【明城学院】シンジとアスカの学生生活【LAS】
at EVA
[前50を表示]
150:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/22 21:12:32.17
>>148
半年後くらいにはベランダ越しに移動するようになるのが見える
151:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/22 21:14:08.07
真夏のある日、クーラーが故障してしまったアスカさん
「……チャーンス!」
152:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/22 21:43:32.42
実は>>28これの続きなんです(´・ω・`)
あまりに他の職人さんが素晴らしいので、
おいは単発投下にするとですたい。
153:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/22 21:49:09.27
>>152
あなたも素晴らしいよ!是非続きが見たいです。
154:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/22 22:01:53.91
>>151
「シンジ!クーラー壊れたから、しばらく泊めなさい!」
「シンジ!うちのクーラー壊れたから、しばらく泊めなさい!」
「シンジ!うちのクーラー壊れちゃったから、しばらく泊めなさい!」
「……よし」
ピンポーン
シンジ「はい」
アスカ「シンジ!うちのクーラー壊れちゃったから、しばらく泊めなさい!」
シンジ「うん。玄関で練習してるの聞こえてた」
アスカ「…………///」
155:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/22 22:12:31.17
>>152
お隣いいじゃんいいじゃんw
またお願いします!
>>154
既に冷たいジュース持って出てきてるシンジを想像した
156:96=119
13/06/23 02:15:29.09
まだ出先。帰ったら投下予定
>>152
言い出しっぺさんよね?w
癒されるんで単発といわずガンガンお願いします。
157:96=119
13/06/23 04:58:55.21
入学式、始業式と終わりさらに一週間がたった。
シンジとアスカはあの時から口を聞いていない。
「なあ、このままでいいのか?碇」
そのきっかけを作ってしまったケンスケが申し訳なさそうにシンジに問いかけた。
「なにがだよ?」
帰宅の準備にかかっていたシンジは不機嫌そうに返事を返す。
聞き返さなくてもわかっている。この数日何度も同じことを聞かれているからだ。
アスカと仲直りしなくていのか?と。
(悪いのはアスカじゃないか……話も聞いてくれないで)
アスカをちらりと見た後シンジはこの話はこれ以上しないとばかりにそっぽを向いてしまった。
まいったな、と頭をかきながらケンスケはため息をつく。このできたばかりの友人は見かけによらず少し頑固なところがあるらしい。
ケンスケは、シンジからアスカへと視線を移した。アスカはシンジを見ていた。少し寂しそうな目だった。
(なんとかしてやりたいんだけどな……)
あの時、ケンスケは教室の空気を変えようと、二人に助け船を出したつもりだった。
ケンスケに否はないとはいえ、後味は良くないのだろう。
その後何かにつけ、シンジに仲直りを促してはいるのだがうまくいかない。
ただシンジ個人とは話す機会が増えた事、寮の部屋が隣なこともあり仲良くなってはいた。
(それになんとか仲直りしてもらわないと……)
アスカがケンスケの視線に気付いた。
(俺の心臓が持たない)
アスカの寂しそうな瞳は、恨みと呪いを込めた鬼の眼に変わっていた。
158:96=119
13/06/23 04:59:25.59
(むかつく)
アスカの胸の内に広がっていく苛立ち。
(むかつくむかつく)
そもそも名前も知ったばかりの相手だったはずだ。
(むかつくむかつくむかつく!イライラする!)
なのになぜこんなにイライラするのだろう。
最初の一日は無自覚だった。
二日目は気付かない振りをした。
三日目は必死で打ち消した。
四日目から先はもうダメだった。
シンジと喧嘩してしまった。口もきいてない。それがイライラの原因だとはっきり自覚した。
自覚はしたものの未だになぜシンジと話せないのが、そんなにいやなのかというのは自分でもわからない。
とにかくいやなのだ。もやもやする。いらいらする。在るべきものがない喪失感すら感じる。
名前すらこの間知ったところなのに?
言葉を交わしたのは三度。会話と呼べたのはそのうちの一度のようなものなのに?
(なんでこんなに気になるのよ。あんた私のなんなのよ……)
アスカはため息をつくと、シンジを見つめる。クラスメートと話しているようだ。
確か相田とか言うやつだったか。
あの日、あいつが話しかけてこなければこんなことには。
いや、違う。今は少しわかる。あの時クラスの空気はよくなかった。
彼なりに気を使ったのだろう。シンジの顔を知っていたからというのもあったのかもしれない。
(八つ当たりなのはわかってはいるんだけど)
ケンスケがこちらの視線に気付いたようだ。アスカは精いっぱいの恨み辛みを込めて睨みつけた。
159:96=119
13/06/23 05:00:10.44
友人が寿命をすり減らしている時、シンジはあの時のことを思い出していた。
(だってアスカも迷惑してると思ったんだ)
冷やかしの声に思わず怒鳴ってしまったのは自分の気恥かしさも確かにあった。
だが、けして自分のためだけではなかった。アスカだってそうだったと思う。だから怒鳴った。
『名前も今日知ったばかりなんだし、夫婦でも付き合ってるわけでもないよ!』
そして周りの興味を断ち切るために言った。
『そんな風に冷やかされたら迷惑だよ』
そのあとに言ってしまったこの言葉自体には嘘はない。
まだ顔も知らぬ級友たちに心を見透かされたような気がしたのだ。
居心地の良い距離感を。感じていたデジャヴを。
だけど―――
『あんた迷惑だったんだ?あっそ、悪かったわね』
アスカの声は少し震えていたがシンジはそれに気付かなかった。
『違うよ、そう言う意味じゃないってば、これは―』
『もう話しかけないで』
シンジが弁解するより早く、アスカはそう言った。
160:96=119
13/06/23 05:01:58.26
振り返ってみると他愛のない事。落ち着いてから伝えることもできたはずだった。
だがシンジは少し意固地になっていた。
言い訳を聞いてくれないこと。話しかけるなと冷たく言い放たれたこと。
反発した心が一言謝って説明する、という至極当たり前の行動をとれなくさせていた。
そのままずるずると時間だけが過ぎてしまい、過ぎた時間がシンジの自己正当化を促していた。
(それにアスカが話しかけないでって言ったんだ。僕は悪くないよ……でも……)
イライラする、ざわざわする。何か大事なものがなくなりそうな焦燥感。
話した時間なんてわずかだったのに
(なんで僕、こんなにいらいらしてるんだろう)
横目でアスカを見る。鬼の形相だった。
(こっちを睨んでる。まだ怒ってるんだ)
