【エネルギー】ロシアエナジー:ロシアの原油生産減少を確認[09/17] at BIZPLUS
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08/09/17 17:47:54 BE:13013344-2BP(5170)
ロシア政府は、国内の原油生産がピークを打ち、今後減少に転じることを公式に認めた。東シベリアの資源も
サハリン周辺の複数の新規プロジェクトも、この減少傾向を反転させることはではない。

【ようやく認める】
ロシアのクドリン副首相兼財務相は、ロシアの原油生産が今年ピークを打ったあと、「伸びを
再開することはない」と残念そうに認めた。政府の統計も、この見通しを裏付けている。

ロシアの原油生産は、今年の1−2月の期間には、前年比で0.6%の増加となったものの、7月の
生産は1.9%の減少となった(天然ガスの生産は、0.9%の減少だった)。

この状況は、ルクオイルのフェダン副社長が4月に行った、ロシアはもはや以前のような原油
生産をすることができない、とする警告を裏付けるものとなった。同副社長によると、ピークは
すでに2007年につけている。

2009年12月に予定される東シベリア・太平洋(ESPO)パイプラインの第1段階部分の試用開始
は、東シベリアでの新規の上流部門のプロジェクトを振興すると見られるものの、これらの統合
的な効果も、全国的な減少のトレンドを逆転させるものとはならない。

実際、このESPOパイプラインを商業的な容量まで満たすために、西シベリアの伝統的な油田の
原油の一部を欧州向けから転換する必要さえあるのである。

【偽装シナリオ】
クドリン副首相兼財務相とフェダン副社長が生産減少を認めたことは、経済発展省の楽観的な
見通しとは矛盾している。同省の新しい「開発戦略」によると、ロシアは2020年までには
エネルギー資源の生産を拡大するとしている。

石油・ガス生産を支配することに基づくシナリオでは、2020年までに32〜34%の生産拡大と
なると予想され、これより悲観的な見通しでも、18〜19%の拡大が予想されている。

実際のところ同省は、エネルギー全体に占める、ロシア国内生産のシェアは2010年には38.4〜
38.5%となり、2020年には29.3〜31.0%に低下すると説明しているにも関わらず、原油の
生産は拡大すると予想しているのである。しかし財務省の方は、原油生産の拡大は予想していない。

ロシア政府が、2000年、2002年、2003年に承認した過去の「エネルギー戦略」は、現実とは程遠い
内容である。この戦略では、2008年の原油生産は、4億9500万〜5億トンとなるとしているが、
実際には、4億9200万トンを上回ることはなさそうだ。

ロシアの埋蔵原油の品質も急速に低下し、生産コストも膨らんでいる。ルクオイルの統計によると、
同社は、年間に6億トンの液体を油田から抽出するが、その内原油の成分は、5200万トンにすぎない。
残りのほとんどは水であり、これは再び油田の中に注入されるのである。

今回の見通しは、ロシア原油の現在と未来の顧客らにとって悪い兆しである。ロシア国内の燃料消費
ペースは、原油生産ペースを上回って伸びていることから、輸出の落ち込みは加速されよう。世界
市場への重要な供給国であるロシアの地位の低下は、原油価格に影響し、これを押上げることに
なるだろう。(ルスエナジー ミハイル・クルーティヒン)

※情報提供:オーバルネクスト URL:URLリンク(www.ovalnext.co.jp)
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サーチナ
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