【火山】首都直下型地震より危険値が倍以上高い「超巨大噴火」「1億2千万人が餓死」と専門家試算 [すらいむ★] at SCIENCEPLUS
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62:名無しのひみつ
22/01/10 17:46:24.89 e4DE8Wev.net
>>1
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「地球では(噴火の規模を表す噴火マグニチュード(噴火M)が7以上の)破局噴火を時々引き起こしてきた。日本ではこのような噴火が発生する時期も近いと考えられます」
 こう語るのは日本地震予知学会会長で、東海大海洋研究所地震予知・火山津波研究部門の長尾年恭客員教授だ。
 一番最近に大規模噴火したのは、7300年前に起きた薩摩硫黄島での噴火だ。鬼界アカホヤ噴火とも呼ばれる。産総研のデータでは噴火Mは6・8となっているが、噴火M8・1で超巨大噴火だったという見方もある。その当時の被害を見ると、すさまじいものがある。
 薩摩硫黄島は鹿児島県沖南方50キロにある。超巨大噴火によってここに直径約20キロにもわたる「鬼界カルデラ」と呼ばれるカルデラを作られた。火砕流は海を渡り、薩摩半島や大隅半島にまで達し、南九州の広い範囲を焼き尽くしたという。降灰は東北地方にまで及び関東でも約10センチも積もったとされる。この噴火で南九州縄文人は絶滅し、南九州は1千年近く人が住めない不毛の地となったと見られている。
「...アメリカのイエローストーン国立公園で超巨大噴火の可能性が指摘されており、破局噴火を起こしたら、北米だけでも2億人が亡くなるとされています。歴史的事実として、破局噴火は日本では1万年に一度程度の割合で発生しています」
...巽好幸名誉教授(マグマ学)は「超巨大噴火は、日本列島で過去に何度も起きてきた」と語る。地質の記録がしっかりしている過去12万年で見ると、これまでに7つの火山で11回も超巨大噴火が起きている。いずれも巨大なカルデラをつくった噴火だ。
 超巨大噴火は北海道で5回、九州で6回起きているという。巽氏は、この二つの地域は地殻の変形速度が遅いため、マグマが上昇しやすく、巨大なマグマだまりをつくる結果、超巨大噴火を引き起こしているとしたうえで、こう指摘する。
「超巨大噴火が起きるとしたら、北海道か九州で起きる可能性が高いと言える。北海道で起これば北海道は壊滅、九州で起こった場合は、火山灰が偏西風に乗り、被害を全国に拡大させる恐れがあります」
 2万8千年前に起こった姶良・丹沢噴火(噴火M8・3)と同じ規模の噴火が、人口が多い中部九州で起きた場合どうなるか。まず、火砕流が周囲100キロを覆い尽くす。 数百度とも言われる高温の火砕流は発生後2時間程度で700万人の人々が暮らす九州のほとんどの地域を焼き尽くしてしまう。
 その後、日本全国で火山灰が降り注ぎ、大阪では50センチ超も降る。1日以内に4000万人もの人が50センチ以上の火山灰の被害に会う。首都圏でも20センチ、青森でも10センチもの火山灰が降る。北海道東部と沖縄を除き、2日で全国の電気、水道、ガスなどのライフラインは完全に停止する。
 この結果、1億2千万人が生活不能に陥る。つまり、被災したのちに亡くなると見られる。復旧や救援が絶望的な状態で、ほとんどが餓死するというシナリオだ。
 巽氏よると、噴火M7の超巨大噴火が今後100年間で起きる確率は0・9%、M8だと0・3%だ。一見少ない数字に見えるが、1995年に大規模な被害をもたらした阪神淡路大震災の30年発生確率が0・02〜8%だったことを踏まえると、決して小さい数字ではないと見る。


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