アスカはケンスケを睨んでいただけなのだが、シンジは気付かない。
アスカもまたシンジの視線に気付かず呪詛の視線をケンスケに送っている。
(ちぇっ、知るもんか)
アスカの視線を自分への批難の視線と勘違いしたまま
「ごめん、ケンスケ。先に帰る」
脂汗を流し固まっている友人に声をかけシンジは乱暴にバッグを担ぎあげた。
カランと小さな乾いた音に、急ぎ足のシンジが気付くことはなかった。
161:96=119
13/06/23 05:04:29.97
次回完結
火曜までに投下予定
ヒカリ出すか迷う
162:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/23 05:06:51.26
おつです
出かける前にいいもん読めました
163:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/23 08:30:47.60
良いですな〜
164:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/23 09:30:57.84
>>148
アスカ「ママ〜!合格したわよ!」
キョウコ「よかったわね〜アスカちゃん、おめでと〜」ニコニコ
アスカ「えへへ♪」ニコニコ
キョウコ「お祝いしなくちゃね♪お寿司でも取ろうかしら〜」
アスカ「ホント!やった♪」
キョウコ「お隣の子も同じ学校受けてたはずだけど、どうだったのかしら…?」
アスカ「え?受かったみたいだけど…ママ知ってるの?」
キョウコ「シンジ君でしょ?知ってるわよ〜、ママ同士同じ職場だもの」
アスカ「へ〜そうなんだ」
キョウコ「て言うか〜シンジ君も受かった事だし、お隣も呼んでパーティーしちゃおっか?」
アスカ「え…いいと、思う…けど…」
165:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/23 09:47:33.26
>>164
ピンポ〜ン
キョウコ「は〜い」パタパタ ガチャ
ユイ「こんばんわ〜キョウコさん」ニコッ
キョウコ「ユイさんいらっしゃ〜い」ニコッ
シンジ「あの…こ、こんばんわ…」ペコッ
キョウコ「シンジ君ね、いらっしゃいアスカちゃんが待ってたわ〜」ニコニコ
アスカ「べ、別に待ってないし!///」
キョウコ「テキトーに座ってて〜、今お茶入れるから〜」
ユイ「私も手伝います」パタパタ
シンジ「…ど、どうも…」
アスカ「…」プイ
シンジ「……」
アスカ「なに固くなってんのよ?」チラ
シンジ「あんまりこう言うの、慣れて無くて…」
166:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/23 09:57:22.89
>>165
アスカ「さっきはご馳走になったわね、ありがと…//」
シンジ「いや、その……うん…//」
アスカ「…」
シンジ「…」
シンジ「なんか緊張するなぁ…」
アスカ「ん?もう友達になったようなもんなんだから、緊張なんかしないでよね」
シンジ「ご、ごめん…」
アスカ「これで同じクラスになったら笑っちゃうわよね」
シンジ「あはは、まさかそんな偶然続くはず無いよ」
アスカ「分かんないわよ、もし同じクラスだったらまたパフェ奢りなさいよね」
シンジ「じゃぁ違ってたら逆に僕に奢ってよ?」
アスカ「いいわ、賭けましょ」
167:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/23 10:07:31.12
>>166
キョウコ「お茶が入ったわよ〜」
ユイ「あらあら、もう仲良しになったの?」
シンジ「そんな…///」
アスカ「…///」
ピンポ〜ン
キョウコ「お寿司が届いたみたいね♪」
アスカ「美味しそ〜♪」
シンジ「凄い豪華だよ♪」
キョウコ「どうせなら特上をって思ったの、ね〜ユイさん」ニコニコ
ユイ「ええ」ニコニコ
アスカ「ねぇもう食べましょうよ!お腹ペコペコよ!」
キョウコ「そうね〜、いただきましょ♪」
イタダキマース
一同「「「「美味しい〜♪」」」
いつかに続く
168:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/23 15:14:05.30
乙ほっこりした
個人的には家族間のつながりとか無しで二人がくっついてる方が好きだけど
こういうのもたまらんね
169:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/24 04:54:04.01 clQzT5IC
age
170:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/24 10:46:40.57
>>167
初登校日
ピンポ〜ン
ガチャ
キョウコ「は〜い」
シンジ「おはようございます」
キョウコ「おはよーシンジ君、ごめんなさいね〜アスカちゃん寝坊しちゃって」
キョウコ「アスカちゃん!ほらシンジ君迎えに来たわよ〜」
アスカ「ちょっと待って!もうすぐ支度出来るから!」バタバタ
アスカ「ごめん!お待たせ!」ダダッ
シンジ「………」
アスカ「ん?何ボーっとしてんのよ?」
171:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/24 10:47:54.95
シンジ「えっ!?ああ…あの…」
シンジ「せ、制服姿も、似合ってるな〜って…//」
アスカ「ば、バカね!何言ってんのよ!///」
アスカ「ほら遅れるから、早く行くわよ!ママ!行ってきまーす!」
キョウコ「いってらっしゃ〜い」フリフリ
アスカ「〜〜〜♪」タッ タッ タッ
シンジ「あっ、待ってよアスカ〜」タッ タッ タッ
172:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/24 10:49:26.86
電車内
ギッシリ…
アスカ「ああんも〜!なんで日本の電車はこんなに混むのよ!」
シンジ「仕方無いよ、人口が密集してるし…」
サワサワ…
アスカ「!?」ビクッ!
アスカ「シンジ…」
シンジ「どうしたの?」
アスカ「痴漢よ、誰かあたしのお尻触ってる…///」
シンジ「ええっ!!」キョロキョロ
アスカ「くっ…」ムカムカ
バッ!
173:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/24 10:50:31.00
アスカ「このエッチ!バカ変態!信じらんない!」ガバッ!
シンジ「うわあああっ!」グイイッ!
アスカ「あれ…?」
シンジ「ご、ごめん…それ、僕のカバン…当たってたみたい…」
アスカ「あ、あんたバカぁ!紛らわしい事しないでよね!」
ザワザワ…
シンジ「アスカ…みんな見てる…///」
アスカ「〜〜〜///」カァ〜
174:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/24 10:51:55.33
学校
アスカ「さ〜て、クラス別けはどうなってるかな〜♪」
シンジ「あ、1-Aみたいだよ」
アスカ「んっふ〜うふふ♪」
シンジ「なに変な笑いかたしてるんだよ?」
アスカ「賭けはあたしの勝ちね!じゃーん」ビシッ!
