【自然化学】ウイルス世界最大「ピソウイルス」構造、詳細に解析 at SCIENCEPLUS
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1:しじみ ★
17/11/18 22:25:10.75 CAP_USER.net
 自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)などの研究チームは、
世界最大のウイルス「ピソウイルス」の構造を詳細に解析したと発表した。
大きさや構造などで通常のウイルスと比べて多様性があり、生物の最小単位である細菌に近い構造であることを確認した。
同研究所の村田和義准教授(電子顕微鏡学専攻)とスウェーデンのウプサラ大との共同研究。
試料を液体窒素で凍結して観察できる2種類の電子顕微鏡のある同研究所で解析した。
 村田准教授によるとピソウイルスはシベリアにある3万年前(氷河期)の永久凍土で採掘され、
仏の研究グループが2014年に、自己増殖できないウイルスと定義していた。
 通常、ウイルスの大きさは0.2マイクロメートル以下で最小の細菌マイコプラズマ(0.2マイクロメートル)より小さい。
解析の結果、同じ種で大きさは均一とされるウイルスと比べ、ピソウイルスは0.8〜2.5マイクロメートルの幅があった。
 また、ゲノム情報が正二十面体や不定形の膜で覆われた一般的なウイルスと違い、
粘着性物質と脂質の多重構造で覆われたつぼ形をしており、内部にも膜状の構造を確認した。
 成長して分裂を繰り返す細菌は、自己増殖に必要なたんぱく質を合成するリボソームなどを内包。
球形や紡錘(ぼうすい)形をした細胞壁のある細菌もあり、研究は「ピソウイルスは自己増殖の機能を持たないが、
細菌に近い構造的な特徴を多数有する」と結論づけた。
 村田准教授は「生物はウイルスから進化したのか、それともピソウイルスが生物から退化したのか、生物論争のヒントになる」と
話している。論文は科学雑誌「Scientific Report」電子版に掲載されている。
画像:ピソウイルス=自然科学研究機構生理学研究所提供
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毎日新聞
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