやうに思はれた。

平岡公威(三島由紀夫)9歳の作文

842:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 09:08:42.79 3JNRiGjJ0.net
放送禁止かT豚的には出したくなかった代物だろけど

843:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 09:15:31.94 3UnZQpvz0.net
海外でも大江健三郎などよりよっぽど読まれてるし評価されてる
もし生きていたらノーベル文学賞は確実だっただろう
ただ村上春樹のように最有力と言われながら何年も待たされるのは耐えられないかもしれない
あの性格だとw

844:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 09:17:15.11 DcRcVMco0.net
>>817
幼少期の文体は志賀っぽいんだな

845:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 09:21:44.74 nvIEKR630.net
「電信柱」

お家のお庭向きのへいの前に小さい道がある。
そしてそこに木でできた電信柱が立つてゐる。今日の噺はその電信柱の電線の噺である。
ある春の日、僕は縁側に座蒲団をしいて日向ぼつこをしてゐた。
その日は勉強もなかつたし、又遊ぶ事もなかつた。
それでなんの気もなくその電線をながめてゐた。するとそこへ、三羽の雀がさへづりながらとんできた。
三羽の雀はふとその電線の上へ停つた。そして鬼ごつこでもするやうに電線の上を飛び廻つたのだ。
その度に電線はゆらゆらとゆれた。そのとき電信柱は、
「雀さん、そんなに体の上を飛び廻つてはいたいですよ」
とでも云つたのだらう。三羽の雀は又話をしながらとんでいつた。

それから月日はたつて八月になつた。
八月といへば暑いさかりである。
僕はハンカチーフで汗をふきふきシロップを飲んでゐた。
その時、僕の頭に浮かんだのは、あの春の日のことであつた。
今度は帽子をかぶり庭にでてその電線をみてゐた。
するとそこにはいつの間に来たのか沢山の小鳥が電線の上にとまつてゐて、大きな声をはりあげて歌をうたつてゐた。
あげは蝶や黄色虫が小鳥のまはりをとんでゐる。
樅(もみ)の木や杉の木や松などが歌に合はせて踊るやうに葉をうごかしてゐた。
お向ひの物干の青竹が笑ふやうにして云つた。
「電線さんおにぎやかですね」

平岡公威(三島由紀夫)9歳の作文

846:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 09:24:02.50 nvIEKR630.net
「長瀞遠足記」
朝起きて見ると東の空がほのかに紅くなつてゐる。
あゝ今日は遠足の日だ。
いつもなら、女中が、
「お坊ちやまお起き遊ばせ」
位云つてくれてもなかなか起きない僕が、今日は起してくれる前におきて了つた。
女中にきいたのだが、僕が十一、二時頃おきて、
「もう朝になつた?」
と、きいたさうだ。
      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
それから僕はお母さまと書生とで池袋駅へ急いだ。
いよいよ汽車にのつてあこがれの長瀞へ行くのだ。
汽車の中では僕が色々なものをもつて来たので相当面白かつた。
「かァみながァとろォ
 かァみながァとろォ」
と叫ぶ駅夫の声に汽車が止つて、先づ宮様方がお下りになり、それから一年から順に汽車から下り、列を作つて、
神保博士の長瀞の石の『ちんれつくわん』へ行つた。
色々な見たこともない石があつた。
けれどもその内で一番僕の面白いとおもつたのは木の化石だつた。
太い木がそのまゝ石になつて居るのは、作つた物としか思へない。
たうとう河原についた。
こちらの河岸はまことに長瀞の名に応(ふさ)はしくトロトロと流れて居るが、向う岸は水が河底にある岩に
当つてドドドッとしぶきを上げて居る。
本当に『美しい天然』だ。
そこで少し休んで石畳でおべん当をたべた。ザアザアと流れる水の音をきゝながら御飯をたべるのは何とも云へない。
それから、遊園地を通つて、宝登山神社にお参りした。
そこで大へん面白い“獅子舞”を見せていただいた。
雄獅子が二匹と雌獅子が一匹とでピィヒャラピィヒャラとこつけいな踊りをした。
それがすんでから、神社に別れを告げ、この名ごり惜しい長瀞から東京へかへることになつた。
帰りに汽車の中で小松先生が俳句を一句作つて下さつた。その俳句はかうである。
 長とろや
   とろりとろりと
      流れけり
      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今日の美しい日は夢のやうにすぎて了つた。
長瀞遠足は大へん為になつた。
ほんとにいゝ遠足だつた。

平岡公威(三島由紀夫)10歳の作文

847:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 09:24:06.35 k4g4SCOY0.net
その通り

848:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 09:25:42.72 3NwB2qWD0.net
結果的にはそうなったけど占領下という特殊な状況で制定(手続き上は改正)された
ものだからあの内容は仕方ないんだよ。改正を訴えていくべきだった。粘り強く。

849:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 09:25:53.06 nvIEKR630.net
「ある日」

