【環境】海が想定の1.6倍も熱を吸収していたことが判明、地球温暖化への取り組みの見直しが叫ばれる[11/06] at SCIENCEPLUS
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1:しじみ ★
18/11/07 15:09:07.38 CAP_USER.net
地球の海洋が、これまでの想定の1.6倍も熱を吸収していたことを、プリンストン大学の地球科学者であるLaure Resplandy氏らが研究によって明らかにしました。これまでは、1991年以降、10年ごとに4度ずつ海水温が上昇していると考えられてきましたが、実際には6.5度ずつ上昇していたことが明らかになっています。
Quantification of ocean heat uptake from changes in atmospheric O 2 and CO 2 composition | Nature
URLリンク(www.nature.com)
Startling new research finds our oceans are soaking up far more heat that we realized | Vancouver Sun
URLリンク(vancouversun.com)
2007年に「ARGO計画」がスタートするまでにさまざまな方法で測定された海水温の記録は間違っているのではないか?ということは、長年持たれてきた疑問です。Laure Resplandy氏らの研究は、この疑問を解明したものになります。
Resplandy氏らが行った研究は、海洋の温度を直接測定するのではなく、過去数十年にわたって酸素と二酸化炭素が海洋から放出された量を測定したもの。いずれの気体も水に溶けますが、温度が上昇すると溶ける量が減少するため、大気中の酸素と二酸化炭素を測定することで、海洋の温度を推定できるわけです。この仕組みについてResplandy氏は「太陽の下に置いておいたコーラがガスを失う」のと同じことだと説明しました。
海水温が予想よりも高かったということは、地球の気候系が熱を宇宙空間に放出するのではなく、毎年より多くの熱を吸収していたということを意味します。つまり、これまで科学者が考えていたよりも、地球温暖化が進行していたわけです。
これまで考えられていたよりも海洋の温度が急上昇していたことで、地球上の二酸化炭素を劇的に減らすために残された時間が、これまでの計算より少なくなるとも研究者たちは示しています。今期末までの気温上昇を産業革命以前の+1.5度以内に収めることが求められています。
既に地球温暖化は産業革命以前の+1度に到達していることから、世界のリーダーたちは目標達成のため「前代未聞の」アクションを取る必要があるとのこと。海洋の温度が急速に高くなり続ければ、海面上昇のペースも速まり、すでに影響を受けている南極やグリーンランドの氷にさらなる熱を届けることになります。このため「世界規模の」アクションが求められているわけです。
研究者は、温室効果ガスの排出量を二酸化炭素量に換算したカーボンフットプリント(CFP)を見直し、最大排出量を25%削減する必要があると述べています。既に国連気候変動パネルの科学者たちは「地球温暖化を+1.5度以内に収めるためには2030年までに温室効果ガスの排出を半分にしなければならない」と発表しており、それ以上の削減にはさらに大きな困難が伴うとみられています。
URLリンク(i.gzn.jp)
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