ガン闘病中の坂本龍一さん、外苑再開発見直し要望書を東京都に送付「何もしなかったら禍根を残す」 [クロ★] at SEIJINEWSPLUS
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23/03/16 22:14:30.35 yHeTSuN79.net
 音楽家の坂本龍一さんが、明治神宮外苑地区の再開発の見直しを求める手紙を東京都の小池百合子知事らに送った。がん闘病中の坂本さんは書面での取材に応じ、反対運動に全面的に参加する体力は残っていないとしながら「あの美しい場所を守るために何もしなかったのでは禍根を残すと思った。後悔しないように手紙を出すことにした」と意図を明らかにした。
◆「樹々は万人に恩恵、開発は一部の富裕層だけ」
 手紙は3月上旬、小池知事、永岡桂子文科相、都倉俊一文化庁長官、吉住健一新宿区長、武井雅昭港区長の5氏へ郵送した。小池氏への手紙では、外苑の開発はSDGs(持続可能な開発目標)の世界的な流れに反し、「持続可能なものとは言えない」と指摘。東京を自然と共生する都市の「聖地」にしてほしい、と求めた。
本紙の書面インタビューにも応じ、反対理由について外苑の自然環境が破壊されることを懸念。「樹々は差別なく万人に恩恵をもたらすが、開発は一部の既得権者と富裕層だけに恩恵をもたらす」と大量の樹木を伐採して高層ビルなどを建てることに問題提起した。
 その上で、都市の中で自然環境を守ることは可能だとして、パリやローマを例に「100年経っても変わらずに歩ける街の姿」を望み、「都市がそれぞれの歴史とともに長い年月をかけて獲得する風景を維持する」ことを求めた。
 坂本さんは東京出身で、新宿高校、東京芸大に学んだ。「生まれ育った東京が美しく魅力的な場所であってほしい」とも述べた。
 外苑再開発は、三井不動産など民間事業者が中心で、小池氏も「明治神宮の私有地をめぐる開発の話」(3月3日の会見)と民間開発であることを強調する。だが、都は再開発の内容を承認し、計画実現のため建築規制を大幅に緩和。2月には事業の施行を認可している。
 坂本さんの手紙について本紙は都にコメントを求めた。「16日に回答する」としたが、同日午後5時現在回答はない。
 事業者は、3月下旬にも神宮第2球場の解体を皮切りに事業に着手する予定だ。
◆坂本龍一さんが小池都知事へ宛てた手紙(要旨)
突然のお手紙、失礼します。神宮外苑の再開発について私の考えをお伝えしたく筆を取りました。
率直に言って、目の前の経済的利益のために先人が100年をかけて守り育ててきた貴重な樹々を犠牲にすべきではありません。私が住むニューヨークでは、2007年、当時の市長が市内に100万本の木を植えるというプロジェクトをスタートさせました。追随するようにボストンやLAなどでも植林キャンペーンが進んでいます。
いま世界はSDGsを推進していますが、外苑の開発はとても持続可能なものとは言えません。持続可能であらんとするなら、これらの樹々を私たちが未来の子供たちへと手渡せるよう、現在進められている再開発計画を中断し、見直すべきです。
東京を「都市と自然の聖地」と位置づけ、そのゴールに向け政治主導することこそ、世界の称賛を得るのではないでしょうか。
あなたのリーダーシップに期待します。


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