シンジ「あっ!同じクラスだ!」
アスカ「パフェまたゴチになりま〜す♪」
シンジ「………」
アスカ「ん?なによあんた、あたしと同じクラスになるのがイヤなわけ?」ジロッ
シンジ「そ、そんなわけ無いじゃないか!」ブンブン
シンジ「良かったと思ってるよ…///」
アスカ「そ、そうよね!超絶美少女たるあたしと同じクラスなんだし、光栄に思いなさいよね!///」
シンジ「ち、超絶って…」ジトッ
アスカ「あ、ごめん…調子に乗りすぎたわ…///」
続く
175:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/24 11:02:38.76
ほんわかしてていいなw
176:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/24 18:14:03.17
職人さん達乙です!
癒やされてますよ〜
177:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/24 21:04:01.94
ミサトはやっぱり出さない方が良いのかな〜?
好きなんだよな〜ミサトさん…
178:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/25 02:18:01.34
全ては職人次第でいいじゃない
179:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/25 04:27:36.54
そもそもこの世界にミサトは……
180:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/25 07:02:25.55
いるかもしれないしいないかもしれないよな
言いきる材料は一つもないしww
181:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/25 07:32:30.43
軽く分類
1.ミサトやリツコ、トウジはいないよ派
補完前に死んだ人はいない。貞エヴァに出てない人もいない。
2.ミサトもリツコもトウジもいるよ派
全ては元通りで再スタートしてる(TV版学園エヴァに近い?)
3.それどころかマリやレイ、カヲルとかマナ、マユミまでいるよ派
もうなんかとにかく全部いる(貞エヴァラストがスタートになる育成計画みたいなもん)
4.時田とかマリとか出てなかった人は世界のどこかにいたはず派
描写されてないだけで貞世界のエヴァにもきっといたからと言う解釈
結論
手を繋いで出会った高校生のシンジとアスカが幸せそうなら何でもいい
182:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/25 10:17:24.52
合点承知!!
シンジとアスカのほんわかラブコメディ、
やっっってやるぜ!!
183:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/25 14:37:36.86
>>174
アスカ「そうだ!もう一回賭けましょ!」
シンジ「ええ〜やだなぁ〜」
アスカ「いいじゃない!席が前後左右くっついてたらあたしの勝ちね!」
シンジ「なんだよそれ〜、まぁさすがに偶然は続かないと思うけど…」
アスカ「じゃあ良いわね?賭け成立よ!」
シンジ「わかったよ…しようがないな〜」シブシブ
=教室=
シンジ「真後ろか……」orz
アスカ「んふふ〜♪」
184:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/25 14:57:06.60
>>183
=授業中=
シンジ(アスカの髪って、綺麗だな〜…全然痛んでないし、良い匂いもするよ…)ボー…
教師「碇!なにボーっとしてるんだ!そんなに惣流が気になるか!?」
シンジ「ええっ!?///」ガタン!
アスカ「あ、あんたバカぁ!?あたしに見とれてないで、ちゃんと授業に集中しなさいよね!!///」
シンジ「いや、その…ご、ごめん…」
クラスメイトA「なんや二人とも、もう付き合っとんちゃうかぁ〜?」
クラスメイトB「既に尻に敷かれてるみたいじゃないか、イヤーんな感じ〜」
クラスメイトA「夫婦みたいやな〜」ニヤニヤ
シンジ「ち、違うよ!!///」
アスカ「ち、違うわよ!!///」
ワハハハハハ!!
続く
185:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/25 15:19:25.11
=昼休み=
アスカ「さて、お昼だし購買でパン買お〜っと」
シンジ「あ、待ってよアスカ」
アスカ「ん?なによ」
シンジ「弁当作ってきたんだよ」ゴソゴソ
アスカ「お弁当?……どうして?」
シンジ「アスカのお母さん、料理が下手でお弁当作れないからって、ウチの母さんが頼まれたみたいなんだ」
アスカ「ぶっ…ママったら…恥ずかしい…///」
シンジ「ところが、ウチの母さん朝弱くてさ、僕が作るしか無かったんだ」
アスカ「えっ?あんた料理出来るの?」
シンジ「うん、仕事で母さんが家に居ない時が多くてさ、自分で作ってるうちに得意になっちゃって…」
アスカ「そうなんだ…ウチと似たようなものね、ただあたしは出前とかほか弁ばっかだけど…」
シンジ「よかったら食べてよ」ニコッ
アスカ「う、うん…ありがと…///」ドキッ…
186:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/25 15:30:52.47
>>185
アスカ「いただきま〜す」
パクッ モグモグ…
シンジ「どう?口に合うかな?」
アスカ「ん、まあまあね!」モグモグ
シンジ「そ、そうか…」ショボーン…
アスカ(このタコさんウインナー…絶妙な味付けね…)モグモグ…
アスカ(ハンバーグも好みの味だわ……シンジ…タダ者じゃないわね)モグモグ…
アスカ「ごちそうさま!美味しかったわよ///」
シンジ「アスカ…」パァー
アスカ「シンジあのさ…」
シンジ「え?」
アスカ「お弁当…また作ってくれる…?」
シンジ「うん!いいよ!」ニコニコ
アスカ「ありがと…///」
続く
187:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/25 15:43:27.17
めちゃくちゃいいです
頑張ってください
188:96=119
13/06/25 16:37:15.21
(やっぱり仲直りした方がいいのかな)
国語の宿題の手を止め、シンジはアスカのことを考えた。
(そういえば国語苦手だって言ってたっけ)
やっぱり仲直りした方がいいのだろうか。いや、いいに決まっているのはわかっている。
ケンスケにいちいち言われるまでもないのだ。本心ではわかってる。
だが、アスカに拒絶されるのが怖いのだ。
(あんな冷たい言い方しなくてもいいじゃないか)
浮かれてたのは自分だけだったような気がして怖くなった。
この数日、夜はいつもこうだ。何かの折に付けアスカを思い出していた。
そして腹が立ったり、悲しくなったり、焦ったり。
最後はアスカも悪いと結論付けることで行動する事から逃げている。
(逃げちゃダメって解ってはいるんだけどな……)
なんとなく宿題が手につかない。
一旦放置してテレビをつけた。あまり面白くもないお笑い番組が流れてくる。
テレビから聞こえてくるわざとらしい笑い声がシンジの癇に障った。
チャンネルを変えてみたけども、どこも変わり映えがせずシンジの気分を変えてくれるようなものはなかった。
(はぁ……明日の準備だけしとこ……宿題はもう後でいいや)
バッグを手元に引き寄せ明日の時間割を確認しながら教科書やノートを詰め込んでいる時
(あ、あれ?)
