【サッカー】トップ下消滅で本田圭佑はどこへ?本田であればアンカーもこなせそう 日本代表に新たなオプションが生まれるかも
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14/09/14 21:18:28.45 0
アギーレ監督を新指揮官に迎えたサッカー日本代表。9月5、9日には親善試合2試合をこなし、
2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会を目指して船出した。
ブラジルW杯の惨敗でほぞをかんだ本田圭佑もリスタート。
4−3−3の新布陣で、所属するイタリア1部のACミランと同じく右ウイングを務めた。
しかし、周囲の高い期待に十分に応えきれたとは言い難い。
では、強靱なフィジカルと繊細なテクニックを併せ持つ万能型選手の適性なポジションはどこなのか? さまざまな可能性が考えられそうだ。
本田は日本代表で5日のウルグアイ戦と9日のベネズエラ戦にフル出場。基本布陣の4−3−3では3トップの右サイドでプレーした。
8月31日に行われたACミランのリーグ開幕戦でも右サイドで先発し、前半7分に先制点を決めた。
カウンターからエルシャーラウィが左サイドを抜け出すと、自陣深くから相手ゴールに向かって疾走。
最後はエルシャーラウィから送られたクロスを、右足でダイレクトで合わせてネットを揺らした。後半11分の2点目にはボールレスの動きで貢献した。
本田は「DNAを持っている」とまで言い切るトップ下でのプレーを好むが、クラブも代表もトップ下を置かない布陣を採用している。
「役割に大きな違いはない。変わっていく姿を見せられたらいい」と、新たに与えられたポジションへの適応に意欲を見せる。
しかし、ACミランの開幕戦で見せ場は決して多くなかった。1対1の局面ではディフェンダーを振り切れないスピード不足を露呈。
先制点をお膳立てした左ウイングのエルシャーラウィが爆発的なスピードを発揮したのに比べて見劣った。生粋のウイングタイプでないのは確かだ。
2010年の南アフリカW杯ではセンターFWとして日本を決勝トーナメントへ導く原動力となったように、
3トップの中央でポスト役をこなすフィジカルの強さと器用さはある。
ストライカータイプではないが、中央でボールをキープしつつ、追い越していく両ウイングや中盤の選手に配球することができるパスセンスは武器になる。
本職である中盤での起用も十分に考えられる。クラブ、代表とも中盤は守備に主眼を置くアンカーを含めた3人が逆三角形で構成。
アギーレ監督はウルグアイ戦とベネズエラ戦でアンカーの前に細貝(ヘルタ)や田中(スポルティング)、柴崎(鹿島)らを置いた。
攻守に幅広い役回りが求められるポジションで、代わり本田が入っても違和感はない。
本田であればアンカーもこなせそうだ。ウルグアイ戦とベネズエラ戦ではセンターバックを本職にする森重(FC東京)が務めたが、
本田にも一定のフィジカルの強さはある。女子日本代表「なでしこジャパン」の佐々木監督が、本来は攻撃的だった澤(INAC神戸)の
ボール奪取力を生かすためにボランチへコンバートした例もある。
ウルグアイ戦とベネズエラ戦では、森重が最終ラインの中央に入って両サイドバックを上げる3−4−3も多用した。
アンカー本田が最終ラインの中央から攻撃を組み立てれば、日本代表に新たなオプションが生まれるかもしれない。
さまざまなポジションでプレーしている姿を想像させるのも、多才な本田が持つ特徴の1つだ。
「優勝を目指す」と誓って臨んだブラジルW杯で惨敗を喫し、「口だけで終わって申し訳ない」と頭を下げてから2カ月あまり。
失望の底からはい上がろうとしている本田には限りない可能性が秘められている。
産経新聞 9月14日(日)20時0分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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