乙女＠花宵ロマネスク第二十九夜

乙女＠花宵ロマネスク ..

158:名無しって呼んでいいか？
08/04/14 01:22:17
──アタシの名前は珠美。心に先祖が住んでる女教師。モテカワスリムで恋愛体質の愛されガール♪
アタシが受け持ってる生徒は宝生家後継者をやってる綾芽くん、みんなにナイショで
恐竜グッズ集めてる菫くん。訳あって片目に傷を負ってるともゑくん。
　生徒たちがいるとやっぱり学校はタイヘン。今日も綾芽くんとちょっとしたことでキスシーンになった。
婚約者同士だとこんなこともあるからストレスが溜まるよね☆そんな時アタシは一人で繁華街を歩くことにしている。
がんばった自分へのご褒美ってやつ？自分らしさの演出とも言うかな！
　｢あーﾄﾞﾝﾍﾟﾘﾆﾖﾝ｣・・。そんなことをつぶやきながらしつこい西山を軽くあしらう。
｢カノジョー、ちょっと遊んでかない？｣どいつもこいつも同じようなセリフしか言わない。
西山はカッコイイけどなんか薄っぺらいからキライだ。もっと等身大のアタシを見て欲しい。
　｢すいません・・。｣・・・またか、とセレブなアタシは思った。シカトするつもりだったけど、
チラっと男の顔を見た。
「・・！！」
　・・・チガウ・・・今までの男とはなにかが決定的に違う。スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを駆け巡った・・。
「・・（カッコイイ・・！！・・これって幽霊・・？）」
男は蓮太郎さんだった。連れていかれて心中持ち掛けられた。
「キャーやめて！」ユキノさんもしつこい。
「足元に！どんよりした空気！」アタシは言葉を探した。ロゴス（笑）

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