2年前に「37億年前の微生物の生息痕だ」と報告されたグリーンランドの「化石」「生物の化石ではない」と否定する論文がでる at SCIENCEPLUS
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1:しじみ ★
18/11/29 16:45:05.35 CAP_USER.net
 新しい研究によれば、これまで地球最古の化石とされていたものは、ただの石かもしれない。
 2年前、オーストラリアの科学者チームはグリーンランドで奇妙な構造を持った物体を発見。古代の海底に生息していた微生物が残したものとみられた。年代は37億年前と推定され、地球ができてから生物が誕生するまでの期間はこれまでの定説より短かったことになる。
 だが、2016年の研究をNASAの技術を用いて調査した結果、「化石」に含まれた構造物は化石ではなくて石であると、10月17日にNature誌に掲載された論文では推定している。オーストラリアの科学者たちは依然、化石だと主張しているが。
 新たな研究論文を執筆したのはNASAの宇宙生物学者、アビゲイル・オールウッド氏。オールウッド氏は約35億年前の、当時最古とされた化石を発見した人物だ。2016年の論文を読んだ同氏は「何かおかしい」と考え、グリーンランドに自ら赴いて自分の目で確認した。
 オールウッド氏はその物体の形状、風化具合、そして何よりも構造物の内部層がこの種の化石、ストロマトライトに合致しないことを発見した。彼女によればその半分が間違った方向に成長している。
 オールウッド氏は数年後に火星に送られる予定の測定器を用いてこの構造物の化学分布図を作成しようとした。すると、この物体には化石生物の化学構造を持っていないことが判明。
AP通信では3人の外部専門家に意見を求めたが、全員が新しい研究結果に同意。豪ウォロンゴン大学のアレン・ナットマン氏が考えたような化石ではないと判断した。
 これほど古い化石の場合、多方面でのエビデンスが必要とされるため、「科学者たちはナットマン氏の出した成果には感銘を受けたが納得したわけではない」とコネチカット大学のピーター・ビシャー氏。これは化石ではないとするオールウッド氏の徹底した検証が正しいと確信が持てたという。
 ナットマン氏らは自分らの研究結果を弁護する声明を出した。オールウッド氏は2カ所の遠端からサンプルを採取しており、提供したオリジナルの標本をテストしていないというのが彼らの主張だ。
「これはリンゴとオレンジを比べるような古典的なシナリオで、当方と先方の調査結果が厳密に合致しないのは当然のこと」と声明で主張している。
 もう1人の外部専門家、ベルギーのリエージュ大学のマリー・キャサリン・スフォーナ氏は「原初の生命の痕跡を研究することは間違いなく非常に困難なことで、しばしば紛糾する」と述べている。
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