【話題】フランスとスペインが6カ月おきに「島」の領有権を譲渡し合っている理由とは?[02/01] at NEWS5PLUS
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1:しじみ ★
18/02/01 17:28:41.97 CAP_USER.net
県境や国境は非常に厳格に定められており、それが移動することなど戦争でも起こらない限り滅多にないと考えがちです。
しかし、日本では長野と静岡の県境で1年に1回、綱引きの結果によって県境を移動させるイベントがあり、
ドイツとルクセンブルクの間には両国が共同管理する水域が存在します。
そしてフランスとスペインの国境には、なんと6カ月おきに所有する国が変更される島があるといいます。
The island that switches countries every six months - BBC News
URLリンク(www.bbc.com)
2018年2月1日(金)、フランスは新たに3000平方メートル以上の領土を手に入れる予定です。
それと同時に、スペインはフランスが手に入れる領土と同じだけの領土を失うこととなり、
ちょうど6カ月後の2018年8月1日(水)に領土を回復します。
つまり、1年の間でフランスとスペインはほんの3000平方メートルほどの領土を回復したり失ったりしているわけですが、
両国はこの定期的な領土のやり取りを、なんと350年以上にもわたって続けているのです。
両国の間でやり取りが行われているのは、フランスとスペインの国境に流れ、
やがて大西洋に流れ込むビダソア川下流域にあるフェザント島。川の中に自然と作られた中州ですが、
ちょうどフランスで最も南西の街アンダイエと、
自治体の正式名称がバスク語で「防衛都市」を意味するスペインのイルン間にあるフェザント島は、
無人島であるものの頻繁に両国の会談が行われてきた島でもあります。
フェザント島は同じ小島であってもモン・サン=ミシェルのように観光地化された場所ではなく、
基本的に人間の立ち入りが禁止されています。
そのため現地住民からもほとんど顧みられることがないとのこと。
しかし、フェザント島はきちんと護岸整備され、生い茂る木々の管理や草刈りも行われているため、
放棄された島という印象はまったくありません。
それもそのはず、この島はフランスとスペインにとって平和を象徴する島でもあるからです。
1659年、ヨーロッパに甚大な被害をもたらした三十年戦争が終わりましたが、
三十年戦争の終結をもたらしたピレネー条約の締結が行われたのがこのフェザント島。
条約締結後、3カ月にわたって講和を模索したこのフェザント島を、
スペインとフランスの共同管理下に置くことが決定されました。
かつては両国からこの島まで、木橋が延びていたとのこと。
以来350年以上の長きにわたり、両国はアンダイエとイルンにフェザント島を共同管理させ、
1年に1度はボートで島に乗り込んで草木の刈り取りを行っているとのこと。
フェザント島付近ではビダソア川が非常に浅いため、まれにスペイン側からキャンパーたちが乗り込んでくるそうですが、
スペインの警察は彼ら違法なキャンパーたちを追い払う業務も請け負っているそうです。
ピレネー山脈からの雪解け水によってフェザント島は次第にその面積を失い、
現在ではかつての半分ほどの面積しかありません。
島には「歴史的に重要である」点以外に資源的価値がないため、
両国とも軍事的に島を防衛する予算を出すことには消極的。
しかし、 かつては「フランスとスペイン間の行き来に便利なこの島が、亡命に使われるのではないか」と言う懸念から、
100メートルごとに歩哨を立てて警戒に当たっていたとのこと。
以前は「現在どちらの国が領有しているのかを示す旗を立てる」等のイベントを考えたこともあったそうですが、
2018年は何もする予定はなし。近隣住民でも島の由来を知っているのは高齢者のみという有様です。
アンダイエとイルンは現在、ビダソア川流域の漁業権やフランスの旅行会社がバスク湾に誘致する保養地に関して頻繁に会合を開いていますが、
少なくともフェザント島の受け渡しについては前例通り粛々と遂行される見通しとなっています。
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