【FIRE】FIREの第一歩 月1万円でも多く稼ぐ覚悟 [田杉山脈★] at BIZPLUS
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1:田杉山脈 ★
21/08/09 17:11:20.38 CAP_USER.net
今月は、今話題となっているFIREムーブメントについて取り上げています。FIREとはFinancial Independence, Retire Earlyの略。経済的な独立を果たし、早期リタイアを目指すという考え方ですが、かなり難易度の高いチャレンジにみえます。この経済的な独立ですが、その第一歩は「資産運用」ではありません。
「FIRE=運用テクニック」は誤解
FIREというと、資産運用のテクニックに注目が集まります。よく、不動産投資、頻繁な株式の売買、暗号資産のトレードで「億」の資産を稼いだ人の武勇伝などが披露されます。日本では特に「億り人」という言葉のイメージと「25年分の資産形成(年400万円なら1億円)」が符合することもあってか、FIREというと投資指南本の枕ことばとして使われる傾向もあるようです。
しかし、米国のFIRE本をいくつか読んでみると、むしろ「仕事をしっかりやること」にページが割かれています。
実はFIREを実直に実践しようとしたとき、マネープランの王道である「年収をもっと増やす」というパートを抜きに語ることはできません。FIREへの取り組みの第一歩は「資産運用」ではなく「キャリアアップ」なのです。
能力を高め、どこまで稼げるか冷静に見極める
あなたの能力と、会社があなたに示す年収はバランスが取れているでしょうか。時々、自問自答してほしい質問です。
今の会社でもし年収を高めたいなら何が必要かを考えることがFIREへのチャレンジ最初のステップです。自分に欠けているものは何か見極め、ビジネススキルを高めることで年収増を目指します。
そして、自社の人事評価制度や処遇の仕組みの中でどのようなキャリアモデルが描けそうか分析してみます。この会社で働き続けたら自分は何歳くらいまでにいくら稼げるようになるのか、現実的な未来予想図を描いてみます。
もし、あなたの能力が高まっても会社の年収アップが伴わないなら、人事制度改革を待つことは時間のムダです(特に早期リタイアを目指している人にとって「時は金なり」です)。自分の能力が十分にあって、それを他の会社がもっと高く評価してくれるなら、転職も視野に入れてキャリアアップを目指します。
ごく普通のお金の話のようですが、実はそれこそがFIREの基本なのです。
働きがいと年収をてんびんにかける
ところで、早期にキャリア形成を図るにあたって、重要となる論点がひとつあります。それは「働きがい」と「年収」のどちらを取るのか、という問題です。
仕事は楽しいが(人間関係も居心地が良いが)、年収は低い、という職場はしばしばあります。転職アプリでリサーチしたら自分のスキルなら年収がもっと増やせるかもしれないと分かることもあります。このとき、あえて飛び出すべきかは難問です。
しかし「自分の能力をお金に換えている」と考えるなら、働きがいより高年収を選んでみることをお勧めします。あなたが仕事でお金を稼ぐことのできる時間は有限です。体力や精神力にもいつかは衰えがきます。
しかも早期リタイアを目指すということは働く時間を短く設定するわけですから、稼げるうちによりたくさん稼ぐことが必要です。低い年収のまま働くことはある意味「自分の能力の安売り」になります。
そして、高年収をきちんと払ってくれる会社はしばしば、仕事の内容も充実していたり、職場の人間関係も良好だったりします。働きがいと年収はてんびんにかけるものではなく、両取りを目指してもいいものなのです。
高年収の獲得は、運用利回り向上よりも優先課題
さて、FIREの第一歩としてキャリアアップを説明してきました。来週はいかに多くためるか、という話をしますが、貯蓄「率」が同程度であったとすれば、高年収であったほうが貯蓄「額」は多くなります。
仮に年収の50%をためるという高い目標を設定したとしても、年収400万円より年収800万円のほうがFIREへの近道なのは明らかです。さらに高年収のほうが日常生活にも一定のコストを回せます。年収400万円の人が毎年200万円の資産形成をするのはとても立派なことですが、日常生活費はかなり抑えたものとなります。
自分の能力をしっかり評価してくれる会社へ移ることで、年収800万円になったとすれば、同じ貯蓄率で年400万円と2倍ためられるだけではなく、生活費に回す費用も2倍近くまで増やせます(税率の関係で純粋な2倍にはならない)。
毎年確実に200万円を運用で稼げるとは限りません。しかし年収をアップさせてそこから確実にためられる体質をつくっておけば資産形成は確実に進展します。
夢の早期リタイアを目指すFIRE、その第一歩はキャリアアップという当たり前に取り組むべきお金の基本なのです。
URLリンク(www.nikkei.com)


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