【毎日新聞】<世界株急落>浜矩子教授が語る「超金融緩和のしっぺ返し」「日本経済はカラカラに干からびて「ミイラ化」が起きる」 at SEIJINEWSPLUS
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1:(^ェ^) ★
18/02/10 14:24:06.64 CAP_USER9.net
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 世界的に株価が急落している。表面上良さそうに見える経済の底流で何が起きているのか。世界の金融市場に詳しい浜矩子・同志社大学大学院教授に聞いた。(聞き手=平野純一)【毎日新聞経済プレミア】
 −−ニューヨークと東京市場で株価が急落しました。これまでの超金融緩和のしっペ返しが来たということでしょうか。
 ◆浜矩子さん 来るべきものが来つつあるということでしょう。驚くに値しません。世界の中央銀行はこれまで超低金利、あるいはマイナス金利といった非常に「異次元」の政策を行ってきました。その巻き戻しの第1波が来たということです。
 「異次元」な金融政策から「正常化」に向かうという意味では、むしろ良いことかもしれません。ただ、正常な場所に着陸する前に、グローバルなスケールで金融システムが大激震を被ってしまっては怖い。これをどう避けるか。ここが政策責任者たちの課題ですね。
 時あたかも「暗号通貨」なるものがものすごい勢いで膨らんでいます。暗号通貨は日本では「仮想通貨」と呼びますが、英語では「crypto currency」。暗号通貨の方が実態に即していると思います。この暗号通貨の膨張が、いまの異常な金融を象徴するような存在になっています。
 ◇仮想通貨は「コスプレ通貨」だ
 −−超低金利でマネーが仮想通貨にまでいったということでしょうか。
 ◆そうです。行き場を失ったカネの新たな受け皿が暗号通貨であったわけです。このような異様なものが生まれてしまっている状況下で、金融の巻き戻しが進むことになると、まともな状態に帰ってこられるかどうか心配になります。
 私は仮想通貨の「カソウ」は「仮装行列」の「カソウ」だと言ってきました。「コスプレ通貨」ですね。偽物です。異様な金融環境の中で、世の中のカネを飲み込まれていく。そんな状況が生まれ、ついに仮想通貨取引業者「コインチェック」が不正アクセスによっておカネをなくしてしまうという事態まで起きました。
 −−金融正常化はそう簡単ではなさそうです。
 ◆金融はグローバルなスケールで異次元の世界に行ってしまっていたわけですが、それでも異次元から正常な軌道で地上に立ち戻ろうとしてきたのが、米FRB(連邦準備制度理事会)のジャネット・イエレン前議長でした。FRBはまがりなりにも2015年末から5回にわたって利上げを行ってきたのです。
 ゆっくりと少しずつ利上げして正常化軌道に戻るルートを探りましたが、おもしろいもので、彼女が辞めて新しくパウエル議長になった途端に、潮目が変わるような出来事が起きています。
 ◇金融正常化が最も難しいのは日本
 −−日本は米国と違い利上げもできてこなかったので、異次元からの回復はさらに難しいのでは。
 ◆そうですね。だから日本は本当に厳しいと思います。米国も、欧州(ECB=欧州中央銀行)も、一応は異次元空間からなんとか帰還しようとしています。
 それに対して日銀は、正常化を目指しえない状況に自らを追い込んでいます。つまり国債を買い支え、株までも買い支えて、その異常さにどっぷりとつかっているからです。まさに確信犯的な相場買い支え行為です。正常に戻ろうとすれば相場は暴落しかねず、そう簡単には戻れません。
 さらには日銀は2016年9月に「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を始めてしまいました。長短金利の操作で「イールドカーブ・コントロール」を行い、消費者物価が安定的に2%を超えるまで緩和拡大を継続するとしたのです。要は、自ら出口封じを宣言した。国債の買い支えをやめないですむための仕組みをつくってしまった。
 他国がみな異次元から出て行こうとしている中で、日銀だけが異次元に自らを封じ込めてしまったら、最悪の場合、おカネはどんどん日本から出て行っていまい、日本経済はカラカラに干からびて「ミイラ化」が起きるのではないでしょうか。
 ◇日本からおカネが逃げていく?
 −−日本から資本逃避が起きるということですね。
 ◆そういうことです。他国でまともな金利水準が出現するようになれば、もう死に体の日本の債券市場、株式市場からはおカネは逃げていくでしょう。その時は円も暴落ではないでしょうか。
(略)


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