ある日。
いつだつたかよく覚えてゐない。只その日にあつたことだけをおぼえてゐるのだ。なんでも春の夕方だつたとおもふ。
そしてまだ学校へはひらなかつた時らしい。
僕はお二階のヴェランダで女中にだつこをしてもらつてゐた。
女中に抱かれ乍ら僕は夕日の沈む空をみてゐたのだ。
すると遠くから一羽のとんびがまひおりてきた。空中で円い輪を描いて段々下へおりて大分下の方へきたら、
ものすごいスピードで溝をめがけて飛んだ。
そして空へ上つた時にはそのするどい爪で大きな溝(どぶ)ねずみをつかまへてゐた。
とんびはそのねずみをもつて松の木の上に止つた。
そこへ同じ大きさ位のとんびがやつてきた。前のとんびは後のとんびに頭をこすりつけ、一しよに仲よく
そのねずみの肉をたべた。
僕は二羽のとんびに友達は仲よくせよといふことを教はつた。

平岡公威(三島由紀夫)10歳の作文

850:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 09:27:46.37 nvIEKR630.net
「東京市」

昔は、秋風の吹くごとに、波の如くすゝきのざわめく武蔵野が、今や華やかな都東京市になつた。
それでも明治初期は、東京市と云つても所々に野原があり、本所、深川あたりでは狐狸(こり)が出て人を化


851:かす といふ噺もあつたが、大正、昭和となつては、さすがそんな噂はなくなつた。けれども、淋しいと云へば淋しい。 その頃は新宿も市外で、今のかつしか、えばら区などと言ふ所は勿論かやぶき屋根の立並んでゐる村であつた。 しかし、明治初期の頃の日本橋、銀座は、割合に発展してゐて、越後屋、高島屋、白木屋などの大商店が軒を ならべて居たと云ふ。後に越後屋は三越と名を改め、外の大きな店々は三越と共に、豪壮なビルディングへ転居した。 昭和五、六年になると、東京市は実に偉大な発展を占め、旧市、新市合せて、何んと三十五区になつた。 おまけに、新宿が市内になり、銀座、日本橋、丸の内と合せて、東京市は東洋にほこる大都会となつた。 東京市は天をついて伸びてゆく、丁度若木のやうに。 平岡公威(三島由紀夫)10歳の作文



852:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 09:28:12.81 MfHgZwyC0.net
三輪が一言


853:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 09:28:43.71 nvIEKR630.net
「我が国旗」

徳川時代の末、波静かなる瀬戸内海、或は江戸の隅田川など、あらゆる船の帆には白地に朱の円がゑがかれて居た。
朝日を背にすれば、いよよ美しく、夕日に照りはえ尊く見えた。それは鹿児島の大大名、天下に聞えた
島津斉彬が外国の国旗と間違へぬ様にと案出したもので、是が我が国旗、日の丸の始まりである。
模様は至極簡単であるが、非常な威厳と尊さがひらめいて居る。之ぞ日出づる国の国旗にふさはしいではないか。
それから時代は変り、将軍は大政奉くわんして、明治の御代となつた。
明治三年、天皇は、この旗を国旗とお定めになつた。そして人々は、これを日の丸と呼んで居る。
からりと晴れた大空に、高くのぼつた太陽。それが日の丸である。

平岡公威(三島由紀夫)11歳の作文

854:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 09:30:28.83 nvIEKR630.net
「端午の節句」

四月の始から、もう端午の節句のセット等を、デパァトは店頭に飾り出す。四月の半ばになると、電車の窓から
見えるごみごみした町にも、幾つもの鯉のぼりが立てられる。腹をふくらまし尾を上げて、緋鯉ま鯉は
心ゆくまで呼吸する。彼等は町の芥を吸ひ取り、五月の蒼空を呼んで居るかの如くである。
かうして五月が来るのだ。
私の家も例年の様に五月人形を床の間に飾つた。いかめしい甲は最上段にふんぞり返つて、金色の鍬形を
電気に反射させてゐる。よろひも今日は嬉しさうだ。今にも、あの黒いお面の後から、白い顔がのぞき側にある
太刀を取つて……然し、よろひは矢張りよろひびつの上に腰掛けてゐる。松火台の火は桃太郎のお弁当箱を
のぞいて見たり、花咲爺さんのざるの中を眺めたり、体をくねらして、大変な騒ぎである。

神武天皇の御顔は、らふそくの光が深い陰影を作り非常に神々しく見える。
金太郎は去年と同じく、熊と角力を取り乍ら、函から出て来た。よく疲れないものだ。お前がこはれる迄
さうして居なければいけないのだ。
さうして、人形は飾られた。白馬は五月の雲。
そして紫の布、それは五月の微風だ。
白い素焼のへい子(し)。
その中には五月の酒が満たされてゐる。
五月が来た!
それは端午の節句が運んできたのである。

平岡公威(三島由紀夫)中等科一年、12歳の作文

855:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 09:36:47.18 Xb61GQ


856:/D0.net



857:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 09:40:59.84 5BeBIj4pO.net
>>818
連中からしたら、現行憲法を否定するような言動は「報道しない自由」を行使して無かった事にしたくなるわな
廃棄しなかっただけ、微かに良心が残ってたかな?

858:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 09:59:39.90 m7grpVq/0.net
しかしここの書き込み見てるとほんまに情けないな
誰におもねってるのか知らんけど自分の国を愛することすらできん奴らばかりで

859:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 10:05:13.22 IK63hzY/0.net
改憲論自体が間違いだぞ

・上下分離からの目の反らし
・兵器の異常進歩、プライドを求めると人間全体の危機
・国を憂うと称する者の、本人どうしようもない人格

860:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 10:08:31.39 OBWIvFv20.net
三島由紀夫で一番おすすめな本ってなんなの?

861:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 10:16:35.20 IK63hzY/0.net
黙殺しないでほしい
俺はお前らの中に情報弱者の気質を見て説教しているだけ

小泉や小池を評価してる系と同様の
現憲法を否定しても義も解決も無い、それを認めよ
そもそも憲法の文字がどうなっているかなど大した問題ではない

862:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 10:19:51.45 hKwIX64E0.net
アメリカと戦争した結果だし


受け入れろよ外交下手の負け犬ジャップ

863:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 10:21:49.06 rsbtn1L10.net
徴兵検査で結核のふりをして検査官をだまして
兵役免除されたヘタレwww

864:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 10:22:55.98 IK63hzY/0.net
ジャップ・・・鬱陶しい、こういう第四者のような者が登場するから、情弱は物事がわからなくなる
サヨク、改憲右翼、システム肯定第三者(俺のようなの)、煽り悪意外部第四者

1←2、2←3、
3が2に説教しているんだが

865:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 10:48:41.46 pZFgcU/U0.net
>三島由紀夫で一番おすすめな本ってなんなの?

若きサムライに告ぐ。その後のパヨクの時代を明確に予言してるよ。

866:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 10:57:34.93 pZFgcU/U0.net
>廃棄しなかっただけ、微かに良心が残ってたかな?


最近TBSと朝日新聞とピットクルーには破防法を適用しろって声が多くなってるからじゃない?

867:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:05:49.49 xih+xqKw0.net
小説はつまらなかったがこの人は口だけの男ではなかったな

868:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:10:51.47 WflcrOVg0.net
>>834
一冊読むなら金閣寺やろな

869:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:13:42.98 TCbgYgvG0.net
>>1
スレタイについてはそれはその通りだろう。

>◯死について
>
> 三島「死がね、自分の中に完全にフィックスしたのはね、自分の肉体ができてからだと思うんです。
>死が肉体の外から中に入ってきた気がするんです」

は徴兵検査が第二乙種、
入隊検査では肺浸潤を偽って即時帰郷、
この二つへのコンプレックスだな。

870:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:15:53.65 WflcrOVg0.net
三島は小説よりエッセイにハマったな
エキセントリックで


871:いて的確だし、ユーモアもあって面白い 不道徳教育講座とか、好きだったな



872:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:17:40.35 d91LFF7d0.net
貴族みたいな小説、書いてるけど
先祖は水呑み百姓だったんだよね

873:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:19:11.64 erIkEC200.net
三島のいう通りなんだよなあ
この人は本当によくわかっているわ

874:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:21:07.36 z70RbCsG0.net
コアラのマーチの絵柄を消すマシンを作る。一体なんのために…と思ったら深い理由があった
URLリンク(welivebby.jungleheart.com)

875:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:21:09.13 3NwB2qWD0.net
江戸時代のおよそ85%が農民だからな。現代でも優秀な人間の祖先を
もし辿ることができたら(実際はできないけど)農民が大多数でしょ。

876:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:21:57.67 JDR7FI+D0.net
なにが三島の言うとおりだバカw
このアホが死んでから
ほぼ半世紀ずっと日本人は無事だよハゲカスwww

877:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:22:34.67 tZY5v1AzO.net
憲法守って国滅ぶ、じゃ如何し様も無いもんな。

878:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:24:54.69 TCbgYgvG0.net
>>819
もし日本人ノーベル文学賞を競うとしたら大江ではなく安部公房
安部公房は死ななければノーベル文学賞確実と噂されていた
川端が取った時に三島がどのくらい可能性あったかは
来年に50年後の選考記録公開が行われるから分かる

ちなみに選考のノーベル委員会公式の助言者だったドナルド・キーンは
昔三島がノーベル文学賞を取ると思っていたと発言していたが
最近の情報公開で三島よりも谷崎や川端を押していたことが分かってる

879:クーデター計画を吹き込まれていたんだぞ。@\(^o^)/
17/01/13 11:28:25.35 B8IUGzZb0.net
URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)
自衛隊で訓練を受けていた三島由紀夫の「檄文」の中で「4年待った。」「1年は熱烈に待った。」という意味は
新聞記事で自衛隊調査学校の元副校長で元陸将補山本舜勝の言う通りクーデター計画を仄めかされた挙句の暴走である。
世間知らずであった三島はダマされカモにされて待ち続けたのである。
軍事利権を拡大し、それを握れば日本のほぼ総ての利権構造を掌握できることは戦前に証明済みである。
憲法改悪がその重要な1歩である右翼にとって三島由紀夫は利用するのに適任であった。

880:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:29:15.96 xih+xqKw0.net
>>845
先祖はそうかも知れないけど三島自身は上級国民の出だったと思うけど
先祖なんて関係ある?

881:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:29:18.57 LQOR/OJy0.net
護憲は危険思想として厳しく取り締まるべき

882:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:30:14.58 TCbgYgvG0.net
>>849
自衛隊が違憲であることが問題で
必要な自衛隊を禁止する憲法は偽善だと言ってるんだぞ

違憲ながら自衛隊は現に存在して
昔は米軍除いて東アジア最強の軍隊だったんだから
どこからも侵略されないに決まってるじゃないか

883:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:31:48.98 TCbgYgvG0.net
>>845
若い頃の三島は公家文化に憧れを持っていたけど
大人になってからは武家文化だよ

884:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:33:53.09 WflcrOVg0.net
>>1
> 「美とは、何か。自分の一回しかない時間を奪い、塗りつぶし陶酔する濃密なかたまり」

芸術家が「美」について書くものはよくわからんなぁ
その一点で、わしは芸術音痴なのかもしれんと思うことがある
谷崎潤一郎とか川端康成とか、それぞれ美とは何かを語りそうだが…

安部公房はそういうこと言いそうにないな

885:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:35


886::55.34 ID:pZFgcU/U0.net



887:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:37:02.90 JDR7FI+D0.net
>>855
>憲法は、日本人に死ねと言っている
なんでこれを無視してんだハゲ
この発言からもう50年近くたつけど
なんでお前は生きてんの?
バカだろお前

888:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:38:59.35 GjHaC5nTO.net
賛否は別にしても凄く面白いインタビューだね
うんちく自慢じゃなくてこういう話が出来る博学な人って表舞台に出なくなったな
総白痴化なのか大衆の理解力の低下なのか

889:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:45:13.25 TCbgYgvG0.net
>>859
現実は自衛隊持ってるが
憲法の言ってる事はそうだろ
持つなと言ってるんだから

890:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:51:56.04 TCbgYgvG0.net
>>860
三島は真面目で
ああいう死に方した人にしては
物分りよくて人の話も聞ける人だからね
だから対談は結構面白い
エッセイよりも面白いと思う

891:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:56:25.04 gj9OW0H60.net
福島次郎 著 三島由紀夫 剣と紅椿 ---
発禁処分になったが掲載された文芸雑誌が図書館にある。
本人の若い頃の生活のにおいや生々しい言葉、性の営みが出ていておもしろい。
当時は貧相な体格だったとか

892:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 11:57:46.55 pZFgcU/U0.net
>>862

普通自殺する奴は鬱が原因なんだけど、三島の場合はあきらかに鬱ではなく自決そのものだからな。

ああいう死に方という表現も当てはまらない気がするよ。

893:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 12:00:50.86 GJC9eRoq0.net
頭はいいよね。
今の時代にも、こういう人、1人くらい欲しいわ。

894:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 12:03:15.01 TCbgYgvG0.net
>>864
対談の時は信念だけの人ではなく話芸の人でもあったということ

895:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 12:03:53.52 N1Q0ppSl0.net
>生きているうちは人間はみな何らかの理由でピエロです

全くその通りだな

896:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 12:18:35.15 ikB9eeEy0.net
三島が一番評価していた作家は坂口安吾

897:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 12:26:03.58 xE0DygVm0.net
>>762
ぜんぜん難しくない
ただ異様に堅苦しくて冗長な文体なんで好き嫌いがはっきり分かれる
あの文体が嫌いな人には、三島に小説を読むのは恐ろしく苦痛だと思う
当時は、三島の文体はとても斬新だったんだけどね
思想や美意識もかなり隔たってるから共感できない人も大勢いる

898:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 12:26:27.71 kp/BX08o0.net
>>15
それは明治じゃなくて昭和の言葉だ。

899:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 12:26:39.87 DL+x0N8M0.net
どちらかというと左翼の安部公房とも仲が良かった。

900:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 12:27:44.22 mdoBTgKx0.net
>>791
日本赤軍が朝日新聞襲撃事件を起こした当時はヒドイやつだと思っていたけど
いまになってみると日本赤軍って案外マトモだったのでは?と思える

同じ感じで三島って人も、朝日毎日よりはマシかもしれんと思える不思議

901:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 12:30:49.02 kKoiie6z0.net
お前ら何も理解できていないようだが
「日本人に死ね」とは、実際に死ぬことではなく、「日本人じゃなくなる」ということだからな
三島は、日本人であり続けるために死んだんだよ

902:福島次郎と再会、交情。@\(^o^)/
17/01/13 12:33:33.35 B8IUGzZb0.net
>>863

福島次郎が表に出て来たことで、マッチョな英雄譚が崩壊して行くことに三島は焦っていた。
急激に天下国家や死に向かい始める。
自衛隊防衛


903:装備派がそっと近付いて来た。 その経緯はHenry Scott Stokesの独自取材で明らかになっている。 http://blogs.yahoo.co.jp/pongisayoku/28494691.html http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/ec5fecbd148c1826d6b0f1238787c8d0 私が抱きついてゆくと三島さんは急に体の向きを変えて抱き返してきて 小さな声でささやいた。 「しばらくぶりだったね、会いたかったよ。」 、、、、懸命に三島さんの首から、胸、腹に、強いキスを浴びせかけていった。 、、、三島さんはこちらが驚くほどの、甘えた子供のような声をほとばしらせた。 1966年、昭和41年8月27日、熊本、ホテル・キャッスル。熱い再会だった。 三島由紀夫42歳、福島次郎36歳、中年男が汗まみれで抱き合う昭和武士道のメルクマール。 『福島次郎 著 三島由紀夫 剣と紅椿』



904:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 12:34:26.64 xih+xqKw0.net
>>864
正気のまま死んでいったってやつだよな
そんな死に方する人今ではめったにいないだろうなあ

905:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 12:35:53.11 oVT3UuTG0.net
>>849
自民党政権はただ先送りにしてきただけ
そろそろ変わっていかないとダメ

906:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 12:57:47.74 Qj+attf5O.net
>>863
今で言う暴露本とかリベンジポルノの類いだよね
眉唾物だわ

907:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 13:01:01.06 d6ybmovE0.net
>>871
三島と安部公房は相思相愛だよね
思想は異なるがお互いに尊敬しあっていた

908:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 13:02:09.71 0valXbSB0.net
三島と石原慎太郎は二人でUFO研究会を立ち上げるくらい大の仲良し

909:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 13:09:27.45 DDRVNIv80.net
三島は採算あってやったんだけど、自衛官にクソミソに野次られまくって思惑が狂った
そのため激昂して発作的に腹を切ったんだよ。切ってしまった。
死ぬ気なんてまったく無かったんだよ。
現場検証や当時現場にいた自衛官の証言でわかっていること。計画もあまりにずさんだったしね 
 
 

910:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 13:10:26.10 smNQs9ih0.net
>>183
これがもんもーって奴か凄すぎる

911:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 13:15:37.93 DDRVNIv80.net
三島の弱点は自己愛があまりにも強すぎ、他者の気持ちに寄り添うという事ができなかったこと
自分の意に沿わない考えの人間は徹底的に無視した
自己愛だけの化物と言っていい
決起を促す相手の自衛官にもまた生活と感情があるということをまったく考慮に入れていなかった
それ故に、仲間と信じていたはずの自衛官達に土壇場で野次られ、罵倒されることで怯み、逆上した

本当は自衛隊に決起を促し万雷の拍手喝采を受けたあとで投降し、マスコミの注目を集め堂々法廷の場で憲法改正の要についてぶつつもりだったのだろう

912:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 13:17:20.05 DDRVNIv80.net
三島は発作的に腹を切ったから激痛で暴れ回り、森田必勝は介錯に難渋している

自分が生前さんざん語ってたような高潔な死とは程遠いよ

913:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 13:19:27.82 wDCFTL2D0.net
日本会議(アベのケツ持ち)という極右団体は、戦前回帰を謳うカルトだが、
連中のバックグラウンドにはこの人の困った思想の一端が入り込んでいる。

神として祭り上げられちゃうのは、多くの国民にとって不幸しか招かない。

914:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 13:22:06.35 wDCFTL2D0.net
>>882
それは間違い。
本人と森田が心中、残りの二人は法定で思想を主張せよというのが規定の計画だった。

三島の資料なんて400以上ある。一通り目を通してみるといい。

915:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 13:22:14.04 Qj+attf5O.net
>>168
三島が切腹して仲間の若いのが介錯したんだけどなかなかうまくいかなくて
死ねずに苦しんでるのを見かねて人質になってた人がとどめをさしてくれたんだよ
その人質になった人も怪我したけど恨んでないって後に語ってた

916:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 13:22:19.78 d6ybmovE0.net
>>882
三島はたいへん気配りがあって
人付き合いが良く好かれていた

917:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 13:25:27.33 2PL0e50M0.net
>>851
ええ
キーン先生が不得手なフランス語で三島をノーベル賞に推して
手応えがあったというのは嘘エピソードやったん?

918:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 13:25:55.74 DDRVNIv80.net
>>885
その言葉君にそっくり返すよ

死ぬ間際に親しいマスコミに当てた事件予告の手紙もある
電話を受けた人の証言もある。
死を決意した人間のものでは到底無いというのははっきりと分かる
どういう内容か、調べてご覧なさい

919:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 13:28:03.87 DDRVNIv80.net
>>887
そうだよ。
マスコミは法廷闘争になった時世論を作り援護をしてくれると見込んでいたからね
マスコミとはこの「事件」計画をする頃から極め絵親密に付き合い、インタビューなど多く残している。周到な計画の一環だったろう
ここからも到底あれが死を決意した人間のものでないというのがわかる
 

920:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 14:11:44.24 nvIEKR630.net
僕は今この時代に大見得切つて、「共産党に兜を脱がせるだけのものを持て」などゝ無理な注文は出しません。
時勢の流れの一面は明らかに彼らに利があり、彼等はそのドグマを改める由もないからです。しかし我々の任務は
共産党を「怖がらせる」に足るものを持つことです。彼等に地団太ふませ、口角泡を飛ばさせ、
「反動的だ! 貴族的だ!」と怒号させ、しかもその興奮によつて彼等自らの低さを露呈させることです。
正面切つて彼等の敵たる強さと矜持を持つことです。ひるまないことです。逃げないことです。怖れないことです。
そして彼等に心底から「怖い」と思はせることです。