鞄の異常に気付いた。正確には鞄につけていた『お守り』がない事に気付いたのだ。
(どこにいったんだろう……)
机の上からベッドの下、部屋の隅々まで探してみるが見つからない。
部屋を飛び出して寮の管理室へ向かった。
「夜中なんだから廊下走るなよ!」
すれ違う寮生の声を聞き流しつつ階段を一気に駆け下りる。
「すいません、碇ですけど今日何か落し物とか届いてませんか?」
息を切らしながら管理人に尋ねるが何も届いてはいないと言う。
「そう……ですか、ありがとうございます」
今日はまっすぐ寮に戻っている。仮に落としたとしたら学校までの道、もしくは学校だ。
門限まではまだぎりぎり時間がある。
帰ってくる時には過ぎてるかもしれないが、出るのを咎められはしないだろう。
シンジは夜の街に飛び出していった。
189:96=119
13/06/25 16:38:24.20
(ない、ない……)
仮に道に落ちてしまっていた場合、誰かに拾われてしまったのかもしれない。
そうなら今はどうしようもない。あとで交番にでも行ってみようか?
でも今は先に学校までの道を確認しないといけない。
夜なので正直見落としもあるかもしれない。
部屋に戻って懐中電灯でも取ってこようか?そう考えたが今戻るとさすがに門限に引っかかってしまいそうだ。
(慌てて飛び出したのはまずかったかな)
でも今は少しでも早く『お守り』を見つけたかった。
(くそっ……何でこんなことばっかり続くんだよ!)
アスカと気まずくなってしまったばかりか、大事な『お守り』までなくしてしまった。
学校はもうすぐそこだ。道中では結局見つからなかった。
朝を待ってから学校の中を探すべきかどうか。シンジは閉じた校門を見ながらそう考えていた。
190:96=119
13/06/25 16:39:00.82
そもそもこの大事な『お守り』というのはシンジにとって別に何か思い出があるわけではない。
正確に言うと思い出がないというどころの話ですらない。
なにしろいつから自分がそれを持っていたのかも実はよく覚えてはいないのだ。
気づけばそこにあった。これがシンジの『お守り』だ。
落ち込んだ時、泣きそうな時、立ち止まりそうな時。なぜかそれを眺めていると不思議な気分になった。
見守られているような、背中を押してくれるような。そんな感覚。
懐かしいような悲しいような。そして暖かいような。そんな感覚。
反面、何かを見つけないといけない気持ちにもさせられるのだ。
シンジが伯父夫婦の元を離れて遠くの明城学園にすることに決めたのも、実はそんな気持ちに後押しされたものだ。
今いる場所では見つからない何か。それを遠くの町なら見つけることができるかもしれない。
かつてシンジは夢も希望も持たない少年だった。
だけど希望は見つけることができるのではないかと思った。希望を持てないのは探そうとしていなかったからではないかと。
何かを見つけたいと言う気持ち。その何かが見つかれば希望も見つかるのだろうか?
シンジにとって『お守り』は、ちょっとしたそういう気持ちの道標のような意味がある。
なぜそう感じるのかはいくら考えてもわからなかったけれど、それでもシンジにとっては大事なものだった。
(ここまで来たら学校も探しちゃおうかな……明りはよく考えたら携帯のを使えばいいよね)
あとで振り返るとなぜこの時そう思ってしまったのかシンジにもよくわからない。
強いて言えば早く見つけたかった。アスカとの事で迷いがあるからだろう。
いつものようにひと押しが欲しかった気持ちがそうさせたのかもしれない。
朝になってから早めに学校に来るという選択肢はいつの間にかシンジの中から消えていた。
とにかくシンジは今探しに行くことを選択していた。
191:96=119
13/06/25 16:40:18.76
「夜の学校って思ったよりも怖いんだな……」
声に出したのは黙っている緊張感に耐えられなかったからだ。
昼間はあんなにたくさんいた人が誰もいない。
誰の声もしない。妙に足音が響く。
「ま、まあ……声がしたら逆に怖いよね……」
若干忍び込んだことを後悔し始めていたが、今さら戻るのも怖い。
下駄箱周辺にはなかった。あとは教室とそこに行くまでの廊下くらいしか思い当たらない。
携帯のライトで廊下を照らしながらシンジは慎重に教室に向け進んでいった。
幸いにも見回りに見つかることもなく、教室に辿り着くことができた。
いや、『お守り』は見つからなかったのだから幸いではなのかも知れない。
「ここになかったら帰りに交番も寄ってみよう……」
そう呟いて教室の扉に手をかけようとして……シンジは鍵を持っていないことに気付いた。
「あちゃ……職員室まで行かないとダメか。職員室の扉開いてるといいんだけど……」
職員室に戻ろうとした時、よく見ると少し扉が少し開いていることに気付く。
「閉め忘れてたのかな?」
よかった、取りに行く手間が省けた。
そっと扉を開け教室に入った瞬間――頭に強い衝撃を受けシンジの意識は途切れた。
軽い悲鳴のような声も聞こえた気がしたが、それが何なのかを確かめることはできなかった。
192:96=119
13/06/25 16:42:28.85
後頭部に柔らかな感触を感じながらシンジは目を開けた。
(暗いな……教室の天井……かな?確か僕……)
混濁した記憶を手繰り寄せていく。側頭部は痛いが後頭部は気持ちいい。
「気がついた?よかった……」
頭上から声がした。少し涙声に聞こえるのは気のせいだろうか。
髪をなでる細い指が痛みを和らげてくれる様で心地いい。
「えっと……アスカ……なの?」
暗さのせいか、目がはっきりしないのか。顔がまだよく見えないので声で判断するしかない。
「うん。ごめん。泥棒か変質者かなんかだと思って……思いっきり蹴っちゃった。だってぼそぼそ声が聞こえたと思ったら扉開くし怖くなっちゃって……」
ようやく状況が少し飲みこめた。ということはこの柔らかな感触は……
「そしたらシンジが倒れてて……一瞬死んだのかと思った。そしたらなんだかもっと怖くなってきて」
「それで膝枕してくれてたんだね」
嬉しいけど照れくさい。ショートパンツでも履いてるのだろうか、直に素肌が当たってる気がする。
「…………床に転がしといたほうが良かった?」
アスカの顔は茹で上げたように真っ赤だ。暗がりなのでシンジには見えていないことはアスカにとって幸運だった。
そしてシンジにとっても。シンジの顔もまた茹で上げ完了だったのだ。
「あー……ありがとう。って、話しちゃってるけどいいのかな?」
「…………いいのよ、あたしが話しかけてんだから」
互いの顔が見えないことが逆に素直にさせるのだろうか。
「そっか………」
「そうよ………ところで、なんであんたこんな時間にこんなとこにいたのよ」
「ちょっと探し物だったんだ。大事なものを落としちゃったみたいでさ。そうだ、探さないと……つっ……」
立ち上がろうとしたがまだ頭が痛むらしい。
「もうちょっと動かない方がいいわよ。それに、こんなの特別大サービスなんだから二度とないわよ」
シンジの頭をまたゆっくりと自分の膝に乗せた。
「でも元はと言えばアスカが僕を蹴ったからじゃないか」
「うっさいわね。床に頭振り落とすわよ」
