【ゲーム】「Fate/Grand Order」のガチャは、なぜ“よく回る”のか? マスターの1人として考えてみた[07/14]
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1:しじみ ★
18/07/18 04:28:08.90 CAP_USER.net
「Fate/Grand Order」(FGO)というスマートフォンゲームが、開発元のディライトワークス、
発売元のアニプレックスに莫大な利益をもたらしています。FGOは2015年に日本国内で配信がスタートし、
18年7月現在、1300万ダウンロードを突破するほどのヒット作に成長。
ディライトワークスの16年8月〜17年7月の純利益は45億9000万円(前年比3倍)、
アニプレックスの17年4月〜18年3月の純利益は345億円(同2倍)と大幅な増益でした。
筆者の私も、FGOを楽しんでいるマスター(プレイヤー)の1人。自分が“割った”聖晶石(課金アイテムを使用)が、
この数字の一部になっているのだと思うと、感慨深いものがありますね、ええ……。
FGOでは、希少なキャラクターを入手するために有料ガチャを利用する必要がありますが、
それは他のスマホゲームでも同じはず。なぜ、FGOのガチャは多くのマスターを魅了しているのでしょうか。
普段は企業の決算業績を紹介している「NOKIZAL決算ピックアップ」ですが、
今回は番外編。新規事業やサービスの立ち上げを経験してきた筆者が、
マスターの1人としてFGOのガチャはなぜ“よく回る”のかを考察します。
■無料で十分楽しめるのに“よく回る”FGOのガチャ
FGOは、ゲームブランド「TYPE-MOON」の作品「Fate/stay night」(2004年発売)を基にしたスマホゲームです。
プレイヤーは、歴史上の偉人や神話の登場人物といった「英霊」をサーヴァントとして従え、世界を旅します。
そんな200種類以上いるサーヴァントの中には、有料ガチャでしか入手できないキャラもいます。
ガチャというと「プレイヤーの射幸心を煽る」というイメージを抱きますが、FGOの場合は、多少の演出などはあるものの、
そこまで強烈ではありません。
具体的には
(1)ランキング制やギルド戦のように、他のプレイヤーと競い合う機会がさほどなく、
昔ながらのRPGのように基本的には1人で一本道のストーリーを進めていくゲーム設計になっている、
(2)聖晶石を購入すれば、希少なサーヴァントを入手したり、待ち時間を短縮したりできるが、
そこまで影響が大きいわけではなく、無料の「配布サーヴァント」や、多少の待ち時間を我慢すれば楽しめる
―といった点が挙げられます。
これらには、Fateシリーズの生みの親で、FGOのシナリオを担当している奈須きのこ氏がリリース当初に掲げていた、
「100万人に届くFate」という開発コンセプトが反映されているのかもしれません。
それなのに、言ってしまえば“イラスト”欲しさにガチャを回すプレイヤーが
(全体の比率は少なくとも)絶対数としてたくさんいるのはなぜでしょうか。
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