【LRS】シンジとレイ ..
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219:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/06/04 12:10:42
「…ふぅ。洗濯終わりっと」
私は家事を一段落させると夫の仕事部屋の片付けをしようと書斎のドアを開ける。シンジさんは小説家として仕事を始め、今ではそれなりに有名になった。今日も編集の方と打ち合わせに外へ出掛けている。

「まただわ。散らかしっぱなし…」
私は資料など重要そうな物を捨てない様に気をつけ、簡単に掃き掃除と拭き掃除、後はごみ箱を…

「あら?何かしら」

ごみ箱の中に丸められた原稿用紙が…捨ててあるとは思うが万が一を考えて拾いあげる。次回作の下書きかしら…多少興味に駆られ私は内容に目を通した。

「やだぁ…シンジさんったら…」

内容は「綾波レイ」という女性が一人の男に変態的な行為をされている内容だ…主に明るい文章を書くシンジさんの作品とは真逆の内容…わざわざ私の旧姓や名前で…こんな恥ずかしい小説を書くなんて…

「何してるの?レイ」

顔を真っ赤にして原稿を読んでる私の後ろで突然声が響く。私は身体をビクリと震わせ後ろを振り向く。

「シ、シンジさん…あの…ごめんなさい。掃除をしようと思って…」
「で?手に持ってる『それ』は?」

シンジさんの優しげな声に私は答えを模索していた。
【続く】


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