【フィリピン】ルソン地方サンバレス州を震源とした震度5の地震発生。8人死亡、多数が不明[4/23] at NEWS5PLUS
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19/04/23 11:22:03.56 CAP_USER.net
ルソン地方サンバレス州を震源とした震度5の地震発生。8人死亡、多数が不明
22日午後5時11分ごろ、ルソン島北西部サンバレス州サンマルセリノ町を震源とするマグニチュード(M)6・3(米地質研究所)の地震があった。震源の深さは12キロで、フィリピンの震度階で最大震度5(日本の震度4ほどに相当)を観測した。
 各地からの情報を総合すると、首都圏北方パンパンガ州では複数の建物が倒壊し、8人が死亡した。州当局によると、がれきの下になお30人ほどが生き埋めになっている可能性があるという。
 国際便も多く就航する同州のクラーク国際空港では窓ガラスが割れ、建物の一部も損壊する被害が出たため、23日夕まで空港閉鎖となった。空港では停電も起きている。
 首都圏でも地震発生直後、高層ビルなどから人々が一斉に避難。大統領府でも政府高官らが建物外に退去した。軽量高架鉄道(LRT)と首都圏鉄道(MRT)も一時運転を見合わせた。このため駅付近などが大混雑し、帰宅客らに大きな影響が出ている。
 震源に近いサンバレス州スービックにあるさくら和食レストランのシェフの平野晃太郎さん(24)は「揺れに驚いて店外に避難した。幸い開店前で客はいなかったが、比人スタッフは初めて経験する大きな揺れにショックを受けている」と話した。店の棚から皿が数枚落ちて割れたという。
 マカティ市の高層コンドミニアム「ビーコン」では地震とともにエレベーターが止まった。40階から階段で外へ避難して来たアル・グイントさん(30)は「住民はみなパニックに陥っていた。私も財布や携帯さえ持たず、着の身着のまま降りて来た」と息を切らせながら話した。
 一方、ビーコン在住の日本人男性は「向かいの高層ビルが揺れているのが分かった」ため、いったん1階に降りたが「すぐに、もう安全と判断して部屋に戻った」と冷静に語った。
 マカティ市のビル22階に事務所を持つ比日本人商工会議所では、ちょうど会報の発送の準備をしていた時にゆっくりと大きな揺れがきた。藤井伸夫副会頭が、会報の山が崩れるのを見ていると「多くの比人があわててエレベーターに走っていった」という。(岡田薫)
まにら新聞
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