孤独のグルメ 第22話 ..
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778:愛蔵版名無しさん
08/11/07 19:58:36
孤独のグルメSS「大山店長VSコロボックル」

大山店長は山へ山菜採りに来ていた。紅葉の季節を迎えた山々の景色の美しさは大山店長の荒んだ心を癒やしてくれた
そしてワラビ、ぜんまいなど様々な山菜を採っていく。大山店長は思った。全く山って奴は自然の生んだ食材の宝庫だ、と。我々はもっと常日頃から自然に感謝しなくてはならない、と
大方、山菜も取り付くし日も暮れて来たのでそろそろ帰ろうとすると、蕗の葉の影で何か小動物のようなものが動いた。覗いてみると、葉の影から小人が飛び出してきた
コロボックル「キャッ!」
大山店長「ヤヤ!」
突然の出来事に驚いた大山店長はコロボックルに正拳を繰り出した。正拳突きがコロボックルの顔面にクリーンヒットしたものの、まるで柳の枝に正拳を打ったが如く全く手応えがない
大山店長「だッ!」
今度は大山店長はコロボックルに中段前蹴りをお見舞いした。しかし、これもコロボックルには効いていない。コロボックルは蹴りの風圧で宙に舞い上がった
コロボックル「キャーキャー!」
やがてコロボックルは友達を連れてきた。そして大山店長を中心に踊り始めた
大山店長「くわッ!?ハァアー!!」
大山店長はコロボックルたちの踊りに取り乱して狂喜乱舞し、回転しながら滅茶苦茶に正拳や蹴りを打ちまくった。だが悲しいかな、コロボックルにはまったく効いていない
大山店長「ぐわッ!」
そして大山店長は転倒して石に頭を強く打ちつけた
大山店長「グッ…グッ…がぁ〜〜ッ!!」
大山店長は地面に寝そべりながらも手足をバタバタ動かしてコロボックルを攻撃した。しかし、そんな攻撃が通用する訳もなく、逆にコロボックルはその大山店長の醜態を見て楽しんでさえいる
コロボックル「キャキャ!」
大山店長「ハアハア…うわぁーーーッ!」
大山店長は何を思ったか、いきなり自分の両手にガソリンをかけライターで火を付けた。大山店長の両手は炎に包まれた。そして炎の正拳突きをコロボックル目掛けて繰り出した
コロボックル「キャ〜〜!」
コロボックルたちは逃げていった。満身創痍で勝利を勝ち取った大山店長。その心には秋の空に吹く風のような清々しさが広がっていた

〜完〜


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