【企業】ゲームソフト企画・制作の朱雀も独立 TYOグループに残るゲームソフト会社はスティングのみに
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1:あやめφ ★
09/04/17 18:40:39
4月16日、ティー・ワイ・オーグループは、同社のゲームソフト企画・制作の朱雀が自社
グループから離れることを明らかにした。同社の代表取締役である米澤正弘氏が
MBO(マネジメント・バイ・アウト)のかたちで、ティーワイオーが持つが現在100%保有する
株式800株を4月16日付で全株買い取った。
譲渡価格は1株1円、総額800円となる。また、今回の譲渡により朱雀の100%子会社である
ゲーム制作会社GenterpriseとRIZE DRAGONも、ティー・ワイ・オーグループから離れる。
3社はいずれもティーワイオーの連結決算から外れることになる。
朱雀はニンテンドーDS向けのゲームソフト開発を得意とし、バンダイナムコゲームスから
発売されている「プリキュア」シリーズのゲームソフト開発などに携わって来た。
平成20年7月の決算では売上高2億5300万円、営業利益1400万円、経常利益1200万円、
当期純利益は900万円である。
また、Genterpriseは、自社ソフトの加えて朱雀、5pb.、スティングなどTYOグループの開発した
ゲームソフトの販売を行ってきた。売上高は3億2500万円、営業損失400万円、
経常損失200万円、当期純損失は200万円である。
ティー・ワイ・オーグループによれば今回の会社譲渡は、3社の開発計画遅れや販売計画の
未達から連結利益の減少要因となっているためとしている。経営資源をより付加価値の
高い事業に経営資源を集中させるとしている。
ティー・ワイ・オーグループは、4月15日には、やはりゲームソフト制作の5pb.についても
MBOによる会社売却を行っている。このため同社に残るゲームソフト会社は、
スティングのみとなる。
ティー・ワイ・オーグループは、近年、総合エンタテインメント企業を目指して積極的な
企業買収を繰り返してきた。しかし、今回の企業売却で、これまでの事業拡大路線から
収益をより重視する方向に転換しつつあるようだ。
また、エンタテイメント事業ではゲーム関連事業が大きく後退する一方で、アニメーション、
CG、映像関連企業が残る。これはティー・ワイ・オーグループが、これまでより自社の
コア事業である映像関連分野に事業を集中させるものとみられる。
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