言葉とは裏腹に優しく髪を撫で、その後蹴ってしまった側頭部にできるだけ優しく触れる。
シンジの身体が痛みのためか一瞬びくりと震えた。
ごめんね、もう一度小さくアスカの謝罪の言葉が聞こえた。
193:96=119
13/06/25 16:44:21.24
「そういうアスカは何でここに?」
痛みと引き換えにこうやってまた話せた。ついでに膝枕付きで。嬉しいやら恥ずかしいやらだ。
「ん、忘れ物がちょっと、ね」
「宿題のノートとか?」
「ん、まあそんなとこ……」
アスカらしくもなくどうにも歯切れが悪い。
「そんなの明日誰かに見せてもらえばよかったのに」
「いやよ、そんなのかっこ悪い」
プイと、アスカはそっぽを向いた。
「さて、だいぶ痛みも引いたし、僕は探し物をするよ」
立ち上がったシンジは携帯のライトをつけ、教室の中を探し始めた。
「ないなあ…………」
アスカは黙ってシンジを見つめている。先ほどまでシンジの髪を撫でていた手は今は上着のポケットの中だ。
「あ、もう遅いからさ、この後一応一緒に帰る?」
教室の隅やゴミ箱まで探しながらシンジは尋ねた。
「ん、迷惑なんじゃなかったの?また噂になっちゃうわよ。っていうか言っとくけどさ、まだ許してないから」
拗ねたような声の軽い拒絶。
(バカね、あたし……せっかく仲直りのチャンスなのに何でこんなこと言っちゃうかな)
意地を張ったことを少し後悔していても、それでも言葉を撤回することができなかった。
ポケットの中で握った手に力がこもる。
それきり会話は途絶えてしまった。
(なし崩しで仲直りってわけにはやっぱりいかないか。でもなんかこのタイミングは謝りにくいや)
考えながらも丁寧に教室を探すが、相変わらず『お守り』は見つからない。
いつの間にか月が出ていた。教室の中は明るく照らされている。
月明かりに浮かぶシンジの顔は焦燥感に満ちていた。
沈黙の中時間だけが過ぎていく中、アスカが口を開いた。
194:96=119
13/06/25 16:45:26.05
「…………ねえ、バカシンジ」
無言でシンジが振りかえる。
「そんなに大事なものなんだ?」
こくり、と無言で頷くと、ぽつりぽつりと『お守り』について話し始めた。
「おかしいよね。いつどうして手に入れたかも覚えてないのに、そんなのに背中押されてる気になるって」
話し終えるとシンジは少し困ったような微笑みを浮かべた。月明りの中のシンジの微笑みに当てられたかのようにアスカは話しはじめる。
「おかしくないわよ。あたしも……そう思ったから。だから多分大事にしてるだろうな、ってそう思ったから」
シンジの顔が曇る。アスカは何を言ってるのだろう?
「だからこっそり返しに来たの……怖くて」
軽く俯いてるアスカの声はシンジに話しているのか、ただ独白なのかわからないような響き。
「アスカが何を言ってるのかよくわからないよ……」
シンジは困惑していた。
「これでしょ?あんたの大事な『お守り』」
アスカの差し出した手にはシンプルなクロスペンダントが握られていた。それはシンジのカバンについていたものと同じだった。
月の光を反射したクロスが美しく見えた。
シンジは黙ってアスカとクロスを見つめている。
「あんたが帰る時に落としたのが見えたの。拾ったのはいいけどどうやって渡したらいいかわかんなくて」
アスカの声は少し震えている。シンジは黙ったままだ。
「怖かったのよ。またケンカになったらって思ったら」
アスカは一度言葉を区切る。
シンジの目は今はアスカをまっすぐに見つめていた。
「でも不思議よね。なんかこれ見てたらさ、後悔するなって誰かに言われた気がしたの」
アスカは俯いたままだ。
「でもこっそり返しにきちゃ何にもならないわよね。直接渡して、あんたに謝り――」
「違うよ、アスカ」
アスカの言葉をシンジは遮る。少し強い声にアスカも思わずシンジを見つめ返した。
195:96=119
13/06/25 16:45:58.00
「謝るのは………僕の方だから」
ゆっくりとシンジは語り始めた。あの時なぜあんなことを言ってしまったのか、なぜすぐに謝れなかったのか。
そして――本当はまたアスカと話したかったという気持ちを。
「ごめんね、アスカ。それから、拾ってくれてありがとう」
言ってしまってみれば簡単なことだった。なぜ今までできなかったのだろう。
「ううん。あたしこそごめん。あの言い方はなかったわよね」
あの時のシンジの言葉で浮かれてたのは自分だけだと思ってしまった。だから腹が立った。でもその一言でシンジもそう思ってしまった。
ただのすれ違い。あの時一言伝えることができていればとアスカも今は思う。
再び沈黙が二人を包む。ただそれは気まずいものではなく。欠けていたものを取り戻せたような、そんな充足感からのものだ。
アスカはそのままシンジに近づくとペンダントをシンジの首にかけた。
「カバンなんかにつけてるから落とした時に気付かないのよ。バーカ」
アスカはそう言うといたずらっぽく笑った。
196:96=119
13/06/25 16:47:07.38
「ところで門限過ぎてるわよ。どうする気?」
正面玄関から二人で帰るのはさすがにまずい。
「ああ、それならケンスケに頼んで裏から回って入るから大丈夫だよ」
シンジの隣室の友人相田ケンスケは時々門限外に外出をしているようでその辺に詳しいのだ。
「あのメガネか……ま、いいわ」
善意からとはいえ、そもそもの発端だった人間に頼るのは少々気に入らないが背に腹は代えられない。
他愛もない話をしながら、時にじゃれるように言い合い、時に笑いあいながら二人は帰路を急ぐ。
「あ、そうだ」
「どうしたの、アスカ?」
すっと手が差し出される。
「握手よ、握手。仲直りのね」
頷くとシンジはアスカの手を握った。
互いの体温が伝わり、自然と意識してしまう。トラブルやアクシデントの結果ではなく、お互いの意思で初めて繋がれた手。
「今度はいつまでも握らせないからね、エロシンジ!」
赤くなった頬を見られないように、アスカは素早くシンジに背を向けた。
(仲直りできて本当に良かった)
シンジは立ち止まるとそっと胸元のクロスに手を当てた。
二人の背中を少しずつ押してくれた不思議で大事なペンダント。
(ありがとう……)
心の中で、呟く。
「シンジー?」
「うん、今行くよ」
寮へと続く道を二人は少し急ぎ足で進んだ。笑いあいながら。
ったく、二人とも相変わらず素直じゃないんだから。手間かけさせてくれちゃって。
「「え」」
そう、聞こえた気がした。
二人のほかには誰もいなかった。
月はただシンジとアスカを優しく照らしていた。
197:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/25 16:50:33.15
レベルたけぇ…
198:96=119
13/06/25 16:53:06.84
これにて完結
またなんか妄想きたら書くw
>>186
乙です
二人ともかわいいw
199:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/25 17:23:59.88
>>198
いや〜素晴らしい!
