【EV】テスラのトレーラー、充電に4000戸分の電力必要 at BIZPLUS
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1:ノチラ ★
17/12/08 19:58:56.20 CAP_USER.net
米テスラがこのほど発表した初の電気だけで走る大型トレーラーは、充電に最大4000戸分の住宅が使うのと同量の電力が必要になるという─。
 これは、エネルギー関係を手がける欧州のコンサルティング会社、オーロラ・エナジー・リサーチがこのほど調査して弾き出した推計で、テスラが2019年から出荷を開始する予定の大型EV(電気自動車)プロジェクトの実現可能性に疑問を投げ掛ける格好となった 。
 テスラは11月16日にEVの大型トレーラー「セミ」を発表した。そして、同社が新たに開発する充電設備「メガチャージャー」を利用すれば、わずか30分間の充電で400マイル(約640km)の走行が可能だとしていた。
30分で充電するには1600キロワットの電力が必要
 英オックスフォード大学の教授らが2013年に設立したオーロラ・エナジー・リサーチの最高経営責任者(CEO)を務めるジョン・フェダーセン氏の推計によれば、メガチャージャーなるものを使ってセミに30分で充電するには1600キロワットの電力が必要になるという。
 同氏は、これは3000〜4000戸に上る“平均的な住宅”が30分間に使う電力量に匹敵し、テスラが現在EV乗用車向けに展開している充電設備「スーパーチャージャー」の10倍の出力が必要になるとも指摘した。
 テスラはこの調査結果に対するコメントを控えた。
 テスラのイーロン・マスクCEOは以前、メガチャージャーには太陽光発電を利用する計画だと明らかにしていたが、日照量が少ない場合に備えて電力系統にも接続するかどうかについてはまだ明らかにしていない。
 テスラの現在の充電設備スーパーチャージャーの多くは、電力の一部を再生可能エネルギーによって生み出している。また、同社は電力系統への負担を減らすため、蓄電池を利用する可能性についても実験的な取り組みを進めている。
 テスラは、メガチャージャーの設置をいつから始めるかは明らかにしていない。
フェダーセン氏は11月にロンドンで開かれた会議で、EVを充電する需要を満たすには送電網のインフラ整備をどのように進めるべきかもっと活発に議論する必要があると考えていたことから、今回、テスラのEVトレーラーが充電に必要とする電力量を一例に挙げたのだった。
 「これほどの電力需要を電力システムに組み入れていくには、賢いやり方と非常にそうでないやり方とがある。いずれにしても、今後、道路を走る自動車がすべてEVになっていくことを考えれば、極めて大規模な新しい電力インフラが必要になっていくということだ」(フェダーセン氏)
 電池技術の他の専門家たちも、大型トレーラーを30分で充電するには現在の技術を超える革新的な技術が必要になると指摘する。
 例えば米コンサルティング会社、ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスの先進交通部門の責任者、コリン・マッケラチャー氏は、「今ある最速の充電設備でも最大出力は450キロワットだ。従ってテスラが目指している充電スピードをどうやって実現させるのかは現時点ではまだ不明だ」としたうえで、こう続けた。
 「1つのやり方としては、充電する電池を細かく区分けして、それぞれの区分ごとに同時に充電していくという方法があるかもしれない。ただ、これには追加のコストがかかるうえ、今のところ充電設備でこれだけの(1600キロワットというような)大規模な出力を実現させた例はない」と述べた。
英国ではEV普及で電力需要の拡大は原発6カ所分になるとも
 英国の電力系統を管理する送電会社ナショナル・グリッドは、最も極端なシナリオとして、EVは2050年までに英国のピーク電力需要をさらに最大18ギガワット(ギガは10億)押し上げる可能性があると推定している。
 これは、英南西部に現在、建設中のヒンクリーポイント原子力発電所の発電能力のおよそ6倍に相当する。
 業界関係者は、EVへの充電を電力需要がピーク時間帯を避けて、勤務時間後など電力供給に余裕がある時間帯にEVの電池に充電をする「賢い充電(スマートチャージャー)」という発想を取り入れることで、電気系統への負担軽減を図れるとみている。
URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)
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