【大阪】梅田地下街、初の全体像をCGで再現...浸水対策に活用 - 大阪市大 [14/08/19]
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14/08/19 15:49:25.83 0
大阪・梅田地下街:初の全体像 高低差7m、CGで再現
【毎日新聞】 2014/08/19 15:00
五つの地下街がつながって迷宮のように複雑な大阪・梅田の地下街の浸水対策に役立てようと、
大阪市立大工学部の谷口与史也(よしや)教授らが、立体構造をコンピューターで再現した。梅田の地下街には
全体像を把握できる図面がなく、今回初めて最大約7メートルの高低差があると分かったという。東京や
名古屋といった同様の地下街にもこうしたデータはない。近年のゲリラ豪雨の増加などに備え統一的な
浸水対策が検討され始めており、専門家も活用に期待している。
■大阪市大教授「浸水対策に」
梅田の地下街は、現在のJR大阪駅南側に1942年、大阪市が管理する大阪駅前地下道(広さ約5700平方メートル)が
できたのが始まり。その後、別の地下街や地下鉄駅、ビルの地階などが次々に連結した。今ではビル地下や
地下鉄部分を除く五つの地下街だけで東西約1.1キロ、南北約1.1キロ、広さ約12万6000平方メートルに。だが、
各地下街は個別に管理され、全体像を正確に把握する図面はない。
一方、大阪府の想定では、南海トラフ巨大地震の約2時間後に最大2メートルの津波が梅田を襲う可能性があると
される。しかし、地下街への浸水による人的被害の想定はなく、避難計画も各管理者に任されているのが
実情だ。
谷口教授らは、各管理会社などから設計図を借り、実際に地下街の出入り口の高さなども測量。約2年がかりで
五つの地下街の立体構造をコンピューターで再現した。その結果、連結された五つの地下街のうち、
JR大阪駅周辺が比較的浅い位置にあり、最も深いJR北新地駅周辺との高低差は約7メートルだったことが
判明した。浸水した水が流れる方向も予測できるという。
大阪府、市や地下街の管理会社などは近年のゲリラ豪雨増加などに備えて「市地下空間浸水対策協議会」を
設立し、今年度中に統一した避難計画を作る方針だ。事務局の市危機管理室は「高低差は把握していなかった。
浸水対策の参考になると思う」と話している。【吉田卓矢】
兵庫県立大の室崎益輝・防災教育センター長(防災計画)の話 つながった地下街の防災対策は、全体を一体的に
考える必要がある。高低差などを含めた地下街の全体像が視覚的に分かるデータは、浸水時の水の流れが
把握しやすいなど、大変役立つ。
■東京「連携盲点」
(以下略)
ソース: URLリンク(mainichi.jp)
プレスリリース:
URLリンク(www.osaka-cu.ac.jp) | 大阪市立大学
URLリンク(www.osaka-cu.ac.jp)
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