【児童心理学】子供を叩かないで! 体罰の影響を科学的に研究 at SCIENCEPLUS
[2ch|▼Menu]
1:しじみ ★
17/11/16 03:27:16.22 CAP_USER.net
〈53カ国で体罰完全禁止。日本は?〉
「しつけ」の名の下で子供を叩くという行為について、
大学教授がこのほど、「体罰は子供に悪影響を及ぼすと科学が証明している」との記事を発表した。
カナダのマニトバ大学のトレイシー・O・アフィフィ准教授とオタワ大学のエリーサ・ロマノ教授が、
学術ニュースサイト「ザ・カンバセーション」に寄稿した。
この記事では、しつけで子供を叩くことを「平手」で子供の「お尻」を叩くことと定義している。
非営利団体「子どもに対するあらゆる体罰を終わらせるグローバル・イニシアチブ」によると現在、
世界では53カ国で子供への体罰があらゆる場面で法的に禁止されている。
さらに55の国が、体罰の完全禁止に取り組む意志があることを示したという。
しかしそれでも、叩くと言う行為が、しつけの一環として世界中で行われているらしい。
「子どもに対するあらゆる体罰を終わらせるグローバル・イニシアチブ」のウェブサイトには、
体罰の法的な扱い方を色分けした世界地図が掲載されているが、日本は「一定の状況では禁止されている」と分類されている。
これは、日本では学校での体罰は学校教育法第11条で禁止されているものの、
家庭や託児所、児童養護施設などでの体罰が法律で禁止されていないためだ。
〈体罰が良いとした研究結果はない〉
教授らは体罰の是非をめぐる議論は体罰が「必要かつ効果的」とする意見と「子供に有害で子供の人権を侵害する」とに分かれ、
これまで熱く繰り広げられてきたと指摘。しかし科学的な研究を根拠に、体罰は子供に有害なだけだという立場を取っている。
カナダの医学誌「カナディアン・メディカル・アソシエーション・ジャーナル」(CMAJ)に2012年に発表された研究結果に触れ、
「叩くことが子供に良いと示した研究結果はない」と指摘している。
一方で、体罰が子供に悪影響を与えることを示唆する研究は多数あるようだ。
中でも、アフィフィ准教授とロマノ教授が記事中で「画期的な2つのメタ分析」と描写しているのは、
いずれもテキサス大学オースティン校のエリザベス・ガーショフ准教授によるものだ。
1つはガーショフ准教授がコロンビア大学で研究していた2002年に発表したもので、
それより前の62年間にわたる88件の調査を分析している。
そこでは、体罰は身体的な虐待となる恐れがあり、また子供の非行や反社会的な行動にも強いつながりがあると結論づけている。
〈体罰が攻撃性や反社会的行動に〉
そして、さらに拡大させた調査が2016年に発表されている。
13年間におよぶ75件の調査を分析したもので、そこでも、叩くことで子供の振る舞いが改善された証拠は見つからなかったとし、
逆に体罰が13種類もの有害な結果を引き起こすと結論づけている。
有害な結果には、攻撃性、反社会的行動、心の問題、親とのネガティブな関係などが含まれる。
こうしたことから、子供や思春期の青年たちをしつけるために叩くという行為は決してするべきではない、と教授らは述べている。
また、肯定的な子供のしつけ方を親が実践できるように支援する必要があるとしている。
現在カナダでは、自宅訪問イニシアチブや、地域社会や小児科での介入の効果について調査が行われているという。
ニューズウィーク日本版
URLリンク(www.newsweekjapan.jp)


レスを読む
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

2322日前に更新/27 KB
担当:undef