小説形式で書けるなんて凄いわ〜
自分のSSが稚拙過ぎて凹む…orz
でもやれるとこまで頑張る!
200:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/25 19:43:37.07
おっつ!
良い職人さんがいてくれて嬉しい
201:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/25 19:55:22.68 LwP0wd/v
乙です!癒される〜
202:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/25 22:52:01.34
小説形式だとエヴァ全盛期のの二次創作サイトを見てる気分になって懐かしいなww
長編にこだわらずほのぼの日常オナシャス!
203:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 05:45:45.46
短編も長編も小ネタもネタ振りも台本形式も小説形式もどんと来い
色んな高校生LASが見たいんだよ、俺らは!
シンジの写真を男子生徒に売りさばき
アスカの写真を女子生徒に売りさばき
そして二人の日常ツーショットを俺らに売りさばくA田Kスケさんってのが浮かんだ
204:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 05:52:40.35
うん。シンジの写真は女子生徒にアスカの写真は男子生徒だよね。
シンジのを男子が、アスカのを女子が買っていくのが普通ってどんな学校だよ!
生きていてごめんなさい。
205:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 11:15:13.10
マリ「買うにゃ買うにゃ買うにゃ〜♪」
ケンスケ「はいまいど。シンジの写真はあと3枚だけど」
マリ「違う違う〜。この2人でニコニコ喋ってるやつとぉ、2人でゴミ捨て行ってるやつとぉ」
ケンスケ「は?変なの買うんだな。単独のやつ以外は売れないからタダなんだけど」
マリ「なーに言ってんの、この2人のニャンニャン写真が良いんじゃん!枚数少ないよ!?お金出すからいっぱい用意してよぉ!」
ケンスケ「わ、わかった…。じゃあアンタ用にこれからは何枚か撮っとくよ」
マリ「おぉ、ありがとう!あっ、あの2人休み時間は旧校舎3階南の階段踊り場でコッソリ一緒ご飯食べてて、たまに気分盛り上がった時にチューするから、その瞬間しっかり写真におさめて!」
ケンスケ(ナニコイツ怖ェ……)
206:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 11:37:04.59
2人が直接出てなくてもちゃんとLASだな
これはいい変化球w
つかマリは俺らだったのか
207:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 12:54:29.90
>>205
素晴らしい!
俺も、二人が手を繋ぎながら街を歩いてる写真とか欲しい…
208:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 12:56:41.04
マリは人づきあいができる俺らかww
209:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 15:36:59.31
予告
「いつもの朝のいつもの光景」
「朝っぱらからいちゃついている二人には」
「周りが見えていないのか」
「もはや誰もつっこまないその日常には」
「誰もが知るそれなりの理由があった」
「次回シンジとアスカの学生生活」
「この次もサービス、サービスゥ!」
ってのを思いついた。昨日のあれの後日のいつか設定。
日が変わるまでには投下予定。短め即完結。
俺は小説形式のが楽なんですまん。なんかLAS書くのも読むのもすげえ楽しい。
210:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 15:39:40.87
俺も別所でLAS書いてるけど、2ch形式でSSかける人凄いよね
一回書いてみたけどキャラの動きが全然表現できなかったww
211:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 15:44:52.55
>>186
=某喫茶店=
アスカ「〜♪」パクパク
シンジ「ホントに美味しそうに食べるね」
アスカ「うん♪」パクパク
シンジ「でもさ、こんな所クラスの連中に見られたら、またからかわれるよ…」
アスカ「別に良いじゃない、あたしは構わないわよ」パクパク
シンジ「あの…それって…///」
アスカ「あ、あたしはパフェにありつけたらなんでも良いの!勘違いしないでよね!///」
シンジ「なんだ、そうか……」
212:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 15:46:36.61
>>211
トウジ「ん?ありゃ碇と惣流やないか?」
ケンスケ「おおっ!決定的瞬間!」パシャッ!パシャッ!
トウジ「あいつらやっぱり、付き合っとったんやな〜」ニヤニヤ
ケンスケ「からかってやろうぜ」ニヤニヤ
カランカラン
店員「いらっしゃいませ〜」
トウジ「よぉ碇!」
シンジ「ああっ!ト、トウジとケンスケ!?」
ケンスケ「碇〜、やっぱり惣流と付き合ってたんだな〜」ニヤニヤ
トウジ「く〜ニクいやないか〜、入学早々彼女こさえたんかいな〜、こうなったらセンセと呼ばしてもらわなあかんな〜」ニヤニヤ
シンジ「ほらアスカ〜、見つかっちゃったじゃないか〜」
213:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 15:48:02.40
>>212
アスカ「………」ガタッ!
トウジ「!?」
ケンスケ「!?」
シンジ「アスカ…?」
アスカ「そうよ!あたしたち付き合ってんの!なんか文句ある!?」
シンジ「ぶーーーっ!!」
トウジ「い、言い切りよった…」
ケンスケ「いやーんな感じ…」
アスカ「シンジ!帰ろ!」グイッ!