平岡公威(三島由紀夫)
昭和21年2月10日、神崎陽への書簡より

921:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 14:19:29.67 vv/hLYZHO.net
平日(木曜)に発表というのがわからない 金曜なら熱いまま土曜、日曜に入れるのに木曜だから金曜の1日を挟んで少し冷めるだろ

このネタの大本番は報道特集なのかサンデーモーニングなのか

922:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 14:22:48.74 xWbiT2cR0.net
もし健在だったら、もしツイッターをやっていたら
どのようなツイートをするのだろう

923:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 14:23:25.82 nvIEKR630.net
ルーズベルトが死にましたね、日本時間の十三日の金曜日に。新聞は良き敵将を失つて哀悼の意を表す、といふ
態度に出てゐて、結構だと思ひます。阿南大将が二年程前、アメリカの国旗をふみにじつて行進する日本軍を
写した劇映画をみて、「これでは国が危い。徳義の戦ひをやつてゐるのを忘れたのか」と嘆かれたさうですが、
この挿話をきいて、頗る阿南大将を尊敬しは


924:じめました。軍人でかういふ立派な見識をもつてゐられることは 実にありがたいことです。今は亡き帝大国家主義憲法学の泰斗上杉慎吉博士が大正十三年に著はした「日米衝突の 必至と国民の覚悟」なる警世の大文章をよみ、その史眼の卓越、見識の高邁に深く搏たれました。 平岡公威(三島由紀夫) 昭和20年4月14日、三谷信への葉書より



925:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 14:25:22.29 nvIEKR630.net
君と共に将来は、日本の文化を背負つて立つ意気込みですが、君が御奉公をすましてかへつてこられるまでに、
僕が地固めをしておく心算です。僕は僕だけの解釈で、特攻隊を、古代の再生でなしに、近代の殲滅―
すなはち日本の文化層が、永く克服しようとしてなしえなかつた「近代」、あの尨大な、モニュメンタールな、
カントの、エヂソンの、アメリカの、あの端倪すべからざる「近代」の超克でなくてその殺傷(これは超克よりは
一段と高い烈しい美しい意味で)だと思つてゐます。
「近代人」は特攻隊によつてはじめて「現代」といふか、本当の「われわれの時代」の曙光をつかみえた、
今まで近代の私生児であつた知識層がはじめて歴史的な嫡子になつた。それは皆特攻隊のおかげであると思ひます。
日本の全文化層、世界の全文化人が特攻隊の前に拝跪し感謝の祈りをさゝげるべき理由はそこにあるので、今更、
神話の再現だなどと生ぬるいたゝへ様をしてゐる時ではない。全く身近の問題だと思ひます。

平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年4月21日、三谷信への葉書より

926:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 14:26:18.23 cRKGlYG10.net
>>893
強烈なネトウヨでしょ

927:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 14:26:18.94 QAiVvQeb0.net
ジブンスキー拗らせて死んだんだっけ?

928:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 14:29:00.74 dHFhJLR10.net
三島が警告した通りの国になってしまった!

929:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 14:33:50.08 xWbiT2cR0.net
>>896
潮騒は良かった
中学高校生の必読図書指定にしていいくらい
政治的に偏向レンズがかかるから損してる部分があるのだろう

930:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 14:35:22.68 CX0QWop20.net
>>896
ネト関係ない説

931:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 14:37:35.09 vtaHZ58I0.net
太宰治をこき下ろした人でもある
太宰の文学は大嫌いだったらしい

932:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 14:38:41.95 +d9ZiuVe0.net
産経は馬鹿だから三島由紀夫が当時の赤軍派とかを褒めてたのを知らんのとちゃうかwww

933:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 14:48:00.00 +lmmbjfx0.net
知らんがな

934:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 15:25:45.91 zUit+8/10.net
三島由紀夫の愛猫の茶トラの名前はチル

935:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 15:28:46.16 VM3IvZjY0.net
>>901
太宰と三島って同じ匂いがする両極端て気もするがな
だから嫌いなのかね

936:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 15:33:06.69 j0GoG5g40.net
あの割腹以来、しばらく三島ファンって言えない空気が続いたもんだ

937:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 15:55:10.94 VM3IvZjY0.net
>>906
相当お年を召した方がいらっしゃるな

938:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:02:39.68 dHFhJLR10.net
海外のミュージシャンにファンが多い。

939:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:07:03.58 wDCFTL2D0.net
>>889
思い込みが激しくて、視野狭窄に陥ってるのはお前だろう。
雑誌の不確かな情報でなく、ルポルタージュ群や裁判資料まで目を通してから言え。

42歳から先は、ダ


940:イヤグラムのように自死に向けた計画を遂行している様子が見て取れる。 頭の悪いメクラが、持論を吹き上げるのは安い酒場だけにしておけ。



941:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:08:21.89 xE0DygVm0.net
880 : 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止2017/01/13(金) 13:09:27.45 ID:DDRVNIv80
三島は採算あってやったんだけど、自衛官にクソミソに野次られまくって思惑が狂った
そのため激昂して発作的に腹を切ったんだよ。切ってしまった。
死ぬ気なんてまったく無かったんだよ。
現場検証や当時現場にいた自衛官の証言でわかっていること。計画もあまりにずさんだったしね


