【宇宙物理】追悼:ホーキング博士、意外にも「ブラックホールが存在しない」に賭けていた!ヒッグス粒子が見つからないに100ドル at SCIENCEPLUS
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1:しじみ ★
18/03/20 14:10:55.91 CAP_USER.net
英国の理論物理学者スティーブン・ホーキング博士が3月14日、76歳で死去した。
1970年代に、ひとたび飲み込まれたら光でさえ絶対に逃げだせないとされていたブラックホールが「真っ黒」ではなく、
光の一部は特異点の周囲の「事象の地平線」から逃げ出せることを明らかにして、
物理学界に衝撃をもたらしたことで知られる。
 これをきっかけに、量子力学のレンズ越しにブラックホールを研究するという、まったく新しい手法が誕生することになった。
しかし、宇宙の性質に関するホーキング氏の驚くべき発言はそれだけではない。
ホーキング博士の40年以上にわたる研究生活において話題になった有名な賭けや、刺激的な発言のいくつかを振り返ろう。
■ブラックホールをめぐる賭け
 ホーキング博士のブラックホール研究はあまりにも有名なので、
博士がかつてブラックホールを否定するほうに賭けていたと聞いたら、意外に思われるかもしれない。
しかし、茶目っ気のある博士は、昔から科学的な問題についていくつも有名な賭けをしていて、その多くに負けている。
 1974年12月10日、ホーキング博士はカリフォルニア工科大学の理論物理学者キップ・ソーン氏と、
銀河系内の巨大なX線源であるはくちょう座X-1がブラックホールであるかどうかをめぐって賭けをした。
実は二人とも、はくちょう座X-1がブラックホールであることをほぼ確信していたが、
ホーキング博士はブラックホールではないほうに賭けることを選んだ。
 博士は1988年の著書「A Brief History of Time」(邦訳「ホーキング、宇宙を語る」1989年)の中で、
「私にとって、それは保険のようなものだった。ブラックホールについてたくさんの研究をしてきたので、
ブラックホールが存在しないことが明らかになった場合には、すべてが無駄になってしまうからだ」と書いている。
「ブラックホールが存在しないほうに賭けておけば、少なくとも賭けには勝ったという慰めを得ることができるし、
雑誌『Private Eye』4年分も手に入る」
 今では、はくちょう座X-1はブラックホールであることが広く受け入れられている。
また、2016年の重力波の発見によって、ブラックホールの存在はいっそう確実なものになっている。
 それからおよそ四半世紀後の1997年、ホーキング博士は、
ソーン氏とカリフォルニア工科大学の理論物理学者ジョン・プレスキル氏とともに、
ブラックホールをめぐる別の賭けを始めた。賭けの対象になったのは、ブラックホールの中に物質が落ち込むときに、
物質に関する情報も失われるかどうかである。ソーン氏とホーキング博士は、
ブラックホールに飲み込まれた情報が(量子力学に反して)失われるほうに賭け、
プレスキル氏は情報が失われないほうに賭けた。
 2004年、ホーキング博士は負けを認め、プレスキル氏に野球百科事典を贈った。
ホーキング博士はその後、ブラックホールが情報を保存するしくみの解明に取り組んだ。
2016年に「Physical Review Letters」に発表した論文では著しい進捗が見られたが、謎はまだ解明されていない。
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