シンジ「あっ!引っ張らないでよ!」ヨタヨタ
アスカ「シャキッと歩きなさいよ!」スタスタ
カランカラン…
店員「ありがとうございました〜」
214:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 15:49:58.65
>>213
トウジ「なんやあれ…?」
ケンスケ「さあ…」
店員「あのお客様?ご注文は?」
トウジ「あ、えらいすんまへん…ワシら帰りますんで」
店員「ではこちらのお会計お願い致します」
ケンスケ「え?」
トウジ「や、やられた…」
215:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 15:51:28.68
>>214
アスカ「んふふ〜♪」
シンジ「さっきの所お金払って無いけど…」
アスカ「今頃あいつらが払う事になってるわよ♪」
シンジ「アスカ…ちょっとひどくない…?」
アスカ「あたしたちをからかいに来た罰よ!」クスクス
シンジ「ははっ…大丈夫かなぁ…」
216:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 15:53:12.67
>>215
アスカ「ねぇシンジ…」
シンジ「なに?」
アスカ「さっきあたしが言ったこと…《そうよ!あたしたち付き合ってんの!なんか文句ある?》ホントに良いかもって少し思った…///」ボソッ…
シンジ「え、なに?ちょっと聞こえなかった…」
アスカ「バーカ、何でも無いわよ!///」タタタッ
シンジ「あっ!待ってよ!」タタタッ
続く
217:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 16:03:32.29
>>216
乙
トウジもいるコースか。それも和むなw
218:sage
13/06/26 16:10:41.05 kDHE64XP
>>217
もうみんな出ちゃっても良いかなとw
輪廻転生、死んだって魂は巡りめぐってまた出逢うのだ!
219:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 19:13:14.76
乙!
どうしても出演キャラが少ないからね〜
220:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/26 20:03:25.87
「あー!アンタ受験のときのナンパ男!」
221:209
13/06/26 20:31:21.96
「おはよう、アスカ」
「おはよ、おっそい!」
明城の寮では平日には食事が出る。
朝食をとる生徒たちで食堂は混み合っていた。
席を二つ確保して待っていたアスカはご立腹だ。
「五分遅れただけだろ」
アスカの隣りに腰かけながらシンジは抵抗した。
「早起きは三文の得って言うでしょ。明日からは五分早起きしなさいよね」
アスカは攻撃の手を緩めない。
食堂は男女共用スペースなので二人の朝は大抵ここから始まる。
「自分が遅れた時はレディは支度に時間がかかるって言うくせに」
「む、バカシンジのくせに生意気な口ね」
アスカがシンジの頬を両手で引っ張る。
「ちょ、アスカ、食べてる時にそれはやめ―」
明城学生寮のいつもの朝の光景がそこにはあった。
集団生活には通常のルールのほかに暗黙のルールがつきものだ。もちろん寮生活にもそれはある。
ここ明城学院の学生寮における暗黙のルールの一つ。
朝の二人の邪魔はしてはいけない。
事の経緯はこうだ。
アスカがシンジを待っている時に上級生が声をかけてきた。
女好きで知られる先輩だった。アスカには早々に目をつけていたのだろう。
「横座っていいかな?」
「嫌」
即答。
「そう言わずにさ。もう学校には慣れた?」
めげずに座って話しかける。
「聞こえなかった?あたし嫌って言ったんだけど」
アスカは実は低血圧だ。なのにシンジより早く起きて待っていることが多い理由は推して知るべし。
シンジは起きてこない。変な男はしつこい。朝のアスカの短い導火線は早くも限界を迎えていた。
222:209
13/06/26 20:32:50.96
「そんなつれないこといわないでさ……」
「しつっこいわね」
食い下がろうとする上級生に向けアスカが平手を振り上げた時――
「おはよ。待たせてごめんね、アスカ」
アスカの振り上げた手を押さえながらシンジは微笑んだ。もう片方の手には朝食のトレイが乗せられていた。
「あっち空いてるから行こう」
そのままアスカの手を引っ張る。慌ててアスカも空いてる方の手で自分のトレイを確保する。
面白くないのは上級生だ。
「かっこいいな。王子様のご登場ってわけ?」
シンジは男子高校生としては華奢な方だ。少し脅してからかっても大丈夫。そんなことを考えたのだろう。
上級生はシンジを睨みつけるようにして立ち上がり、胸倉を掴んで見せた。
食堂が少しざわめいた。女生徒の軽い悲鳴が聞こえる。誰か寮監を呼んでこいと言い始めてる者もいた。
223:209
13/06/26 20:33:55.06
シンジは苦笑いを浮かべてめんどくさそうに答える。
「……僕が助けたのは先輩の方なんですよ」
なんだと?その疑問を口に出すよりも早く上級生の頭にアスカの踵がめり込んでいた。
「なにシンジの胸倉つかんでんのよ。さ、行くわよ。シンジ」
すたすたと、今度はアスカがシンジの手を引いて歩きだす。
「あーあ、やっちゃった」
「て言うかさっきの先輩を助けたって何よ!あたしは助けなくていいってわけ?」
「実際こうなってるよね」
伸びてしまった上級生を横目で見る。
「うっさいわね!」
「…………こんなの殴ってアスカが停学になったらどうするんだよ」
シンジの真意が伝わるや見る見るアスカは赤くなる。
「な、殴ってないわ。蹴っただけだし……………今度から気をつける」
「うん、そうしてくれると助かるよ」
この日を境に「朝の二人の邪魔はするな」明城学生寮暗黙のルールができることとなった。
なお、アスカは事の一部始終をビデオに収めていた相田ケンスケの提出した映像によりお咎めなしとなる。
「ところでさあ、碇、惣流。まだ付き合ってないって言い張るの?」
呆れ顔のケンスケの問いに、
「「付き合ってない(わ)よ」」
校内最速成立カップルと称されている二人は顔を真っ赤にしながら同時に答えた。
224:209
13/06/26 20:36:49.10
これにて完結
お昼編、放課後編があるかは不明
またなんか思いついたら投下します
225:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/27 03:02:38.46
おつす!
226:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/27 20:25:48.76
>>224
完結にはまだ早いyo!!貴方の力はそんなものではない事を信じてます
ゆーっくりでいいから思いついたら投下願います
いつも楽しませてもらってます。ありがとう
227:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/27 20:40:04.43
ここは…エデンの園だな
228:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/27 21:10:15.88
短編が完結って意味じゃないのww
229:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/28 14:23:50.86
>>216
アスカ「雨止まないわね…」
シンジ「梅雨だし、しようがないよ」
アスカ「せっかくの日曜日なのに、どこにも行けないじゃなーい!」
シンジ「………」カリカリカリ…
アスカ「あんた、あたしが遊びに来てるのに何してんのよ?」
シンジ「宿題だけど…」
アスカ「はぁ〜?そんなの夜にやりなさいよねー!あたしが暇になるでしょ!」
シンジ「あと少しで終わるんだよ、ちょっと待っててよ!」
アスカ「あ〜もう、つまんないつまんないつまんない!」ジタバタジタバタ
シンジ「ゲームでもやっててよ…」カリカリカリ…
アスカ「わーったわよ…」ピコピコ…
230:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/28 14:30:23.58
チュドーン!