まだこんなこと言ってる人いるんだな
どうみても計画的な自殺でしょ
劇場的な死を演出したかったから右翼的なことやってただけで、昔から殉教に憧れをもってた人
むしろ自衛隊が決起するなんてこれっぽちも思ってなかっただろうし、決起されらら逆に困ってたはず
憂国とか読めば分かるが、世の流れと逆境して、大義のために殉教するってのが三島の願望(性的な意味も含めて)だったんだよ
この人は最初から狂ってたんだよ

942:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:11:30.61 dHFhJLR10.net
マイクが壊れていたとは.......

943:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:13:19.26 xE0DygVm0.net
875 : 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止2017/01/13(金) 12:34:26.64 ID:xih+xqKw0
>>864
正気のまま死んでいったってやつだよな
そんな死に方する人今ではめったにいないだろうなあ



もともとゲイだし、幼少期に祖母に異常な育て方されたのが明らかになってる
正気っていうのは疑問
頭脳明晰だが、もとから狂ってた人間だよ、どうみてもね

944:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:14:22.66 rmcm/i9h0.net
ある勢力はTBSが裏切ったなどと言ってる?

945:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:16:24.34 RvLhY/zWO.net
ただの作家

チン太郎もクズ百田も作家

946:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:18:03.01 K+M3nUgN0.net
三島といえば 金髪 美輪
憂国、天才。

947:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:25:01.86 cuYxU/Bu0.net
日本が平和だったのは単に外国から見て魅力が無かったからだよ
憲法とか安保なんて関係ない
今までもせいぜい航路確保のための島の奪い合いくらいだったろ

948:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:25:29.73 UFfp9aaV0.net
この人って面白い本あるの?
潮騒しか読んでない。

949:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:25:39.81 xE0DygVm0.net
>>905
太宰に影響を受けまくってるよな
太宰の逆を行こうとして自分のキャラを作ってた側面もある
どっちも演技的な生き方しかできない悲しい人間だった

950:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:34:08.89 UFfp9aaV0.net
今の日本の平和って、江戸時代の平和に似てる。
鎖国して外国人の侵入を防ぐことで得れた平和。
無制限に移民を受け入れことこそ真の開国。

951:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:43:34.00 0SswNRMH0.net
ロシアに狙撃されて死んだ日本人漁民がたくさんいますね。
日本は憲法の制約で何の報復もできませんでしたね。
それを知ってるからロシアは日本人を殺したんでしょうね。

952:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:45:59.90 dHFhJLR10.net
>>917
はぁ?
『豊饒の海』を厨房で読んだ。

953:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:48:22.97 BgQFxh/T0.net
TBSめ裏切ったニダね

954:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:49:21.33 hKwIX64E0.net
自衛隊にプゲラされて顔真っ赤にして腹切ったホモwwwww




まぁ腹も切れないネトウヨよりずっとマシだが

955:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:53:00.65 TTqikx/K0.net
「小説家の休暇」が好きだな。批評家としての三島はいいね。

956:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:54:17.12 hKwIX64E0.net
百田はいつ腹切るんだ?

957:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 16:57:35.80 ikB9eeEy0.net
>>918
影響なんか皆無だろw
太宰大嫌い、坂口安吾大好きの人だぞ?

958:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 17:06:34.84 wDCFTL2D0.net
>>924
全部読んでから物言えフニャチンのカマ野郎

単方向の決めつけをするには、あまりに多才にすぎた人物なんだ。
全部読んで、そこから枝葉を伸ばしていくのが三島の読み


959:方だ。



960:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 17:10:24.48 iwkS6Lz00.net
>>59
何それ知らない
教えてください

961:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 17:17:12.12 36I4RQIU0.net
三島が筋トレして鍛えた肉体を
写真に取らせて悦に入ったり
楯の会で若いの集めピチピチの制服仕立てて
ごっこ遊びのような事したりとか

対談やエッセイでみせる頭の良さと
あの辺りの幼児性がどう繋がるのかが良く分からん

962:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 17:32:42.07 cpTk06NI0.net
病んでるな

963:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 17:37:05.54 WflcrOVg0.net
>>910
「採算」なんてアホな使い方してる奴の言うことはほっとけよ

964:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 17:37:06.40 LjnSnKI10.net
>>878
一緒に中国の文化大革命に抗議する声明文出したくらいだからな
二人の他は川端康成と石川淳の四人
党派性を全く感じない四人なのがまた凄い

965:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 17:39:03.00 LjnSnKI10.net
>>879
三島は慎太郎との対談の時は
多分普段二人でいる時の通りなんだと思うが
全く何の配慮も見せずに言いたいことを言っていたな
慎太郎も同様

966:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 17:39:13.11 WflcrOVg0.net
>>926
それは違うなぁ
同族嫌悪だよ。同程度の天才だと意識しまくっていた
太宰の逆を行こうとしすぎてマッチョになったんだよ
しかし、死後、「三島の自殺は太宰と同じく人生に悩んで絶望した末のもの」と梅原猛に喝破された
2人は同じタイプの人間だよ

967:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 17:39:56.53 NjfURY8L0.net
恰幅しただけで介錯がろくにないから痛かったろうなぁ。

でも毎日痛みに離れてたから・・・(´・ω・`)

968:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 17:40:38.11 LjnSnKI10.net
>>882
三島は社交性あるよ
温和な人って感じではないが

969:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 17:49:15.79 LjnSnKI10.net
>>888
はい
嘘でした
キーンの弁明インタビューも公になってる
日本は年功序列という考え方があったから
谷崎や川端を飛ばしての三島の受賞は受け入れられないのではないかと思ったと
川端受賞時の助言はまだ公開されてないが
二年ほど前に三島はノーベル賞間近だったことはないと
委員会の人がつい漏らしてしまったから
キーンが強く押した事はなかったか
あってもほとんど影響がなかった

ちなみにキーンは三島よりも先に安部公房を翻訳してる
三島本人に散々急かされてから翻訳したのが「宴のあと」
これは裁判になったから励ます意味もあったんだと思う
キーンはホモ仲間文学仲間として三島と親しかったけど
同時代の作家で評価してたのは安部公房
安部公房の晩年の飲み友達だった

970:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 17:51:24.39 xE0DygVm0.net
>>929
オスカーワイルドもこんな感じ
頭よくてもゲイだからな
幼児性とか演技的な部分とか破壊衝動とかあるんだよ、ゲイは

971:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 17:51:26.19 LjnSnKI10.net
>>901
太宰の悩みは寒風摩擦で解消可能と言ってるねw
>>905
同族嫌悪的なところは若干あるね

972:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 17:52:45.71 rBmQXZFV0.net
村上春樹「日本人は相手がいいと言うまで謝るべきだ」

973:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 17:53:17.72 LjnSnKI10.net
>>910
自衛隊が決起することを願っていたのは一年くらい前だよね
正式に断られてるからね
だから死んで問題提起する気で行った

974:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 17:55:19.74 WflcrOVg0.net
太宰と三島の共通点は自己戯画化だな
どちらも自殺を作品のように演出した

ピエロを演じてきたことを告白した人間失格
神様に人形芝居やらされていると言う三島のこのインタビュー



975:竄ヘり似てる



976:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 18:00:41.20 LjnSnKI10.net
>>929
小説たくさん読んだり
ちゃんとした伝記読めばわかるでしょ

「仮面の告白」の頃から変わってるでしょう
メタフィクション仕立てで自意識過剰で

「美しい星」みたいな思想小説にUFO出したり
頭が良くて狂ってる

977:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 18:07:58.26 6FkGioQa0.net
コアラのマーチの絵柄を消すマシンを作る。一体なんのために…と思ったら深い理由があった
URLリンク(dukipe.diipl.com)

978:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 18:42:33.91 yTSQ9Z3D0.net
この4部作は読みやすくて超オモロイよ。

オススメ。

979:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 18:44:24.08 U5g88HxwO.net
>>1
反日TBSはスレッドタイトル部分は放送してません

980:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 18:44:29.95 bTWLuAkl0.net
すごいな

去年の流行語をだいぶ前に当ててる

981:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 18:46:20.54 ikB9eeEy0.net
>>934
どこが違うんだよ?
お前が知らないだけ。
全集も読んでないのか・・・

982:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 18:51:15.10 SHhqfNB+0.net
>>171
「侵略されたら抵抗しないで死ねと言っている」という意味だろ。
それくらいは行間読めないと。

983:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 18:53:53.91 SHhqfNB+0.net
>>190
あいつはブサヨのくせに三島とのエピソードで売名してるクズだからな。
まあブサヨの時点でクズなんだけど。

984:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 19:02:28.84 SHhqfNB+0.net
>>204
ナルシズムがエネルギーの源泉だったのは間違いないね。
悲劇のヒーローとして死ぬ自分に酔ってた感はある。
ナルシストでマゾヒストでゲイで制服フェチで、
果たしてどこまで公のために行動していたのかは怪しい。

でもそれゆえに面白い人物だったとも言える。
徹底的に公のために働く優等生もまたウザくてキモいし。

985:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
17/01/13 19:03:35.86 ikB9eeEy0.net
>>934
「人間としてタイプが似ていた」ことと「文学的に近かった」とか「文学者として評価していた」こととは全く違う。
文学をなめんなよ

「何たる悪い世相だ。太宰治がもてはやされて、坂口安吾が忘れられるとは、
石が浮んで、木の葉が沈むやうなものだ。坂口安吾は、何もかも洞察してゐた。
底の底まで見透かしてゐたから、明るくて、決してメソメソせず、生活は生活で、立派に狂的だつた。
坂口安吾の文学を読むと、私はいつもトンネルを感じる。
(中略)この人は、未来を怖れもせず、愛しもしなかつた。
未来まで、この人はトンネルのやうに、体ごと、スポンと抜けてゐたからだ。
太宰が甘口の酒とすれば、坂口はジンだ。ウォトカだ。
純粋なアルコホル分はこちらのはうにあるのである。」


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