【埼玉】「トルコの政治が嫌で差別され逃れて来た」 在日クルド人1300人が生活、埼玉「ワラビスタン」 学び伝え地域に馴染む[01/24] at FEMNEWSPLUS
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1:坊主 ★
17/01/24 23:18:11.19 CAP_USER.net
ゴミ拾いをしながら安全パトロールするクルド人ら=埼玉県川口市で、棚部秀行撮影
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チョラク・ワッカスさん(左)と話す釈徹宗さん=埼玉県川口市で、棚部秀行撮影
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 埼玉県の蕨(わらび)、川口両市一帯には推計1300人が暮らすというクルド人の大きなコミュニティーがある。なぜこの地域にクルド人が多く居住しているのか、どのような思いで日本での生活を送っているのか。クルディスタン(クルド人居住地域)と蕨を合わせた造語で「ワラビスタン」とも呼ばれるコミュニティーを、宗教学者の釈徹宗(しゃくてっしゅう)さんと訪ねた。【棚部秀行】
 「お父さんとお母さんは?」。川口市内の大型ショッピングセンター。ゲームコーナーで遊んでいた6、7歳のクルド人の子供2人に、ユージェル・マヒルジャンさん(26)が話しかける。辺りに大人らしき姿はない。コーナー内で時間をつぶしていた親族のところまで一緒に行き、2、3言、談笑して別れた。
パトロールに路上ゴミ拾い
 毎週日曜の夕方、JR蕨駅前の繁華街で、クルド人と日本人の有志約10人が地元警察と合同で安全パトロールを行っている。この日は年末ということもあり、少し離れたショッピングセンターまで足を延ばした。「たむろしないで」「どこ行くの?」。おそろいのオレンジのヤッケ姿、ゴミ拾いをしながら、すれ違うクルド人、路上に集まったクルド人に気軽に声をかける。
 一昨年秋からボランティアで始めたパトロールには、クルド人側の地域社会との融和の願いがこもっている。ユージェルさんは「クルド人全員が日本のルールを分かっているわけではない。地域との関係を良くしたい」と話した。
 埼玉南部の蕨、川口一帯は、都心から電車で30分ほどのベッドタウンだ。1990年代から増加したイラン人と共に、イラン系クルド人が暮らすようになったといわれる。聞けば現在日本に約2000人とされるクルド人の7割弱が集中。今は大半がトルコ系で、ほとんどの男性は建設・土木現場で働く。2世にあたる約130人の子供が地元の学校に通っているという。
 「住んでいて困ることはありますか」。クルド人が集う川口市のケバブ料理店で、釈さんが日本クルド文化協会事務局長、チョラク・ワッカスさん(35)に尋ねた。「子供を学校に入れるのにも手続きが煩雑です。仕事も少なく、健康保険を持てない人もいます」。チョラクさんは流ちょうな日本語で仲間たちの境遇を語る。「ここにいるのはトルコの政治が嫌で、差別されて逃れて来た人たち。ほとんどの人は、いつか自分たちの国に戻り、暮らしたいと願っています」
新年の祭りで踊りつながる
 来日8年。大学で言語学を学んだチョラクさんは、協会の活動として日本語とクルド語の辞書作りを進めている。パトロールのほか、料理・語学教室、フットサル大会にも携わる。「日本人にクルドを知ってもらいたい。こちらのクルド人にもクルド文化を継承したいし、地域との交流で日本の文化を学んでほしい」。活動対象は、日本人とクルド人の両方に向かっている。
 チョラクさんは釈さんに、在日クルド人の宗教意識はあまり高くないと説明した。ただ毎年3月に「ネウロズ」という新年の祭りがある。女性たちは華やかな民族衣装に身を包み、男女ともにクルドの音楽にあわせて踊る。蕨市民公園で開くネウロズには、日本人も合わせ1500人が集うという。この祭りがクルドの大きな精神的、文化的な支柱になっているのが伝わる。
 「日本から自分たちの民族を応援したい」。チョラクさんは力を込めた。中東から遠く離れた日本に暮らすクルド人は、移民・難民の問題、そして中東の問題が身近にあることを教えてくれる。
クルド人
 トルコ、イラク、イラン、シリアの四つの国に居住地域が分断され、「国家を持たない世界最大の民族」と呼ばれる。それぞれの国で政治的弾圧を受けたり、経済的に不安定な立場に追いやられたりするため、他国に逃れる人が多い。国連の難民指定を受ける。クルド人に関わらず、日本では難民認定を申請してもほとんどが認められていない。チョラクさんは日本の法に理解を示しつつ「実情に合わせた柔軟な形を探ってほしい」と話す。
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