アスカ「あ、死んだ…」
アスカ「これつまんないわ」ポイッ
アスカ「ねぇ〜まだ終わんないの〜?」
シンジ「まだ10分も経ってないじゃないか、まだだかかるよ!」
アスカ「ム〜…」プクッ
アスカ「それにしても蒸し蒸しするわね〜、エアコンつけないの?」
シンジ「そこにリモコンあるだろ」
アスカ「あった…」ピッ
231:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/28 14:37:45.15
ヒャ〜〜〜
アスカ「あ゛〜涼しい〜〜〜」
シンジ「なにオッサンみたいな声出してんだよ」プフッ
アスカ「だ〜って〜ぎぼぢいいんだも〜ん…」
シンジ「…………」カリカリカリ…パンッ
シンジ「よし!終わったあ!」
シンジ「ほらアスカ!宿題終わったよ!」
アスカ「………」スー… スー…
シンジ「なんだ、寝ちゃったのか…」
アスカ「………」スー… スー…
232:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/28 14:54:29.19
シンジ(可愛い顔して寝てるや…)
シンジ(…………)
シンジ(僕も昼寝するか…)フワァ〜
ゴロン
シンジ「zzz…」
233:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/28 15:04:55.64
…ンジ…シンジ…
アスカ「ちょっとバカシンジ!起きてよ!」
シンジ「んぁ…ほあ…」
アスカ「寝惚けてないで起きろ!」バシッ!
シンジ「いてっ!なんだよアスカ〜」
アスカ「もう夕方よ!」
シンジ「あ、ホントだ…5時過ぎてる…」
アスカ「1日寝て過ごすなんて、最低よ〜」
アスカ「それに、さっきママから電話が来て、今夜仕事で帰れないって」
シンジ「そうか…じゃご飯どうしよう?」
シンジ「ウチで食べてく?」
アスカ「いいの…?」
シンジ「いいに決まってるよ」ニコッ
アスカ「……//」ドキッ…
234:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/28 15:11:39.80
アスカ(こいつ、たまにカッコいいからドキッとするじゃん…///)
シンジ「なにかリクエストあるかな?」
アスカ「えっ?え〜と…ハンバーグ?」
シンジ「OK分かったよ、それじゃ買い物行かないとな…」
アスカ「雨は止んでるわよ」
シンジ「よし、じゃあ一緒に買い物行こうか?」
アスカ「うん♪」
235:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/28 15:25:02.61
アスカ「フライドガーリック乗せて欲しいな〜」
シンジ「え〜、めんどくさいな〜」
アスカ「出来合いのヤツでも良いわよ?」
シンジ「わかったよ」
アスカ「やった♪」
シンジ「今日は奮発して、牛100%の挽き肉買おう」
アスカ「今から楽しみすぎてヨダレが…」ジュルッ
シンジ「はしたないな〜」ケラケラ
アスカ「いーじゃん別に〜」
シンジ「よし、材料は揃ったよ、帰ろうか」
アスカ「うん♪」
236:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/28 15:36:55.58
アスカ「なんかさ〜、こうして買い物袋下げて歩いてると…」
シンジ「ん?」
アスカ「新婚の夫婦みたいよね?」ニコニコ
シンジ「ぶっ!なに言ってんだよ!///」
アスカ「あはは!冗談よ冗〜談!」
シンジ「〜〜〜///」
アスカ「顔真っ赤にして可愛いのー」ケタケタ
シンジ「からかうなよ!」
237:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/28 15:40:12.76
アスカ「はぁ〜、でも…」
シンジ「?」
アスカ「シンジとだったら良いかなって、思ったりなんかしたりして…///」
シンジ「///」ボッ
シンジ「バ、バカなこと言ってないで、ほら帰るよ!」ギュッ
アスカ「あ…(手が…)///」
シンジ「〜〜///」スタスタ
アスカ「〜〜♪///」スタスタ
アスカ「ねぇ、あたしにも作り方教えてよ」
シンジ「いいよ、一緒に作ろう」ニコッ
アスカ「うん♪」ニコッ
終わり
238:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/28 15:59:56.83
>>237
乙!
相変わらずこのシリーズの二人はかわいいなw
239:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/28 18:33:50.16
>>238
ありがとん
しかしネタが枯渇してきて参った( ノД`)…
次弾の装填はいつになるやら…
240:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/28 19:36:06.59
無理せずゆっくりかんがえてね!!!
それまではgdgd雑談で盛り上がってるからww
241:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/28 20:08:23.04
雑談から思いつくネタもあるだろうしなw
242:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/29 01:16:31.65
最近帰宅するとここに来てほっこりするのが日課になってるw
職人様GJです。ゆっくりネタ考えて下さい
243:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/29 12:06:39.52
予告
「アスカの下駄箱に入っているラブレター」
「名前も確認せずにゴミ箱に捨てるその行為は」
「シンジの心に複雑な感情をもたらす」
「そんなシンジの元に届いたラブレター」
「一通の手紙はシンジとアスカになにをもたらすのか」
「次回シンジとアスカの学生生活」
「この次もサービス、サービスゥ!」
仕事中だがこんなのが降りてきた。
>>223の少しあとくらいの話
火曜までには多分投下。
>>226
>>228の言う通りその短編が完結ってだけw
>>239
がんばれ。超がんばれ
楽しみにしてるし、刺激も受けてます
244:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/29 16:25:13.20
>>243
期待します!
245:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/29 20:27:53.97
宮村優子「アスカにとって理想の相手がいるとしたら、多分カヲル君」
え?
246:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/29 20:41:20.57
そんなこと宮村さん言ってませんから
247:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/29 20:42:17.42
>>246
荒らしだよ、アスカ関連スレ一斉にageてるっぽい
放置推奨
248:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/29 23:39:51.32
この二人は何か部活には入るんだろうか?
249:名無しが氏んでも代わりはいるもの
13/06/30 00:17:47.03
帰宅部っぽい
高校生シンジ、アスカは寄り道デートが似合う
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