【福岡】組み体操の代わりに「日本剣道形」　福岡市の中学校３年男子、体育祭で披露[05/29]

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1:のっぺらー ★
17/05/29 12:32:45.01 CAP_USER.net
福岡市城南区の城南中（小原隆夫校長、生徒数８０１人）３年の男子生徒約１４０人は６月４日の体育祭で、
流派を超えた剣道の基本形とされる「日本剣道形」を披露する。
従来の演目は組み体操だったが、全国で転倒事故が相次ぎ、今年から変更した。
生徒の多くは剣道未経験だが、体育の授業や昼休みの自主練習など、本番に向けた稽古に熱が入る。
「ヤー」「トー」－。
２６日、校庭で行われた合同練習。生徒たちは掛け声とともに木刀を振った。
足の踏み出し方に戸惑う生徒に経験者が助言する場面も。
剣道部の森北陽一朗副部長（１４）は「息を合わせるのは難しいけど、お手本になりたい」と力を込めた。
日本剣道形は、１９１２（大正元）年、数百の流派と数千の技が混在する中、
各流派の極意を太刀７本、小太刀３本の形に集約。
２人一組で、先に仕掛ける「打太刀」と、打ち返す「仕太刀」の演武を行う。
礼法や呼吸、間合いの習得につながり、剣道教育の指針となった。
剣道の昇段審査の必須科目でもある。
城南中３年男子の団体演目は昨年まで組み体操だったが、
市教委は昨年４月、全市立校にピラミッドとタワーの組み体操禁止を通知した。
体育教諭の中山浩二さん（５７）が「１人の失敗が全体の失敗でもあり、全員の真剣さが求められる」と、
代替案として日本剣道形を提案した。
体育祭では剣道三段の審査と同じ太刀７本の形に挑む。
小原校長は「難易度は高いが大きな見せ場。集団の一体感を味わってほしい」。
中山教諭は「白い歯一つ見せず真剣な姿で終始行う」「一つひとつの技を大きく伸びのびと行う」などの
「七カ条」をしたためた紙を全員に配布し、５月の連休明けから本格的に指導している。
剣道経験は武道の授業のみという男子生徒（１４）は
「相手との間合いの取り方が難しいけど、タイミングがあったときは最高に楽しい。
　残り１週間、練習を頑張りたい」と笑顔を見せた。
体育祭全体のプログラムの７番目に約１０分間予定し、開始は午前１１時前後になる見通し。
写真：２人一組で向き合い木刀を構える生徒たち
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以下ソース：西日本新聞　2017年05月29日 06時00分
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