【アメリカ】「卵、牛乳なし」ビーガン食しか出さない保育園 健康な体は作れるのか?[08/18] at NEWS5PLUS
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1:しじみ ★
18/08/19 15:19:05.71 CAP_USER.net
■「卵、牛乳なし」は体によく、癌のリスクが減るとされるが栄養不足で子供の成長に支障が出る恐れも
ニュージャージー州ジャージーシティーにある保育園スカンジナビア・スクールは、1〜6歳の園児の給食にビーガン食しか出さない。ビーガンは、卵も乳製品も一切取らない完全菜食のこと。園児が食べるのはチキンナゲットやピザではなく、きのこのラザニアや味噌スープだ。
ここまで徹底できるのはすごいが、栄養は足りるのだろうか。
専門知識を持つ保護者や教師がしっかり目配りしない限り、ビーガンの子供は栄養不足に陥り、発育不良になりかねない。アメリカ小児科学会(AAP)のウェブサイトには「乳製品と卵なしに栄養バランスを取るのは非常に難しい」とある。栄養バランスが取れていても、ビーガンの子供は肉も食べる子供に比べて、やや小柄になりがちだ。
第1に、ビーガンの食生活はカロリー不足の傾向がある。ブリュッセル・フリーイェ大学などのグループが14年に行った研究によれば、ビーガンを実践している人の摂取カロリーは乳製品や卵を食べるベジタリアンよりも12%、肉食よりも20%少なかった。活動量の多い子供が十分にカロリーを取れないと、成長と発達の妨げになる。
もう1つの大きな問題はタンパク質。米国立衛生研究所(NIH)によれば、タンパク質は「細胞や器官の構造と機能と調整に欠かせない」ので、子供は十分な量を取ることが必要だ。
タンパク質を構成するアミノ酸の中でも、「必須アミノ酸」は私たちの生存に欠かせない物質だが、人体内では生成できない。肉や魚や卵には全ての必須アミノ酸が含まれるが、植物由来の食品の多くには完全に欠如しているか、含まれていてもごく微量だ。
ビタミンB12も重要だ。肉や乳製品、卵と違い、野菜や果物にはこのビタミンが豊富に含まれていない。そのためビーガンの子供はビタミンB12が不足しやすく、いずれ貧血や深刻な神経障害を引き起こしかねない。
米国臨床栄養学ジャーナルに掲載された論文によると、6歳までビタミンB12が不足気味だった子供は、10代に入ってから抽象的・論理的思考、空間認識能力、短期記憶に問題が生じる確率が高かった。また乳児の頃に著しくB12が不足していると、脳の成長不良や発達障害の引き金になるという。
■強制が裏目に出ることも
脳の成長に重要な鉄分と脂肪も、十分に摂取するのが難しい。植物性食品に含まれる鉄分は非ヘム鉄といい、肉や魚に含まれるヘム鉄よりも身体に吸収されにくい。鉄欠乏性貧血の子供は、長期にわたり知能や情緒の発達障害を負いかねないとする研究もある。
またビーガンの子供は脂肪も不足しがち。青魚などに多く含まれるオメガ3脂肪酸も、脳の発達には重要だ。
最後にカルシウムとビタミンD(アメリカ人はカルシウムの70%以上を乳製品から取る)。幼児期にカルシウムとビタミンDが不足すると骨密度が低下し、生涯の骨折リスクが高くなる。
前出の14年の研究によれば、ビーガンは肉食に比べ、カルシウム摂取量が40%少ない。さらに緑黄色野菜などに含まれるシュウ酸は、カルシウムの吸収を妨げるから厄介だ。
そもそも特定の食品を禁じること自体にも問題がある。子供が自分の意思でビーガンになるならいいが、強制されれば子供は禁断の食べ物に憧れ、親の目を盗んで(しかも大量に)食べるかもしれない。
07年にオランダ・マーストリヒト大学の研究者がこんな実験を行った。5〜6歳の子供の前に黄色い菓子が入った皿と赤い菓子の皿を置き、黄色い菓子は好きに食べていいが、赤は食べてはいけないと言い渡した。
その後、どちらも好きなだけ食べていいと言うと、赤い菓子を禁じられていた子供は赤い菓子を集中的に食べた。一方、どちらも好きに食べなさいと言われていた別の子供たちは、赤も黄色も同じくらい食べた。面白いことに、親が厳しく食事を制限している子供は、それほど厳しくない親の子供よりも菓子を多く食べた。
それも無理はない。糖質制限ダイエットの経験者なら分かるはずだ。ダイエットが終わって真っ先に手が伸びるのはドーナツ─それも1つでは済まない。
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